鹿肉を大切な愛犬へ普段から与えても大丈夫なのかについて解説しています。鹿肉を食べることで愛犬が得られる栄養や、与える時に注意したいポイント、鹿肉を与えられないケースの犬がいるのかどうかについてもいくつか事例を交えて紹介しています。
この記事の目次
目次を閉じる鹿肉は犬が食べても大丈夫?
鹿肉と聞くと、「臭みが強そう」「お肉が硬そう」「余り美味しくなさそう」といったマイナスのイメージが先行しませんか?
しかし、鹿肉はタンパク質が多く低脂質な為、ダイエットに最適な食材なんです。
海外では高級なお肉として扱われることもあるそうです。
あまり見かけることはない食材ですが、犬には与えて良い物なのでしょうか。
そこで今回の「MOFFME」では
- 脂質が少なくタンパク質が豊富
- 鹿肉はAmazonやインターネットで購入できる
- 犬に与える際の3つの注意点
- 鹿肉レシピ2選
- おやつで与えるには
鹿肉を犬に与えるメリットを2つ解説!
余り目にする機会は少ない食材ですが、鹿肉はとてもヘルシーなお肉です。鹿肉には一体どんなメリットがあるのでしょうか。
ここでは
- 脂質が少なくダイエットに向いている
- タンパク質が豊富
①:脂質が少なくダイエットに効果的
とても低カロリーな為、ダイエットに向いている食材です。牛肉と比較した場合、脂質は1/5程とかなり低脂質なお肉です。
ダイエットに良いささみは100gあたり192kcalですが、鹿肉は100gあたり110kcalとなります。
脂質やタンパク質などの代謝を支えてくれるビタミンB2も豊富に含まれています。ビタミンB2は牛肉と比べ約2倍となります。
他にも、アセチルカルニチンと呼ばれるアミノ酸も含んでいます。
このアミノ酸は、脂肪を燃焼させる際に必要となってくる成分で、なんと牛肉の2倍程の量が鹿肉には含まれています。
脂肪が少ない分、胃で消化する際に負担が少なく消化に良いのもメリットの1つです。
栄養成分の参照:農林水産省 ジビエの魅力
②:たんぱく質が豊富に摂取できる
鹿肉はささみと同等レベルのタンパク質を含んでいます。
タンパク質の役割は、骨や筋肉、血液といった体を構築していくうえでとても大切な栄養素となります。
タンパク質が不足してくると、免疫力が下がってしまったり筋力が低下してしまうため、積極的に摂取したい栄養素だということが分かります。
また、鉄やリン、亜鉛といったミネラルも豊富に含まれています。
鉄は貧血予防に、リンは骨や歯を形成するのに必要です。亜鉛は皮膚を健康に保つ役割を果たしてくれます。
鹿肉はどこで販売されている?
鹿肉はジビエとも呼ばれ、狩猟により捕獲された野生の鳥や獣のことを言います。
野生の鳥や獣が増えすぎてしまい狩猟を行っていましたが、そのほとんどが焼却や埋設し処分されてきました。
しかし、近年ではジビエ料理で地域の活性化を図ろうとする動きも出てきており、鹿肉などに力を入れているインターネット販売会社も存在します。
ここからは
- Amazonで無添加の鹿肉が購入できる
- インターネットでは生の鹿肉も販売されている
amazonで無添加の鹿肉も購入できる
Amazonでは無添加の鹿肉が購入できます。鹿肉のドックフードやジャーキーなども販売されています。
無添加とは、保存料や香料、着色料などが使用されていない物のことを言います。
一概には言えませんが、添加物を摂取し過ぎてしまうとアレルギー反応が現れたり、中毒症状を起こす可能性が考えられます。
また、中には発がん性が高い添加物も存在します。BHAやBHT、エトキシキンなどが該当します。
体に悪影響を及ぼす可能性が含まれている物より、無添加の食材の方が安心して愛犬に与えることが出来ます。
インターネットで生の鹿肉も販売されている
インターネットでは生の鹿肉も販売されています。ご自宅で愛犬に手作りご飯を与える際には、是非購入してみて下さい。
人間用に販売されている鹿肉と、ペット用に販売されている鹿肉が存在します。一説には、人間が食べることが出来ない物をペット用として販売している場合があるそうです。
しかし、鮮度や産地にこだわって販売している会社もたくさんあります。
購入の際には、しっかりとホームページなどを確認して安心して購入できる販売会社を選ぶようにして下さい。
鹿肉を与える時の注意点とは?3つのポイントを徹底解説!
