猫にグレープフルーツは与えて大丈夫?危険性について徹底解説!のサムネイル画像

内容をまとめると

  1. 猫がグレープフルーツを食べるのはダメ!
  2. グレープフルーツには、リモネンやソラレン等猫に危険な成分が含まれる
  3. 猫がグレープフルーツを誤食した際は、様子見しつつ動物病院を受診する
  4. グレープフルーツ以外にも、リモネンが多く含まれるものは与えないように!
  5. MOFFMEのペット保険一括比較サービスを一度利用してみるのがおすすめ

人間には美味しいグレープフルーツでも猫にとってグレープフルーツは危険な食べ物です。グレープフルーツを家の中に置くときは注意が必要ですが、猫はグレープフルーツの匂いが苦手だったり柑橘系の匂いが嫌いな子もいるので近づけないことが得策です。

記事監修者「森下 浩志」

監修者森下 浩志
フィナンシャルプランナー

早稲田大学基幹理工部出身。すべてのペットのお金と健康にまつわる問題を解決したい、という強い思いからMOFFMEを立ち上げ。ファイナンシャルプランナー、損害保険(ペット保険を含む)の公的資格取得。獣医師団体などと連携をして、ペットのWEB健康診断ツールの開発も行う。

この記事の目次

目次を閉じる

猫にグレープフルーツは危険な食べ物!何が危険?

酸っぱく爽やかな味わいがおいしいグレープフルーツは、レモンやみかんと同じ柑橘の仲間です。


この果物をネコちゃんと一緒に味わいたい!と思ったことのある方もいるのではないでしょうか。


しかし、グレープフルーツは猫にとって有毒な果物。


栄養学的にはもちろん、匂いもネコちゃんが嫌いなので食べさせるには向きません。


今回「MOFFME」では、猫がグレープフルーツを食べられない理由を徹底解説します。

  • グレープフルーツを食べられない理由3つ
  • 実は猫はグレープフルーツの匂いが苦手!
  • グレープフルーツ以外の「リモネン」等が含まれる果実は?
ぜひ、最後までご覧下さい。

また、MOFFMEでは「ペット保険のランキング」など様々なコンテンツを紹介しているので、そちらも是非ご覧ください。

猫はグレープフルーツを食べない方がよい理由3つ


爽やかな酸味がおいしいグレープフルーツですが、猫に与えるには適さない果物であるとされています。


その理由は、主に以下の3つです。

  1. 猫に危険な物質「リモネン」「ソラレン」が含まれる
  2. 果肉・果汁はもちろん皮を与えるだけでもリスクがある
  3. 消化不良が起きる可能性もある
グレープフルーツは、猫に与えるとリスクがいっぱい。

有害物質による健康被害が懸念されるため、与えない方が良いといえるでしょう。

以下では、それぞれの理由を徹底解説します。

①:猫に危険な物質「リモネン」「ソラレン」が含まれる

グレープフルーツを含む柑橘類には、「リモネン」「ソラレン」という物質が含まれています。


この物質は人間に害はありませんが、猫には禁忌の物質です。


リモネンはエッセンシャルオイルなどにも利用される、爽やかな香りが特徴の油分。


ソラレンは、紫外線の感受性を高める性質がある物質です。


もともと猫は肉食で、肉類を消化吸収する能力には優れています。


しかし、植物由来の成分を分解する酵素は備わっていません。


そのため、植物性の物質に対し中毒症状を起こしてしまうのです。


猫がソラレンやリモネンを摂取すると、以下のような症状を引き起こします。

  • 嘔吐
  • 下痢
  • 手足の震え
  • 皮膚炎
  • 意識障害 など
特にグレープフルーツの皮に、この物質は多量に含まれています。

皮を誤食すると意識障害などの深刻な中毒を引き起こすため、グレープフルーツを食べた後の皮は猫の手が届くところに放置しないようにしましょう。

②:グレープフルーツの果肉・果汁を与えるだけでもリスクが!

