犬はわかめを食べれるかご存知ですか?餌・おやつに犬はわかめを食べてもいいですが、腎臓病や結石の犬に毎日与えるのはやめましょう。また生のわかめや海藻全般を与えて良いのかも気になりますよね。この記事では犬とわかめについて、与え方や注意点等を詳しく解説します。
この記事の目次
目次を閉じる犬はわかめを食べてもいい?与え方や注意点も徹底解説!
犬を飼っている人なら、一度ぐらいは飼い主が食事しているところを、犬が物欲しそうな顔で覗き込んできた経験があるのではないでしょうか?
そんな時に「愛犬にも同じご飯をあげて、一緒に楽しめたらいいのにな」と思うかもしれません。
そこで今回「MOFFME」では、犬はわかめを食べれるかについて
- 犬はわかめを食べられるのか
- またわかめに含まれる栄養素や健康効果について
- わかめを使った手作りご飯のレシピ
- 犬にわかめを与える際の5つの注意点
犬を飼っている人にも、犬のお迎えを検討している人にもためになる内容となっていますので、ぜひ最後までご覧ください。
またMOFFMEでは、「ペット保険のランキング」についても詳しく解説しておりますので、そちらもぜひご覧ください!
犬はわかめを食べても大丈夫?含まれる栄養素や健康効果も解説!
お味噌汁に入れたり、サラダのトッピングにしたり、日本人にはとても馴染み深い食材、わかめ。
栄養も豊富で、カロリーも低く、日々の食卓に欠かせない食材のひとつです。
では、犬はわかめを食べられるのでしょうか?
この項目では
- 犬はわかめを食べても大丈夫
- わかめが犬に与えるメリット、わかめに含まれる栄養素や効能
- 犬はわかめ以外の海藻も食べられるのか
犬がわかめを食べるのは大丈夫!
結論から言うと、犬はわかめを食べても大丈夫です!
わかめは栄養が豊富で、低カロリー。
適量を注意点を守りながら与えれば、犬の体調管理にも有効に働く食材です!
しかし、いくら有害な食べ物でなくても、食べ過ぎや食べ方を気をつける必要があるので注意しましょう。
これは、わかめだけでなく、さまざまな食材に共通します。
ちなみに、わかめは部位によって呼び方が変わります。
「茎わかめ」はわかめの茎の部分。「めかぶ」はわかめの根元の部分になりますが、この2つも犬に与えて大丈夫です。
犬にわかめを与えるメリットは?含まれる栄養素やその効能も解説
犬にわかめを与えても大丈夫ですが、実際に犬にわかめを与える場合、どんなメリットがあるのでしょうか。
栄養面でのメリットをご紹介していきます。
豊富なビタミン
わかめにはビタミンA(βカロテン)や、ビタミンKなどのビタミン類が豊富に含まれています。
これらは骨や歯を健康に維持したり、免疫力のアップが期待できます。
他にも貧血の予防や、皮膚を健康に保つ役割があります。
ヨウ素
補足:犬はわかめ以外の海藻類も食べられる?
わかめ、茎わかめ、めかぶは犬に与えても大丈夫です。
その他、
- ひじき
- 昆布
- 海苔
- もずく
- 寒天
わかめ同様、ビタミン類、ヨウ素、食物繊維が豊富なので、与え方を守れば犬にプラスになる効果を得ることができます。
海藻には塩分(ナトリウム)が豊富なので、人間用に味付けしたものはもちろん、そのまま与えた場合でも、与えすぎは塩分過多になり、腎臓や心臓の負担になってしまうので、適量を与えるようにしましょう。
犬にわかめをどうやって与える?手作りご飯のレシピも紹介!
