猫にちくわをあげるのは大丈夫でしょうか?餌・おやつに少しの量を食べるのは大丈夫ですが、食べ過ぎると体に悪いので与えてはダメです。また魚肉ソーセージやかまぼこ等、他の魚肉加工品を与えてよいのかも気になりますよね。この記事では猫とちくわについて詳しく解説します。
この記事の目次
目次を閉じる猫にちくわを与えて大丈夫?健康に悪いので基本的にはダメ!
- 猫にちくわを与えるのはNG!
- ちくわの猫に対する危険性は?
- 誤飲した場合の対処法
猫にちくわを与えてはダメ!3つの危険性を徹底解説!
ここでは、猫にちくわを与えるリスクを徹底解説。紹介するリスクは、以下の3つです。
- 塩分過多になる恐れがある
- アレルギー症状が出る恐れがある
- 添加物が多く、猫の健康を損ねる恐れがある
①:塩分量が多く、塩分過多になる恐れがある
日本食品標準成分表2020年版(八訂) によると、ちくわは100gあたり約2.1gの食塩を含む食品です。
ちくわ100gの目安は、30gの小さなちくわ3本程度だと考えるのがよいでしょう。
一方、猫の1日に必要に必要な塩分は2~3g。
塩分の致死量は、猫の体重1kgあたり4gだといわれています。
ちくわたった3本で、猫は1日に必要な塩分を摂取してしまうことになりますね。
体の小さい1kg以下の子猫がちくわを1本食べただけでも、塩分過多になってしまう恐れも考えられます。
塩分を摂りすぎると、塩分中毒を発症したり、腎臓病にかかってしまうことも…。
塩分過多を避けるためにも、猫にちくわを与えることは避けるべきです。
②:アレルギー症状が出る恐れがある
ちくわは様々な魚類をすり身にして加工した食品です。
よって、魚アレルギーの猫ちゃんは食べることができません。
魚肉に対して食物アレルギーを持っている場合、以下のような症状がネコちゃん現れます。
- 体の柔らかいところを掻く
- 食欲不振
- 皮膚が赤くなったり、発疹が出たりする
- 下痢や嘔吐
- 鼻炎
- アナフィラキシーショック など
③:添加物が多く、猫の健康を損ねる恐れがある
ちくわには、以下のような人間向きの食品添加物が含まれています。
- 調味料
- 着色料
- 植物油脂
- 保存料
- でん粉
- ソルビン酸
- 甘味料(ソルビット) など
補足:猫はちくわが好きなの?
健康によいか悪いかに関係なく、ちくわが好きな猫は多い傾向にあります。
その理由は、主に以下の3つです。
- 魚好きな猫が多いから
- 弾力のあるちくわの触感が好きだから
- 砂糖や添加物による甘みが好きだから
猫がちくわを食べてしまった!誤食の際の対処法を徹底解説!
- 少量なら様子を見守る
- 猫の様子がおかしくなったらすぐに動物病院へ
少しの量を食べただけなら大丈夫!愛猫の様子を見守ろう
ちくわには猫の命に関わるような、即効性の高い中毒物質は含まれていません。
香辛料やネギ類と比較すると、ちくわの危険度は低めなのです。
よって、ほんの少しの量を誤飲してしまったくらいならば、様子を見守るだけでも十分なケースもあります。
ほんの少しの誤食ならば、命に別状はないことがほとんど。
体調が急変しないかを確認しながら、ネコちゃんの様子を見守ってあげてください。
ただし愛猫の様子がおかしい場合はすぐに動物病院を受診する
ちくわを食べてしまったネコちゃんに、以下のような症状が現れたらすぐに動物病院を受診しましょう。
- 嘔吐
- 下痢
- だるそうにする
- 食欲不振
- かゆみなどのアレルギー反応
- アナフィラキシーショック など
補足:猫はちくわ以外にも、かまぼこ等の加工品を食べられる?
魚を加工して作られた練り物系の加工品は、スーパーにもたくさん並んでいるお馴染みの食品ばかりです。
魚を主原料とした加工食品には、以下のようなものがあります。
- カニカマ
- はんぺん
- かまぼこ
- 丸天
- 魚肉ソーセージ など
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まとめ:猫にちくわを与えるのはダメ!
いかがだったでしょうか。
この記事のまとめは、以下の通りです。
- 猫にちくわを与えるのはNG!
- ちくわを与えてはいけない理由は「塩分過多」「アレルギーの危険性」「食品添加物が多い」の3つ
- ちくわは猫の嗜好性が高いため、誤食には注意が必要
- 少量のちくわを食べただけなら様子を見るだけで大丈夫
- ちくわを食べた猫の体調が悪くなったら、すぐ動物病院へ
- 魚を加工して作られた練り物系の加工品は、原則与えてはいけない