犬にさくらんぼをあげても大丈夫でしょうか?実は食べれるのですが、種は中毒症状を起こす恐れがあり与えてはダメです。またさくらんぼの栄養効果や茎・皮を与えて良いのか、他に食べても良いフルーツについても気になりますよね。この記事では犬とさくらんぼについて解説します。
この記事の目次
目次を閉じる犬はさくらんぼを食べていい?与える際の注意点も徹底解説!
- 犬はさくらんぼを食べていい
- さくらんぼを与えるメリットや栄養効果
- 犬はアメリカンチェリーも食べられるのか
- 犬のさくらんぼの上手な与え方
- 犬にさくらんぼを与える際の頻度と量
- 犬にさくらんぼを与える際の注意点
犬はさくらんぼを食べられる?含まれる栄養素やその効果も解説!
- 犬がさくらんぼを食べたとしても大丈夫
- 犬にさくらんぼを与えるメリット
- さくらんぼに含まれる栄養素とその効果
- 犬はアメリカンチェリーも食べられるのか
犬がさくらんぼを食べたとしても大丈夫!
犬がさくらんぼを食べても問題はありません。
ただし、一部犬の健康を阻害してしまう成分が含まれていることから、進んで与えたいフルーツではないのです。
おやつのバリエーションを増やしたいときなどに、少量を与える程度に留めておくと良いでしょう。
また種には有害な物質が含まれているので、取り除いてから与えてください。
以上の点を理解し、食べ過ぎないように適切な量を守ることで、犬の健康にとってメリットになる働きが期待できます。
犬にさくらんぼを与えるメリットは?含まれる栄養素と効果も解説
それでは、さくらんぼに含まれる栄養素を紹介しながら、犬にさくらんぼを与えるメリットについて解説していきましょう。
アントシアニン
アントシアニンには抗酸化作用があり、犬の健康を阻害する活性酸素の発生を抑制する効果があります。その結果細胞の老化防止に繋がり、老化による疾患を予防する働きや免疫力の向上が期待できます。
また目の疲れにも効果的で、視力を改善することも可能です。
ビタミンE
アントシアニンと同様にビタミンEにも抗酸化物質が含まれているため、アンチエイジングの効果が期待できます。ビタミンC
ビタミンCは体内では生成できないため、積極的に摂取したい栄養素です。ストレスを軽減させたり、免疫力の向上やガンの予防などに効果があるとされています。
鉄・葉酸
また葉酸は、妊娠中の母犬に与えることで胎児の成長を促す働きをします。
補足:犬はアメリカンチェリーも食べられる?
さくらんぼと比べ、アメリカンチェリーは低価格で手に入れやすいフルーツです。
犬はさくらんぼを食べれるとお伝えしましたが、アメリカンチェリーはどうなのでしょうか?
答えは「アメリカンチェリーも食べられる」です。
アメリカンチェリーもさくらんぼと同様の栄養効果があり、おやつとして少量を与えるのであれば健康ケアに役立てることが可能なのです。
これから紹介するさくらんぼの与え方やその注意点を参考にしながら、アメリカンチェリーを食べさせてあげてください。
犬にさくらんぼはどうやって与える?上手な与え方、頻度・量とは
それでは、実際にさくらんぼをどのように与えたら良いのか、ということについて紹介していきましょう。
- 犬のさくらんぼの上手な与え方
- 犬にさくらんぼを与える際の適切な頻度と量
犬のさくらんぼの上手な与え方とは?実だけを与えよう
さくらんぼには、実・皮・軸・種がありますが、犬には実の部分だけを与えるようにしましょう。
人間は皮を取らずに食べますが、犬にとって皮は消化しにくいのです。
さらに農薬などが付いている恐れもあるため、皮を剥いてから与えるほうが安心でしょう。
皮を取り、実だけを与えることで、さくらんぼの栄養素を取り込みやすくなるというメリットがあります。
「皮はしっかり洗うから大丈夫!」という場合には、皮を細かく刻むことで消化を助けることができます。
また軸は、消化不良だけでなく喉などに引っかかる危険性があります。
種には有害な物質が含まれているので、必ず取り除いた状態で与えてください。
犬にさくらんぼを与える際の適切な頻度・量はどれくらい?