高タンパクで低カロリーな鹿肉ですが、与える時には注意してほしいポイントがあります。
ここからは
- 慢性腎臓病を患っている愛犬には与えない
- 新鮮な物でもしっかり加熱する
- 1度に与える量
①:慢性の腎臓病などがあれば与えない
②:新鮮なものでも茹でる等加熱してから与える
生肉には、サルモネラ菌やO157(腸管出血性大腸菌)などの食中毒を起こす菌や、E型肝炎(HEV)に罹ってしまう危険性があります。
食中毒の主な症状
- 下痢
- 嘔吐
- 元気がない
- 発熱
- 痙攣
- 呼吸困難
③:一度に多く与えると下痢になることも!与えても良い量とは
消化に良い鹿肉ですが、タンパク質が下痢を引き起こす原因になる場合があります。
余りに多く与え過ぎると、上手くタンパク質を分解することが出来ません。その結果、下痢を起こしてしまいます。
目安としては、体重1㎏に対して50kcal~100kcalまでとなります。初めて与える場合にはティースプーン1杯程度の少量から与えて下さい。
また個体差もある為、体調や便の様子を小まめに見ながら与える様にして下さい。
鹿肉はどうやって与えたら良い?
手に取る機会が少ない鹿肉は、「どの様に与えれば良いのか分からない」「調理が難しそう」と思われるかも知れません。
そんな飼い主さんの為にここからは
- 鹿肉を使ったレシピ2選
- おやつの与え方
犬が喜ぶ鹿肉のレシピ
大切な愛犬に、愛情たっぷりの手作りご飯を作ってみてはいかかでしょうか。お肉には中心部までしっかりと火を通す様にして下さい。
ハンバーグ
- 鹿肉
- お好みの野菜
- 鹿肉、野菜をみじん切りにする
- みじん切りにした鹿肉と野菜をこねる
- 食べやすい大きさに形を整える
- 少量の油で中心に火が通るまでしっかりと焼く
- 鹿肉
- 鶏むね肉
- 砂肝
- お好みの野菜 2~3種類
- ご飯
- 野菜出汁や無添加の和風出汁
- 野菜を一口大に切り柔らかくなるまでしっかり煮込む
- 鹿肉と鶏むね肉を中心に火が通るまで煮込む
- 砂肝はグリルで焼く
- お肉類は食べやすい大きさに切る
- 野菜、お肉、ご飯を盛ってスープをかける
鹿肉をおやつで与える場合
1日に摂取する最適なカロリーの10%程を目安として与えて下さい。鹿肉ジャーキーや細かくなったミンチタイプがあります。
またインターネットでは、鹿肉を使用したミートクッキーなども販売されています。
おやつを与えるポイントは量よりも回数です。
「飼い主さんからおやつを貰える」ということに喜びを感じてくれます。何かのご褒美やしつけのご褒美として、少量を数回に分けて与えて下さい。
与え過ぎには注意しながら、愛犬とのコミュニケーションを楽しんで下さい。
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まとめ:犬が鹿肉を食べても大丈夫!
近年、話題になっているジビエである鹿肉について記事をまとめました。
主な内容は
- 100gあたり110kcalと低カロリー
- 脂質は牛肉と比較して1/5
- ささみと同レベルのタンパク質を含む
- 鉄、リン、亜鉛などのミネラルも豊富
- Amazonでは無添加の鹿肉を購入できる
- インターネットでは生の鹿肉が販売されている
- 慢性腎臓病を患っている場合は与えると病状が悪化する可能性がある
- 食中毒の可能性があるので新鮮な物でも必ず加熱する
- 与える量は体重1㎏に対し50g~100gが目安となる
- 与え過ぎると下痢を起こす可能性もある
- おやつには鹿肉ジャーキーやクッキーなどがある