犬は人間用ケーキを食べて大丈夫?ダメです!犬には犬用のケーキをあげましょう。通販で買える物から簡単に手作り出来る物も。米粉や小麦粉を使って良いのか?さつまいもやかぼちゃ、じゃがいも、ヨーグルトなどを使った安全で低カロリーな犬用ケーキレシピと注意点を紹介します。
この記事の目次
目次を閉じる犬はケーキを食べても大丈夫?犬用ケーキを徹底解説
誕生日やクリスマス、ちょっとしたご褒美などにケーキを食べるととても幸せな気分になりますよね。
そんな幸せを、愛犬にもおすそ分けしようとケーキを与えたくなることはありませんか?
しかし、人間用のケーキには砂糖やバターが多く使われており、犬の体には余り良くありません。
そこで今回の「MOFFME」では
- 人間用ケーキが良くない3つの理由
- 与える時は犬用のケーキを選ぶ
- 犬用ケーキの特徴
- 選び方のポイント
- おすすめケーキランキング
- 与える時の3つの注意点
- 手作りレシピ
犬に人間用のケーキはやめよう!3つの理由を徹底解説!
お祝いやイベントの際に食べることの多いケーキですが、人間用のケーキを与えるの良くありません。
体調を崩すだけでなく、ケーキの種類によっては中毒を起こし命を失うこともあります。
ここでは
- 糖分による肥満のリスク
- 乳製品への注意
- チョコレート中やチーズの危険
①:砂糖や果物の果糖など、糖分が多い!肥満リスク
色とりどりの果物やたくさんの砂糖を使用しているため、肥満のリスクが上がってしまいます。
果物の糖分は、時々あたえる分には余り気にし過ぎる必要はありません。しかし、与え過ぎると肥満へ繋がります。
また、食物繊維が豊富な果物も多く、摂取し過ぎると便秘の原因ともなります。
糖分は必要な栄養素です。しかし、1日に必要な量はご飯の1/4程度です。
スポンジや生クリームに砂糖が含まれ、その上トッピングされている果物も食べてしまうと、糖分の取り過ぎになります。
糖分を取り過ぎることで、肥満になり心臓病や脳梗塞、動脈硬化や糖尿病などを起こす可能性があります。
どの病気も、症状が悪化すれば命を失うことになります。
②:生クリームや牛乳などの乳製品にも注意が必要!
乳製品を食べることで、乳糖不耐症の症状である下痢を起こすことがあります。
体の中で乳糖を分解できないことを乳糖不耐症と呼びます。
乳糖を分解するにはラクターゼという名前の酵素が必要となるのですが、犬にはラクターゼが少ないので、乳製品を消化するのが苦手です。
上手く消化や吸収が出来ない結果、下痢を引き起こします。
また、生クリームは牛乳と比較すると乳糖の量は少ないと言われています。しかし、乳糖不耐症は少量でも摂取すると下痢を起こす犬もいます。
乳糖不耐症以外にも、乳製品アレルギーに注意が必要です。
体を頻繁に掻いたりする皮膚疾患が特徴的で、その後に嘔吐や下痢を起こします。この様な症状が見られて場合には、食物アレルギーの検査をすることをおすすめします。
③:チョコレートやチーズなどケーキの種類により危険な物も
チョコレートはかなり危険な食品で中毒症状を起こすので、誤飲には注意して下さい。
チョコレートにはテオブロミンという成分が含まれています。犬はこの成分を分解したり体外に排出することが出来ません。
その結果、体内に毒素として溜まっていき心臓や神経に悪影響を与えます。呼吸が乱れたり、震え、下痢、嘔吐が見られて場合には、チョコレート中毒を発症しています。
また、チーズには塩分が多いです。少量であれば得に大きな問題はありませんが、過剰摂取すると塩分により中毒症状を起こすこともあります。
この他にも、健康に良さそうなアボカドも中毒を起こすとされる危険な食材です。ペルシンと呼ばれる成分が中毒を引き起こします。
中毒症状が起きると、命を落とすケースもあります。危険な食材は必ず避けるようにして下さい。
犬には犬用ケーキをあげよう!特徴と選び方、おすすめを紹介!
人間用のケーキを犬に与えると、様々なデメリットがあることが分かりました。
しかし、やっぱり誕生日やイベントを一緒にケーキを食べてお祝いしたい、と思う飼い主さんもいらっしゃいますよね。
そんな時は犬用のケーキを食べさせてみてはいかがでしょうか。
ここからは
- 犬用ケーキの特徴
- 選び方
- おすすめのケーキランキング
犬用のケーキってどんな物?特徴を徹底解説!
犬用の特徴は販売店により多少異なりますが、多くは以下の事を気にかけ作っています。
- 食べても安全な食材の使用
- カロリーが高くなり過ぎないようにしている
- 砂糖不使用
- 牛乳不使用
- アレルギーに配慮しているものもある
犬用ケーキの選び方とは?原材料やアレルゲンに注意しよう
上記でもお伝えしましたが、犬用のケーキといっても様々なものが存在します。愛犬の体調や好みに適したものを選びましょう。
特にしっかりと確認してほしいのが、原材料です。スポンジは小麦粉なのか米粉なのか、乳製品を含んでいるか添加物を使用しているかなどを確認しましょう。
確認を怠ると、アレルギーを持っている犬には体に危険が及ぶため注意が必要です。
また、肥満気味の犬には野菜を使用したものや、カロリーが高くなるバターや砂糖を含んでいないものものを選んであげると良いでしょう。
与える際には、少量からにし、万が一食べた後に体調に異変が起きた場合には、動物病院を受診するようにしましょう。
犬用ケーキの通販おすすめランキングを紹介!
