犬は納豆を食べれるのでしょうか?餌に犬が納豆を食べるのは大丈夫ですが、腎臓や肝臓が悪い犬には毎日与えるのはやめましょう。また納豆の栄養や与える際の注意点、納豆を使った手作りご飯・おやつのレシピも気になりますよね。この記事では犬と納豆について詳しく解説します。
この記事の目次
目次を閉じる犬は納豆が好き・嫌い?納豆の与え方や注意点を徹底解説!
ネバネバとして独特の香りを放つのが納豆の特徴です。人間でも、好き嫌いがハッキリと分かれる食品ですよね。
なかなか強烈な香りですが、意外にも好んで食す犬は多くいます。
「体に良いことは何となく知っているけれど、どんな効果があるのかいまいちわからない」
「本当に犬に与えて良い食品なの?」と疑問を抱える飼い主さんもいることでしょう。
今回の「MOFFME」では
- 納豆を与えても問題なし
- 栄養素や得られる健康効果
- 上手な与え方
- 適切な頻度と量
- 手作りレシピ3選
- 5つの注意点
犬に納豆を与えて大丈夫?与えるメリットや栄養素も詳しく解説!
所説ありますが、弥生時代から食べられてきたとされる食品です。一般的に食べられる様になったのは江戸時代になってからだと言われています。
そんな昔から現代まで食べられてきた食品ですが、犬に与えても良い食べ物なのでしょうか。
「健康に良い」とは聞くけど、どんな効果があるのかと疑問を持たれる飼い主さんの為に
ここからは
- 納豆を食べても大丈夫
- 含まれる栄養成分と健康効果
- 美味しすぎると犬がカスタネットになる
犬が納豆を食べるのは大丈夫!
納豆はとても栄養が豊富で、犬が食べても大丈夫な食品です。特に危険となる成分は含まれていません。
「ネバネバして余り好んで食べないのでは」と思うかも知れませんが、意外にもに納豆が大好きな犬も多くいます。
ネバネバは苦手でも、納豆の香りに興味をそそられることがり、この独特の香りが食欲増進に繋がることもあるようです。
ネバネバが苦手な犬には、納豆に少量のお湯を足すと少し粘り気が取れて食べやすくなります。
犬に納豆を与えるメリットは?含まれる栄養素やその効果を解説!
納豆を与えるメリットはたくさんあります。含まれている栄養素や健康効果を見てきましょう。
栄養素と健康効果
- 大豆サポニン
- 食物繊維
- ビタミンBとビタミンK
- タンパク質
- ナットウキナーゼ
- パントテン酸
補足:納豆が美味しすぎて犬がカスタネットになる?!
美味しすぎて歯がカタカタと鳴り、カスタネットのようになってしまったワンちゃんをご存じでしょうか?
納豆を与えたところ、歯をカタカタと鳴らし始めたそうです。慌てた飼い主さんが急いで動物病院へ連れて行きました。
診察の結果はなんと、「納豆が美味しすぎて興奮していただけ」だったそうです。
今回は興奮したために現れた行動でしたが、中にはアレルギーによって痙攣を起こしたりすることもあります。
何か異常を感じた場合は、この飼い主さんの様に直ぐに動物病院へ行くことをお勧めします。
犬に納豆はどうやって与える?手作りご飯・おやつのレシピも紹介
どんなに栄養価が優れている食品でも、食べ過ぎてしまえば体に悪影響を及ぼします。くれぐれも与え過ぎには気を付けて下さい。
たくさんの栄養を損なうことなく、また上手に与えるにはいくつかのポイントがあります。
ここからは
- 加熱せずに与える
- 食べやすい大きさにする
- 適切な頻度と量
- 手作りレシピ3つ
犬の上手な納豆の与え方とは?出来るだけ加熱せずに与えよう
人間とは違い、余り食べ物を小さく噛んで飲み込むことはしません。飲み込めそうなサイズであれば、噛まずに飲み込んでしまうこともあります。
そのまま飲み込んでしまうと消化に悪く胃に負担がかかります。なるべく食べやすい大きさにしてから与える様にしましょう。
餌のトッピングとして少量与えると、食欲増進効果も期待できます。
また、基本的には冷蔵庫で冷やした状態の物か、常温の物を与える方が良いでしょう。
その理由としては、心筋梗塞や脳梗塞などの予防に効果が期待されるナットウキナーゼが熱に弱いからです。
せっかく与えるのであれば、栄養成分を損なうことなく摂取できる方が良いですね。
犬に納豆を与える際の適切な頻度・量はどれくらい?
特に毎日与える必要はありません。食べ過ぎてしまうと、栄養のバランスが崩れてしまいます。
週に1回~2回程度を目安に、餌のトッピングとしてやおやつとして使用するのが良いでしょう。
目安の量としては、1日の必要摂取カロリーの10%程が適切となります。
体重別の目安
- 4㎏未満(超小型犬) 3g~5gまで 大体小さじ1杯程
- 10㎏以下(小型犬) 16gまで 大体大さじ1杯程
- 25㎏未満(中型犬) 27gまで 大体1/2パック程
- 25㎏以上(大型犬) 27g~45gまで 大体1パック程
犬用の、納豆を使った手作りご飯・おやつのレシピを紹介!
