犬に食パンをあげるのは大丈夫でしょうか?犬がご飯・おやつに食パンを食べたとしても大丈夫ですが、腎不全の犬には与えない、毎日与えるなど食べ過ぎはダメ等の注意点があります。また食パンを与える際の注意点も気になりますよね。この記事では犬と食パンについて解説します。
この記事の目次
目次を閉じる犬は食パンが好き?与える際の注意点、犬用パンのレシピ等を解説
朝からカリッと焼けたパンのいい香りがすると、何だか幸せな気分になります。食パンブームで様々な食パン専門店も出店されています。
美味しいパンを食べると気分も上がりますが、犬も食パンが大好きな子が多くいます。
今回の「MOFFME」では
- 食パンを食べても大丈夫
- 含まれる栄養素
- 与える適正量
- お米や麺類も食べれる
- 与える際の5つの注意点
- 自宅で簡単に手作りパンが作れる
- 手作りパンレシピ2選
犬は食パンを食べていい!含まれる栄養素や与え方を徹底解説!
チャチャっと食べることが出来るパンは、朝食の定番ですよね。こんがりとトーストしたり、サンドウィッチにしたりと色々なアレンジが可能な食パンですが、犬に与えて良い食品なのでしょうか。
ここからは
- 食パンを食べても大丈夫
- 食パンに含まれる栄養素
- 与え方や適切な量
- お米や麺類は与えても良いのか
犬が食パンを食べるのは大丈夫!食パンに含まれる栄養素とは?
食パンを与えることは問題ありません。
食パンの原料は主に小麦粉になります。小麦粉にはタンパク質が含まれています。タンパク質は体の筋肉や骨、血液などといった体の基礎となる部分を構築するのに必要な栄養素です。
小麦粉は炭水化物なので、エネルギーの源ともなります。この他にも、ビタミンやミネラルも含まれています。少量ではありますが、必須脂肪酸が含まれる脂質も栄養素として挙げられます。
また、食パンには米粉やライ麦、全粒粉が使用されているものもあります。
米粉・ライ麦・全粒粉の特徴
- 米粉には小麦粉に含まれているアレルギーの原因ともなるグルテンが入っていません。
- ライ麦は小麦粉に比べ、ビタミンや食物繊維が豊富です。特にビタミンB群が多く、皮膚などを健康に保つ働きをしてくれます。
- 全粒粉は、小麦の表皮など全てを粉にしているものです。食物繊維やミネラルが含まれています。食物繊維はお通じの改善に、ミネラルは血圧を下げたりするのに効果があります。
犬に食パンはどうやって与える?与え方、頻度・量を徹底解説!
多量に与えると、消化不良の原因となってしまいます。また、肥満に繋がる恐れがあるので、くれぐれも与え過ぎには注意が必要です。
一口大の食べやすい大きさにしてから、おやつやドックフードに少量混ぜるなどして与えて下さい。
与える量としては、1日に取る総摂取量の10%以内を目安として下さい。
体重別の与える量
- 4㎏未満の超小型犬
- 10㎏以下の小型犬
- 25㎏以下の中型犬
- 25㎏以上の大型犬
補足:犬は食パン以外に、お米や麺類も食べられる?
お米や麺類も与えることが出来ます。お米はアレルギーを発症しにくい食材で、タンパク質やビタミンを含みます。
麺類はうどんや蕎麦、パスタといった種類があります。これらの種類も全て食べることが出来ます。
少し柔らかめに茹でてあげる方が食べやすくなります。また、人間用の出汁などはやつゆなどは塩分が多いので使用しないで下さい。
ネギやワサビなどの薬味も、中毒症状や胃腸の刺激となるので使わない様にしましょう。
鰹節や魚から出汁を取ったり、ペット用の無添加の出汁などを使用して下さい。出汁に少量の野菜やささみなどを加えて、麺類と煮込めば簡単に1品出来上がります。
また、蕎麦や小麦にアレルギー反応を起こす可能性も考えられます。初めは少量から与える様にして下さい。
犬に食パンを与える際の注意点は?5つのポイントを徹底解説!
食べても問題のない食パンですが、いくつか注意が必要なポイントがあります。
ここからは
- アレルギー症状
- 添加物による体調不良
- 食べ過ぎ
- 消化不良
- 菓子パンや総菜パンは絶対に避ける
①:下痢や嘔吐等の小麦アレルギーの症状に注意!
