猫にクリームパンは与えてはダメ!クリームパンがNGな理由と注意点のサムネイル画像

内容をまとめると

  1. 猫が人間用のクリームパンを食べるのは絶対ダメ
  2. クリームパンは高カロリーで、またアレルギー症状を起こす恐れもあるので危険
  3. 猫がクリームパンを誤食した際は、様子見しつつ動物病院を受診する
  4. 猫用のパンを自宅で簡単に手作りすることもできるので、与えるのはそちらに!
  5. MOFFMEのペット保険一括比較サービスを一度利用してみるのがおすすめ

猫はその匂いからクリームパンを食べたがることもありますが、クリームパンを食べることでアレルギーや下痢といった危険が起こることがあります。アレルギー症状がなくても肥満に繫がったりするため、与える場合は猫用パンを活用しましょう。

記事監修者「森下 浩志」

この記事の監修者森下 浩志
フィナンシャルプランナー

早稲田大学基幹理工部出身。すべてのペットのお金と健康にまつわる問題を解決したい、という強い思いからMOFFMEを立ち上げ。ファイナンシャルプランナー、損害保険(ペット保険を含む)の公的資格取得。獣医師団体などと連携をして、ペットのWEB健康診断ツールの開発も行う。

この記事の目次

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猫はクリームパンは食べてもいい?危険性について徹底解説!

香ばしいパンの香り、甘いクリームの香り、、クリームパンって美味しいですよね。


クリームパンを食べている時、愛猫が興味を持って近づいてきた経験はありませんか?

愛猫がクリームパンを食べたがった時、分け与えてもいいのでしょうか?


結論から言うと、猫にクリームパンはNGです!


猫にとって毒性のある成分は入っていませんが、食べる事によって様々なリスクが発生してしまうからです。


今回の「MOFFME」では、なぜ猫にクリームパンを与えてはいけないのか徹底解説いたします!

  • 猫がクリームパンを食べてはいけない4つの理由とは?
  • なぜ猫はクリームパンを食べたがるのか
  • どうしても食べたがる時は猫用のパンを与えましょう
ぜひ最後までご覧ください!


またMOFFMEでは、「ペット保険のランキング」についても詳しく解説しておりますので、そちらもぜひご覧ください!

猫にクリームパンが大丈夫ではないのはなぜ?4つの理由を解説!


冒頭でクリームパンを猫に食べさせてはいけない。とお伝えしましたが、なぜ食べさせてはいけないのでしょうか?


愛猫と一緒に美味しいもの楽しみたいと思っている飼い主さんもいらっしゃるでしょう。


ですが、猫の身体は私達人間とは違うつくりをしているので安易に人間の食べ物を与えてはいけません。


今回は4つのポイントに沿って猫への危険性についてお話いたします。

  • クリームパンに含まれている成分によってアレルギーを引き起こす可能性がある
  • 高カロリーなクリームパンは肥満に繋がる
  • 嘔吐・下痢などの症状が出ることもある
  • 人間の食べ物が欲しくてキャットフードを食べなくなる可能性がある

①:アレルギーが現れる危険がある

一般的なクリームパンにはチョコレートやネギ類などの猫にとって有害な成分は含まれていませんが、アレルギー反応が出てしまう可能性があります。


下記3点はパンにもクリームにも含まれていますよね。

  • 小麦粉
  • 乳製品
特にアレルギーが出やすいと言われていますが、その他の食材でも反応してしまうかもしれません。

その子によって反応は異なりますが、アレルギー症状の一例をご紹介します。
  • 嘔吐・下痢
  • 皮膚が赤くなる
  • 皮膚をかゆがる
  • 発熱
アレルギー症状は食べた直後ではなく1~2日後に現れるケースもありますので数日間は注意が必要です。

