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猫はマンゴーが好き?水分量や食物繊維が豊富な果物マンゴーを猫は食べられるのか?熱中症や夏バテ、便秘に良いが、アレルギーに注意しなければならないし、食べすぎると肥満になり、種や皮を食べると嘔吐下痢、消化不良で腸閉塞を起こす?気になるメリットデメリットを徹底解明!

記事監修者「森下 浩志」

監修者森下 浩志
フィナンシャルプランナー

早稲田大学基幹理工部出身。すべてのペットのお金と健康にまつわる問題を解決したい、という強い思いからMOFFMEを立ち上げ。ファイナンシャルプランナー、損害保険(ペット保険を含む)の公的資格取得。獣医師団体などと連携をして、ペットのWEB健康診断ツールの開発も行う。

この記事の目次

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猫はマンゴーを食べて大丈夫?栄養素と注意点を徹底解明!

芳醇な香りにとろけるような甘味でたくさんの人を魅了するマンゴー


日本でも宮崎や鹿児島、沖縄で栽培され、近年ではかなり馴染みの深いフルーツになってきました。


そんなマンゴーを食べているときに、興味津々に猫ちゃんが覗き込んできたことはありませんか?


猫がマンゴーを食べても大丈夫なのか?…そんな疑問を持たれた飼い主さんも多いと思います。


実はマンゴーは、少量であれば猫が食べても問題ありませんが、積極的に食べさせないほうがいい食材です。


そこで今回の「MOFFME」では

  • マンゴーの栄養素!与えるメリットを解説!
  • 猫にマンゴーを与えない方が良い3つの理由とは?
  • マンゴーを使った加工品は食べても良い?
について詳しくご紹介していきます。


現在猫を飼っている飼い主さんにも、これから猫をお迎えしようと検討中の方にも、役に立つ内容となっていますので、ぜひ最後までご覧ください。


またMOFFMEでは、「ペット保険のランキング」についても詳しく解説しておりますので、そちらもぜひご覧ください!

マンゴーの栄養素!与えるメリットを解説!


生のマンゴーはもちろん、乾燥させたドライマンゴーや、マンゴープリンにマンゴーアイスなどのさまざまな加工品があるマンゴー。


さまざまな楽しみ方ができるマンゴーは、生のものを少量であれば猫も食べられる果物です。


では、猫にマンゴーを与えることで、なにかいいことはあるのでしょうか?


そこでこの項目では

  1. マンゴーは腸内環境を整える?栄養成分を解説!
  2. マンゴーは水分量が豊富!夏バテや熱中症
  3. マンゴーは食物繊維も豊富!便秘解消効果に期待
についてご紹介していきます。

①:マンゴーは腸内環境を整える?栄養成分を解説!

マンゴーはその美味しさもさることながら、栄養も豊富なフルーツです!


  • 肌状態を健康に保つ効果や、がん予防の効果が期待される「βカロテン
  • 免疫機能向上に役立つ「ビタミンC
  • 老化を防止する効果がある「ビタミンE
  • 細胞の生産を助けたり、体の発育にも役立つ「葉酸
  • 体内の不要な塩分を排出する効果のある「カリウム
  • 腸内環境を整える「食物繊維
など、さまざまな効果が期待される栄養素が含まれています。

②:マンゴーは水分量が豊富!夏バテや熱中症に

マンゴーは水分量が豊富なフルーツ。


マンゴーの可食部100gあたり、水分量はなんと82g!


さらにマンゴーは糖分も豊富で、甘くて美味しいため、夏バテで食欲が無くなってしまった猫ちゃんも食べてくれることが多いです。


猫が熱中症や夏バテの際、水分補給と栄養補給を一緒に補うことができます。


ペースト上にしたものならさらに食べやすくなるので、いざというときの補助食品としても役に立ちます。

③:マンゴーは食物繊維も豊富!便秘解消効果に期待

栄養素の項目でもご紹介しましたが、マンゴーは食物繊維が豊富な果物!


水に溶けやすい水溶性食物繊維と水に溶けにくい不溶性食物繊維も豊富で、腸の働きを手助けし、腸内環境を整える効果があります。


便秘の解消に役立つため、便秘気味の猫に適量与えるのは効果的です。


ですが、食物繊維を摂取しすぎると、逆に便秘になってしまったり、食物繊維をとりすぎることで消化器の働きを妨げ、下痢になってしまう恐れもあるので、与えすぎには注意しましょう。


これはマンゴーだけでなく、食物繊維が豊富な食材全てにいえることです。

猫にマンゴーを与えない方が良い3つの理由とは?


ここまで、マンゴーに含まれる栄養素や、猫にマンゴーを与えた時のメリットについてご紹介してきました。


ですが、マンゴーは猫に積極的に与えない方がいいという考えもあります。


そこでこの項目では

  1. マンゴーアレルギーに注意!
  2. 皮や種は与えない!消化不良で嘔吐や下痢、腸閉塞になるかも
  3. マンゴーは糖分たっぷり!与えすぎると肥満の元
について詳しくご紹介していきます。

①:マンゴーアレルギーに注意!

