猫がバターを食べるのは大丈夫でしょうか?猫がバターを食べた・舐めたとしても少量なら大丈夫ですが、食べ過ぎは危険です。また便秘解消等の猫にバターを与えるメリットも気になりますよね。この記事では猫が大好きなバターについて詳しく解説します。
この記事の目次
目次を閉じる猫がバターを食べても大丈夫?与える際の注意点も徹底解説!
パンを食べていると、バターの香りにつられてクンクンと鼻を近づけてくることはありませんか?
可愛い顔で見つめれれると、「少しだけならいいか」と与えてくなってしまいますよね。
また、便秘解消のために与えると良いという話があるそうです。しかし、便秘解消の効果は明確にされていません。
カロリーも高い食品なので、本当に与えても良いのでしょうか。
そこで今回の「MOFFME」では
- 猫はバターを食べられる
- 与えるメリット
- 含まれる栄養素
- マーガリンは与えても良いのか
- 与える頻度や量
- 乳製品アレルギーによる体調不良
- 乳糖不耐症による下痢
- 塩分や高カロリーによる肥満
猫はバターを食べられる!与えるメリットや栄養素も徹底解説!
バターの香りは食欲をそそりますが、猫にバターは与えても良いのでしょうか。
お菓子やパン、ケーキなど身近な食品にふんだんに使用されているバターには、猫にとってどんなメリットがあるかご存じでしょうか。
また、高カロリーな食材のため、人間同様に肥満には注意が必要です。
ここからは
- バターを食べることは出来る
- 与えるメリット
- 含まれる栄養素
- バタートーストやマーガリンは与えても良いのか
猫がバターを食べるのは大丈夫!
猫はバターを食べることは出来ます。中毒症状を起こす成分などは入っていません。
しかし、多量に与えてしまうと体調を崩したり、肥満体型になってしまいます。わざわざ、バターを購入してまで食べさせる必要はありません。
また、バターには食塩が入っているもの、入っていないものが存在します。
食べさせたい場合には、塩分が入っていないタイプを少量与える様にすることがポイントです。
猫にバターを与えるメリットは?含まれる栄養素やその効果を解説
薬を飲ませたい時や、食欲を促進させたい時に使うと良い効果を発揮してくれます。
薬が苦手な猫には、少量のバターに薬を混ぜます。すると、バターの強い香りで嫌な薬のニオイがかき消され、ペロっと口に入れてくれることがあります。
また、食欲を刺激してくれるので、食欲が落ちている場合や早急にカロリー摂取させたい時にはバターを使用してみて下さい。
稀に含まれる成分で体調が悪くなる可能性もあるので、上記の方法を試してみたい場合には、獣医師に1度相談することをお勧めします。
含まれる栄養素は脂質やカルシウム、ビタミンAやビタミンEなどがあります。
ビタミンAには、皮膚を健やかに保つ働きや、角膜の健康維持、白内障予防にも欠かせない栄養素です。
そしてビタミンEには、抗酸化作用があります。ガンや動脈硬化の予防が期待されています。
補足:猫はバタートーストやマーガリン等も食べられる?
食べれないことはないのですが、余り体に良いとは言えません。
食パンは炭水化物が主成分です。炭水化物を消化するのが得意でない猫は、消化不良を起こす原因となってしまいます。
また、マーガリンですがトランス脂肪酸が多く含まれています。人間がトランス脂肪酸を過剰に摂取すると、心筋梗塞などのリスクが増加すると言われています。
人間の体に悪影響を及ぼすものが、人間よりも小さな体の猫に良い影響を及ぼすとは考えにくいです。
できれば、食べることは避けた方が良いのではないでしょうか。
猫にバターはどうやって与える?上手な与え方、頻度・量を解説
カロリーが高く、塩分も含んでいるものが多い食品ですが、どのようにして与えるのが適切なのでしょうか。
ここからは
- 適切な頻度や量
- 体調が悪くなれば直ぐに動物病院へ
猫のバターの上手な与え方は?適切な頻度・量も徹底解説!
