犬が唐辛子を食べるのは大丈夫でしょうか?少量でも犬が唐辛子を舐めた・食べた場合、カプサイシンの影響で下痢や嘔吐等の症状が出る恐れがあり危険です。また噛み癖等の防止・しつけ用として唐辛子の匂い付きスプレーは使っても良いでしょうか?今回は犬と唐辛子を解説します。
この記事の目次
目次を閉じる犬が唐辛子を食べるのは大丈夫?犬に辛いものを与えて良いか解説
皆さんは辛い食べ物はお好きですか?
食卓に一味や七味が置いてあったり、料理に使用したり、唐辛子を食べる機会は意外と多いと思います。
ではその唐辛子を誤って愛犬が食べてしまったらどうでしょうか?
唐辛子に限らず辛いものはなんとなく、与えてはいけない。とゆう認識は持っているかと思いますがちゃんとした理由を知っている方は少ないのではないでしょうか。
今回の「MOFFME」では犬が唐辛子を食べることの危険性や誤食時の対処法・症状など、
詳しく解説していきます。
- 犬に唐辛子はNG!唐辛子の危険性や誤食時の症状について
- 誤食をしてしまった際の対処方法について
- しつけ用の唐辛子スプレーは使っても大丈夫?
犬に唐辛子を与えてはダメ!唐辛子の危険性や症状について解説!
まず基礎知識として、唐辛子は中南米原産のナス科トウガラシ属の食べ物で、
唐辛子の辛味成分はカプサイシン類です。
人間も唐辛子を食べ過ぎるとお腹を壊したりしますよね。
犬にとっても辛味成分であるカプサイシンは危険な成分なので絶対に与えてはいけません。
ではカプサイシンの危険性や誤食時の症状はどういったものなのでしょうか?
- 唐辛子に含まれるカプサイシン等の危険性について
- 食べてしまったらどのような症状がでる?
- 唐辛子以外の香辛料は与えても大丈夫?
犬に唐辛子は絶対ダメ!カプサイシン等の危険性について解説!
唐辛子には、βカロテン・ビタミンC・ビタミンEなどが含まれており
疲労回復や抗酸化作用があるなど人間にとっては良い効果もあります。
ですが辛味成分であるカプサイシンは犬にとってはかなりの刺激物です。
犬は人間ほど辛さを感じることはありませんがカプサイシンの刺激は消化器官などに影響があり下痢や胃腸炎になってしまいます。
消化器官に負担がかかると様々な症状が引き起こされます。
次項で犬に起こる症状についてお話します。
犬が唐辛子を誤食した際の症状とは?嘔吐・下痢に要注意!
最近ではインスタント食品やお菓子にも唐辛子が含まれているものがありますね。
その匂いにつられ誤って食べてしまった、なんてこともあるかもしれません。
犬が唐辛子を食べてしまうと、カプサイシンによる刺激で胃腸などに負担がかかります。
胃腸が刺激され嘔吐・下痢・食欲不振になってしまったり、症状が重いと胃腸炎にもなります。嘔吐・下痢が続くと脱水症状になる可能性もあります。
その他は以下の症状です。
- くしゃみや咳
- 目の充血・涙目
- よだれの量が多くなる
何かいつもと違った症状が出た場合はすぐに動物病院を受診しましょう。
こんなにも愛犬が苦しむ可能性のある唐辛子ですから、絶対に誤って食べてしまわないように注意してくださいね。
補足:犬には唐辛子以外にも、胡椒等の香辛料は与えちゃダメ!
香辛料・刺激物には唐辛子の他にも色々と存在しますよね。
胡椒、わさび、からし、タバスコやスパイス類。
こういった香辛料は与えても大丈夫なのでしょうか?
・・・もちろん答えは「NO」です。
唐辛子と同じく犬にとっては刺激物ですから、同じような症状が引き起こされるでしょう。
香辛料単品では保管に気を付けている方も多いと思いますが、
調味料として含まれている食品も多くありますので人間の食べ物に興味のある犬にはしっかりと注意が必要です。
犬が唐辛子を食べてしまった!誤食の際の対処法を徹底解説!
ペットを飼っていると予想外の出来事って起きてしまいますよね。
普段気を付けていても一瞬目を離した隙にいたずらされてしまった、という経験もあるかと思います。
もしそういった状況で愛犬が唐辛子を食べてしまったらどういった対応が必要なのでしょうか?
