犬はしらすを食べていいでしょうか?餌・おやつに犬がしらすを食べても大丈夫ですが、塩分が多いので塩抜きすることが大切です。また生しらすや釜揚げしらす、ちりめんじゃこ、しらす干しのどれを与えて良いのか気になりますよね。この記事では犬としらすについて解説します。
この記事の目次
目次を閉じる犬はしらすが好き?与え方や注意点、手作りご飯のレシピも解説!
え?犬にしらす?考えたこともなかった!、という方も多いのではないでしょうか。
1年を通して安価で手に入り、カルシウムが豊富に含まれているしらすを犬が食べても大丈夫と知ったらみなさん愛犬にあげたくなるはずです!
手作りフードをあげている方はレパートリーが増えて愛犬が喜んでくれたらうれしいですよね。
今回の「MOFFME」では犬にしらすを与える際のメリットやポイントを解説していきます。
- 犬はしらすを食べられる?栄養成分やその効果について
- しらす干しやちりめんじゃこも食べられるのか?
- 与える際の塩抜き方法や量について
- しらすを使ったレシピのご紹介!
- 与える際の注意点をポイント別に解説!
犬はしらすを食べても大丈夫?含まれる栄養素や健康効果も解説!
しらすとは、イカナゴやイワシなどの稚魚の総称です。
約2㎝くらいまでの稚魚がしらすと呼ばれています。
しらすには、釜揚げ・しらす干し・ちりめんじゃこなどの種類がありますが
それぞれで栄養価も変わってきます。
犬にとってのメリットや栄養効果を知っておけば十分にその効果を活かせるようになりますよ!
- 犬はしらすを食べられる!
- しらすを与えるメリットや栄養効果について
- しらす干しやちりめんじゃこも食べられるのか
犬がしらすを食べるのは大丈夫!
結果から伝えると、犬にしらすを与えても大丈夫なんです!
骨ごと食べられるしらすはカルシウムが豊富に含まれており、
低カロリー・高たんぱくの食材です。
ドッグフードをあげている方はフードにふりかけたり、
手作りフードを作っている方は食材の1つとしてしらすを使ってみるのはいかかでしょうか?
人用のしらすはもちろん、なんと最近では犬用のしらすも売っていますので
手軽に与えることができるようになっています!
犬にしらすを与えるメリットは?含まれる栄養素やその効果を解説
さて、しらすを食べることで犬にとってどのようなメリットがあるのでしょうか?
しらすに含まれる主な栄養素をご紹介します。
カルシウム
しらすには100gあたり約190㎎のカルシウムが含まれています。
乾燥させてあるほど含有量が増えるので釜揚げしらすよりもちりめんじゃこの方がカルシウムが豊富なのです。
カルシウムは骨や歯の形成に欠かせない成分です。
手作りフードだとどうしても不足しがちなのでしらすで補ってあげることができます。
ナトリウム・カリウム
ミネラルの一種です。
ナトリウムとカリウムで水分バランスの維持や、血液の浸透圧の調整をしてくれます。
神経の伝達にも関係しているので、重要な成分のひとつです。
ただし、塩分なので過剰な摂取は腎臓に負担がかかるので注意しましょう。
セレン
こちらもミネラルの一種です。
とても強い抗酸化作用があると言われています。
単独でも効果がありますがビタミンEと一緒に摂ると更に効果的です。
不足すると心筋・筋力の低下に繋がります。
補足:犬はちりめんじゃこやしらす干しも食べられる?
しらすには、釜揚げ・しらす干し・ちりめんじゃこなど乾燥の度合いで種類が分かれ、
それぞれで栄養価も違ってきます。
前途でもあるように、カルシウムは乾燥させてあるちりめんじゃこが一番多く含まれています。
可能であれば栄養価の高い方を食べさせたいですよね。
ただ、塩抜きがしにくいしらす干しやちりめんじゃこは塩分量が心配です。
フードにふりかけたり、少量であればそれほど問題はありませんが
心配であれば犬用のしらすをおすすめいたします。
犬のしらすの与え方は?塩抜きの方法や手作りご飯のレシピも解説
ではここからは実際に犬に与える際の塩抜きの方法やレシピについて解説していきます。
やはり心配なのは塩分量ですよね。
塩抜きで余分な塩分を落とし、十分な水分摂取と適量を守れば心配ありません。
手作りフードのレシピもご紹介しますので是非愛犬のために作ってみてください!
- しらすの上手な与え方、塩抜き方法について
- しらすを使った犬用手作りフードのレシピをご紹介!
犬のしらすの上手な与え方、頻度・量とは?塩抜きの方法も解説!