納豆の栄養素や健康効果を知ったところで、愛犬に手作りのご飯やおやつを食べさせてみてはいかかでしょうか。簡単に作れるレシピを紹介します。
①納豆とオクラのネバネバ丼
材料
- ご飯
- オクラ
- 納豆
- オクラを茹でる
- オクラと納豆を食べやすい大きさに刻む
- オクラと納豆を混ぜ合わせる
- ドックフードの上に冷ましたご飯と納豆、オクラを乗せて完成
- ささみ
- 納豆
- 人参
- ほうれん草
- ご飯
- 食材を全て食べやすい大きさに切る
- 少量の油で、ささみ、にんじん、納豆、ほうれん草を炒める
- 火が通ればご飯を加える
- 粗熱を取りお皿に盛って完成
③納豆クッキー
- 納豆
- 薄力粉
- 水
- サラダ油
- 納豆を細かく刻む
- 納豆、水、薄力粉、サラダをボウルに入れ混ぜる
- 生地がまとまればしっかりとこねる
- 薄くのばし犬の食べやすい大きさにカットする
- フライパンに油を敷き、両面焼き色が付くまで焼いて完成
犬に納豆を与える際の注意点は?5つのポイントを徹底解説!
栄養満点でスーパーフードとも呼ばれる納豆ですが、与える際には5つの注意点があります。
ここからは
- 下痢や嘔吐などのアレルギー症状
- ひきわりや小粒で消化不良を防ぐ
- 醤油やからしなどの調味料や薬味は使わない
- 腎臓が悪い場合や飲み薬を服用している時は危険
- 加工食品は与えない
①:初めて与える際は、下痢や嘔吐等のアレルギー症状に注意!
初めて与える時には、アレルギー起こす可能性もあるので少量からにしましょう。
アレルギーを起こした場合には下記の症状が現れます。
主なアレルギー症状
- 下痢
- 嘔吐
- 痙攣
- 痒み
②:消化に悪いので、ひきわりや小粒の納豆を少しだけ与えよう
余り噛まずに飲み込んでしまうことも多く、そのまま食べてしまうと上手く消化が出来ないことがあります。
納豆を細かく刻むのもなかなか手間のかかる作業となります。
そんな時は、ひきわりや小粒の納豆を使用して下さい。粒が小さくなることで、スムーズに消化出来るようになります。
もし、消化不良を起こしている場合には下記の症状が現れます。
- 嘔吐
- 下痢
- 血便
- 元気がない
などが挙げられます。
頻回に下痢をしている場合には、動物病院を受診して下さい。
③:醤油やからし等は与えてはダメ!そのまま与える様にする
納豆にはからしやたれが付属していますが、これらは与えない様にしましょう。また、醤油やネギなども加えない様にして下さい。
たれや醤油には塩分が多く含まれています。特に、腎臓病や心臓病の犬が塩分を多くとると、病状が悪化する恐れがあります。
また、からしは香辛料で刺激物となります。胃に強い刺激を与えてしまい、体調を崩してしまいます。
納豆を与える際には、何も足さずにそのまま与える様にしましょう。
④:腎臓等に不調がある犬、薬を飲んでいる犬に与えるのは危険
タンパク質やカリウムが豊富に含まれているのが納豆です。体に良い栄養素である反面、腎臓病を患ってる犬には注意が必要となる栄養素でもあります。
タンパク質やカリウムを摂取すると腎臓に負担をかけてしまいます。その結果、病状が悪化することも考えられます。
また、飲み薬を処方されている場合にも注意が必要です。納豆に含まれている栄養素が、薬のは働きの邪魔をしてしまうことがあります。
どうしても与えたい場合には、必ず獣医師に相談してから与える様にしましょう。
⑤:納豆巻きやフリーズドライ等、納豆の加工品は与えてはダメ
人間用に加工されている納豆巻きやフリーズドライなどは与えない様にしましょう。
人間用の加工食品=醤油や香辛料などで味付けされていることが多い、と覚えておきましょう。
元の食品は犬にとって良いものでも、調味料や香辛料、添加物などは犬の健康を阻害する場合もあります。
犬用に作られたフリーズドライが販売されていることもあります。
加工食品を与えたい時には、犬用やペット用と記載されている物を選んで下さい。
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まとめ:犬は納豆を食べられる!健康にも良い!
今回は、健康に良いとされる食品の代表格である納豆を食べても良いのについて記事をまとめました。
主な内容は
- 納豆を食べても良い
- 大豆サポニンやタンパク質、ナットウキナーゼなどの栄養成分が豊富に含まれている
- 免疫力向上や抗酸化作用、腸内環境を整えてくれたりと様々な健康効果がある
- 美味しすぎて興奮し歯をカタカタと鳴らすこともある
- ナットウキナーゼは熱に弱いので、加熱調理せずに与える方が良い
- おやつやドックフードのトッピングとして使用する
- 摂取量には気を付ける
- 初めて与える時にはアレルギー症状に注意が必要
- 消化不良を起こす可能性があるので、ひきわりや小粒タイプの使用が適切
- からしや醬油、加工食品は体調不良の原因となるので使用しない
- 腎臓病や投薬中の犬には食べさせない