犬に卯の花とも言われる食物繊維たっぷりのおからを与えると犬の腸内環境を整えてくれます。大量に与えてしまうと腎臓に負担を与えたり消化不良や下痢になる可能性もあるので注意は必要です。この記事ではおからの栄養素、与えるメリットや注意点などを徹底解説いたします。
この記事の目次
目次を閉じる犬はおからを食べても大丈夫?含まれる栄養素と効果を徹底解明
おからをダイエットや健康食品として活用している人も多いのではないでしょうか?
今回「MOFFME」ではそんなおからと犬というテーマで以下の内容をお話ししていこうと思います。
- おからを食べることのメリット
- 上手に与える方法や適量はどのくらいか
- おからを与える際の注意点は4つ
犬はおからを食べても良い!与えるメリットと含まれる栄養素は
ハンバーグなどに混ぜたりしておからを活用している人も多いと思います。
では、犬には与えても良いのでしょうか。
そして、与えることによってどのようなメリットが得られるのでしょうか。
- おからは与えても大丈夫な食材
- どのような栄養素が含まれるのかを解説
- 腸内環境の改善にもつながる
犬におからは良い!おからは大豆の搾りかす
そもそもおからってなんだか知っていますか?
おからは大豆の絞りかすなのです。
豆乳などを作るときに大豆を絞りますが、そのときに残ったものがおからです。
つまり、おからは大豆ということです。
大豆は食べても大丈夫な食材になりますので、与えても問題がないということになります。
大豆の搾りかすだと栄養が含まれていますようにも感じますが、実はたくさんの栄養素が含まれていますので、上手に活用したい食品と言えるでしょう。
犬はおからを食べられる!栄養素を徹底解明
おからは大豆の搾りかすであって、与えても大丈夫な食材であるとお話ししました。
では、どのような栄養素を摂取することができるのでしょうか?
おからといってももともとは大豆だったわけですから、犬には欠かせないタンパク質が含まれています。
犬は人間以上にタンパク質を必要としていますから、おからを与えることによって摂取できるのは嬉しいですよね。
また、骨などの健康維持やイライラしないようにしてくれると言われているカルシウムも含まれています。
その他にも体の調子を整えてくれるナトリウムやむくみの解消にも良いとされているカリウムなどが含まれています。
普段の食事からは摂取できないような栄養素もおからを与えることによって摂取できるようになるかもしれませんね。
犬におからは良い!適量なら腸内環境改善に効果あり
いくつか栄養素をお話ししていきましたが、おからの魅力はなんといっても食物繊維が豊富であることではないでしょうか?
便秘や腸内環境の改善のためにおからを日常的に料理などに入れているよ!という人もいるかもしれません。
それくらいおからにはたくさんの食物繊維が含まれていると言われているのです。
お腹の調子がいまいち良くないという犬に与えてみることで腸内環境が改善され、お腹の調子をよくしてくれるかもしれません。
犬におからを上手に与える方法と適切な量を解説
おからの正体は大豆であることやさまざまな栄養素が含まれているということがわかりましたね。
ここからはどのように与えるべきなのかなどについてお話ししていきましょう。
- おからはごぼうよりも食物繊維豊富!
- おからを使った手作りレシピで食事を楽しもう
- トッピングとしても大活躍
おからはごぼうの約2倍の食物繊維がある?
