犬はゼリーを食べられる!与える際の注意点、犬用ゼリーのレシピとはのサムネイル画像

犬は市販の人間用のゼリーを食べれるでしょうか?ご飯・おやつに犬はゼリーを食べられますが、ゼラチンアレルギー等もあるので注意が必要です。またゼリーは熱中症対策の水分補給や食欲がないとき、薬を飲ませる際にもおすすめです。この記事では犬とゼリーについて解説します。

記事監修者「森下 浩志」

監修者森下 浩志
フィナンシャルプランナー

早稲田大学基幹理工部出身。すべてのペットのお金と健康にまつわる問題を解決したい、という強い思いからMOFFMEを立ち上げ。ファイナンシャルプランナー、損害保険(ペット保険を含む)の公的資格取得。獣医師団体などと連携をして、ペットのWEB健康診断ツールの開発も行う。

この記事の目次

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犬はゼリーを食べられる?犬用ゼリーの作り方も徹底解説!

食欲がないとき、体が辛いとき、お腹に少し何か入れたいときは喉越しが良いゼリーを食べたくなりませんか?


また、ゼリーは水分補給や素早いエネルギー補給するときにも重宝されると思います。特に私は夏バテでゼリーを食べることが多いです。


そんな人がよく食べるゼリーを犬にも与えたいと思った飼い主様はいらっしゃるのではないでしょうか?

  1. 水を飲まないので、水分補給として与えたい。
  2. おやつの1つとして与えたい。
  3. 老犬で硬いものが食べられないから与えたい。
  4. ゼリーの中に薬を入れて与えたい。
など、理由はいろいろあると思います。

そんな飼い主様のために今回「MOFFME」では、犬とゼリーについて徹底解説します。
  • ゼリーの栄養や与え方について
  • ゼリーを与えるポイントについて
  • 犬用ゼリーの作り方
ぜひ最後までご覧ください!

またMOFFMEでは、「ペット保険のランキング」についても詳しく解説しておりますので、そちらもぜひご覧ください!

犬はゼリーを食べられる!含まれる栄養素や与え方を徹底解説!


犬にゼリーを与えたいと思ったとき、きっと飼い主様はいろんな疑問を持つかと思います。
  1. 犬はゼリーが食べれるのか?
  2. 人間が食べているゼリーを与えて問題がないか?
  3. ゼリーは犬にとって栄養やメリットがあるのか?
私たちがゼリーを食べていると、犬はゼリーが欲しくて可愛い顔をしますよね。

基本、ゼリーは水とゼラチンで作られているので問題はありませんが、砂糖等が入っているので、ためらう飼い主様は多いと思います。

そんな飼い主様のために、ゼリーの栄養や与え方について徹底解説します。
  • ゼリーの栄養について
  • ゼリーの正しい与え方

犬はゼリーを食べられる!ゼリーに含まれる主な栄養素とは?

ゼリーは水・ゼラチン又は寒天・果汁で出来ています。そのため、少量であれば犬も食べることが出来ます。


しかし、ゼラチンで作るゼリーと寒天で作るゼリーは食感も違えば、栄養も異なります。


ゼラチンで作ったゼリー

ゼラチンのほとんどが牛又は豚のコラーゲンで出来ています。そのためゼリーの9割はタンパク質が豊富です。筋肉を作ったり、犬の成長期にぴったりです。

寒天を使ったゼリー

寒天の原料は天草といった海藻で食物繊維がたくさん含まれています。食物繊維は腸内環境を整え、便秘をサポートする働きがあります。


その他、骨や歯を健康にさせるカルシウム、不要なナトリウムを排出するカリウム、体中の酸素を運ぶ鉄分の栄養素も含まれています。

犬にゼリーはどうやって与える?上手な与え方、頻度・量を解説!

ゼリーの上手な与え方として、いくつか方法があります。

  • そのままおやつとして与える。
  • 食欲がないときに与える。
  • 飲み薬をゼリーの中に入れて与える。
  • 熱中症対策などの水分補給で与える。
ゼリーは果汁が入っているため、なかなか飲んでくれない飲み薬をゼリーで包むことができます。

また、散歩中など、なかなか水を飲んでくれない犬も多いと思います。それは犬の中で水より散歩が優先度が高いため、水を必要としていないのです。

しかし、水分補給しなければ熱中症や脱水症状に陥ります。そのため、散歩と同等の優先順位が高いおやつであるゼリーを与えることで水分を補給させる方法があります。

とても有能なゼリーですが、砂糖などが多く含まれています。そのため、与える量は1日の10%以下とし、おやつとして与えるようにしましょう。

補足:犬はゼリー以外にも寒天やプリンも食べられる?

