犬に人間のハンバーグを食べさせてはダメ!玉葱や香辛料など犬にとっては危険がいっぱいです。ソースなどの味付けも濃いものが多いので気をつけて下さい。玉葱や香辛料を使わずに豆腐やミンチを使って犬用ハンバーグやチーズケーキを手作りすることはオススメです。
この記事の目次
目次を閉じる犬は人間用ハンバーグを食べれる?
ジューシーな肉汁とひき肉や玉ねぎの旨味がたまらない肉料理、ハンバーグ。
大人も子供も大好きなハンバーグですが、この料理を犬は食べることができるのでしょうか?
今回「MOFFME」では、犬が人間用ハンバーグを食べられるのかを徹底解説します。
- 犬は人間用ハンバーグを食べられるのか
- ハンバーグを食べてしまった場合に何か症状は起こるのか
- 食べてしまったときにはなにか処置が必要なのか
- 犬におすすめのハンバーグのレシピ
犬に人間用ハンバーグはダメ!
人間にとっては美味しく食べられるハンバーグですが、実は犬に絶対食べさせてはいけない食材がたくさん入っています。
ここでは、なぜ犬にハンバーグを与えてはいけないのかを説明します。
- 玉ねぎが致死性の中毒を起こす可能性もある
- 香辛料も塩分も糖分も犬の体にはよくない
- ひき肉自体は加熱すれば犬が食べられる食材
犬には玉ねぎが危険!重症化する可能性も
ハンバーグに含まれる玉ねぎは、犬が絶対に食べてはいけない野菜です。
ワンちゃんが摂取すると、以下のような症状が現れ、最悪の場合死んでしまうのです。
犬の大きさ | 代表的な犬種 | 玉ねぎの致死量 |
---|---|---|
超小型犬(~5kg) | チワワ・トイプードル・ポメラニアンなど | 15g~45g |
小型犬(5~10kg) | ミニチュアダックスフント・柴犬・パグなど | 75~150g |
中型犬(10~25kg) | ビーグル・日本スピッツ・ブルドッグなど | 150~370g |
大型犬(25kg以上) | シベリアンハスキー・レトリーバー種・ドーベルマンなど | 375g以上 |
香辛料も塩分も糖分もダメ
- 香辛料:胃腸が刺激され、下痢や嘔吐、食欲不振などを起こす
- 食塩:塩分過多になり腎不全や塩分中毒を起こす
- 糖分:カロリーの摂り過ぎや糖分過多を招き、肥満や糖尿病の原因に
- パン粉:小麦や卵アレルギーの原因となる
- 牛乳:牛乳アレルギーを引き起こす など
補足:合い挽き肉、豚ひき肉、鶏ひき肉自体は加熱すればOK
ハンバーグに使用するミンチ(ひき肉)はお肉をミンサーで挽いて加工したもの。
ひき肉には合い挽き肉や豚ひき肉、鶏ひき肉などの種類がありますよね。
原料はお肉だけなので、犬はひき肉を食べても大丈夫です。
ハンバーグに含まれるひき肉以外の食材が、犬には危険なだけであって、ひき肉を与えること自体には問題はないのです。
もしひき肉を与える際には脂の少ないものを選び、しっかり加熱してからあげるようにしましょう。
もし、加熱しないひき肉を食べてしまうと、食中毒のリスクがあります。
必ずひき肉を与える際には、加熱して食中毒の原因菌をしっかり殺菌するようにしてください。
犬がハンバーグを食べてしまった!起こり得る症状と対処法
犬にとってさまざまな悪影響をもたらす食材を含むハンバーグを、もしワンちゃんが食べてしまった場合どうすればよいのでしょうか?
