犬にバナナをあげてもいいかご存知ですか?餌・おやつに犬はバナナを食べれるのですが、肝臓や腎臓が悪い犬、尿路結石の犬に与えるのは危険です。またクッキー等バナナを使った手作りおやつを与えるのもおすすめです。この記事では犬とバナナについて与え方等を詳しく解説します。
この記事の目次
目次を閉じる犬はバナナが好き・嫌い?犬用おやつの簡単レシピも紹介!
15年連続で「よく食べる果物ランキング1位」を取り続けていたバナナは、私たちにとってとても身近な果物です。
低価格で栄養バランスも良いため、どのご家庭でも頻繁に登場しているのではないでしょうか。
今回「MOFFME」では、そんなバナナを犬にあげてもいいのか、またその効果について紹介します。
- 犬はバナナを食べられる
- バナナに含まれる栄養素やその効果
- 犬のバナナの上手な与え方
- 犬がバナナを食べる際の頻度や量
- バナナを使った簡単手作りレシピ
- 犬にバナナを与える際の注意点
犬にバナナを与えるのはOK?含まれる栄養素やその効果も解説!
私たち人間にとっては、健康にとても良い効果をもたらしてくれるバナナ。
犬に与えた場合も、同様の効果が期待できるのか気になりますよね。
- 犬がバナナを食べるのは大丈夫!
- 犬にバナナを与えるメリット
- バナナに含まれる栄養素やその効果
- バナナ以外に犬が食べられる果物の種類
犬がバナナを食べるのは大丈夫!
犬にバナナを食べさせても問題はありません。
犬は舌の構造上、甘味を敏感に感じ取ることができます。
そのため、甘さの強いバナナを好きな犬は多いのです。
またバナナには、ビタミンやミネラルがバランス良く豊富に含まれており、犬の健康にとっても良い効果が期待できます。
ただし糖分やカロリーが高いため、肥満を防ぐためにも日常的に与えることは避けましょう。
加えて、犬は食物繊維の消化が苦手な動物です。
バナナに多く含まれる食物繊維は、消化不良を起こしやすいため注意が必要です。
おやつとして時々与える程度が丁度良いでしょう。
犬にバナナを与えるメリットは?含まれる栄養素やその効果を解説
バナナの栄養素を紹介しながら、犬にバナナを与えるメリットについてお伝えしていきます。
食物繊維・オリゴ糖
バナナには食物繊維やオリゴ糖が豊富に含まれており、犬の腸内環境を整えることができます。
便秘気味の愛犬にバナナを与えることで、便秘の改善が期待できるでしょう。
ただし犬は食物繊維の消化が苦手であるため、消化不良を起こさないよう与えすぎは禁物です。
ビタミンB群
バナナにはビタミンB1、ビタミンB2、ナイアシン(ビタミンB3)、ビタミンB6が多く含まれ、犬の健康にとって良い働きをしています。それぞれ疲労回復、被毛や皮膚の健康維持、粘膜の正常化、貧血予防などの効果があります。
特にビタミンB6はタンパク質の代謝をサポートする働きがあるため、タンパク質を多く摂取する犬にとって重要な栄養素だと言えるのです。
カリウム
カリウムには体内の水分バランスを調整する効果があります。
余計な塩分を体外に排出することで血圧を下げ、心臓の働きをサポートするのです。
しかしカリウムは、多すぎても少なすぎても犬の健康にとって悪影響です。
そのため、バランスを意識しながら与える必要があります。
補足:バナナ以外に、犬が食べれる果物の種類とは?
バナナ以外にも、犬が食べられる果物やその効果をいくつか紹介します。
りんご
犬にバナナはどうやって与える?犬用おやつの作り方も紹介!
犬がバナナを食べるメリットや、その効果についてお伝えしました。
よりバナナの効果を引き立てるためには、どのように与えたら良いのでしょうか?
- 犬のバナナの上手な与え方
- 犬にバナナを与える際の適切な頻度・量
- バナナを使った簡単手作りレシピを紹介!
犬のバナナの上手な与え方は?生のまま与えて大丈夫!
バナナは皮を剥いた状態であれば、生のまま与えても大丈夫です。
子犬から老犬まで、全てのステージで与えることが可能なので、特別なおやつとして食べさせてあげると愛犬も喜ぶでしょう。
ただし、糖分が多くカロリーも高いため、一度にたくさんの量を与えることは避けましょう。
またアレルギーを発症する可能性もあるため、バナナを与えたあとは愛犬の体調の変化に注目してあげてください。
バナナを与える際は、喉に詰まってしまわないように細かく切るか、潰してあげると安心です。
犬にバナナを与える際の適切な頻度・量はどれくらい?
犬にバナナをどれくらい与えてもいいのか、体重別にそれぞれ紹介します。
超小型犬
犬用の、バナナを使った簡単手作りレシピを紹介!
