犬はゴーヤを食べられるのかご存知ですか?結果から言うと犬がゴーヤを食べるのは大丈夫です。中毒症状を起こすような成分はありませんが、与える時には注意することも。与えるメリットやゴーヤの栄養成分、犬へのおすすめレシピを徹底解説します。
この記事の目次
目次を閉じる犬はゴーヤを食べられる?含まれる栄養素とその効果を徹底解説
ゴーヤは、全国どこのスーパーでも見かけるようになりましたが、収穫量の多くは沖縄や宮崎、鹿児島など暑い地方です。
地域によっては子供の頃から食卓に並び美味しく食べられている方もいますけど、大抵は大人になってから美味しさが分かって好きになったのでは?
ゴーヤチャンプルーなどは、ふんわりした豆腐と卵に絡んだ独特な苦味が癖になる美味しさで、メニューの定番に加えている方も多いでしょう。
ゴーヤは犬が食べても良い食品なのか、またあの苦味を好んでくれるのか気になります。
今回「MOFFME」は、ゴーヤは犬が食べても大丈夫なのかと、含まれている栄養素をお伝えします。
- ゴーヤは犬も食べられる? 与えるメリット
- ゴーヤの与え方とおすすめの手作りレシピ
- 与える際の3つの注意点
犬はゴーヤを食べられる!与えるメリットとは
ズバリ!ゴーヤは大丈夫、犬に害になる物質は入っていないです。食べても安心な食品になります。
気になるのはゴーヤの苦味ですが、独特の苦味はモモルジシンという物質で、胃腸の修復をして食欲増進の働きをしてくれます。
他にも犬に与えたい栄養素をふんだんに含んでおり、安心なうえに栄養素がふんだんと知れば、愛犬に与えてもいいかなと思えて来ますね。
次の項目で、詳しくお伝えします。
- 犬には大丈夫でも、好き嫌いはあるかも
- ゴーヤを与えるメリットと栄養分
犬はゴーヤを食べても大丈夫!でも好き嫌いはあるかも
犬にゴーヤを与えるメリットとは?栄養成分を徹底解明!
補足:犬はキュウリは食べられる?
キュウリはカロリーも少ないのでおやつに与えている方も多いでしょう。
ゴーヤと同じウリ科の植物で、90%以上が水分ですから、大量でなければ与えても安心な食品です。
家庭栽培をしている方は、散歩の後に喉が渇いた愛犬に、もぎたてのキュウリを割って食べさせたりしますよね。
愛犬が、キュウリをしゃきしゃき音を立てて食べる姿は可愛いものです。
ただし苦味が強く出て来たキュウリは、ククルビタシンという食中毒を起こす物質が含まれている場合もあるので控えた方がいいです。
犬にどうやってゴーヤを与える?上手な与え方と量を解説!
愛犬に食べさせることで、被毛の育成に効果があったり、癌の予防や癌細胞の増殖を抑制に期待出来るとなると、食べさせたいなと思えて来たかも知れませんね。
気になるのは、やはりあの苦味をどうわんちゃんに受け入れてもらい美味しく食べてもらうかになります。
もちろん好みがあるので無理に食べさせることはないのですが。
次の項ではゴーヤの与え方をみていきましょう。
- ゴーヤの上手な与え方、加熱して細かくしよう!
- 適切な頻度と量は
- ゴーヤを使ったレシピを紹介!
犬へのゴーヤの上手な与え方とは?加熱して細かくしよう!
犬は、ゴーヤに限らず野菜を消化分解するのが苦手ですから、生のままでは消化に悪く胃腸障害を引き起こす恐れがあります。
生のゴーヤをそのまま与えることはしないで、必ず加熱してから食べさせましよう。
犬は噛まずに食べてしまいますから消化し易いように、茹でた後は細かく刻んであげる必要があります。
始めて食べさせる時には、少量を食べさせ嫌がったり、下痢や嘔吐が出るならばすぐに与えるのをやめましょう。ゴーヤの栄養分は魅力ですが、他のもので摂取すればいいのです。
ウリ科のアレルギーを持つわんちゃんにも食べさせてはダメです。
ウリ科は、メロン、すいか、キュウリなどで、食べてすぐに口の中が赤くなって痒がったり、くしゃみや目やにが多くなるといった症状で出ることが多いです。
犬にゴーヤを与える際の適切な量や頻度とは?おやつ程度にしよう
ゴーヤは1本250gで38kcalで低カロリーです。100gあたりにすれば17kcalで、水分が90%です。
カロリーだけで考えると問題ないと思われますが、他の栄養素を摂取し過ぎるという問題が出て来ます。
ゴーヤ100g当たりに葉酸が72㎎、カリウムは260㎎含まれ、適量を取ると効果的なのですが、多量に摂り過ぎると体調を崩します。
葉酸の摂り過ぎは蕁麻疹を起こしたり、カリウムの過剰摂取は尿路結石や腎臓病の原因にもなるのです。
栄養を効果的に摂取するには少しの量で充分で、繊維も多いので食べ過ぎると消化不良による下痢や嘔吐の心配も出て来ます。
ドッグフードのトッピングにしたり、鶏のささみや他の野菜に少しの量を混ぜるぐらいが適当でしょう。
犬におすすめのゴーヤレシピ!