ここでは犬がもしハンバーグを食べてしまった場合の対処法を、症状の重さ別に徹底解説します。
- 犬がハンバーグを食べて起こる症状の解説
- もし食べてしまったら、少量でもすぐに病院へ
犬がハンバーグを食べて起こる症状とは
ハンバーグに入っている玉ねぎには、犬が中毒を引き起こす「アリルプロピルジスルファイド」や「有機チオ硫酸化合物」という物質が含まれています。
犬がハンバーグを食べると、以下のような症状が起こります。
- 呼吸困難
- 貧血
- 黄疸
- 嘔吐や下痢
- 食欲不振
- 血尿
- 目の結膜の白化 など
犬がハンバーグを食べてしまったら、少量でもすぐに病院へ
犬がハンバーグを食べてから症状が現れるまでの期間は、数時間〜数日と差があります。
もし食べてすぐに中毒症状が現れなくても、すぐに動物病院に連れて行くようにしてください。
玉ねぎを食べた際には、応急処置が有効なこともあります。
なめた直後なら口の中や周りをよく洗い、まだ欠片を飲み込んでいない場合には、口の中のものを取り出すようにしてください。
動物病院へワンちゃんを連れていく際には、以下のような内容をメモしておくと診察時に獣医さんの診療がスムーズになります。
- ハンバーグを食べた時間
- 食べた量
- 症状の有無
- 症状がある場合、どのような症状がでているか
- 小麦粉や卵・牛乳に対するアレルギーの有無 など
犬がハンバーグを食べたがる!犬用のハンバーグのレシピを紹介
上記のような思いを抱いた方も、きっといることでしょう。
危険な食材を使わなければ、ワンちゃんにもハンバーグを作って食べさせることができます。
ここでは愛犬家のあなたのために。ワンちゃんが食べても大丈夫なおいしい犬用ハンバーグのレシピを紹介します。
- 犬用手作りハンバーグのレシピを紹介!
- ミートボールやメンチカツは食べさせても良い?
犬用の、手作りハンバーグのレシピを紹介!
ここでは、ワンちゃんも食べられるおいしいハンバーグのレシピを2つ紹介します。
どのレシピも簡単に作れるので、ぜひ家庭で手作りご飯を作ってみてはいかがでしょうか。
【ささみと豆腐のハンバーグ】
タンパク質たっぷりのささみと豆腐をハンバーグにしました。
ささみのゴロゴロ触感が楽しい、食いつき抜群のおやつです。
材料
- ささみ3~5本
- 木綿豆腐1丁
作り方
- オーブンをあらかじめ170℃に温めておく
- ささみはよくゆで、粗めのみじん切りにする
- 木綿豆腐の水気はしっかり切っておく
- みじん切りのささみと木綿豆腐をボウルに入れ、木べらでよく混ぜる
- こねあがった具材をハンバーグ型に丸め、オーブンで両面を15分ずつ焼く
- 焼きあがったら粗熱をとって完成
- いわし1匹
- キャベツ適量
- にんじん適量
- ごはん20g
- オリーブオイル少々
- いわしをさばき、身をたたきにする
- たたきにしたいわしとみじん切りにした野菜、ご飯をすべてボウルに入れ、こねる
- 温めたフライパンにオリーブオイルを入れ、形を整えたハンバーグの両面をしっかり焼く
- 焼きあがったら粗熱をとって完成
補足:ミートボールやメンチカツは食べさせても良い?
犬にハンバーグを与えるのはNGですが、ミートボールやメンチカツは食べさせて良いのでしょうか?
その答えは「NO」です。
原則として、人間のために調理された料理を犬に与えるのはよくありません。
市販のミートボールには玉ねぎが含まれている可能性があるほか、食べると塩分や糖分の過剰摂取になる恐れもあります。
メンチカツにも同様のリスクがあるほか、揚げ物であるが故のカロリーや脂肪の過剰摂取にも注意しなくてはなりません。
犬には犬のために作った食品だけを与え、人間用の料理は食べさせないようにしましょう。
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まとめ:人間用ハンバーグは食べさせないように気をつけよう!
いかがだったでしょうか。
この記事のまとめは、以下の通りです。
- 犬に人間用ハンバーグを食べさせるのは絶対にNG
- ハンバーグを食べると玉ねぎ中毒のほか、香辛料や塩分・糖分によるリスクもある
- 玉ねぎの致死量は犬の体重1kgあたりわずか20g
- 犬がほんのひとかけらでもハンバーグを口にしたら、すぐに動物病院へ
- 豆腐などを使った安全な専用ハンバーグなら犬は食べられる
人間のハンバーグを犬に与えるのは、絶対にNG。
犬には玉ねぎや香辛料、塩分や糖分を加えていない専用ハンバーグを与えましょう。
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