犬が緑茶を飲んだ・舐めたとしても大丈夫でしょうか?緑茶にはカテキン・カフェインが含まれており、少量でも与えると下痢・嘔吐等の中毒症状が出るので危険です。また犬が緑茶を飲んでしまった場合はどうすれば良いでしょうか。この記事では犬と緑茶について開設します。
この記事の目次
目次を閉じる犬は緑茶が好き・嫌い?中毒症状や致死量についても解説!
- 緑茶は飲んではいけないのか
- 致死量と誤って飲んでしまったときの対処法
- 緑茶以外の飲み物は安全なのか
犬が緑茶を飲むのはダメ!2つの危険性について徹底解説!
水分補給に最適な緑茶ですが、実は気をつけなくてはいけない飲み物なのです。
この章ではなぜ気を付ける必要があるのかについて以下の内容でお話ししていきます。
- カフェインは摂取させてはいけない
- シュウ酸にも気をつけよう
- 中には良い効果をもたらす成分もある
①:緑茶に含まれるカフェインによるカフェイン中毒の恐れ
毎日、当たり前のように飲んでいる人も多いのではないでしょうか?
そんな身近にある飲み物をなぜ、緑茶を与えてはいけないのかというと眠気覚ましなどの効果を発揮してくれるカフェインが含まれているからなのです。
カフェインは神経を刺激することによって興奮状態を引き起こします。
また、下痢や嘔吐といった症状がでることもあると言われています。
大量に摂取するなどして重症化すると痙攣や発作などが起こることもあるので、すぐに病院で診てもらう必要があります。
犬はカフェインの吸収スピードが早いため、少量でも異変が起こる可能性があると言われています。
誤って口にしてしまったと思ったら、なるべく早く病院で対処してもらうことが重要なのです。
人間もカフェインを大量に摂取することによって死に至ってしまったケースも今までにありますよね。
人間でも命を落とす危険性がある成分を犬に飲ませるのは、とても危険な行為であることが分かりますね。
②:シュウ酸が豊富に含まれている
緑茶には意外と色々な成分が含まれています。
その中にはシュウ酸というものも含まれています。
シュウ酸は尿路結石などを引き起こす原因になる成分です。
シュウ酸をたくさん摂取することによって、体の中のカルシウムをくっついて結石をできやすくしてしまいます。
進行すると血尿や痛みを伴う病気ですので、飲ませないようにすることが大切です。
その他にも犬には必要のないミネラルなども豊富に含まれていますので、注意が必要です。
補足:緑茶に含まれるカテキンは口臭ケア等に効果的!
カテキンは日用品などにも含まれていることのある有名な成分ですよね。
この成分は良い影響をもたらしてくれると言われています。
カテキンはさまざまなペット用品にも使用されています。
例えば、消臭スプレーや犬用の歯磨きペーストなどです。
また、デンタルガムなどにも配合されていることがあります。
これは、口臭を消すのに効果があると言われているからなのです。
緑茶の中には犬にとって嬉しい効果を発揮してくれる成分があるのですね。
犬が緑茶を飲んでしまった!致死量や誤飲の対処法を徹底解説!
役に立つ成分も含まれていれば、健康を脅かすような危険な成分も含まれているということがわかりました。
ここからは、誤って口にしてしまったときにはどのような対処をすべきなのかについてお話ししていきます。
- どれくらい飲んだら危険なのか
- 飲んでしまったらどう対処するべきなのか
- 加工食品にも注意が必要!
犬が緑茶を飲んでしまった!緑茶の致死量はどれくらい?
犬にとって危険な成分が含まれていることはよくわかりました。
では、どのくらい飲んでしまうと危ない状況になるのでしょうか。
致死量は体の大きさなどによって異なってきますが、少量でも異変が起きることがあるということを知っておく必要があります。
先ほども少し触れましたが、カフェインの吸収スピードはかなり早いと言われています。
そのため、こぼしてしまったものを少しなめてしまっただけでも、体の中にカフェインが吸収されていきます。
そして、異常が現れることがあるのです。
また、大量に摂取してしまった場合には痙攣やてんかん発作といった症状が出ます。
このような症状が出た場合には非常に危険な状態であることを理解しておきましょう。
犬が緑茶を誤飲した!飲んだ量・時間をメモして動物病院を受診!
