犬が人間用のピーナッツバターを食べたとしても大丈夫でしょうか？犬がピーナッツバターを少量食べるのは大丈夫ですが、高カロリーで体に悪いので食べ過ぎはダメです。この記事では犬とピーナッツバターについて、与える際の注意点や手作りおやつについて解説します。
この記事の目次
目次を閉じる犬はピーナッツバターを食べられる？犬用おやつの作り方も紹介！
朝食にパンを食べる方の割合がお米を食べる方よりも多いそうですが、皆さんはどちらでしょうか。
焼いたトーストに塗るバターやジャムなども何種類か取り揃えて、日替わりでいただくのも楽しいものですね。
中でもピーナッツバターをお好みの方は、一度食べてから風味と香りに魅せられて食卓には欠かせない一品になったと言います。
このピーナッツバター、犬が食べられる物なのでしょうか？
バターと聞くとちょっと与えたくないと思ってしまいますでしょう。
ところが、ピーナッツバターは犬が食べても大丈夫な食品なんです。
今回の「MOFFME」では犬にピーナッツバターを安全に与える方法を中心にお伝えしましょう。
- ピーナッツバターを与えるメリットなど
- 上手な与え方や量、頻度を検証
- 与える際に注意したいことを2点
是非、お読みください。
またMOFFMEでは、「ペット保険のランキング」についても詳しく解説しておりますので、そちらもぜひご覧ください！
犬はピーナッツバターを食べられる！与えるメリットも解説！
ピーナッツバターは、ピーナッツを細かくしてつぶして練って作られた食品です。
- ピーナッツ自体もピーナッツバターも食べられる
- ピーナッツを与えるメリットはある？
- ピーナッツ以外に与えられるナッツ
犬はピーナッツバターもピーナッツ自体も食べられる！
犬にピーナツバターを与えるメリットはある？
ピーナッツは鞘に包まれていますね。カプセルの中のお薬のように、小さな粒の中には五大栄養素がまんべんなく配分されています。
アンチエイジング効果が抜群なので、わんちゃんの健康と長寿におおいに期待出来る食品なのですね。
まずピーナッツの成分の半分をも占める油脂は、コレステロールを含んでいません。
主にリノール酸とオレイン酸で血液をサラサラにして動脈硬化や脳梗塞を防いでくれます。
ピーナッツのたんぱく質は、神経を落ち着かせるトリプトファン、代謝を促進し若さを保つアスパラギン酸、肌のハリや睡眠の質を改善するグリシンなどのアミノ酸です。
ビタミンも豊富で、主にビタミンE、ビタミンB1、ビタミンB3などは、抗酸化作用があり細胞の老化を遅らせます。
免疫機能を高めて皮膚の活性化や傷口の回復を促進しますから、わんちゃんの皮膚トラブルや被毛の艶に効果がありそうです。
血液バランスや身体の機能を整えるミネラルも豊富です。
ただしマグネシウムとカリウムが多いので、尿路結石や腎臓病を持ったわんちゃんには控えた方がいいですね。
補足：犬が食べても大丈夫なナッツ類とは？
ピーナッツは落花生という豆類で、畑で生産され収穫されます。
油脂が多いのでナッツと呼ばれますが、他のナッツ類は木の実ですね。
ナッツはお酒のおつまみとしても気軽に食べられていますから、わんちゃんに食べられるナッツを知っておくことも必要です。
犬が大丈夫なナッツ
- クルミ
- アーモンド
- ピスタチオ
- カシューナッツ
アーモンドはピーナッツよりもカロリーが高いので栄養補給にはとても良いのですが、食べ過ぎると肥満の原因にもなります。
消化が悪いので下痢や嘔吐など消化不良にも要注意です。食べやすいようにつぶしたり砕くなどして少量を与えましょう。
犬に危険なナッツ
- マカダミアンナッツ
- ビターアーモンド
マカダミアンナッツは、嘔吐や運動失調、腹痛、発熱などの中毒を起こす危険があります。
中毒を起こす成分は特定されておらず、食べた犬の中毒の報告が多いとのことです。
チョコレートやクッキーなどのお菓子類に入っていてとても美味しいマカダミアンナッツですが、犬には厳禁ということを忘れないでくださいね。
犬にピーナッツバターはどうやって与える？
わんちゃんは、飼い主が食べた後のアイスやヨーグルトなどのカップを舐めることが大好きですよね。
舐めている時の嬉しそうな表情が見たくて、良くないと思いつつ飼い主さんもついつい与えることになってしまいます。
ピーナッツバターが犬の身体に良くメリットがあるとなれば、安心して与えられますね。
でも忘れてならないには、カロリーがとても高いということです。
次に与える際の要領をお伝えします。
- ピーナッツバターの与え方と、適切な量と頻度
- ピーナッツバターを使ったおやつレシピの紹介
犬のピーナッツバターの上手な与え方は？適切な頻度・量も解説
ピーナッツバターは100g当たり640kcalです。バナナの3倍のカロリーにもなりとても高いですね。
例えば5キロの成犬の一日に必要なカロリーは374kcalです。おやつは主食の10％～20％のカロリーとなります。
