犬がビールを飲む・舐めるのは大丈夫でしょうか?ビール酵母自体は体に良い効果を与えますが、一口程度の少量でも、ビールを飲んだ・舐めた場合はアルコール中毒の症状が出て危険です。また犬がお酒を誤飲した際の対処法も気になりますよね。この記事では犬とビールを解説します。
この記事の目次
目次を閉じる犬はビールが好き?誤飲の際の対処法も徹底解説!
仕事を頑張ったご褒美やお風呂上がりに飲むとたまらなく美味しいのがビールですよね。
今回「MOFFME」ではそんなビールと犬というテーマでお話ししていこうと思います。
- ビールの危険性や中毒症状を解説
- 致死量はどのくらいなのか
- 誤飲した時の対処法とは
- 犬用のビールがあるって本当?
犬がビールを飲むのはダメ!ビールの危険性や中毒症状を解説!
好きな人にとってはたまらないビールですが、犬に与えても大丈夫なのでしょうか?
この章ではビールを与えることでどのような症状が出るのかについて紹介していこうと思います。
- アルコールは絶対に与えてはいけない
- アルコール中毒はどんな症状が出るのか
- ビール以外のお酒は飲ませても良いのか
犬がビールを飲むのはダメ!アルコールが含まれており危険!
人間にとってはストレス発散やコミュニケーションのツールとして欠かせないビールですが、犬には絶対に与えてはいけません。
理由としてはアルコールが含まれているからです。
アルコールは酵素によって分解されていきますが、犬は分解する酵素を持っていないのです。
人間の中にもお酒に弱い人がいますよね。
お酒に弱い人がたくさんのアルコールを飲むと分解が追いつかずに、体調を崩してしまいます。
犬はそもそも分解すらできないので体内に吸収されると体の中に残り続けることになります。
そして、様々な症状が現れたり、最悪の場合には死に至ることもあるのです。
人間のように時間が経てばいずれ酔いが覚めると思ってはいけないということですね。
犬がビールを飲むとどうなる?アルコール中毒の症状を解説!
身近にあるという人も多いビールですが、とても危険な飲み物であることがわかりますよね。
では、誤ってビールを飲んでしまった時にはどのような症状が出るのでしょうか。
一般的には人間が酔っ払った時と同じような症状が出ると言われています。
ふらふらと足取りがおぼつかなくなったり、嘔吐してしまうといった症状です。
また、大量に摂取してしまったり、症状が重い場合には呼びかけに反応しなくなったり意識が朦朧としてきてしまうこともあります。
このような症状が出た場合にはかなり危険な状態ですので、すぐに動物病院に行くようにしたほうが良いでしょう。
ビールを飲んでしまっただけでこのような大変な事態になってしまうので、絶対に飲ませないように注意しなくてはいけませんよね。
補足:犬にはビール以外にも、お酒は基本的に絶対ダメ!
人によっては毎日飲むことのあるビールですが、アルコールを分解できないから与えてはいけないということでしたよね。
つまり、分解することのできないアルコールが含まれているものは飲ませてもいけないですし、食べさせてもいけないということです。
ビールだけでなく、お酒類は全てアルコールが含まれていますから絶対に与えてはいけません。
また、お酒を使用した食品もいくつかありますよね。
そういったものも与えないようにすることが愛犬の命を守ることに繋がってきます。
犬がビールを舐めた・飲んだ!致死量や誤飲の対処法を解説!
人間も酔っ払ってくると、気が緩んでしまいがちです。
そういったときには誤飲が起こる可能性も高くなってしまいます。
万が一、誤飲してしまった時にはどのような対処などをすべきなのでしょうか。
- どれくらい飲んだら危険?致死量について紹介
- 誤飲してしまった時にはどう対処すべきなのか
- 動物病院ではどのような処置をするのかやその費用とは
犬に危険が及ぶビールの量はどれくらい?致死量について解説!
どれくらい飲んでしまったら命の危険があるのかについてですが、少量であっても命に関わる危険性は0ではないことを知っておきましょう。
また、アルコールの度数にもよりますが、ビールの場合には100ml程度飲んでしまった場合に致死量に値すると言われています。
もっとアルコール度数の高いお酒を飲んでいる場合には致死量に少量で達してしまうことになるので注意が必要です。
致死量に達していなくても少量飲んだだけで、中毒症状などが出ることもあるので飲んでしまったかもと思ったらよく様子を見てあげるようにしてください。
何か異変がある場合や、明らかに飲んでしまったとわかっている場合には病院へ相談するようにするのが最も大切です。
犬がビールを誤飲した際の対処法は?すぐ動物病院を受診!
先ほども少しお話ししましたが、基本的にビールなどのお酒を飲んでしまったかもしれないと思ったら動物病院に行くようにします。
少しなめてしまったくらいなら様子を見ても構いませんが、万が一に備えて獣医さんなどに相談しておくと安心できます。
飲んだ量が致死量に達していなくても、様々な症状が出ることがあるので速やかに動物病院を受診してください。
その際にはいつ、どのくらいの量を飲んでしまったのか、そして、何か異変があったのかについて説明できるようにしておきましょう。
正しく情報を伝えることによって適切な治療が受けられるようになります。
犬は言葉を話すことができませんから、飼い主さんが正確に伝える役割を担っています。
犬のビールの誤飲で行われる治療内容は?治療費と共に解説!
人間も酔っ払ってしまうと管理能力の低下してしまうと言われています。
管理能力の低下は誤飲を引き起こしてしまうかもしれません。
誤飲で病院に駆け込んだ時にどんな治療がされるのか気になりますよね。
症状によって対応は変わってくるようです。
意識があってまだ、アルコールが体内に吸収されていないようであればかわいそうですが、人為的に嘔吐させます。
一方で、意識に以上が出ている場合には胃洗浄などの処置がされます。
吐かせるだけであれば、5000円かからない程度で行ってもらえるかもしれません。
しかし、胃洗浄や入院治療となると数万円となってしまうこともあります。
また、アルコールを飲んでいるということは時間外での診察になってしまうことも多いと思いますから、費用は割高になることもあります。
補足:犬が飲めるビールもある?犬用ビールについて解説!
ビールなどのアルコールは絶対に飲ませてはいけないとお話ししてきましたが、実は飲ませても大丈夫なものも販売されているのです。
愛犬と一緒にビールを飲んで楽しみたいという人たちの要望を叶えたものになっており、アルコールは含まれてません。
アルコールの代わりに、犬の健康にとって良い影響を与えるだろうと言われている成分が含まれている飲み物になっているようです。
海外などでは、一緒にビールを飲んで楽しめるということで人気な商品です。
ビールを作る際に発酵させるという工程がありますが、犬用のビールの場合にはこの工程を省いているため、アルコールが発生せずに飲ませることができるようです。
材料などもビールとは少し違ったものを使用して、飲ませても大丈夫なようにしています。
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まとめ:犬がビール等のお酒を飲むのは危険!
いかがでしたでしょうか?
今回は犬とビールというテーマでお話ししていきました。
今回の記事の内容を簡単にまとめてみましょう。
- ビールは絶対に与えてはいけない
- 致死量はアルコール度数によって変わるが、ビールなら100ml程度
- 飲んでしまったらすぐに病院へ行く!
- 治療費は入院治療の可能性もあるので高額になることもある