万が一、食べたあとにこのような症状が出た場合はすぐに動物病院に連れて行き獣医師に診てもらってください。

その際はいつ・どのくらい食べたのか伝え、パンの成分表が記載されているパッケージがあれば一緒に持って行った方がいいでしょう。

②:猫の肥満に繫がる

炭水化物であるパンと、糖分が多く含まれているクリームが使われているクリームパンは高カロリーな食べ物です。


特に砂糖が多く使われているクリームは要注意です。


1度誤って食べてしまった程度であれば問題ありませんが、猫が食べたがるからと継続して与えてしまうと肥満に繋がります。


肥満になると糖尿病や身体を支えることが負担になり関節炎やヘルニアなど、様々な病気のリスクが高まります。


肥満が原因の病気は、継続的な治療が必要となり結果的に愛猫を苦しめることになってしまいます。

③:嘔吐・下痢をする可能性がある

アレルギー症状にも嘔吐・下痢が含まれますが、消化不良によっても嘔吐や下痢が引き起こされます。


消化不良に関してはクリームよりもパン生地の方に注意が必要です。


猫は元々肉食動物なので、たんぱく質を消化するのには適していますが小麦粉などの穀物を消化するのが苦手です。


穀物から栄養を摂取する必要がなかったためにこのような身体のつくりをしています。

うまく消化できなかった結果嘔吐や下痢、逆に便秘などの症状が現れます。


クリームパンに限らず、パン全般に言えることなので覚えておいてくださいね。

④:キャットフードを食べなくなるリスク

クリームパンを与えることの危険性は身体に影響が出るリスクだけではありません。


人間用の味の濃い食べ物を気に入ってしまい、本来食べるべきキャットフードを食べなくなってしまうかもしれないのです。


キャットフードには手作りフードでは補うのが難しい栄養素がバランス良く含まれています。


キャットフードを食べなくなってしまうと栄養が偏り皮膚や被毛、その他様々な箇所に悪影響が出てしまうでしょう。


また、人間の食べ物を食べても良いと覚えてしまうと、重い中毒症状が出るような食品を誤食してしまうリスクが高まります。

猫がクリームパンを食べたがるのはなぜ?その理由を徹底解説!


猫って甘い食べ物が好きなのかな?と思ったことはありませんか?


甘いものを食べていると近寄ってくるといった話を耳にすることがありますが

実は猫の味覚では甘味を感じない事が分かっています。


酸味苦味・多少の塩味は感じるそうです。


猫は元々肉食動物とお話しましたが、その上甘味を感じないのですから与える必要はないとゆう事になりますね。


ではなぜ食べたがるような行動を取るのでしょうか?


猫も犬に負けず劣らず鋭い嗅覚を持っていますのでパンの香ばしい匂いやバターの香りに反応していると考えられます。

市販されている猫用パンなら食べられるので大丈夫!


猫にパンの香りは魅力的なのでしょう。


どうしても食べたがる猫には、猫用のパンを与えてみてはいかがでしょうか。

最近では猫用のパンも多く販売されています。


人間用のパンには食塩バター添加物など、猫の身体にとっては良くないものが多く含まれています。


猫は塩分を摂り過ぎてしまうと腎臓に負担がかかり尿路結石などの病気の原因になります。塩分管理をしっかりとしなければいけません。


猫用に作られたパンであれば含有量の調整がされているので安心して与えることができます。


また、小麦粉アレルギーの子には米粉を使ったパンを選ぶこともできます。

補足:猫用パンは手作りもできる!猫用パンの作り方を紹介!

市販の猫用パンも良いですが、愛猫のために飼い主さんが手作りしてあげるのはどうでしょうか?


意外にもご自宅で簡単に作ることができますよ!

猫用パンのレシピをご紹介いたします!


材料

  • 強力粉(米粉でも可)…150g
  • 水…95㏄
  • スキムミルク…小さじ1
  • オリーブオイル…小さじ1
  • ドライイースト…1.5g

作り方

  1. 材料をすべて混ぜ合わせ、粉っぽさがなくなるまで良く練る
  2. まとめた生地にラップをかけ200wの電子レンジで30秒加熱する(1次発酵)
  3. 台に打ち粉をして3分程度良くこねる
  4. ボウルにまとめた生地を置きラップをかけて20~30分寝かせる(2時発酵)
  5. 生地を切り分け好きな形に整形する
  6. クッキングシートの上に並べ200℃のオーブンで15~30分焼く(パンの大きさによって調整してください)

材料も作り方もシンプルなので挑戦しやすいと思います!
ぜひ試してみて下さい。

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近年加入者が増えていっているペット保険ですが、それでも現在の加入率はペットを飼っている方のおよそ10%程度にしかなりません。


ペットの治療費は全額自己負担となりますので、突然の病気による手術等で数十万円といった高額な費用がいきなり請求されてしまうことも珍しくありません。


しかし大切なペットには最適な治療を余裕を持って受けさせてあげたいですよね


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まとめ:猫がクリームパンを食べるのはダメ!

最後までご覧いただきありがとうございます。

今回の記事でクリームパン危険性についてお分かりいただけましたでしょうか?


普段から誤食には気を付けていらっしゃるかと思いますが、少し目を離した隙やお留守番中に食べてしまった…なんてことがないように注意してくださいね。


では最後に今回の記事のまとめです。

  • 有害な成分は含まれていないが、小麦粉などでアレルギー反応が引き起こされる可能性がある
  • クリームパンは炭水化物のパンと糖分が多く含まれているクリームで高カロリーなので肥満に繋がる
  • 猫はパンの消化が苦手なので消化不良により嘔吐・下痢の症状が出る可能性がある
  • 人間の食べ物を覚えてキャットフードを食べなくなるリスクがある
  • パンの香ばしい匂いに反応して食べたがっているような行動を取る
  • 猫は酸味・苦味・塩味は感じるが、甘味は感じない
  • 猫用のパンは塩分や油など、含有量が調整されているので安心して与えられる
  • 自宅でも簡単に猫用のパンが作れる!
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