たくさんの食物繊維が含まれていると言っていたけど、一体どれくらいなの?と疑問を持っている人もいるかもしれません。
実は、ごぼうの2倍近い量含まれているとも言われています。
ごぼうは食べたときに繊維が残る感じがするという人もいるくらいですよね。
しかし、それ以上におからにはたくさん含まれているのです。
少量食べるだけで十分な量を摂取することができるので便秘などを解消してあげたいという飼い主さんは試してみる価値がありそうですよね。
犬用に手作りしよう!おからを使ったおすすめレシピ
おからを実際に与えてみたい!と思った飼い主さんも多いのではないでしょうか。
どのようにして与えたら良いのかわからないという人のために、いくつかレシピを紹介していきましょう。
①犬でも安心!おからクッキー
ご飯のトッピングやおやつに
おからを使ったレシピをいくつか紹介しましたが、料理があまり得意ではないという人もいますよね。
そんな人でもトッピングをするだけなら簡単にできるはずです。
普段のフードに粉末状のおからをトッピングしてあげれば、十分に栄養素を摂取することができるでしょう。
また、おからを使用したおやつやご褒美なども販売されているのでそちらを与えてみるのも良いです。
おからの力を試してみたいけど、自分では作れないという人はぜひ活用してみてください。
そして、おからは主食ではなくあくまでトッピングやおやつ程度に与えるので十分であることを忘れないようにしてくださいね。
この次の章で詳しくお話しをしますが、おからを大量に与えることによって体調を崩してしまうことがあるのです。
健康的な食材で嬉しい効果がたくさんあるおからであっても、飼い主さんがしっかり与える量などを管理しない限り、逆効果になってしまうということを忘れてはいけません。
犬におからをあげる際の注意点とは?4つのポイントを徹底解説
たくさんの栄養素が含まれていることや犬用のレシピもいくつか紹介しました。
与える前の注意点を知っておくことは飼い主さんの役割になるでしょう。
- 大豆はアレルギーができることがある
- 大量に与えることで健康を損なう可能性がある
- 肥満になってしまう?
- 子犬には与えてはいけない
①:大豆アレルギーに注意しよう
気をつけなくてはいけないことの一つ目としてはアレルギーです。
実はアレルギーを発症することがある食材と言われているのです。
食べた後に体を痒がっていたり、粘膜が充血するといった症状が見られた場合にはアレルギーの可能性があるので与えないようにしてください。
また、初めて与える際には少量だけにしておき、様子を見るようにしてくださいね。
急に大量に与えてアレルギーだったときに重症化する可能性を少しでも下げるために重要なことです。
②:大量にあげると消化不良や下痢になることも?
食物繊維が豊富であるというお話しをしました。
この食物繊維ですが、大量に摂取するのはあまり良くないと言われています。
もともと肉食で、あまり食物繊維を摂取する機会が少ない犬にとっては消化しにくいものなのです。
そのため、大量に摂取することによって消化が追いつかずにお腹を壊してしまうことがあります。
また、消化できないまま蓄積されることで腸に詰まってしまう危険性もあるので、少量ずつ与えるようにしてください。
③:おからのカロリーは実はそんなに低くない?
カロリーの高い食材の代わりにおからを使用して、置き換えダイエットなどに活用している人も多いと思います。
しかし、実はカロリーはそんなに低くないと言われているのです。
そのため、ヘルシーだからと思って愛犬のおやつなどどしてたくさん与えてしまうと、逆に太ってしまったなんてことも起こる可能性があります。
健康を意識して食材選びをすることはとても良いことですが、どんなにヘルシーなものでも大量に摂取すれば肥満になってしまうのです。
④:子犬は消化器官が未発達なので注意が必要!
注意しておきたいことの最後は、子犬には与えないようにするということです。
成犬であっても食物繊維を豊富に含む食材は大量に摂取することによって消化不良を引き起こす可能性があります。
そのような食材を子犬に与えるともっと体調を崩してしまう可能性があります。
なぜなら、消化器官がまだ完成しておらず、成犬よりも食べ物を消化する能力が低いからです。
おやつなどでも1歳以上からなら与えても良いという制限が付いているものがありますよね。
それは消化器官が未熟であることが理由なのです。
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まとめ:犬はおからを食べても大丈夫!注意点には気をつけて
いかがでしたでしょうか?
今回は犬とおからというテーマでお話ししていきました。
今回の記事の内容をまとめてみました。
- おからは与えても大丈夫な食材
- 腸内環境の改善や様々な栄養素を摂取できる
- おからクッキーやハンバーグで楽しく食事をしよう
- 与えすぎやアレルギーには注意