バターには塩分が含まれるものが一般的です。1日の塩分摂取量は個体差もありますが、2g~3g程です。
100gあたり1.4g程度の塩分が含まれています。基本的なご飯は、キャットフードを使用している家庭も多いと思います。この他、ウェットフードやおやつなども与えることがあると思います。
もちろんキャットフードやウェットフード、おやつにも塩分が入っているので、100gでも十分すぎる塩分量となってしまいます。
また、高カロリーでもあるため頻繁に与えると、肥満の原因になります。脂質が多くの割合を占めるため、日常的に与え続けると膵炎を起こすことも考えられます。
どうしても食べさせたい場合には、出来るだけ少量にし高頻度にならない様に心がける必要があります。
猫がバターを食べてもし体調が悪くなったら、すぐ動物病院へ!
少量食べてしまった場合には、特に大きな問題はありません。
しかし、食べてから普段とは違う異変に気付いた場合には、動物病院を受診して下さい。
下痢や嘔吐などの症状が見られることがあります。下痢や嘔吐が続くと、脱水状態に陥ります。
脱水状態が悪化すると、命にかかわる場合もあります。皮膚をつまみ戻りが悪い場合や、呼吸が荒くなっている時には、直ぐに動物病院を受診する様にしましょう。
猫にバターを与える際の注意点は?3つのポイントを徹底解説!
薬を飲ませる際や、緊急的にカロリーを摂取させたい場合には良い効果を発揮します。しかし、その反面気を付けなければならないこともあります。
バターを与えることで、愛猫が体調を崩す恐れがあるため、注意が必要です。バターをどうしても与えたい場合には、3つの注意点を知っておく必要があります。
ここからは
- 乳製品のアレルギー
- 乳糖不耐症による下痢
- 高カロリーや塩分過多による肥満
①:乳製品アレルギーの症状に注意!
乳製品にアレルギーを発症するケースがあります。
食物アレルギーの主な症状は以下になります。
- 皮膚の痒み
- 粘膜の痒み
- 下痢
- 嘔吐
- 元気がなくなる
②:下痢等の乳糖不耐症の症状にも注意!
猫に牛乳を与えると下痢になるといわれる理由が、この乳糖不耐症です。
乳糖は糖類の1種であるラクトースです。そして、乳糖を分解するには、ラクターゼという酵素が必要です。
しかし猫は、ラクターゼを持っていません。そのため、下痢を引き起こしてしまいます。
個体差もあり、乳製品を摂取しても下痢などを起こさない場合もあります。しかし、反対に少量でも激しい下痢を起こすこともあります。
特に、子猫や老猫には注意が必要です。
③:塩分量が多く高カロリーなので、塩分過多や肥満に注意!
塩分の過剰摂取やカロリーを多く摂取することで、肥満になる可能性が高まります。
塩分を必要以上に摂取すると、心臓病や腎臓病のリスクが上がります。また、肥満になってしまうと、病気やケガをする頻度も高まってしまいます。
肥満によるデメリット
- 糖尿病
- 高血圧
- 拡張型心筋症
- 関節炎
- 呼吸器異常
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まとめ:猫はバターを食べられる!ただし与える量に注意!
今回は、猫はバターを食べることが出来るのかについてまとめました。
主な内容は
- 食べることは出来るが、積極的に与える必要はない。
- 薬をバターに混ぜると、嫌なニオイをかき消してくれ薬を飲んでくれることがある
- バターの香りで食欲を促進させることが出来る
- ビタミンAには皮膚の健康を保ったり、白内障予防の効果が期待できる
- ビタミンEは抗酸化作用によりガン予防効果が期待できる
- 塩分が多くカロリーも高いので与える際にはごく少量にする
- 乳製品によるアレルギーや与え過ぎによる肥満に注意
- 個体差もあるが乳糖不耐症による下痢にも注意が必要
- 体調に異変を感じた場合には直ぐに動物病院を受診する