とすれば、ピーナッツバターは5ｇ～11ｇで、小さじにすると１～2杯を舐めさせるぐらいが適量となります。
たったそれだけと思われますか？それでもわんちゃんはピーナッツバターの香りや風味に喜んで舐めてくれるでしょう。
お利口にお留守番できた時や、飼い主との約束を守って吠えるのを我慢した時など、特別な時に舐めさせてあげるといいでしょう。
コングという犬の玩具があり、中にペースト状のピーナッツバターを詰めて、犬に与えます。少量で長時間、舐めて遊んでくれるのでおすすめです。
ピーナッツバターを使ったクッキー等の犬用おやつのレシピを紹介
ペットショップで見かけるピーナッツバタークッキーは、外国製が多く添加物などがちょっぴり気になりますね。
安全に食べさせるには、手作りが一番です。
簡単に出来るピーナッツバタークッキーのレシピをご紹介します。
①わんちゃんのピーナッツバタークッキー
材料
- 全粒粉100g
- 薄力粉100g
- ピーナッツバター（無塩無糖）
- 水1/2カップ
作り方
- ボウルに水と材料を入れて混ぜ合わせる
- こねてしっとりとまとまってきたら落ち着かせる
- 板台やまな板の上に打ち粉をして５㎜の厚さに広げて伸ばす
- クッキー型でくり抜く
- オーブンのバットにオーブンペーパーをひいて④を並べる
- 180度で20分焼き、かりっと焼きあがれば完成！
カリっと焼くと冷蔵庫で保存して一週間近く持ちますよ。
②さつまいもとピーナッツバターのわんちゃんクッキー
材料
- さつまいも(中)2本
- 米粉40g
- ピーナッツバター
- ココナッツオイル大さじ1
- 卵半分
作り方
- 蒸してあるさつまいもの皮をむいてほぐす
- さつまいもと米粉、ピーナッツバター、ココナッツオイルを入れて混ぜる
- 卵半分を入れて、さらに混ぜてこねる
- まな板に打ち粉をして棒状にする
- ラップで包んで冷蔵庫で30分保存する
- 包丁で7㎜程度に切ってバットに並べる
- オープンに入れて15分焼いて完成！
さつまいもの甘さとピーナッツバターがマッチして、わんちゃんが大喜びのクッキーです。
犬にピーナッツバターを与える際の2つの注意点を徹底解説！
ピーナッツバターには砂糖や塩を加えた加糖な物と、加えていない無糖な物があります。好みによってちょっと甘いピーナッツバターが美味しいと言う方もいますものね。
わんちゃんには、容器に記載された成分を確認して無糖で無塩、無添加なバターピーナッツを選びましょう。
その他に与える際の注意点を２つお伝えします。
- 初めて与える時には、下痢などのアレルギー症状が出ていないかを確認する
- 高カロリーなので食べ過ぎにはくれぐれも注意、少量を与えるようにする
①：初めて与える際は、念の為下痢等のアレルギー症状に注意！
初めて食べさせる時には、ピーナッツアレルギーに注意してくださいね。犬にはほとんどないと言われますが、万が一ということもあります。
ピーナッツアレルギーの症状としては下痢、発疹や痒み、目の充血などがあり、酷くなると呼吸困難からアナフィラキシーを起こすこともあります。
指にほんの少しつけて香りを嗅がせ、舐めさせる程度から始めてください。体調に変化がなく犬が好みそうであれば、引き続き食べさせても大丈夫です。
②：食べ過ぎ危険！高カロリーなので与えるのは少量に！
高カロリーなので食べ過ぎは厳禁、肥満や病気に繋がります。わんちゃんの体格に合わせた適切な量を守って与えましょう。
市販のピーナッツバターには砂糖や水あめなどの糖分を加えている物もあり、想定以上にカロリーが高くなっている物もあります。
わんちゃんに与えるピーナッツバターは、無塩無糖で無添加な物にしてくださいね。
混合してしまう物では、乳糖やクリームを加えたピーナッツクリームがありますが、糖分が多過ぎるので与えてはいけません。
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まとめ：犬がピーナッツバターを食べられる！
今回はピーナッツバターを犬に与えるメリットと注意点をお伝えしました。
まとめてみます。
- ピーナッツは犬に中毒になる成分は含まれておらず安全に与えられる
- ピーナッツバターはペースト状になっているので犬も食べやすい
- 5大栄養素がまんべんなく入っていて、健康や美容、アンチエイジング効果が抜群
- カロリーが高いので、食べ過ぎに注意し適切な量を与える
- 稀にピーナッツバターアレルギーもあるので、初めて与える時は注意する
昔は、ピーナッツバターやドッグフードを入れるコングという玩具は外国製が多かったです。
ペットショップで初めて見かけた時には、ピーナッツバターなんて犬にいいのかな？と疑問に思ったものですが、今では国産で犬用の物も多くなりました。
わんちゃんと一緒に、ピーナッツバターでアンチエイジングを手に入れましょう。
MOFFMEでは、他にも様々なペットや保険に関する記事を多数公開しておりますので、そいらもぜひご覧ください！
