猫がドーナツを食べるのは大丈夫でしょうか?ドーナツは高カロリーでかつ小麦アレルギー等の症状が出る恐れがあるので危険です。では猫がドーナツ等の甘いものを食べたがる場合はどうすれば良いでしょうか。この記事では猫とドーナツについて、その危険性等を開設します。
この記事の目次
目次を閉じる猫がドーナツが好き?与える危険性や猫用ドーナツのレシピを紹介
甘い香りが食欲を誘う、いまや定番のおやつ、ドーナツ。
専門店のほか、最近ではコンビニでも気軽に購入できるようになり、コーヒーや紅茶のお供に、おやつとしてお家で食べる方も多いのではないでしょうか。
そんなドーナツの甘い香りに誘われて「それなぁに?ちょうだい!」と猫ちゃんが興味深く見てきたり、食べようとしにきたこともあるのではないでしょうか。
そのような場面に出会うと「猫はドーナツを食べても大丈夫なのだろうか」という心配が頭をよぎりますよね。
実は、猫に人間用のドーナツを与えるのはよくないことです。
そこで今回の「MOFFME」では
- 猫が人間用のドーナツを食べるのはダメ!3つの危険性を徹底解説
- 猫がドーナツを誤食した場合はどうする?対処法を徹底解説!
- 猫がドーナツを食べたがる場合は?猫用ドーナツのレシピを紹介!
猫が人間用のドーナツを食べるのはダメ!3つの危険性を徹底解説
人間が美味しく食べられるものでも、猫や他の動物が食べてはいけないものはたくさんあります。
ドーナツも、猫が食べてはいけない食べ物のひとつです。
その理由として次の3点があげられます。
- 小麦や卵、乳製品等へのアレルギー症状が出る危険がある
- 砂糖が多く含まれ、高カロリーで肥満になる恐れがある
- チョコレートなナッツ等が含まれる場合、中毒症状を起こす
①:小麦や卵、乳製品等へのアレルギー症状が出る危険がある
食物アレルギーは人間でも持っている人はいますが、実は猫も食物アレルギーを持っている場合があると知っていましたか?
ドーナツは原材料に小麦粉や卵、牛乳などが含まれていることがほとんど。
もし小麦アレルギーや卵アレルギーのような食物アレルギーを持っている猫が、これらが原材料のドーナツを体内に摂取してしまうと、以下のような症状が出てしまうことがあります。
- 皮膚のかゆみ
- 発疹や熱
- むくみ
- 元気がなくなる
- 下痢
- 嘔吐
- 涙やけ
- 毛並みの荒れ
②:砂糖が多く含まれ、高カロリーで肥満になる恐れがある
甘い香りが食欲を誘うドーナツですが、人間でもおやつにドーナツを食べるときに気にしてしまうのがカロリーです。
小麦粉や砂糖をふんだんに使用し、多くのものが揚げてあるので、どうしてもカロリーが高くなりがち。
人間でも気になるのですから、小さな体の猫がドーナツを食べてしまうと間違いなくカロリーオーバーです!
年齢や性別、避妊去勢の有無などで変わってきますが、4kgの猫が1日に必要なカロリーは132~190kcal程度と言われています。
大手ドーナツチェーンのオールドファッション1つのカロリーが293kcalですので、猫にとってどれだけ高カロリーかわかりますよね。
そんな高カロリーのドーナツを食べ続ければもちろん肥満の原因に。
肥満はさまざまな生活習慣病の原因になります。
将来愛猫が病気で苦しまないためにも、ドーナツを猫に与えるのはNGです。
③:チョコレートなナッツ等が含まれる場合、中毒症状を起こす
チョコレートに含まれるカフェインやテオブロミンといった成分は、猫中枢神経や心臓に強く作用してしまい、最悪の場合だと死に至るケースもあるくらい有害なものです。
参考記事:【死亡の可能性アリ】猫にチョコレートは絶対NG!食べてしまったときの対処法
また、トッピングやドーナツの生地などに練り込まれていることもある、ナッツ類も注意が必要です。
特にマカダミアナッツは犬に中毒があるのが知られており、猫にとって安全なのかは答えが出ていません。
参考記事:猫にナッツ類は危険!消化不良や中毒症状を引き起こすことも
ドーナツのトッピングはもちろん、単体でもチョコレートやナッツは猫に与えないでください。
猫がドーナツを誤食した場合はどうする?対処法を徹底解説!