では、誤って飲んでしまったときにはどのように対処するのが良いのでしょうか。
少量であれば、何か異変が起こることもないかもしれません。
しかし、しばらくは愛犬の様子を観察してあげるようにしてください。
また、心配な場合には動物病院を受診することをお勧めします。
大量に飲んでしまった場合にはすぐに動物病院へ連絡するようにしてください。
そのときには、どのくらいの量を飲んでしまったのかや、いつ飲んでしまったのかを話せるようにしておきます。
動物病院に行く際には、飲んでしまった緑茶の種類などもわかるようにペットボトルのパッケージを持参したりすると獣医さんも診察がしやすくなります。
なるべく正確な情報を伝えられるように準備しておくことが重要です。
補足:茶葉や粉末、緑茶アイス等の加工品の誤食には特に注意!
飲み物の緑茶には危険な成分が含まれていることから、与えないようにすべきとお話ししてきました。
では、茶葉や緑茶を使用した加工食品はどうなのでしょうか?
これらの食品も全て与えないようにすべきです。
緑茶を使用しているということは飲み物であっても、加工食品であっても危険な成分が含まれている可能性があるからです。
また、加工食品は人間が美味しいと感じるように味付けがされているものが多いですから、犬の健康を損なってしまう危険性はより高くなります。
茶葉や粉末などを使用してお茶を入れることがある人は、床に落としていないかなどを確認するようにしてくださいね。
また、緑茶の成分が含まれたアイスなども犬は欲しがると思いますが、与えないようにしてください。
犬は緑茶以外の飲み物なら飲んだとしても大丈夫?
人間が普段から飲んでいるものは多岐に渡りますよね。
この章では「他に危険な飲み物はある?」や「どんな飲み物なら平気なの?」という疑問を解決していきます。
- カフェインが含まれている飲み物は与えない
- 飲んでも良いものもあるが、量には注意しよう
緑茶以外にも、カフェインが含まれるコーヒー等を飲むのはダメ
犬にとって危険な成分はカフェインであるとお話ししました。
そのため、カフェインを含むような飲み物は基本的に与えてはいけないと覚えておきましょう。
代表的なものとしてはコーヒーがあげられます。
朝にコーヒーを飲むことで目を覚ます人も多いのではないでしょうか。
目を覚ますことに使われるくらいカフェインが豊富に含まれている飲み物です。
絶対に与えないようにしてください。
その他にも烏龍茶やほうじ茶などにも含まれていますので、与えないようにすべきです。
お茶やコーヒーはコップに注いでテーブルなどに置きっぱなしにしてしまうことも多いです。
見ていない間に飲んでしまう危険性もありますので、席を外すときには片付けるなどの対処が必要です。
ノンカフェインの麦茶等なら少量飲んでも大丈夫!
最近では、妊婦さんやカフェインに過剰に反応してしまう人のためにノンカフェインの飲み物がたくさん販売されていますよね。
実は麦茶にもそういった商品が販売されています。
カフェインを含んでいない麦茶なら、与えても問題ないと言われています。
ただし、大量にあげるのはよくありません。
また、基本的にお茶は生きていく上で必ず必要になるものでもありませんし、飲んだからといって健康になれるわけでありません。
つまり、新鮮なお水さえ十分に用意しておけば何も問題がないのです。
いくら与えても大丈夫な飲み物だとしても、基本はお水をあげるということを忘れないようにしておきましょう。
どうしてもお水を飲んでくれないといった事情がある場合に、最終手段として違った飲み物を与えるくらいにしましょう。
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まとめ:犬が緑茶を飲むのはダメ!
いかがでしたでしょうか?
今回は犬と緑茶というテーマでお話ししてきました。
この記事の内容を簡単にまとめると以下のようになります。
- カフェインは絶対に与えてはいけない成分
- シュウ酸は結石の原因になる
- 誤って口にしてしまったときには速やかに動物病院へ行く
- 基本的には新鮮なお水があれば問題ない