猫にマンゴーを与える際、アレルギーに注意しなければなりません。


マンゴーはウルシ科の果物。


ご存知の方も多いと思いますが、うるしに触れると強いかゆみや皮膚のかぶれを引き起こします。


この症状はうるしに含まれる「ウルシオール」という成分が原因で引き起こされます。


そしてマンゴーにはこのウルシオールに似た相同性のある「カルドール」「マンゴール」という成分が含まれているのです。


アレルギーを持っている猫がカルドールやマンゴールを摂取してしまうと、

  • 腫れ
  • かゆみ
  • 嘔吐
  • 下痢
  • 蕁麻疹
  • 呼吸困難
などの症状を引き起こし、最悪の場合、命の危険があることも。

では、アレルギーが出やすい部分はマンゴーのどの部分なのか、次の項目でご説明します。

②:皮や種は与えない!消化不良で嘔吐や下痢、腸閉塞になるかも

前の項目でご紹介した、アレルギーを引き起こすカルドールやマンゴールはマンゴーの皮の部分に含まれています。


マンゴーを猫に与える際は、皮は猫に食べさせないようにしましょう。


また、皮に触らせるのもNGです。


マンゴーの皮に触れた手を洗わずに、猫に触れるのも避けた方が無難です。


また、カルドールやマンゴールによるアレルギーだけでなく、マンゴーの皮には農薬が付着している可能性もあります。

さらに、マンゴーの皮は消化が悪く、胃や腸にのこってしまう可能性も。


このような要因から、猫にマンゴーを与える際は、皮は絶対に与えないようにしましょう。


また、マンゴーには大きくて固い種がありますが、この種も猫には絶対に与えないでください。


マンゴーの種はとても固いため、噛み砕くこともできず、誤飲してしまうと喉につっかえてしまったり、腸の中に留まってしまう恐れがあります。


最悪の場合、窒息や腸閉塞を引き起こしてしまうことがあります。


猫にマンゴーを与える場合は、皮と種を除いた、実の部分だけを与えるようにしましょう。

③:マンゴーは糖分たっぷり!与えすぎると肥満の元に

甘くて美味しいマンゴーは、その甘さの通り、糖分がたっぷり含まれています。


マンゴーの可食部100gあたり、糖質は15.6g、カロリーは64kcalと高めです。


避妊去勢の有無や、年齢、体調や1日の運動量によっても変わってきますが、4kgの猫が1日に必要なカロリーは132~190kcal程度。


このカロリーとマンゴーのカロリーを見比べると、どれだけ高カロリーかわかりやすいと思います。


毎日のようにマンゴーを猫に与えると、もちろん糖分やカロリーオーバーで肥満の原因に。


肥満は生活習慣病や、足腰や関節の痛みなど、万病の元。


マンゴーの与えすぎは、このような面でもオススメできないと言えます。

マンゴーを使った加工品は食べても良い?


これまで、生のマンゴーを猫に与えることでのメリットやデメリットをご紹介してきました。


最近ではマンゴーを加工した加工品も多く出回っています。


加工品は皮や種なども取り除かれているので、猫に与えていいか気になる飼い主さんも多いのではないでしょうか。


そこでこの項目では、マンゴーの加工品である

  1. ドライマンゴー
  2. マンゴープリン
  3. マンゴーアイス
上記を猫が食べても大丈夫なのかをご紹介していきます。

①:ドライマンゴー

旨味が凝縮したドライマンゴー。

水分がない分、日持ちもするので、重宝する食品です。


こちらは少量でしたら猫が食べても問題ありません。


ですが、ドライマンゴーの中には砂糖や添加物が使用されているものもありますので、砂糖や添加物不使用のものを与えるようにしましょう。


また、凝縮されている分、生のマンゴーに比べると、カロリーも食物繊維も多め。


食べすぎてしまうと肥満や消化不慮の原因になってしまいます。


ドライマンゴーを猫に与える際は、おやつ程度に一欠片与えるぐらいに留めておきましょう。

②:マンゴープリン

甘くて口当たりもいいマンゴープリン。


マンゴープリンは砂糖や人工甘味料、牛乳などが含まれています。


砂糖や甘味料はもちろん猫にNG。

肥満の原因になってしまいます。


牛乳は、乳製品に対してアレルギーをもっている場合もありますし、猫が摂取をしすぎるとお腹を下してしまう原因にも…。


このような理由により、猫にマンゴープリンを与えるのはNGと言えます。

③:マンゴーアイス

冷たくて美味しいマンゴーアイス。


しかしこの冷たさのせいで、猫がお腹をこわしてしまうことも。

人間もお腹が弱い人がアイスを食べすぎると、お腹を壊してしまいますよね。


また、マンゴープリン同様、砂糖や人工甘味料、牛乳などが含まれている場合があります。


肥満の原因になったり、乳製品のアレルギーをもっている猫の場合はアレルギーの症状が出てしまう場合があります。


マンゴーアイスも猫に与えるのは控えましょう。

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まとめ:猫はマンゴーを食べない方が良い!

今回は猫にマンゴーを与えた時のメリットやデメリットについてご紹介してきました。


ポイントとしては

  • マンゴーは水分が豊富で、夏バテや熱中症対策に効果的
  • マンゴーは食物繊維が豊富なので腸内環境を整える効果がある
  • 猫にマンゴーを与えるときは、アレルギーに注意する
  • 猫にマンゴーを与えるときは皮や種は与えない
  • マンゴーを食べすぎると肥満の原因になるので、与えすぎに注意
  • マンゴーの加工品を与えるのはなるべく控える


皮や種を除いた少量のマンゴーなら、猫に与えても大きな問題はありませんが、ご紹介してきたように、デメリットも多い食材です。


ほぼ肉食とされる猫に、積極的にマンゴーを与える必要はなく、むしろ食べない方がいいとも言えます。

マンゴーが入っているキャットフードも販売されています。

猫用に開発されているマンゴー入りのフードやおやつなら安心といえます。


どうしても猫がマンゴーを欲しがる場合は、これらを与えてみてはいかがでしょうか。


MOFFMEでは、他にも様々なペットや保険に関する記事を多数公開しておりますので、そちらもぜひご覧ください!