ソラレンやリモネンが多く含まれるのは、主にグレープフルーツの皮です。


皮を食べてしまうと非常に危険なため、飼い主さんがグレープフルーツを食べる際には必ずネコちゃんの手の届かないところで皮をむきましょう。


なお、この果物には皮だけでなく、果肉・果汁にもたくさんのソラレンが含まれているといわれています。


みかんやオレンジの果肉に含まれるこの物質は微少量であり、猫への健康被害も少ないとされています。


レモンの果肉・果汁にもソラレンは含まれますが、100gあたり0.033mgと少なめです。


しかし、グレープフルーツの果肉・果汁には、レモンをはるかに上回る2.19mgものソラレンが含まれています。


よって、グレープフルーツは皮だけでなく、果肉・果汁を与えるリスクも高いといえるでしょう。

③:グレープフルーツで消化不良が起きる可能性!

グレープフルーツを猫に与えてはいけない理由は植物性物質による中毒だけではありません。


この果物は果肉や皮に、非常に多くの食物繊維が含まれる食品。


肉食傾向が非常に強い猫は、食物繊維を分解することができません。


有毒物質による中毒が発症しなくても、食物繊維を消化できないことによる体調不良が起きる可能性もあるのです。


よって、肉食の猫にこの果物を与えるのは、消化器の構造を懸念しても避けた方が良いといえるでしょう。


なお、ネコちゃんが消化できないグレープフルーツの皮を誤飲し、腸閉塞を起こしてしまうこともあり得ます。


子猫や消化器の弱ったシニア猫は消化不良や腸閉塞のリスクは高くなるため、ゴミの処理には特に念入りに気を配るべきだといえるでしょう。

実は猫はグレープフルーツの匂いが苦手!


グレープフルーツは果汁・果肉や皮の誤飲にリスクがある果物です。


しかし、この果物がネコちゃんに有害だといえる理由は、食べると中毒を起こすだけではありません。


実は、ネコちゃんの多くはグレープフルーツを含む柑橘類の匂いを嫌うとされています。


この果物を食べなくても、匂いがするだけで不快に感じストレスをためてしまうネコちゃんも多いのです。


猫を飼っている方がグレープフルーツを含む柑橘類の匂いについての注意点は、以下の4つです。

  1. 柑橘系や一種のハーブ系アロマでも中毒を引き起こすリスクがある
  2. 使っても安心な成分は種子エキス
  3. 柑橘系の酸っぱい匂いはストレスになる可能性がある
  4. 危険性の高い柑橘類はどれ?
以下では、それぞれの注意点を徹底解説します。

グレープフルーツ以外にもアロマでも中毒を引き起こすリスク

グレープフルーツやハーブを使ったアロマの中には、猫に危険なリモネンを含むものがあります。


リモネンを特に多く含むアロマは、以下の表の通りです。

アロマの種類リモネンの含有量
オレンジ・スイート
グレープフルーツ
95%以上
柚子
70~80%
マンダリン60~80%
レモン60~70%
セロリシード40~50%
ディル35~45%
ベルガモット30~40%
フェンネル
レモンバーベナ
10~20%
アンジェルカルート
ネロリ
フランキンセンス
マートル
5~15%

