犬が人間用のハムを食べるのは大丈夫でしょうか?ご飯やおやつに犬がハムを食べたとすると。アレルギーや肥満の恐れがあり危険です。またハムは塩分が多いので、与える際には塩抜き等が必要になります。この記事では犬とハムについて、なぜ与えてはダメなのか等を解説します。
この記事の目次
目次を閉じる犬にハムは与えてはダメ!誤食の際の対処法も徹底解説!
ハムはサラダなどと一緒に食べると美味しいですよね。
そんなハムはお肉からできているので「犬にあげても大丈夫でしょ?」と思っている人もいるのではないでしょうか?
今回「MOFFME」では犬とハムというテーマで以下の内容について紹介していこうと思います。
- ハムは本当に与えて大丈夫?
- 与えてはいけない理由4つ
- 万が一食べてしまったときの対処法
- ハムは手作りできちゃう?犬用にアレンジしよう
犬にハムは与えてはダメ!4つの理由・危険性について徹底解説!
人間にとっては食事の彩やおつまみなどとしても欠かせないハムですが、犬にとっては与えるべきではない食材なのです。
この章ではハムを食べることによってどのような影響ができるのかを以下の内容でお話ししていきます。
- 味付けされているので塩分が多い
- 実は脂質も多く含んでいる
- アレルギー症状に注意が必要
- 添加物を使用しているので危険
- ハム以外のソーセージなどは与えても良い?
①:塩分量が多く、塩分過多になる恐れがある
人間用に加工された食品の多くは人間が美味しいと感じるように味付けがされています。
ハムもその一つですよね。
しかし、犬にとってはこの味付けは濃すぎるのです。
ハムに味付けがされているということは多くの塩分が使用されているということになります。
人間よりも塩分の摂取量が少なくて良い犬の場合、味付けのされた食材を食べることによって塩分過多になります。
塩分を多く取りすぎると内臓への負担が大きくなり、病気へと発展する危険性があるので与えないようにすることが大事です。
ハムを食べるという一時の楽しみのために健康を維持できなくなってしまったらかわいそうですよね。
飼い主さんがしっかりと管理してあげることが大事ですよ。
②:脂質が多く、肥満になる恐れがある
ハムに塩分が多く使用されていることは知られていることかもしれません。
しかし、脂質も多いことはあまり知られていないかもしれません。
ハムには多くの脂質が含まれているため、肥満になってしまう危険性があります。
肥満はさまざまな病気の原因になります。
また、脂質を分解するためにたくさんの消化酵素を使用します。
その消化酵素は膵臓などから分泌されているため、一生懸命分泌することによって膵臓が疲れてしまい膵炎などになってしまう可能性もあります。
脂質を過剰に摂取することによって発症する病気は犬を苦しめてしまうようなものばかりです。
ハムなどの人間が食べるような食材は与えないようにすることが健康への第一歩になりますね。
③:アレルギー症状が出る恐れがある
ハムは主に豚肉を使用した加工食品であると言われています。
豚肉はアレルギーを引き起こす可能性のある食材です。
そのため、犬に与えることによって体が痒くなったしまったり炎症を起こすなどの症状が出ることがあるのです。
また、ハムを与え続けることによって豚肉やハムに含まれているそのほかの成分に後からアレルギー症状を引き起こす可能性があると言われています。
アレルギーを発症すると嘔吐や下痢などになることもあり、病院での治療が必要になることがありますので与えないように注意することが大事です。
また、万が一ハムを口にしてしまいアレルギー症状が出た場合には速やかに動物病院へ行くようにすることで大事に至らずに済むかもしれません。
④:添加物が多く含まれている
ハムのパッケージの裏側には成分表や原材料などの記載があると思います。
そういった成分表や原材料をしっかりと読んだことがある人は少ないのではないでしょうか?