前の項目では、犬にわかめを与えても問題がないこと、また、栄養面や効果をご紹介してきました。
では、実際に犬にわかめを与える場合は、どのようにすればよいのでしょうか。
そこでこの項目では
- 犬にわかめを与える上手な与え方、頻度・適量
- わかめを使った犬用のレシピ
いくら栄養が豊富で、体にいい食材といっても、与えすぎは健康に害になる場合があります。
ちゃんと頻度や適量を守って与えるようにしましょう。
犬にわかめをどうやって与える?上手な与え方、頻度・適量を解説
わかめだけではありませんが、基本的に食べ過ぎはNGです。
また、市販の犬用のフードを適量与えていればで、犬が1日に必要な栄養はまかなえるようになっています。
栄養面をまかなうと言うよりかは、犬に食事の楽しみを増やしてあげる副菜として、少量与えるようにしましょう。
基本的に、犬に副菜を与える場合は、1日に必要なカロリーの10%、多くても20%を超えないようにしましょう。
犬はさまざまな犬種、大きさ、日々の運動の強度、去勢・避妊の有無などで消費カロリーが異なってきますので、ご自身が飼っている犬が、1日何kcal必要なのかをちゃんと把握しておく必要があります。
ですが、生のわかめ100g中のカロリーは16kcalです。
カロリー的には問題がなくても、かなりの量の多さになりますので、1日に必要なカロリーの10〜20%を目安に与えると、明らかに与えすぎになってしまいます。
普段のフードにトッピングとして少量与えるようにしてください。
また与える頻度にも注意しましょう。
毎日与えると、食物繊維の摂取しすぎで、消化不良をおこしてしまう恐れがあります。
1週間に1〜2回を目安に与えるようにしましょう。
また、子犬や老犬の場合、成犬よりうまく消化することができないため、特別な理由がない限りは与えるのは避けましょう。
犬用の、わかめを使った手作りご飯のレシピを紹介!
わかめを使った、犬用の手作りレシピを紹介します。
犬をはじめ、動物にとって塩分のとりすぎはNG。
わかめは塩が付いている場合がありますので、使用する場合は、塩がついていない「生わかめ」「無塩わかめ」を使用してください。
①簡単!トッピング用わかめ
まずは普段食べているフードのトッピングとして、わかめを知ってもらいましょう!
材料
- わかめ
- わかめをなるべく細かく刻む。
- 刻んだわかめを火が通るまで茹でる。
- ゆでたらザルにあげ、水気を切って粗熱をとる。
- 普段のフードにトッピングして完成。
②具沢山わかめスープ
わかめの栄養は水に溶け出すものもあるため、スープで与えると、水に溶け出した栄養も無駄なく採ることができます。
材料
- わかめ
- 鶏肉
- にんじん
- キャベツ
- 大根
作り方
- わかめは消化しやすいように細かく刻む。
- 鶏肉や他の野菜も犬が食べやすい大きさに刻む。
- 根菜やお肉など、火が通りにくいものを先に茹でる。
- わかめや、火が通りやすい野菜を茹でる。
- 全部の食材に火が通ったら、火を消して人肌まで冷ましたら完成。
犬にわかめを与える際の注意点とは?5つのポイントを徹底解説!
ここまで、犬にとってわかめがどのようなメリットがあるか、栄養面やその効果、わかめの与え方ををご紹介してきました。
犬にわかめを与える際は、食物アレルギーの有無に注意したり、塩分が強い人間用の味付けのものをあげてはいけないなどの注意点もあります。
そこでこの項目では
- 初めて犬にわかめを与える際は、食物アレルギーに注意する
- 生・乾燥わかめは与えない!加熱済みのわかめを与える
- 細かく刻んで与える
- 食べ過ぎに注意!甲状腺機能低下症や尿路結石になる可能性も
- 人間用の加工食品は与えないようにする
①:初めて与える際は、下痢や嘔吐等のアレルギー症状に注意!
