犬が人間用のジュースを飲むのは大丈夫でしょうか?マスカットやみかん等から作られる果汁100%ジュースは美味しいですが、高カロリーで健康に悪いため、犬に与えるのは危険です。また犬のジュースの誤飲の対処法も気になりますよね。この記事では犬とジュースを解説します。
この記事の目次
目次を閉じる犬は人間用のジュースが好き?犬用ジュースの作り方も解説!
おやつのお供や疲れた時にジュースを飲んでいると、犬も「欲しい!」という熱い視線を送ってきたり、ジュースが入っているコップを少し舐めたりすことはないでしょうか?
実は人間用のジュースは犬にとって中毒や病気等に繋がる成分がたくさん入っていることが多いです。
そのため、ジュースは人間に問題がなくても、犬にとっては危険性の高い飲み物である可能性もあります。
しかし、水分を取らない犬だったり、歯が弱い犬を持つ飼い主様などはジュースのように味の付いた飲み物を与えたいと考えたりするのではないでしょうか?
今回「MOFFME」では、犬とジュースの関係について徹底解説していきたいと思います。
- 犬にとって人間用ジュースの危険性について
- 人間用ジュースを誤飲してしまった時の対処法について
- 犬用ジュースの作り方について
犬が人間用のジュースを飲むのはダメ!2つの危険性を徹底解説!
SNSなどで犬が人間用ジュースを飲む動画をたまに見かけるため、犬にジュースを与えて大丈夫なんだ!と思う飼い主様もたまにいらっしゃいますが、犬に人間用のジュースは与えてはいけません。
理由は人間用のジュースは犬にとって危険な成分が入っていることが多く、体に悪影響があるからです。
人間用のジュースが犬にとって、どのような危険性があるのかこれから解説したいと思います。
- 高カロリーで添加物が多い。
- 玉ねぎやマスカット等の危険な食材が使われている。
①:高カロリーで添加物も多く、犬の健康に悪い
人間用ジュースには、メインとなる果物や野菜が使われているのはもちろんですが、その他に塩や砂糖などが多く使われています。果汁100%のジュースも果糖や糖分が多く含まれています。
そのため、カロリーや塩分も高く、肥満や腎不全、心不全などの病気に繋がることがあります。
また、体に悪影響がある添加物も多く使われています。主に添加物と呼ばれる種類は4つありますが、どのような悪影響があるか簡単にご紹介します。
- 酸化防止剤
- 発色剤
- 防腐剤(保湿剤)
- 食用タール系
②:玉ねぎやブドウ等、犬に危険な野菜・果物が含まれる恐れ
人間用ジュースは果物のジュースもあれば、野菜ジュースも主流です。
そのため、主に野菜ジュースには玉ねぎ、果物ジュースはブドウ(マスカット)と犬が食べてはいけない食材が入っているケースが多いです。
犬が絶対に食べてはいけない玉ねぎやブドウなどは、中毒を引き起こす原因になります。そのため、以下のような症状が主に現れることが多いです。
- 下痢
- 嘔吐
- 痙攣
- 血尿
- 黄疸
- 急性腎疾患
- 急性膀胱炎
また、中毒だけでなく、結石も出来やすくなります。果物や野菜はアルカリ性の食品であるため、アルカリ性ミネラルが多く含まれています。
このアルカリ性ミネラルを摂取するとストルバイト結石が発生するリスクが高くなります。これは、犬だけでなく人間も同じなので、注意しましょう。
犬がジュースを飲んでしまった!誤飲の対処法を徹底解説!
人間用ジュースが犬にとってどのような危険があるかご紹介しましたが、犬が誤って人間用のジュースを飲んでしまった!という事故は注意していても起こる可能性があります。
犬が人間用ジュースを飲んでいる場合、すぐに飲む行為をやめさせて、どの位飲んでしまったか落ち着いて確認しましょう。
今から誤って人間用ジュースを犬が飲んでしまった場合、どのように対処すればよいか徹底解説します。
- 少量であれば様子を見る。
- 体調が悪い場合は動病院を受診する。
少量誤飲した程度なら大丈夫!まずは犬の様子を見よう
犬が人間用ジュースを誤飲した量が少量である場合は、問題がないケースが多いです。そのため、まずは犬の様子をしばらく観察してください。
数時間、半日、一日と観察し、特に変わった様子が無ければ、動物病院へ連れて行く必要はないかと思われます。
しかし、不安な場合や、ジュースに玉ねぎやブドウなど犬が食べてはいけない食材が入っている場合は、少量であっても危険が高いため、動物病院へ連れて行き獣医師に診てもらうようにしましょう。
ジュースの誤飲後、犬の体調が悪ければすぐに動物病院を受診!
