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猫が匂いに惹かれて紅茶を飲んだ・舐めたとしても大丈夫でしょうか?紅茶にはカフェインが含まれ、猫が飲むのは危険です。またティーバッグを食べたりするのも同様に危険です。では猫の紅茶の誤飲の対処法も気になりますよね。この記事では猫と紅茶について詳しく解説します。

記事監修者「森下 浩志」

監修者森下 浩志
フィナンシャルプランナー

早稲田大学基幹理工部出身。すべてのペットのお金と健康にまつわる問題を解決したい、という強い思いからMOFFMEを立ち上げ。ファイナンシャルプランナー、損害保険(ペット保険を含む)の公的資格取得。獣医師団体などと連携をして、ペットのWEB健康診断ツールの開発も行う。

この記事の目次

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猫が紅茶を飲むのは大丈夫?中毒症状や致死量も徹底解説!

猫とともに楽しいティータイムを過ごすこともありますよね。そんな時に紅茶のいい香りに惹かれて、万が一猫が飲んでしまったらと心配になることはありませんか?


猫が紅茶を飲んでも大丈夫なのでしょうか?もし飲んでしまった場合どんな危険なことが起こりうるのでしょうか?


今回「MOFFME」では、猫が紅茶を飲んでしまった場合、中毒症状致死量などについて詳しく解説していきます。

  • 猫が紅茶を飲んだ場合の3つの危険性について徹底解説!
  • 猫が紅茶を誤飲してしまった場合、その致死量や対処法について
  • コーヒーや緑茶など紅茶以外のものであれば飲んでも大丈夫?
ぜひ最後までご覧ください!

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猫が紅茶を飲むのは危険!3つの危険性について徹底解説!


結論から言えば、猫が紅茶を飲むのはNGです。猫とともに至福のティータイムを過ごしている時など、目を離したすきに猫が紅茶を飲んでしまったら、どんな危険なことが起こりうるのでしょうか?


ここでは3つの危険性について詳しく解説していきます。

  1. 紅茶に含まれるカフェインによる中毒を起こす
  2. シュウ酸が含まれている
  3. ミネラル類も含まれている
補足:紅茶だけなく、ティーパックや紅茶を使ったお菓子などの加工品も要注意!

①:カフェインが含まれており、カフェイン中毒を起こす

紅茶にはカフェインが多く含まれています。私たち人間が、夜寝る前にカフェインを摂取すると、目が覚めてしまい眠れなくなるといったように、カフェインには興奮作用があります。


その他にも、解熱鎮痛作用利尿作用もあります。また、高容量では、大脳髄質、呼吸中枢、血管運動中枢、迷走神経中枢を刺激する作用があります。


猫がカフェインを摂取した場合、心筋と中枢神経を直接刺激され、以下のようなカフェイン中毒の症状を見せることがあります。

  • 頻脈、不整脈
  • 呼吸が速くなる
  • 落ち着きがなく異常に興奮している
  • 体が震える
  • 痙攣
  • 全身の血管が拡張することにより全身性のうっ血、出血を起こす
これらの中毒症状が見られた場合、この症状は1〜2時間後に起こることが多く、摂取量や症状によっては命に関わることもあります。


紅茶を飲んでしまったかもしれないといった場合には、早めに動物病院を受診するようにしましょう。

②:シュウ酸が含まれている

紅茶にはシュウ酸が含まれています。シュウ酸とは人でも結石の原因になる物質として知られています。それは猫にとっても同じことが言えます。


シュウ酸を摂取しすぎると、シュウ酸カルシウム尿石症の原因となります。尿路結石は放っておくと重症化してしまいます。


尿路結石は尿路に詰まってしまうと尿が出なくなり、尿毒症により亡くなることもあります。


シュウ酸カルシウム結晶はストルバイト結晶と違い、処方食などで溶かすことができません。そのため、オス猫はペニスを切除しなければならないケースや命に関わることもあるため注意が必要です。

③:ミネラル類も豊富に含まれている

また紅茶には、カリウムやマグネシウムなどのミネラル類も豊富に含まれています。こういったミネラル類というのは猫にとって必要な栄養素でもあります。


しかし、このミネラルも過剰摂取してしまうとシュウ酸と同じく尿結石の原因となってしまうので、こちらも気をつけなければいけません。


紅茶以外にもお茶にはこれらの成分が含まれていますので、注意が必要です。

補足:紅茶以外に、ティーバッグや紅茶クッキー等の加工品も危険

紅茶を飲んでしまった場合以外にも、茶葉を食べてしまったりした場合にも同様の危険性があります


ティーパックを丸ごと飲み込んでしまったりした場合は、茶葉そのものの方がカフェインの含有量は多いですし、異物が胃の中に残ってしまう可能性があるため、危険度はさらに高くなります。


またそのティーパックが腸に詰まってしまうと、腸閉塞を引き起こす可能性もあるため、万が一誤飲してしまった場合には、気付いた時点で動物病院に連絡しましょう。


紅茶クッキーなどの加工品を与えるのも同様にNGです。茶葉からの影響はもちろんのこと、クッキーには砂糖やバターがたっぷり使われているため、猫にとっては肥満や糖尿病の原因にもなりかねません。

猫が紅茶を誤飲したらどうする?致死量や対処法を徹底解説!


