猫がラーメンを食べるのは大丈夫でしょうか?結論から言えば、ラーメンは汁・スープの塩分量が多く、またネギの中毒症状を起こす可能性があり危険です。また猫がラーメンを誤食した場合はどう対処すれば良いでしょうか。この記事では猫とラーメンについて詳しく解説します。
この記事の目次
目次を閉じる猫がラーメンを食べても大丈夫?誤食の際の対処法も徹底解説
- 猫にラーメンを与えるのはNG!どんな危険性があるのかを解説
- 猫がラーメンを食べてしまったら?誤飲時の対処法など
- ラーメン以外の麺類は?うどんやそばなど
猫にラーメンは与えてはダメ!5つの危険性を徹底解説!
実はラーメンは猫にとって、危険が付きまとう食べ物です。
ここでは
- 原料である小麦のアレルギーに注意!
- トッピングにネギが含まれていると中毒の危険あり!
- ラーメンのスープは塩分が高い!塩分過多に注意
- 添加物も多く含まれているので病気の原因になることも
- カロリーが高いため肥満の心配も
①:小麦等のアレルギー症状が出る恐れがある
ラーメンの主原料は小麦です。
小麦は、代表的なアレルゲンである穀物類の一種で、アレルギーを起こす可能性も多くあります。
もしラーメンを口にしてしまうと、たった一口でもアレルギーに反応する可能性がでてきます。
もし猫が欲しがることがあっても、こちらから与えることはやめましょう。
アレルギーの症状は、その時によって様々です。
すぐに症状が現れるもの、時間をかけて現れるものなど。
一番わかりやすいのは、下痢や嘔吐などの消化器系の症状。
そのほかにも、目や口の周りに炎症を起こしたり全身が皮膚炎になったりすることもあります。
口にしないことが一番有効ですが、食べてしまった場合はすぐに病院に相談しましょう。
②:トッピングに含まれるネギ等で中毒症状が出る恐れがある
ラーメンには、よくネギがトッピングされていることがあります。
そのネギが、猫の中毒症状を引き起こすことがあります。
アレルギーは気を付けていれば重篤化することは少ないですが、中毒は非常に危険です。
多量を食べたり継続的に食べたりすることで重篤化する可能性も。
ネギ中毒の原因は、ネギに含まれる成分が血液中の赤血球に作用してしまうことにあります。
初期の症状は下痢や嘔吐などアレルギーに似たものです。
重篤化すると血尿や貧血などを引き起こし、吐血や呼吸困難で最悪の場合死に至ることも。
すぐに反応が出るものばかりではなく、数日後に症状が出ることもあります。
もし食べてしまった場合は、数日間観察を怠らないようにしましょう。
③:スープの塩分量が非常に多く、塩分過多になる恐れがある
ラーメンは、人間にとっても塩分の高い料理として認識されています。
では、そんなラーメンを猫が摂取するとどうでしょうか。
特に塩分が高いのはスープですが、麺にもそのスープが絡んでいて塩分が高くなります。
また、ラーメンの麺には製造工程で塩を使っている場合が多くそこでも塩分を摂取することになります。
腎臓疾患や尿路結石なりやすい猫にとって、塩分は大敵です。
同時に、心臓病などのリスクも高まります。
このようなことから、ラーメンは猫にとって明らかに塩分過多な食べ物ということになります。
高齢の猫や、すでに心臓や腎臓に不安がある猫は特に注意しましょう。
猫が健康で長生きをするために、ラーメンを猫に与えるのは絶対に与えてはいけません。
④:体に悪い添加物が多く、病気を引き起こす恐れがある
麺によっても様々ですが、ラーメンを作る過程では色々な添加物を入れて作っています。
一般的な麺に多く使われているのが、かんすいです。
これは麺の食感やのど越しをよくするための物で、ラーメンが黄色い要因でもあります。
また同じく麺のコシを出すための増粘多糖類や色を保つための着色料、その他酸化防止剤や乳化剤など。
私たちがおいしくラーメンを食べるために必要な成分ですが、猫にとってはあまりに不必要な添加物が多すぎます。
⑤:カロリーも高く、肥満になる恐れがある
猫が普段食べているキャットフードやおやつは、ある程度摂取しても問題のないカロリーを計算して作られています。
しかし、ラーメンはとてもカロリーの高い食べ物。
油分も多く含まれているので、与えてしまうと肥満になる危険性も高くなります。
体の小さい猫にとっては、少量でも体に影響がでる原因になりますので、けっして与えないようにしましょう。
カロリーのコントロールは、猫の健康を保つためにとても重要なことですのでしっかり管理しましょう。
猫がラーメンを食べてしまった!誤食の際の対処法を徹底解説!
ラーメンは、猫が食べるべきではないとわかってきました。
しかし、「見ていないうちに猫がラーメンを口に入れてしまった!」
そんなハプニングがあるかもしれません。
ここからは
- 猫がラーメンを食べてしまったら?ごく少量の場合はよく様子を見て
- 様子がおかしいと感じたら!すぐに動物病院へ相談を
猫がラーメンを食べた!ごく少量ならまずは注意して様子を見よう
猫は、食べていいものとそうでないものの区別がつきません。
にんげんが食べているものに興味を持つ猫も多くいます。
もし知らぬ間に食べてしまうようなことが起こった場合、どうすればよいのでしょうか。
まずはすぐに食べるのを止め、どれくらいの量を食べてしまったのか把握しましょう。
それがごく少量であれば、少し自宅で様子を見ても良いかもしれません。
しかし、油断は禁物ですのでその後は注意深く観察してください。
猫の様子がおかしければすぐに動物病院を受診する
猫が誤ってラーメンを食べてしまった、そんな時。
もし多量を食べた形跡があったり、ネギを多く摂取してしまった様子だった場合は細心の注意を払う必要があります。
嘔吐や下痢、元気がないなど様子がおかしいと感じたらすぐに動物病院に行きましょう。
中毒は一刻を争う症状のため、その時の判断が重要になってきます。
口の周りを拭き取ったり口から出すなどの方法も有効です。
しかしそれ以上の対処は自宅ではできませんので、病院に相談することをおすすめします。
補足:猫はラーメン以外に、うどんやそば等の麺類は食べられる?
ラーメンは塩分も高く添加物も多いことがわかりました。
では、同じ麺類であるうどんやそばは猫に与えることができるのでしょうか。
うどんやそばには、ラーメンと違ってあまり添加物が含まれていません。
そのため、味付けしていないものを少量与えるのであれば問題ないといえるでしょう。
しかしうどんには小麦アレルギー、そばにはそばアレルギーと小麦アレルギーの可能性があります。
最初に与える際は十分に注意してあげるようにしましょう。
また、麺自体に塩分が含まれています。
あげる前に塩抜きをしたり、少量にとどめるように意識するなどの対策をしましょう。
これらの食材は主食にはできません。
あくまでも、普段のフードのトッピングとして考えてください。
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まとめ:猫にラーメンは絶対与えてはダメ!
ラーメンは家にあるととても便利な食材です。
しかし、人間が食べているのを見て猫が欲しがることがあっても決して与えてはいけません。
猫にとってラーメンは、様々な危険性やリスクがあります。
今回は
- ラーメンは猫に与えてはダメ!危険性5つを解説
- もし猫がラーメンを食べてしまったら?対処法をご紹介
- 同じ麺類のうどんやそばは食べても大丈夫?