参考:アロマオイル効能ガイド|リモネンを含む精油


上記の精油をアロマとして使用すると、ネコちゃんがリモネン中毒になるリスクは高くなります。


また、基本的にアロマオイルは猫が肝臓で植物性成分を分解できないため、有毒であるという説もあります。


よって、原則として飼い主さんはネコちゃんがいない部屋でアロマを楽しむようにするのが良いといえるでしょう。

グレープフルーツ種子エキスは使っても安全な成分

犬猫用の歯磨き粉などには、グレープフルーツのエキスを使ったものが多く存在します。


「猫に有害な果物をなぜ使っているのだろう?安全性は大丈夫なの?」


そう思う飼い主さんも、きっといることでしょう。


ご安心ください、このような歯磨き粉に含まれるエキスは、種子から抽出した猫に無害な物質です。


この果物の果肉・果汁や皮そのものには危険物質が含まれているため、猫に与えるには適しません。


しかし、この果物の種子を砕いた「種子エキス」には、危険物質は含まれていないため安心して利用できます。


エキスには、ネコちゃんの歯の黄ばみを防止できるポリフェノールがたっぷり。


歯の汚れを自然物質で落とすことができるので、歯の黄ばみが気になるネコちゃんにはこのエキスが含まれた歯磨き粉を試してみるのがおすすめです。

グレープフルーツや柑橘系の匂いがストレスになる可能性

猫はかつて野生で生きていたころ、酸っぱい香りを腐った食物の匂いと認識していました。


腐ったものを食べてはいけないと見極める本能から、現在ペットとして飼われているネコちゃんも酸っぱい匂いを嫌がります。


グレープフルーツなどの柑橘類の匂いは、人間にとっては爽やかでよい香り。


しかし、酸っぱい匂いを「腐ったもの」として判断するネコちゃんにとっては、非常に不快な匂いだといえるのです。


人間にとって良い香りだとしても、猫のいる部屋で柑橘系の匂いがするものを置くのはストレスになるのでやめましょう。

補足:グレープフルーツ以外の「リモネン」等が含まれる果実は?

「グレープフルーツ以外にも猫に危険なリモネンを含む果物はあるの?」


そう思っている飼い主さんも、きっと多いことでしょう。


この果物以外のリモネンを多く含む果実やハーブは、以下の通りです。

  • レモン
  • オレンジ
  • 柚子
  • ライム
  • オレンジスイート
  • ネロリ
  • レモングラス
  • ベルガモット
  • タンジェリン
  • ネロリ
  • フランキンセンス
  • ユーカリラジェタ など
特に柑橘に含まれるリモネンの量は非常に多いため、猫に柑橘を食べさせるのは禁忌だと考えるべきです。

酸っぱい匂いを好まないネコちゃんも多いため、柑橘を与えるのは原則として避けましょう。

MOFFMEのペット保険一括比較サービスを利用するのもおすすめ

近年加入者が増えていっているペット保険ですが、それでも現在の加入率はペットを飼っている方のおよそ10%程度にしかなりません。


ペットの治療費は全額自己負担となりますので、突然の病気による手術等で数十万円といった高額な費用がいきなり請求されてしまうことも珍しくありません。


しかし大切なペットには最適な治療を余裕を持って受けさせてあげたいですよね


もしもの時、治療費の負担を少しでも軽減し飼い主やペットが治療に専念できるように、前もってペット保険に加入しておくことをおすすめします。


MOFFMEでは「どんな保険に加入すれば良いか分からない」・「入りたい保険がいくつかあるけど、どれが一番良いのか悩む」といった方のために、ペット保険の一括比較サービスを行っております。


ペット保険への加入を検討されている方はぜひ利用してみてください!

ペット保険の一括比較はこちら

まとめ:猫にグレープフルーツは与えない方が安心

いかがだったでしょうか。


この記事のまとめは、以下の通りです。

  • グレープフルーツは絶対に猫に与えてはいけない果物
  • この果物をネコが食べると、リモネン・ソラレンにより嘔吐や下痢・意識障害などの中毒を引き起こす
  • 皮や果肉・果汁などすべてのグレープフルーツ類が猫にNG
  • 多くの猫はグレープフルーツの匂いが苦手
  • 食べさせることはもちろんアロマの匂いを嗅がせるのも体によくない
  • グレープフルーツ種子エキスは使っても安全
  • グレープフルーツ以外の「リモネン」等が多く含まれる果実には、レモンやライムなどがある
グレープフルーツは猫が嫌いな酸っぱい匂いがするだけでなく、与えるとリモネンやソラレンによる中毒を引き起こす可能性が高い食品です。

よって、ネコちゃんにグレープフルーツは与えないようにすべきだといえるでしょう。

MOFFMEでは、他にも様々なペットや保険に関する記事を多数公開しておりますので、そちらもぜひご覧ください!