バナナを使った犬用手作りレシピを2つ紹介します。
①バナナチップス
- バナナ(1本)
- 皮を剥いたバナナを2~3㎜の厚さにスライスする
- 1を重ならないようにクッキングシートの上に並べる
- 120~130度に設定したオーブンで30~40分焼く
- 余熱が取れたらラップをせずに冷蔵庫で冷やし、パリパリになったらできあがり
- バナナ(120g)
- 小麦粉(200g)
- オリーブオイル(大1)
- 皮を剥いたバナナをフォークで潰す
- 1に小麦粉とオリーブオイルを加え、混ぜ合わせながらまとめる
- ラップに包んで冷蔵庫で30分ほど寝かせる
- 薄くのばし、適当な大きさに形成する
- 余熱をしていない160度のオーブンで35分焼いたらできあがり
犬にバナナを与える際の注意点は?5つのポイントを徹底解説!
生のまま与えることができるので、手軽なおやつとしても大活躍のバナナ。
しかしバナナを与える際には、いくつかの注意点があります。
- 初めて与える際は、下痢や嘔吐等のアレルギー症状に注意
- 食べ過ぎ注意!カロリーも高いので、与えるのは少量に
- 皮は与えてはダメ!消化不良になる恐れがある
- 腎不全等、肝臓・腎臓に異常がある犬には与えないようにする
- 人間用のバナナジュース等の加工食品は与えてはダメ!
①:初めて与える際は、下痢や嘔吐等のアレルギー症状に注意!
甘く舌ざわりの良いバナナを好きな犬はたくさんいます。
しかし中にはバナナアレルギーを持つ犬もいるため、初めてバナナを与える際にはアレルギー症状に注意しなくてはなりません。
初めて与える時には少量だけを食べさせ、体調に変化がないか見守りましょう。
特に問題ないようであれば、バナナの量を徐々に増やしていってください。
バナナを食べたあとに下痢や嘔吐、皮膚の痒みや目の充血などの症状が見られた場合には、アレルギーである可能性が高いです。
なるべく早めにかかりつけの動物病院を受診しましょう。
②:食べ過ぎ注意!カロリーも高いので、与えるのは少量に!
先ほどから何度かお伝えしていますが、バナナは糖分やカロリーが多い果物です。
バナナ1本分(100g)に含まれる糖質は19.4g、カロリーは93kcalと、りんごやみかんなど他の果物と比較しても高めだと言われています。
糖分やカロリーを多く摂取することは、肥満や糖尿病などの疾患に繋がる恐れがあるため注意が必要です。
しかしエネルギーに変換される糖分は、犬の健康を保つ上で重要な栄養素でもあります。
毎日の食事とのバランスを意識しながら、上手にバナナの栄養効果を活用できると良いですね。
③:皮は与えてはダメ!消化不良になる恐れがある
犬にバナナを与える際には、皮はしっかりと剥いてあげてください。
バナナの皮に有害物質が含まれているわけではありませんが、消化しにくいというデメリットがあるのです。
消化不良の場合は、下痢や嘔吐といった症状が見られます。
また消化されない皮が腸に詰まる危険性もあり、特に小型犬の場合は誤食に注意してください。
愛犬が誤って皮を食べてしまった場合には、早めに動物病院を受診することをおすすめします。
愛犬に盗み食いの癖があるのであれば、すぐにゴミ箱に捨てたり届かない場所に置くなどの管理を徹底しましょう。
④:腎不全等、肝臓・腎臓に異常がある犬には与えないようにする
バナナには、カリウム(ミネラル)が多く含まれています。
先程、カリウムは犬の健康においても重要な働きがあるとお伝えしました。
しかし腎臓の機能が低下している場合、カリウムが排出されず体内に蓄積されてしまいます。
カリウムが蓄積することで低血圧や不整脈などを引き起こしやすく、その結果心臓に負担が掛かりやすくなるのです。
またバナナを食べ過ぎることで、バナナに含まれるミネラル成分が結晶化し、尿路結石が作られる可能性もあります。
肝臓に疾患がある場合には、腎臓にも影響が出る危険性が高いため、カリウムの摂取は控えましょう。
⑤:人間用のバナナジュース等の加工食品は与えてはダメ!
バナナジュースなど、人間用に加工された食品は与えないようにしましょう。
人間用の加工食品には、砂糖や添加物など犬の健康を阻害する成分がたくさん含まれているのです。
肥満やガンの発生を防ぐためにも、余分な砂糖や添加物は避けましょう。
仮に愛犬にバナナジュースを飲ませたい場合には、手作りのものを与えると安心です。
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まとめ:犬はバナナを食べれる!
犬がバナナを食べれらること、またそのメリットや栄養効果について紹介しました。
改めてこの記事のポイントをまとめます。
- バナナには食物繊維、オリゴ糖、ビタミンB群、カリウムなどが豊富に含まれており、犬の健康維持においても効果的な果物である
- バナナを食べることで整腸作用、疲労回復、被毛や皮膚の健康維持、粘膜の正常化、貧血予防、血圧を下げるなどの効果が期待できる
- バナナは生のまま食べても大丈夫だが、糖分やカロリーが多いため与えすぎには注意する
- バナナを初めて与える際には少量だけを食べさせ、アレルギー反応の有無を確認する
- バナナの皮は、消化不良や腸閉塞の危険性があるため必ず取り除く
- 肝臓や腎臓の機能が低下している犬にはバナナを与えないようにする