それではさくらんぼを与える際の適切な頻度や量について、犬の大きさごとに紹介していきます。
超小型犬
犬にさくらんぼを与える際の注意点は?4つの注意点を徹底解説!
犬にさくらんぼを与える際には、必ず守らなくてはいけない注意点が存在します。
- 初めて与える際は、アレルギー症状に注意する
- 種は葉は中毒症状が出る危険があるため、絶対に与えない
- 食べ過ぎに注意する
- 人間用の、さくらんぼの加工品は与えないようにする
①:初めて与える際は、下痢や嘔吐等のアレルギー症状に注意!
どんな食べ物でも、初めて与える場合はアレルギー症状が出る可能性を考慮する必要があります。
そのため、まずはごく少量から与え、アレルギー反応がないかを確認しましょう。
問題がないようであれば、少しづつ増やしながら与えます。
またアレルギー症状には下痢や嘔吐、皮膚や目の痒みといったものがあります。
以上のような反応が見られた場合には、なるべく早く動物病院を受診してください。
②:種や葉は絶対に与えてはダメ!中毒症状が出る危険がある
さくらんぼの種や葉は、必ず取り除いた状態で食べさせてください。
さくらんぼの種には「アミグダリン」という成分が含まれています。
このアミグダリンは、体内で分解されることで青酸を発生させ、場合によっては中毒症状を引き起こします。
嘔吐や頭痛、めまいといった症状だけではなく、呼吸困難や昏睡といった危険性もあるのです。
また、さくらんぼの葉には「クマリン」という成分が含まれています。
クマリンを摂取することで、肝臓機能や腎臓機能にかなりの悪影響を与えてしまうと言われています。
愛犬がさくらんぼの種や葉を誤って食べてしまった場合には、早めにかかりつけの獣医さんに相談しましょう。
③:食べ過ぎ注意!おやつ程度の少量にとどめる
さくらんぼの食べ過ぎは要注意です。
さくらんぼに含まれる糖質は割と高く、たくさん与えてしまうと肥満に繋がる恐れがあります。
特に、糖尿病を患っている犬には与ないほうが良いでしょう。
また、さくらんぼにはソルビトールという成分があり、摂取しすぎると下痢を引き起こすことがあります。
先程お伝えした適切な量をしっかり守り、犬の健康維持を心がけましょう。
④:人間用の、さくらんぼの加工食品も与えてはダメ!
さくらんぼの加工食品には缶詰やジャムなどがありますが、それらは犬には与えないようにしてください。
どちらも砂糖や添加物が多く含まれており、肥満や糖尿病などになってしまうことが考えられます。
そのため、さくらんぼを与える際には、加工がされていない生のものを食べさせてください。
ただしジャムの場合は、砂糖を抜いた手作りのものであれば与えても大丈夫です。
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まとめ:犬はさくらんぼを食べられる!
犬がさくらんぼを食べられること、与え方や適切な量などについてお伝えしました。
改めて記事のポイントについてまとめます。
- 犬にさくらんぼを与えることで、アントシアニン、ビタミンE、ビタミンC、鉄、葉酸などの栄養素を取り入れることができる
- 上記の栄養素により老化防止、視力改善、免疫力の向上、ガンの予防、貧血予防の効果が期待できる
- アメリカンチェリーもさくらんぼと同じ効果を得ることができる
- さくらんぼの種や葉には有害な物質が含まれている。それらを摂取することで中毒症状を起こす可能性があるため、必ず取り除いた状態で与える
- さくらんぼは糖質が多いので、与えすぎには注意する