今回は小型犬や1匹のみ飼育している場合に向いている3号以下の犬用ケーキを紹介します。
- 1位 株式会社アンディカフェ 犬用miniデコレーションケーキ
- 2位 楽天市場より、ドッグダイナー 幸せのチキン 鶏肉のジュレケーキ
- 3位 魔法洋菓子店ソルシエ 犬用ベイクドチーズケーキ
犬に犬用ケーキを与える際の注意点とは?3つのポイントを解説
ここからは
- 初めて与える時はアレルギーに注意
- ケーキはカロリーが高いので与え過ぎない
- 必ず人間用ではなく犬用のケーキ準備する
①:アレルギーに注意しよう!初めて与える際は特に注意
- 皮膚の痒み
- 口まわりなどの粘膜の痒み
- 毛が抜ける
- 元気がない
- 下痢
- 嘔吐
②:ケーキはカロリーが高いので、与えすぎに注意しよう
高カロリーな食品を過剰に与えると、太ってしまいます。マルマルとして可愛い姿にはなりますが、犬への負担はかなり大きな物になります。
肥満によるリスクはたくさんあります。
- 関節へ負担がかかり、関節炎を起こしやすい
- 心臓病のリスクが上がる
- 糖尿病や糖尿病による合併症
- 呼吸器の異常
③:間違えないで!人間用ではなく犬用を必ず準備する!
人間用のケーキには果物や砂糖といった糖がかなり多く、生クリームやバターを使用しているので高カロリーな食品です。
中には保存料や香料などの添加物を使用しているものもあります。
生クリームやバターはカロリーが高いだけでなく、乳製品アレルギーや乳糖不耐症により下痢を引き起こすことも考えられます。
少しだけなら大丈夫という気持ちが、愛犬の健康を損なうことに繋がるかも知れません。
また、中毒を引き起こす食材にも気をつけてください。ケーキ食べさせる時は、必ず犬用のケーキを選ぶようにしましょう。
犬用ケーキは手作りが安全!材料とおすすめレシピを紹介
時間や手間はかかるかも知れませんが、愛犬に合わせた食材を選ぶことが出来るので手作りするのも良いかも知れません。
添加物などを省くことも可能なので、安全に食べさせることが出来ます。
ここからは
- 必要な材料
- 簡単おやつレシピ
- じゃがいもやさつまいもを使ったレシピ
犬用ケーキに必要な材料とは?簡単ケーキも作れる!
作りたいものにより、材料は変わってきます。土台をスポンジにする場合には小麦粉や米粉、卵が必要になります。
また、カロリーが高いクリームの代わりにヨーグルトや豆腐を使用するのも良いでしょう。
まずはケーキ以外にも簡単につくれるおやつを紹介します。
さつまいものプリン
- さつまいも
- ヨーグルト(無糖)
- ゼラチン
- お湯
- さつまいもの皮をむいて600wの電子レンジで加熱する(4分~5分)
- 中まで柔らかくなればペースト状になるまで潰す
- 熱湯にゼラチンを溶かす
- さつまいもとヨーグルトを混ぜ合わせる
- そこへお湯に溶かしたゼラチンを加え混ぜる
- カップに入れ冷蔵庫で冷やし固まれば完成
じゃがいも、さつまいも等を使った無添加ケーキのレシピを紹介
じゃがいもや自然の甘みを感じることのできるさつまいもが好きなワンちゃんも多いのではないでしょうか。
そこで、じゃがいもやさつまいもを使用したレシピを紹介します。
①さつまいものケーキ
- さつまいも
- りんご
- 小麦粉
- 水切りヨーグルト(前日にざるにキッチンペーパーやガーゼを敷き、ヨーグルトを包み水切りしておく)
- 卵
- さつまいもを蒸す、もしくは茹でる
- 熱い間にさつまいもを滑らかになるまで潰す
- そこへ小麦粉を加え混ぜる
- 少しずつ溶き卵を加え混ぜる
- 型に入れ180℃のオーブンで30分焼く
- 焼き上がり生地が冷めたらヨーグルトをクリームの代わりに塗る
- 薄切りのリンゴをトッピングして完成
- じゃがいも
- にんじん
- ブロッコリー
- かぼちゃ
- ささみ
- 豆乳
- 野菜を電子レンジで加熱する
- ささみは加熱し、細かく割く
- じゃがいも以外を食べやすい大きさに細かく刻む
- じゃがいもはペースト状にし、豆乳と混ぜ合わせる
- 細かく刻んだ野菜とささみを混ぜ合わせ、好きな形に整える
- 最後に豆乳と混ぜ合わせたじゃがいもをのせて完成
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まとめ:犬には犬用のケーキをあげよう!人間用はダメ!
今回のMOFFMEでは、ケーキは犬用のものを与えるということについてまとめました。
主な内容は以下となります。
- 人間用のものは果物や砂糖を使うので、糖分が多いため肥満のリスクが上がる
- バターや生クリームなどの乳製品には、乳糖不耐症による下痢や乳製品アレルギーを起こす可能性がある
- チョコレートはかなり危険な食品で、誤飲すると下痢や吐き気、呼吸器異常などの症状がでる中毒を起こす
- チーズは食塩が多いので過剰摂取には気を付ける
- 与える時は必ず犬用のものを用意する
- 原材料やアレルギー食品、カロリーなどに気を付けて製造されている
- 初めて与える時には、皮膚の痒みや下痢などのアレルギー症状に注意
- 与える過ぎは肥満につながり、関節炎や糖尿病などの健康被害を生むため注意する必要がある
- 簡単に作れるレシピが複数あるので、愛犬の好みにあわせて作ることも出来る