ゴーヤの手作りレシピを2つほど紹介します。作り方はとても簡単ですよ。
①わんちゃんのゴーヤチャンプルー風炒め
材料
- ゴーヤ
- 卵
- おから(生)
- おかか
- ごま油
作り方
- ゴーヤは縦半分に切り5㎜程度の薄切りにする
- 苦味を少なくするため塩水に数分さらす
- フライパンにごま油を入れてゴーヤをしんなりするまで炒める
- おからを加えてさらに2分ほど炒める
- 卵をほぐして流し入れて全体にからめて火を止める
- 皿にもって上からおかかをかけて完成!
シンプルで安心してわんちゃんに与えられるかと思います。わんちゃんが食べられるなら豚肉を少量入れてあげるとよりゴーヤチャンプルーに近づきます。
②わんちゃんのチャンプルー風チャーハン
材料
- ゴーヤ
- 大根
- 人参
- 生鮭
- パプリカ
- 豆腐
- 卵
- ご飯
作り方
- ゴーヤ、大根、人参、パプリカは細かく刻んでおく
- フライパンにオリーブオイルを入れて①と鮭を入れて炒める
- 豆腐を加えてさらによく炒める
- 水分を飛ばすようによく炒め、ほぐした卵を入れてからめる
- ご飯をボールに入れて、炒めた野菜と鮭をいれて混ぜて完成!
わんちゃんが食べられる野菜をお好みで入れたチャーハンです。
ご飯は炒めないで混ぜるだけなので、油を取り過ぎる心配はないです。
犬にゴーヤを与える際の注意点とは?3つのポイントを徹底解説
緑の濃い色鮮やかなゴーヤは新鮮で美味しそうですが苦味が強く出ます。苦味が少ないのは色が薄い方のゴーヤです。
- 生では与えないようにする
- ゴーヤの種やワタは取り除いてから与える
- 与え過ぎは下痢や嘔吐を引き起こすのでダメ
①:生で与えないようにしよう!
②:ゴーヤの種やワタは取り除こう!
③:与えすぎには注意!下痢や嘔吐を引き起こすかも
犬は肉食に近い雑食なので、人間の味に慣れてしまうと主食のドッグフードを食べなくなって好きなものを欲しがるようになります。
犬によってはゴーヤが大好きになって、どんどん食べてしまうかも知れません。
でも、与え過ぎにはくれぐれも注意して下さいね。苦味成分のモモルジシンは適量ならば胃腸の修復などにも良い効果がありますが、食べ過ぎると逆に胃腸に負担をかけてしまうことがあります。
便が柔らかくなったら食べ過ぎで、それ以上になると下痢や嘔吐を引き起こすこともあります。
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まとめ:犬はゴーヤを食べられる!加熱して適量をあげよう
今回は、犬はゴーヤを食べられる!をテーマにお伝えしましたが、いかがでしたか。
わんちゃんに与える際の方法をおさらいしておきますね。
- ゴーヤの苦味には抗癌作用を始め犬の健康維持に効果のある成分がたっぷり
- 消化不良を起こす恐れがあるので生のゴーヤは与えない
- 加熱して、消化し易いように細かくカットして与える
- 種やワタは取り除いておく
- 食べ過ぎは禁物!軟便や嘔吐、下痢の恐れがある
ちなみにゴーヤの保存方法ですが、冷蔵庫の野菜室なら1週間~10日ぐらいならもちます。
25度以上で置いておくと黄色に変色して完熟します。そうすると苦味が薄くなって甘く旨味が出ます。
わんちゃんの好みの味になっているかも知れませんので、一度お試しください。
MOFFMEでは、他にも様々なペットや保険に関する記事を多数公開しておりますので、そちらもぜひご覧ください!