犬がゼリー以外に水分補給が出来て、喉越しが良いおやつとなれば、寒天やプリン、ところてん等があります。


寒天とところてんは同じ成分ですが、含まれる寒天の量が違ったり、プリンはゼリー以外にも牛乳や卵が使われています。そのため、与える量やアレルギーには注意する必要があります。


特に牛乳を多く使っているプリンには注意しましょう。犬は牛乳に含まれる乳糖がん消化能力が低いため、下痢などに繋がります。


そのため、植物性の豆乳を使ったプリンがおすすめです。

犬にゼリーを与える際の注意点は?3つのポイントを徹底解説!


栄養が豊富で犬も大好きなゼリーですが、犬が喜ぶからといってたくさん与えてはいけません。


市販で販売されているゼリーは砂糖や添加物が多いため、太りやすくなったりアレルギーが発生する場合があります。


また、間違った与え方をすると、不調や中毒が発生するなど体に悪影響があります。そのため、今からゼリーに対して最も注意して欲しいことを徹底解説します。

  • 下痢や嘔吐などのアレルギー症状について
  • 与える量について
  • 与えてはいけないゼリーの種類について

①:初めて与える際は、下痢や嘔吐等のアレルギー症状に注意!

初めてゼリーを与える場合は、必ず少量から与えるようにしましょう。


ゼリーに含まれるゼラチンもアレルギーの要因となる場合もあれば、ゼラチンや寒天が体に合わない犬もいます。


そのため、下痢や嘔吐などといったアレルギー症状が発生するおそれがあるため、ゼリーを少量与えたら半日~1日は様子を観察しましょう。


日にちが経っても変わった様子が無ければ少しずつ量を増やして問題ないかと思われます。


また、寒天には食物繊維が豊富なため、お腹が弱い犬は少量で与えるようにしてください。

②:食べ過ぎ注意!砂糖・添加物も多いので、おやつ程度の少量に

ゼリーには果汁・砂糖多くが含まれています。そのため、ゼリーを食べ過ぎると、肥満に繋がります。


また、添加物を多く摂取すると、ガンや病気になりやすかったり、酸化した体となり免疫力が下がってしまいます。


そのため、ゼリーは主食ではなく、おやつ程度の少量にして与えるようにしましょう。最近ではペットショップに犬用のゼリーが販売されています。


しかし、肥満や健康的な体を作りたい場合は、砂糖の量を調整し、無添加のゼリーを愛犬のために手作りゼリーも良いかもしれませんね。

③:コーヒーゼリー等、与えてはいけない種類のゼリーもある!

犬が食べてはいけない食材を使ったゼリーはもちろん、与えてはいけません。どのようなゼリーに注意すべきかご紹介します。

  • コーヒーゼリー
  • ぶどうゼリー
  • こんにゃくゼリー
  • キシリトールを使ったゼリー

①コーヒーゼリー・ぶどうゼリー

カフェインが含まれるコーヒーは犬に与えてはいけません。カフェインは犬にとって中毒成分となります。

②こんにゃくゼリー
ゼラチンや寒天で作ったゼリーではなく、こんにゃくの粉末で作られたゼリーを与えてはいけません。犬はこんにゃくを上手く消化することができません。

最悪、腸閉塞や喉に詰まらせるといったことが起こる可能性があります。

③キシリトールを使ったゼリー

キシリトールは犬に絶対に与えてはいけない成分となります。犬にキシリトールを与えた場合、重度の中毒が起こります。

1gでもキシリトールを摂取した場合でも中毒が発生し、深刻な低血糖に繋がるおそれがあります。

補足:ゼリーを食べて体調が悪い場合は、すぐに動物病院を受診!