もし、自宅にハムがあったら確認してみてください。
ハムには多くの添加物が使用されていることに気づくはずです。
その中でもハムを美味しそうに見せるために使用されている着色料は危険だと言われています。
ハムってピンク色で鮮やかですよね。
そのピンク色にするために使用されている着色料はガンを引き起こす可能性があると言われているのです。
人間であっても着色料が多く使用されているハムを食べ続けることは健康上あまり良くないと言われているのです。
そんな食材を犬に食べさせることによって体調を崩してしまうのは当たり前のことかもしれませんね。
補足:犬にはハム以外にもソーセージ等の加工品は与えてはダメ
ハムは与えてはいけないことがわかったけど、ソーセージなどの加工食品はどうなの?と疑問に思った人もいるかもしれません。
結論から言うと、人間が食べるために加工された食品は与えてはいけないのです。
魚肉ソーセージなどは原材料が魚などだからハムとは違うのではと思う人もいるかもしれませんが、塩分が多く使用されていることや添加物が含まれていることには変わりはありません。
また、魚であってもアレルギーを発症する可能性はあります。
犬がハムを食べてしまった!誤食の際の対処法を徹底解説!
人間よりも動きが俊敏な犬たちにどんなに注意をしていてもつまみ食いをされてしまった経験がある人は多いのではないでしょうか?
ここからはそんな人のためにハムを食べてしまったときにはどのような対処をすれば良いのかについて紹介していこうと思います。
正しい対象ができるかどうかで、犬が苦しむ時間を減らすことができるかどうかが決まってきます。
食いしん坊な犬を飼っている飼い主さんは、ぜひしっかりと理解するようにしてくださいね。
①:まずは愛犬の様子を観察しよう
ちょっとつまみ食いをされてしまった場合には、異変が起きていないかを観察するようにしてください。
幸い何もなかった場合には安心しても大丈夫でしょう。
しかし、何かしらの異変やいつもと違った行動をすることがあった場合には病院を受診することが大切です。
また、少量ではなく大量に食べてしまった場合には様子を見る前に病院を受診してしまったほうが安心かもしれません。
そういった判断は飼い主さんに託されているので、不安な場合には獣医さんに相談するのが最も安心です。
②:様子がおかしければすぐに動物病院を受診しよう
ハムを食べてすぐに体調が悪くなることはあまりありませんが、しばらく様子をみていたら体をしきりに痒がっているなどの症状が出た場合には病院を受診しましょう。
また、嘔吐や下痢といった症状が出た場合にも病院を受診するようにしてください。
動物病院ではハムをどのくらいの量食べてしまったのかやいつ食べてしまったのか、そしてどのような症状があるのかなどを説明できるようにしておきます。
また、食べてしまったハムのパッケージなどがあれば持っていくと獣医さんも診察しやすいかもしれません。
補足:犬が食べられるハムもある?犬用ハムの作り方を紹介!
ハムは与えてはいけないとお話ししましたが、ちょっと工夫をしたり自分で手作りすることによって安心して与えることができるようになります。
ハムといっても豚肉ではなく鶏肉を使用します。
鶏肉の中でも胸肉は皮や脂肪の部分を取り除くことでかなりヘルシーになりますし、タンパク質も摂取できるのでおすすめです。
鶏肉をラップの上に平たく広げ、そのままラップごと丸く棒状にします。
両サイドから水が入ってこないように留めたら、茹でていきます。
中までしっかり熱が通ったらハムのようにカットしていきます。
味付けは必要ありません。
犬には茹でてカットしたものをそのまま与えれば良いですし、人間が食べる場合にはタレをかけたりして食べても良いですよね。
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まとめ:犬に人間用のハムは与えてはダメ!
いかがでしたでしょうか?
今回は犬とハムというテーマでお話ししていきました。
今回の内容を簡単におさらいすると以下のようになります。
- ハムは健康の損なう危険性がある成分がたくさん含まれているので与えない
- ハムだけでなく人間が食べるような加工食品はNG
- 万が一食べてしまったときには落ち着いて正しい判断をする
- 鶏肉で犬も食べられるハムが簡単に作れる!