ジュースの誤飲した量が大量であったり、下痢や嘔吐など犬の体調が悪い場合は、速やかに動物病院へ連れて行き、獣医師に診てもらう必要があります。
もし、動物病院へ連れて行かなかった場合、状態や症状が悪化し、命を落とすケースもあります。
動物病院へ連れて行く前に、以下のことをメモして獣医師に伝えるようにしましょう。
- 誤飲した時間
- 誤飲したジュースの量
- 誤飲したジュースの成分表
誤飲した成分によっては、処方される薬も異なるため、正確な成分表を伝えるようにしてください。
犬がジュースを飲みたがる場合はどうする?
犬に人間用のジュースは体に悪影響があるため与えることが出来ません。しかし、それでも犬がジュースを飲みたがる場合はどうすればいいのでしょうか?
人間用のジュースを与えてはいけないポイントとしては以下の2つとなります。
- 犬に与えていけない食材が入っている
- 砂糖や塩、添加物などが含まれている
- 犬用ジュースのレシピ
犬用ジュースを手作りして与えよう!おすすめの人気レシピを紹介
犬用ジュースの作り方とジュースの効果をご紹介します。
①犬用みかんジュース
材料
- みかん 80g(缶詰のみかんはNG)
- 水 80ml
作り方
- ハンドミキサーにみかんと水を入れて、ミキサーにかける
- 泡が無くなれば完成
みかんにはビタミンCが含まれており、他にも抗酸化作用、ガン予防などの効果があります。
また、みかん以外にも、りんごや桃、いちごや梨などを代用にしたり、ミックスジュースにしても一段と美味しく仕上がります。
②犬用バナナヨーグルトスムージー
材料
- バナナ 1本
- プレーンヨーグルト 50g又は大さじ3杯
- きなこ 小さじ1杯
- ファスナー付きのジップロック(Mサイズ) 1つ
作り方
- ジップロックの袋を広げ、そこにバナナを割りながら入れる。
- 1にきな粉を入れて、軽く空気を抜いて袋を閉じる。
- 手で揉みながら混ぜる。完璧に潰し切らなくても大丈夫です。
- 3にヨーグルトを入れ、袋を閉じ、揉みながら混ぜる。混ざり切ったら完成。
バナナには、ビタミンやカリウム、ミネラルがあり、ヨーグルトには善玉菌を増やし、便秘改善の効果もあります。きな粉には植物性タンパク質やミネラルなども豊富です。
ジップロックのサイズは18㎝×17㎝くらいのサイズであれば、他の袋でも問題ありません。また、ミキサーで作って頂くことも可能です。
補足:犬が飲んでも大丈夫・ダメな人間の飲み物とは?
犬が飲める人間の飲み物と飲めない飲み物を紹介します。
犬が飲める人間の飲み物
- 水道水
- 軟水のミネラルウォーター
- 麦茶
- 水で薄めたスポーツドリンク
- ルイボスティー
- たんぽぽ茶
- 杜仲茶
- 黒豆茶
- そば茶
- 豆乳
水道水以外にも飲める飲み物は意外と多いのではないでしょうか?
ミネラルウォーターについてですが、硬水のミネラルウォーターは下痢や結石症などが発生する恐れがあるため避けるようにしましょう。
犬が飲めない人間の飲み物
- コーヒー
- 玉露
- 煎茶
- 紅茶
- ほうじ茶
- 玄米茶
- ウーロン茶
- 酒
- チョコレート
- ココア
- 牛乳
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まとめ:犬が人間用のジュースを飲むのは危険!
今回は犬とジュースについてご紹介しましたがいかがでしたでしょうか?
今回の記事のポイントは
- 犬は人間用のジュースを飲んではいけない。
- 犬が人間用のジュースを飲むと中毒や病気に繋がる。
- 犬が人間用のジュースを誤飲し、体調が悪くなった場合は動物病院へ連れて行く。
- 犬には犬用のジュースを与える。