猫が甘酒を飲んでも大丈夫でしょうか?ノンアルコールの米麹から作られた甘酒ならおやつに与えて大丈夫です。ただ腎不全・心臓が悪い猫、腫瘍がある猫に与える際は注意が必要です。また甘酒の栄養・効能、アレルギーも気になりますよね。この記事では猫と甘酒について解説します。
この記事の目次
目次を閉じる猫は甘酒が好き?栄養効果や与える際の注意点も徹底解説!
水と米麹で出来た甘酒は「飲む美容液」、「飲む点滴」と呼ばれています。そのため、甘酒を美容や健康で飲む方は多いのではないでしょうか?
私も甘酒は大好きなので自宅で定期的に甘酒を作って飲んでいます。特に冬に温かい甘酒を飲むと、体の芯から暖かくなるので、冷え性の方にもおすすめです。
そんな栄養価が高い甘酒ですが、猫にも与えて問題ないのでしょうか?また、甘酒は米麹と酒粕の種類があるが、どちらでも大丈夫なのか?猫にとっての栄養化や注意するポイントも知りたいですよね。
今回「MOFFME」は栄養価の高い甘酒は猫も飲んで問題がないか徹底解説したいと思います。
- 猫は甘酒を飲んで問題がない?
- 甘酒の栄養素と効果について
- 甘酒の与え方
- 甘酒の作り方
- 甘酒の注意点
猫が甘酒を飲んでもOK!含まれる栄養素やその効果も解説!
種類によりますが猫が飲める甘酒はあります。その甘酒であれば、猫に与えても問題ありません。また、栄養価が高い甘酒は猫にとっても効果があります。
これは飼い主様にとっても猫にとっても朗報なのではないでしょうか?
早速猫に甘酒を与えたい!と思っている飼い主様もいらっしゃると思いますが、まず猫にとって甘酒はどのような栄養があるのか、今からご紹介します。
- 猫は甘酒を飲むことができる。
- 甘酒を与えるメリットや栄養について
猫が甘酒を飲んでも大丈夫!栄養豊富で体にも良い!
甘酒の味は甘く、「酒」という文字から猫に飲ませてはいけないと思っている飼い主様もいらっしゃるかと思われますが、ノンアルコールの米麹で出来た甘酒であれば猫も飲むことができます。
甘酒は人間の体にとっても猫の体にとっても栄養が豊富で体にとても良いと言われています。甘い味はしますが、砂糖は使われていないため、安心して猫に与えて頂けます。
そのため、高齢の猫や食欲がない猫、猫の健康のためにも甘酒はぴったりな飲み物と言えるでしょう。
猫に甘酒を与えるメリットは?含まれる栄養素やその効果も解説
猫にとって甘酒のメリット・栄養などについて解説します。
- ぶどう糖
- ビタミンB1・B2・B6
- ビタミンE
- 9種の必須アミノ酸
- 麴酸
- 酵素
猫に甘酒はどうやって与える?猫用甘酒の手作りレシピも紹介!
猫にとって栄養の塊である甘酒。では、どのようにして甘酒を与えればいいのでしょうか?
また、市販されている甘酒は水と麹以外にも砂糖や人工甘味料が多く入っています。そのため、添加物を摂取することで体に悪影響を与えたり、場合によってはアレルギーも発症する可能性があります。
そのため、出来れば猫に与える甘酒は手作りがおすすめです。今から猫への正しい甘酒の与え方・甘酒の作り方をご紹介します。
- 甘酒の与え方
- 猫用甘酒の作り方
猫にどうやって甘酒を与える?上手な与え方、頻度・量を解説!
まず、甘酒は水と麹で出来ているため、砂糖は入っていませんが、カロリーはあるので量は少なめで与える必要があります。
そのため、甘酒を与える頻度や量に関しては1日小さじ1杯~大さじ1杯が適量です。
栄養があるからと大量に与えたり、毎食甘酒を与えると肥満に繋がったり内臓に負担をかけることになります。1日1回程度で問題ありません。
そして、甘酒の与え方としていくつか方法があります。
- 器やスプーンに乗せて与える。
- ペット用シリンジで与える。
- 冷凍庫で固めて与える。
- 多めの水に少し甘酒を混ぜて与える。
自分でご飯が食べることが出来ない老猫や子猫にはペット用シリンジで与えるようにしましょう。ミキサー等で甘酒をペースト状にすればシリンジで与えやすくなり、喉に詰まらせる危険性もありません。
健康で元気な猫にはカップに甘酒を入れて冷凍庫で固めれば、冷たいおやつ感覚で猫に与えることができます。
また、猫が水分補給しないと、腎不全や脱水症状に陥ることがあります。それらを回避させるために、水を入れている器に甘酒を少々混ぜて味付けする方法もあります。
猫用の甘酒は手作りできる?猫用甘酒の簡単な作り方を解説!
猫も飲むことが出来る甘酒のレシピをご紹介します。
猫用甘酒
材料
- 水 300ml
- 米麹 300g
作り方
- 米麹をボウルに移し、1粒1粒になるようバラバラにほぐす。
- 水を55~60℃に温める。
- 2を1に入れて混ぜる。
- ヨーグルトメーカーや炊飯器に移し、55~60℃で6時間ほど保温させる。
猫に甘酒を与える際の注意点は?4つのポイントを徹底解説!