原材料である小麦に対してアレルギー症状を発症することがあります。穀物類の中では、アレルギーが出やすい食材です。
小麦にはグルテンが含まれており、犬はグルテンを消化するのが苦手だとされています。
そして、このグルテンがアレルギーの原因となってしまいます。
主なアレルギー症状
- 皮膚の痒み
- 下痢
- 嘔吐
- 抜け毛
②:人間用の食パンは添加物も多く、犬の体調には気をつける
「健康のためにも添加物は避けましょう」「この商品は無添加なのでおすすめです」などと聞くことがあると思いますが、そもそも添加物とは何のことを指すのでしょうか。
添加物とは、保存料や着色料、香料などのことを言います。
食パンに含まれる主な添加物は以下になります。
- イーストフード
- マーガリンやファットスプレッド、ショートニング
③:食べ過ぎは危険!高カロリーで塩分量も多い!
- 糖尿病
- 呼吸器異常
- 免疫力が低下する
- 足や腰などの関節炎
- 寿命が短くな場合もある
- 尿路結石
④:炭水化物は消化に悪いので、くれぐれも主食にはしない!
タンパク質に比べて、炭水化物は消化に悪いとされています。主食にすると、摂取量も増え、胃腸に負担をかけることになります。
胃腸に負担がかかると、消化不良を起こします。
消化不良の症状
- 下痢
- 嘔吐
- 腹痛
- お腹の張り
⑤:惣菜パンや菓子パン等は絶対に与えてはダメ!
総菜パンや菓子パンを与えるのは絶対に避けて下さい。カロリーが高いだけでなく、含まれる材料によっては、中毒症状などを起こす危険性があります。
危険な食材
- ネギやニンニク
- レーズン
- チョコレート
補足:食パンを食べて体調が悪い場合、すぐに動物病院を受診する
食パンを与えてから体調に異変があった場合は、迷わずに動物病院を受診して下さい。
愛犬に異変が起きると、飼い主さんも動揺してしまいますが、落ち着いて行動する様に心がけましょう。
状況を正確に獣医師に伝えるためにも、「何時頃」に「どのくらいの量」を食べ、その後「どんな症状」が「どのくらいの時間」続いている(続いた)かをメモなどに残しておきましょう。
また可能であれば、食べた食品の原材料名などが記載されたパッケージなどを持って行くと良いでしょう。
犬に与えても安心!犬用パンは自宅で簡単に手作りできる?
食パンは自宅でも簡単に作ることが出来ます。ホームベーカリーが無くても、レンジで発酵を促したり、オーブンで焼き上げることが可能です。
ここからは
- 食パンは自宅で手作り出来る
- 簡単にできるパンレシピ
犬が食べても安心な、犬用パンを自宅で手作りすることもできる!
市販のパンは「添加物や、何が入っているのか不安」だと感じる飼い主さんには、自宅で手作りすることをおすすめします。
少し手間がかかりますが、自分で作ることが出来れば、添加物などの心配をせずに安心して与えることが出来ます。
使用する小麦粉やバター、塩分などを愛犬の体調に合わせて調節することが可能です。また、小麦粉を全粒粉や米粉などに変えて作ってみるのも良いかも知れません。
犬用パンの作り方は?簡単なおすすめレシピを紹介!
作るのは大変そうだと感じる飼い主さんもいらっしゃるかと思います。そこで、出来るだけ簡単に、シンプルな材料で作れるレシピを紹介します。
米粉パン
材料
- 米粉
- 水切りヨーグルト
- 水
- サラダ油
- 米粉に水を少しずつ入れて混ぜる
- 米粉に水切りヨーグルトを加えてよく混ぜ合わせる
- 薄くサラダ油を敷いたフライパンで両面をしっかり焼く
- 強力粉
- 水
- ドライイースト
- オリーブオイル
- 材料を全てボールに入れ、まとまるまでしっかり混ぜる
- 生地にラップをし200wで30秒チンする
- 3分ほどしっかりとこねてラップをし20分~30分寝かせる
- 寝かせた生地を均等に分けて形成する
- 700wのオーブンんで15分焼く
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まとめ:犬が食パンやパンの耳を食べても大丈夫!
今回は食パンを食べても良いのかについてまとめました。
主な内容は
- 食パンを食べても大丈夫
- タンパク質が豊富
- 米粉にはアレルギーの原因であるグルテンが入っていない
- ライ麦はビタミンや食物繊維が豊富
- 全粒粉は食物繊維やミネラルが含まれている
- 主食ではなくおやつとして与える
- 1日の適正量の10%が目安
- お米や麺類も食べることが出来る
- 小麦はアレルギーが出やすい食材のため注意が必要
- 添加物は体調不良の原因ともなる
- 食べ過ぎによる塩分過多や肥満に注意
- 炭水化物の多量摂取は消化不良の原因になる
- 玉ねぎ、レーズン、チョコレートは中毒症状が起きる
- 自宅で簡単にパンが作れる