万が一の時のためにぜひ参考にしてみてください。
- 水分補給が大事!愛犬の様子をしっかり観察する
- いつもと違う行動を取ったらすぐに動物病院に連れていく
まずは水分補給をさせながら愛犬の様子を見守ろう
もちろん大量に食べてしまった場合はすぐに動物病院で診てもらうのが1番ですが、
ごく少量の場合であれば一旦様子を見てみても良いでしょう。
自分の判断が不安であれば獣医師に状況を伝え対処法を相談してみましょう。
一旦様子を見ることになった際は、こまめに水分補給をさせてください。
もし下痢や嘔吐などの症状が出た場合、脱水症状にも繋がります。
事前に水分補給をしておくことが大切になってきます。
また、唐辛子を食べると喉が渇き自ら水を飲むこともあるでしょう。
急激に喉が渇き大量に水を飲んでしまう可能性がありますがそこにも注意が必要です。
必要以上に一度に水を飲むと水中毒になってしまうのです。
あまりにも飲み続けるようであれば、与える量を減らしたり水を置きっぱなしにしないなどの対応をしてください。
愛犬の様子がおかしければすぐに動物病院を受診する
様子を見ている中で、普段と違う行動や下痢・嘔吐などの症状がでた場合はすぐに動物病院に連れて行き症状に合った治療をしてもらいましょう。
大量に食べてしまった場合はすぐに動物病院に連れていき、まだ胃の中にあれば吐かせて体内から出すことができます。
胃を通過してしまった場合は麻酔をかけて内視鏡などで取ることもできますが、体に負担がかかるのでできるだけ早めに対処した方がいいでしょう。
病院に連れて行った際には、「いつ」「なにを」「どのくらい」食べてしまったか伝えることが大事です。
犬の食糞・噛み癖等のしつけに唐辛子スプレーは使って良い?
犬に唐辛子は絶対にNGですが、しつけ用に唐辛子スプレーが販売されているのはご存知でしょうか。
これだけ危険と言われてる唐辛子をしつけで使用して大丈夫なのか気になりますよね。
効果や必要性についてお話します。
- 唐辛子スプレーはしつけ目的でも使わない方がいい
- 問題行動はトレーナーや獣医師に相談しましょう
犬のしつけ目的でも唐辛子は使ってはダメ!
唐辛子スプレーの刺激臭を嫌がるために噛み癖や食糞が治ると言われていますがなるべくなら使わない方がいいでしょう。
日常的に使用していると匂いに慣れてしまい効果がなくなりますし、刺激臭により体調を崩してしまったりストレスを抱えてしまいます。
また、誤ってスプレーが愛犬にかかってしまったり誤飲してしまう可能性もゼロとは言えませんよね。
犬は賢い動物ですから、危険なものは使わずとも根気よくしつければちゃんと理解してくれるでしょう。
問題行動は、トレーナーや獣医師に相談しながらしつけよう
何か悩んでいる問題行動があるのであれば、トレーナーや獣医師に相談してみるのはどうでしょう。
しつけ教室でトレーニングしてもらうこともできますし、獣医師には定期健診やワクチン接種の際に相談が可能です。
犬がする問題行動には原因がありますから、改善させるには根本的な解決が必要です。
例えば食糞は食事量が少ない為にしてしまう事が多いので、低カロリーなフードに変えて食事量を増やせば食糞が治ったとゆうケースもあります。
専門の人に相談し、工夫しながらしつけを頑張りましょう!
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まとめ:犬が唐辛子を食べるのはダメ!
今回の記事は、犬には唐辛子を与えてはいけないこと、誤って食べてしまったときの対処法などを解説いたしました。
唐辛子の危険性は伝わったでしょうか?
最後に記事のまとめです。
- 唐辛子に含まれる「カプサイシン」が犬にとっては刺激物となる
- 「カプサイシン」の作用によって内臓に負担がかかる
- 誤食してしまったら、下痢・嘔吐などの症状が引き起こされる
- 唐辛子以外の香辛料も危険なため与えてはいけない
- 少量の誤食であれば自宅で様子を見ても良い。その際は水分補給をさせる
- いつもと様子が違ければすぐに動物病院に連れて行く
- しつけ目的でも唐辛子スプレーは使わないようにする
- 問題行動で悩んでいるなら専門の人に相談を