人間でも見られる食物アレルギーは、犬も例外ではありません。
人間でも稀な海藻アレルギー。犬ではあまり観察されたことはありませんが、それでも万が一のことは起こり得ます。
わかめや海藻に限らず、初めて食べさせる食材は、アレルギーの有無を注意深く観察する必要があります。
犬にわかめやその他初めての食材を与える場合は、一度に大量に与えずに、少量ずつ与えるようにしましょう。
下痢、嘔吐、痙攣、よだれを垂らすなど、いつもと異なる症状が出たら、すぐかかりつけの動物病院に相談しましょう。
②:生・乾燥わかめは与えない!加熱済みのわかめを与えよう
生のわかめは硬い部分もあり、消化によくありません。
よく加熱して柔らかくしてから与えるようにしましょう。
また、注意したいのは乾燥わかめ。
乾燥わかめは絶対にそのまま与えてはいけません。
たまに人間でも事故につながることがあるのですが、乾燥わかめをぽりぽり食べていたら、急に腹部の痛みを感じ、病院に搬送。
調べてみたら体内の水分で戻ったわかめが、消化器官の中でパンパンに膨らんでいた…という嘘のような本当の話があります。
もちろん、犬にとっても例外ではありません。
乾燥わかめは水で戻し、生わかめ同様、加熱してから与えるようにしましょう。
③:消化を良くするために、細かく刻んでから与える
わかめに含まれる食物繊維は、犬にとって消化しにくいものでもあります。
そのため、いくら整腸作用があるといっても、そのままのサイズで与えすぎると、逆に消化不良を起こしてしまいます。
犬でも消化できるように細かく刻んで与えるようにしましょう。
とくに茎の部分の茎わかめや、根本の部分のめかぶなどは、普通のわかめの部分に比べ、硬くて消化しにくい部分。
これらの部分はさらに細かく刻んであげるようにしましょう。
④:食べ過ぎ注意!甲状腺機能低下症や尿路結石に注意!
人間もそうですが、尿に含まれるこういったミネラルが増えすぎると、結晶化し尿路結石の原因になります。
尿路結石になってしまうと、激痛で排泄できなくなってしまうことも。
このように、愛犬が苦しんでしまう原因にもなってしまうため、与えすぎには注意して、必ず適量を与えるようにしましょう。
⑤:味付けはダメ!人間用の加工食品は与えないようにする
わかめだけでなく、他の食材でも言えることですが、犬には人間用に味付けしたものは与えないようにしましょう。
わかめの入ったお味噌汁をごはんにかけて…などはもちろんNGですし、人間用に加工されたおやつも与えるのはやめましょう。
人間用に加工されたものは、犬にとっては塩分が高いので、高血圧の原因になったり、腎臓に負担を与えてしまいます。
「ちょっとだけなら、たまには大丈夫」など軽い考えはNG。
手間を惜しまず、犬に与えるわかめは、人間が食べるものとは別に調理をして与えてください。
MOFFMEのペット保険一括比較サービスを利用するのもおすすめ
近年加入者が増えていっているペット保険ですが、それでも現在の加入率はペットを飼っている方のおよそ16%程度にしかなりません。
ペットの治療費は全額自己負担となりますので、突然の病気による手術等で数十万円といった高額な費用がいきなり請求されてしまうことも珍しくありません。
しかし大切なペットには最適な治療を余裕を持って受けさせてあげたいですよね。
もしもの時、治療費の負担を少しでも軽減し飼い主やペットが治療に専念できるように、前もってペット保険に加入しておくことをおすすめします。
MOFFMEでは「どんな保険に加入すれば良いか分からない」・「入りたい保険がいくつかあるけど、どれが一番良いのか悩む」といった方のために、ペット保険の一括比較サービスを行っております。
ペット保険への加入を検討されている方はぜひ利用してみてください!
まとめ:犬はわかめを食べられる!
今回は犬にわかめを与えるメリットや注意点についてご紹介してきましたが、いかがだったでしょうか?
ポイントは
- 犬はわかめを食べられる
- わかめは栄養豊富で、犬にもプラスになる食材
- 犬にわかめを与える際は、副菜として少量にとどめる
- 初めて与える際は食物アレルギーに注意する
- 与えるときは細かく刻み、加熱して与える
- 人間用の味付けのものは与えない
でした。
犬の食事は市販されている犬用のフードとお水で、栄養面は十分です。
ですが、愛犬に「食べる楽しみ」を知ってもらい、ひと工夫して日々のご飯にアクセントを加え、楽しい食事の時間を提供してあげましょう。
MOFFMEでは、他にも様々なペットや保険に関する記事を多数公開しておりますので、そちらもぜひご覧ください!