ここまでは、猫にドーナツを与えることの危険性をご紹介してきました。
危険性を理解したからこそ「万が一愛猫がドーナツを誤って食べてしまったらどうしよう!」と飼い主さんは思うかもしれません。
そこでこの項目では
- プレーンドーナツを少量だけなら大丈夫!注意して猫の様子を見る
- 猫の様子がおかしければ、すぐに動物病院を受診しよう
プレーンドーナツを少量だけなら大丈夫!注意して猫の様子を見る
チョコレートやナッツなどの、猫に対して有害なものが入っていない、プレーンドーナツならそこまで慌てることはありません。
毎日食べ続けるのは肥満の原因につながるので、与え続けてはいけませんが、飼い主の目を盗んでこっそり食べてしまった…という程度でしたら、次回からは盗み食いされないように工夫してください。
念の為、その日からしばらくはいつも以上に猫の様子を観察してください。
体をしきりに掻いてないか、いつものような元気はあるか、排泄物の様子はおかしくないかなどを細かく観察して、特に問題がなければ大丈夫です。
猫の様子がおかしければ、すぐに動物病院を受診しよう
しかし、プレーンドーナツでも猫が食物アレルギーを持っている場合は注意をしなければいけません。
前の項目でもご紹介したように、一度同じ食材でアレルギー症状を起こしている場合、アナフィラキシーショックが出てしまう恐れもあります。
この場合、体調の異変は比較的短時間のうちに症状が出始めます。
以前小麦や卵、乳製品が含まれるものでアレルギー症状が出ている場合は、しばらくは注意深く観察し、様子が少しでもおかしければすぐかかりつけの動物病院を受診しましょう。
猫がドーナツを食べたがる場合は?猫用ドーナツのレシピを紹介!
とはいえ、ドーナツを食べようとするたびに、愛猫から「それちょーだい!」と、熱い眼差しを送られたら、心が揺らいでしまい、悩んでいる飼い主さんもいるのではないでしょうか。
実は、そんな悩みを解消する猫用ドーナツというものがあるんです!
そこでこの項目では
- 猫がドーナツを食べたがる場合は、猫用ドーナツを与えよう
- 猫用ドーナツの作り方は?おすすめの簡単手作りレシピを紹介!
猫がドーナツを食べたがる場合は、猫用ドーナツを与えよう
近年、猫や犬などの食事の楽しみが広がるよう、ペット用のケーキやクッキーなども作られるようになってきました。
もちろん、猫用ドーナツを販売しているお店もあります。
猫用のドーナツの場合、猫に有害なものはもちろん含まれていませんし、カロリーも抑えられていますので、安心して与えることができます。
ネットショップや大きめのペットショップなどでも販売しているので、ぜひ探してみてくださいね。
お店によっては「猫用ケーキ」などの取り扱いがやや大きく、ドーナツを探し出すのは困難かもしれません。
その場合は、ご自身で作ることもできますよ!
次の項目では猫用ドーナツの作り方をご紹介します。
猫用ドーナツの作り方は?おすすめの簡単手作りレシピを紹介!
ここでは、猫用ドーナツの作り方をご紹介します。
猫のおやつを作るときは、材料は全て無添加のものを選ぶと安心です。
①簡単!レンチンプレーンドーナツ
- ホットケーキミックス:1カップ(100g)
- 卵:1個
- 牛乳:120cc
- 無塩バター:大さじ1
- 湯煎かレンジで溶かしたバターをさまし、卵と牛乳を入れて混ぜる
- 1にホットケーキミックスを加えてさらに混ぜる
- シリコン製のドーナツ型に7〜8分目まで2を注ぐ
- 600wのレンジで1分30秒加熱
- 竹串をさして、生地がくっつかなければOK。完成です
②パンプキンドーナツ
- 牛乳:25CC
- ホットケーキミックス:40gほど
- かぼちゃ:適量
- 卵:1個
- かぼちゃはラップをかけてレンチンし、柔らかくなったら潰しておく
- 材料を全てまぜる
- ドーナツの型に2で混ぜたものを流し込む
- 170度のオーブンで15分焼く
- 竹串をさして、生地がくっつかなければOK。完成です
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まとめ:猫が人間用のドーナツを食べるのは危険!
今回は、猫にドーナツを与えた時の危険性についてご紹介してきました。
ポイントとしては
- 猫にドーナツを与えると食物アレルギーの症状が出ることがある
- アナフィラキシーショックになると、命の危険もある
- ドーナツは高カロリーなので肥満の原因になる
- チョコやナッツが含まれるドーナツは、中毒の危険があるので絶対与えない
- もし猫がドーナツを食べてしまったら、少量の場合は様子を見る
- アレルギー症状や中毒症状が出ている場合はすぐに動物病院を受診する
- どうしても猫がドーナツを食べたがる場合は、猫用ドーナツを与える