ドッグフードがメインフードであれば、基本的な栄養はフードで摂取できますので
フードのトッピングや少量のおやつとしてあげる程度がいいでしょう。
犬に副食(メインのフード以外の食べ物)を与える際は、1日の給餌量の10%程度を目安としてください。
1日の摂取カロリーの目安は下記の通りです。
※あくまで目安なので実際の体重からきちんと計算してください。
- 超小型犬(1~5㎏):112~374kcal
- 小型犬(6~10㎏):429~630kcal
- 中型犬(11~20㎏):677~1,059kcal
- 大型犬(21~40㎏):1,099~1,781kcal
そして、余分な塩分を落とすために塩抜きをしてください。
お湯にくぐらせるだけで塩分を落とすことができます。
不安な場合は数分間お湯に浸しておけばしっかりと落とせます。
このひと手間が愛犬にとってとても大切ですので忘れないようにしてくださいね。
犬用の、しらすを使った手作りご飯のレシピを紹介!
しらすを使った犬用手作りフードを2つご紹介します!
①しらすとキャベツのオムレツ
~材料~
- 卵 1個
- しらす 20g
- キャベツ 葉1枚
- 人参 5g
~作り方~
- しらすを塩抜きする
- キャベツは1㎝程度、人参は5㎜程度のみじん切りにし茹でておく
- 卵を割りほぐし、しらす・キャベツ・人参を入れて混ぜる
- フライパンでしっかり焼く
- 人肌程度に冷ます
②しらすと人参の米粉パンケーキ
~材料~
- しらす 5g
- 人参 10g
- 米粉 20g
- プレーンヨーグルト 小さじ2
- 牛乳 20㏄
~作り方~
- しらすは塩抜きし、人参は擦り下ろす
- ボールに材料をすべて入れて混ぜ合わせる
- フライパンで両面3分ほど焼く
- 人肌程度に冷ます
- 生地がもちもちしているので小さく切り少量ずつ与えるようにしてください。
いかがでしょうか?
初心者でも作りやすくシンプルなレシピを紹介させていただきました。
しらす以外の食材でアレルギーを持っている愛犬の場合は別の食材に変えてアレンジしてみるのもいいと思います!
犬にしらすを与える際の注意点は?3つのポイントを徹底解説!
これまでしらすを与える差には塩分量に気を付けましょう。とお話してきましたが
その他にも注意点がありますので3つのポイントに分けて解説していきます。
しらすには犬にとって害のある食べ物ではありませんが
アレルギー反応が出てしまう子もゼロではありません。
また、適量を守らないと病気に繋がってしまう可能性もありますので
注意点をしっかりと把握してから与えるようにしましょう。
- 初めてしらすを食べる犬はアレルギー症状に注意!
- 塩分量が多いので適量を守りましょう!
- 甲状腺異常や尿路結石にも注意が必要!
①:初めて与える際は、下痢や嘔吐等のアレルギー症状に注意!
初めてしらすを食べる子は特に注意をしてください。
まずは少量を与え、アレルギー反応が起こらないか様子を見ましょう。
アレルギー反応の初期症状としては体をかゆがったり、皮膚の一部が赤くなったりするようです。
また、フケが出たり下痢や嘔吐などの症状もあります。
しらすを食べてから体調に変化があった場合はすぐに動物病院に相談してください。
アレルギー検査を受けることもできるので数日経ったあとでどの食材に反応したか不明な場合は検査をおすすめいたします。
②:食べ過ぎ注意!塩分量が多いので、しらすは少量を与えよう
ここまで何度も塩分量についてお話ししてきましたが
人用のしらすには塩分が多く含まれており、摂取量を間違えると身体に負担がかかってしまうので要注意です!
特に子犬や老犬はさらに注意が必要です。
まだ消化器官がきちんと発達していなかったり、弱っていると消化不良を起こしてしまします。
老犬は腎臓が弱い子も多いので与えるのは少量にしておきましょう。
③:甲状腺異常や尿路結石にも要注意!
塩分を習慣的に多く摂ってしまうと尿路結石の危険性が高まります。
特に雄犬が結石になりやすいといわれていますので注意が必要です。
初期症状として、残尿感がひどくなり何度もトイレにいくようになります。
症状が悪化すると結石が尿道を塞ぎ尿が出なくなってしまい膀胱破裂など命にかかわる事態になってしまいます。
甲状腺機能低下とは体の代謝を活発にする甲状腺ホルモンの分泌が低下し
身体が冷えたり、太りやすい、元気がないなどの症状が出ます。
飼い主さんがしっかりと管理することで、
病気の可能性を少しでも減らすことができます!
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まとめ:しらすは犬も食べられる食べ物!
今回は犬にしらすを与える際のメリットや注意するべきポイントを解説いたしました。
- しらすにはカルシウムが豊富に含まれている
- カルシウムの他に重要なミネラル成分も含まれている
- 少量であればしらす干しやちりめんじゃこも食べられる
- しらすを与える際は塩抜きが大事
- 簡単でシンプルなレシピの手作りフードが作れる
- 初めて与える際はアレルギー症状に注意
- 塩分過多が原因で病気になることも
塩分やアレルギーに注意すれば
食欲が落ちた時にフードにトッピングしたり、特別なご褒美としておやつであげたり、
いろんな使い方ができそうです。
しらすのメリットを十分に活かして愛犬に与えてみてはいかがでしょうか。
MOFFMEでは、他にも様々なペットや保険に関する記事を多数公開しておりますので、そちらもぜひご覧ください!