猫にとっても栄養価の高い甘酒ですが、もちろん注意することがあります。
甘酒を与えてはいけない猫や種類によっては与えていけない甘酒もあります。甘酒の種類や自分の猫は甘酒を与えて問題がないかなど、注意するポイントをしっかり把握した状態で猫に甘酒を与えるようにしましょう。
今から、猫に甘酒を与える4つの注意点について解説します。
- 米麹を使ったノンアルコールの甘酒を与える。
- 甘酒を与える場合は適正な量で与える。
- 腫瘍がある猫に与えてはいけない。
- 米アレルギーの猫に与えてはいけない。
①:酒粕ではなく、米麹を使ったノンアルコールの甘酒を選ぼう
猫に与える甘酒の麹は必ずノンアルコールの米麹としてください。
猫に限らずですが、動物にアルコールは厳禁です。人間はアルコールを肝臓で分解することが出来ますが、犬や猫といった動物は肝臓でアルコールを分解することが出来ません。
そのため、アルコールは有害物質として体に蓄積されて、意識が朦朧としたり、昏睡状態、下痢や嘔吐などが発生します。最悪の場合、命を落とすケースもあります。
もし、アルコールを誤飲した場合は、すぐに動物病院で診てもらってください。
そして、酒粕は砂糖とアルコール成分が含まれているため、絶対に酒粕甘酒は与えないように注意してください。
ちなみに、アルコールのビールは猫に与えてはいけませんが、ビール酵母であれば猫に与えても問題はありません。
ビール酵母にはアルコール成分は含まれておらず、食物繊維やアミノ酸が豊富であるため、キャットフードにも使われています。
②:飲み過ぎ注意!カロリーも高いので与えるのは適量に
甘酒は米麹を使っているため、炭水化物が多めとなっています。
栄養価が高く猫に与えやすい飲み物ですが、与えすぎると肥満や体に悪影響があります。適正な与え方としては、1日に小さじ1杯~大さじ1杯となります。
主食のキャットフードに甘酒を混ぜて与えたり、おやつとして甘酒を与えるようにしましょう。
猫は偏食が多いため、もし、甘酒なしのキャットフードを食べなくなった場合は、猫に与える甘酒をストップさせるか、甘酒の量を減らすようにしましょう。
③:腫瘍がある猫には与えちゃダメ!
がんなど、腫瘍の疾患を患っている猫に甘酒を与えてはいけません。
甘酒はぶどう糖が豊富とされていますが、がんや腫瘍はぶどう糖をエネルギーとして成長し、乳酸を出す働きがあります。
そして、猫の体は乳酸をぶどう糖に還元する働きもため、その際、大量に体力が奪われることから栄養失調に繋がります。
がんや腫瘍がある場合は、甘酒を与えて問題がないか必ず動物病院に相談し食事指導などのアドバイスをもらうようにしましょう。
④:米アレルギーがある猫もいるので、下痢等の症状に要注意!
米麹の主成分は米であるため、米アレルギーを持つ猫には注意する必要があります。
また、米アレルギーは持っていないが、体質的に甘酒が合わない猫もいます。もしかすると、麹に何らかの原因があるかもしれません。
米アレルギーを持つ猫や体質的に合わない猫は下痢や嘔吐、皮膚をかく症状などが見られます。
そのため、初めて甘酒を与える場合は必ず少量から与えるようにしましょう。アレルギーはすぐに発症する場合もあれば、2~3時間後に発症するケースもあります。
甘酒を与えた場合、半日から1日は様子を見るようにしてください。
MOFFMEのペット保険一括比較サービスを利用するのもおすすめ
近年加入者が増えていっているペット保険ですが、それでも現在の加入率はペットを飼っている方のおよそ10%程度にしかなりません。
ペットの治療費は全額自己負担となりますので、突然の病気による手術等で数十万円といった高額な費用がいきなり請求されてしまうことも珍しくありません。
しかし大切なペットには最適な治療を余裕を持って受けさせてあげたいですよね。
もしもの時、治療費の負担を少しでも軽減し飼い主やペットが治療に専念できるように、前もってペット保険に加入しておくことをおすすめします。
MOFFMEでは「どんな保険に加入すれば良いか分からない」・「入りたい保険がいくつかあるけど、どれが一番良いのか悩む」といった方のために、ペット保険の一括比較サービスを行っております。
ペット保険への加入を検討されている方はぜひ利用してみてください!
まとめ:「飲む点滴」と呼ばれる甘酒は猫にもおすすめ!
飲む点滴、飲む美容液と呼ばれる甘酒と猫についてのまとめです。
- 米麹で作ったノンアルコールの甘酒であれば猫も飲むことが出来る。
- ぶどう糖や必須アミノ酸、葉酸や酵素などの栄養が豊富。
- 1日小さじ1杯~大さじ1杯が目安。
- 与えすぎると肥満や体に悪影響がある。
- がんや腫瘍の疾患がある猫、米アレルギーを持つ猫に甘酒を与えてはいけない。