ゼリーを食べて様子がおかしい、体調が悪い場合はすぐに動物病院で受診をしてください。


初めてゼリーを食べてアレルギーが発生するケースもありますが、ゼリーを食べなれている犬も急にアレルギーが発生することがあります。


与えたゼリーによって、飼い主では気づかない成分がゼリーに含まれている場合もあります。


ゼリーの成分を確認した上で犬にゼリーを与えて欲しいですが、体調が悪くなり、動物病院へ受診される場合は、与えたゼリーの成分表を動物病院に提出しましょう。

犬用のゼリーは自宅で簡単に手作りできる?作り方も徹底解説!


ゼリーの食べ過ぎや種類によっては食べることが出来ないゼリーがあることから、飼い主様は注意して犬にゼリーを与える必要があります。


そのため、犬の健康を考えると体に悪影響のないゼリーを与えたいと考える飼い主様は多いと思います。


私も添加物や着色など体に悪影響するドッグフードやおやつは避けたいと思っている1人ですが、どうしてもペットショップなどで販売しているゼリーは保存料などが多いです。


そこで安心して食べることが出来るゼリー自宅で作ることはできるのでしょうか?

  • 犬用ゼリーは自宅で作ることができる
  • 犬用ゼリーの作り方

無添加の犬用ゼリーを自宅で手作りすることもできる!

安心できる犬用のゼリーを自宅で作ることは出来ます。


人間用のゼリーは砂糖が多かったり、犬用ゼリーは添加物などが多いです。自宅でゼリーを作るメリットは体に悪影響が少ない無添加の犬用ゼリーが作れることです。


ゼリーは満腹感もあり、低カロリーであればダイエット食としても有効です。また、便秘解消の改善や夏場や冬場の水分補給にもなります。


しかし、手作りのゼリーも最初に与える場合は、必ず少量から与える必要があるため、必ず注意するようにしましょう。

犬用ゼリーの作り方は?おすすめの簡単レシピを紹介!

いくつか犬用ゼリーのレシピを紹介します。


①犬用ミルクゼリー


材料

  • 犬用ミルク又は豆乳 300ml
  • てんさい糖 小さじ1
  • 水 大さじ3
  • ゼラチン 5g
作り方
  1. 水とゼラチンを混ぜておく
  2. 鍋に犬用ミルク(豆乳)を入れ、てんさい糖、1のゼラチンを入れて沸騰する少し前まで火にかける
  3. 2を混ぜる
  4. タッパーやジップロックに入れ、固まるまで冷蔵庫で冷やす
人間用のミルクは犬が上手く消化が出来ないため、犬用ミルク又は豆乳にしてください。

②犬用寒天ゼリー


材料
  • ささみ 1本
  • 人参 2㎝
  • ブロッコリー 1切れ
  • 粉寒天 2g
  • 水 200cc
作り方
  1. ささみ、人参、ブロッコリーを細かく刻む。
  2. 鍋に水を入れて沸騰させたら、1を入れて茹でる。
  3. 1に火が通ったら、鍋から全て1を取り出す。
  4. 火を消して、寒天を鍋に入れ、素早く混ぜる。
  5. 寒天が溶けたら、中火で火をつけて2分ほどかき混ぜる。
  6. 小さな容器やシリコンカップに3で取り出した野菜を入れる。
  7. 野菜が入ったシリコンカップに5を均等に注ぎ、固まるまで冷蔵庫で冷やす。
※紹介した野菜やささみは、犬が食べれる食材であれば変更しても問題ありません。

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まとめ:犬はゼリーを食べられる!水を飲まない等の際におすすめ

犬とゼリーについてのまとめです。

  • 犬はゼリーを食べることが出来る。
  • ゼリーはタンパク質、寒天は食物繊維やカリウム、鉄分などが含まれている。
  • ゼリーにはアレルギー性がある。
  • ゼリーを食べ過ぎると肥満に繋がる。
  • コーヒーゼリーやぶどうゼリーなど食べてはいけないゼリーがある。
  • 自宅でゼリーを作ることができる。
犬にとってもおいしいゼリーですが、正しい知識や与えすぎに注意すれば有効な食材と言えます。

何より、犬にとって重要である水分補給の役割も担っています。喉越しがいいので、老犬や食欲が落ちた犬にも役立ちます。

しかし、ゼリーはご飯ではなくおやつとして与えるようにしましょう。健康のためにも手作りしたゼリーで犬を喜ばせてみませんか?

MOFFMEでは、他にも様々なペットや保険に関する記事を多数公開しておりますので、そちらもぜひご覧ください!