猫に紅茶を与えてはいけないことが分かり、日頃から注意しなければいけないといけません。しかし万が一、猫が飲んでしまった場合にはどうしたら良いのでしょうか?


実際にどのぐらいの量摂取すると命に関わるのでしょうか?その時の対処法とはどのようなことが挙げられるのでしょうか?具体的に解説していきます。

  • 紅茶を摂取してしまった場合の致死量とはどのぐらい?
  • 万が一紅茶を飲んでしまった場合の対処法とは?

猫がどれくらいの量の紅茶を誤飲したら危険?致死量を解説!

どれくらいの量の紅茶を飲んだら致死量となるのかといったことについては、はっきりとしたことは分かっていませんが、致死量というのは猫の体重や体の大きさなどによっても異なります。


一般的には、体重1kgあたり150mgのカフェインを摂取すると致死量に至ると言われています。


しかし、それは猫によっても違い、少量摂取しただけでもカフェイン中毒を引き起こす可能性もあります。成長具合によっても代謝能力は異なりますし、体調や体質によっても個体差があります。


ですので、紅茶を飲んでいる最中など、絶対に猫が飲んでしまわないように注意する必要があります。


またティーパックや茶葉に猫が絶対に近づかないよう、普段から保管には十分に気をつけるようにしましょう。

猫が紅茶を誤飲した際の対処法は?すぐに動物病院を受診する

紅茶を少し舐めたぐらいでは、すぐに命の危険には至りません。ですので、猫が誤って舐めてしまった場合でも、慌てずに落ち着いて対処するようにしましょう。


ですが、中毒症状はすぐには現れず、時間が経って出てくる場合や、急に容体が悪化することもあるので注意が必要です。


ですので、猫が誤飲してしまった場合には、すぐに動物病院に連絡し、先生の指示に従うようにしてください。


自己判断で応急処置することは、逆に容体を悪化させてしまうこともあるので絶対にやめましょう。


病院に連絡する際は、いつ飲んだのか、どのぐらいの量を飲んだのか、どのぐらい時間が経過したか、どのような症状が出ているかなど、具体的に伝えるとより正確な判断ができるでしょう。

猫は紅茶以外のコーヒーや緑茶なら飲んでも大丈夫?


猫は紅茶を飲んではいけないということが分かりましたが、それ以外のコーヒーや緑茶などはどうなのでしょうか?


主に紅茶に含まれているカフェインが中毒を起こすということは、カフェインが入っている他の飲み物でも同様のことが言えそうですよね。


ここでは、紅茶以外の飲み物について解説していきます。

  • カフェインが含まれているコーヒーや緑茶などは全て与えてはいけない
  • ノンカフェインの飲み物なら大丈夫!

コーヒーや緑茶等、カフェインが含まれる飲み物は全てダメ!

私たちに馴染みのあるコーヒーや緑茶には紅茶と同じようにカフェインが含まれているため、猫に与えるのはNGです。

もともとは紅茶と同じ茶葉が原料になるので、緑茶にもカフェインやシュウ酸が含まれています。緑茶に含まれているカフェインの量は、100mlあたり20mgほどで紅茶に比べると少ないのですが、猫に与えるのは危険と言えます。

コーヒーには、100mlあたりおおよそ60mgのカフェインが含まれています。少量のコーヒーでもカフェイン中毒により死に至る危険性もありますので、与えるのは絶対にやめましょう。

また、その他にも、プーアル茶屋ウーロン茶なども紅茶と同じ茶葉が原料なので、猫に与えるのはNGになります。

ノンカフェインの飲み物なら与えてもOK!

では猫に与えて良い飲み物というのはあるのでしょうか?


例えば、カフェインが含まれていない大麦が原料の麦茶やとうもろこしが原料のコーン茶であれば、健康的な猫が飲むことには問題はありません


とはいえ、やはりアレルギーなども心配もありますので、必ず大丈夫というわけではありません。


お茶は猫にとって必ずしも必要としない飲み物で、積極的に飲ませる必要は全くありません。ですので、どうしても与えたいといった場合は、薄いものをごく少量にとどめておくようにしましょう。

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まとめ:猫が紅茶を飲むのは危険!紅茶以外の飲み物も注意!

今回以下の内容について解説してきました。

  • 猫が紅茶を飲んだ場合、カフェイン中毒や、シュウ酸やミネラル類による尿路結石を引き起こす危険性がある
  • 猫が誤飲してしまった場合、少量でも中毒を引き起こす可能性があるため、すぐに動物病院に連絡し医師の指示を仰ぐようにする
  • コーヒーや緑茶などには、同じようにカフェインが含まれるため飲ませるのはNG
いかがでしたか?


猫とともにティータイムを過ごすことは至福の時間ですよね。しかし、そんな時でも決して愛猫が飼い主さんの飲み物を口にしないように気をつけてくださいね。


最後までお読みいただきありがとうございました。


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