犬ににんじんをあげても大丈夫でしょうか?餌・おやつに犬がにんじんを食べるのはOKですが、生はダメで加熱する、尿路結石・腎不全の犬は少量にする等注意点があります。また手作りご飯のレシピや葉っぱも与えて良いか気になりますよね。今回は犬とにんじんについて解説します。
この記事の目次
目次を閉じる犬はにんじんが好き・嫌い?与えても良い量や注意点も徹底解説
突然ですが、みなさんは犬ににんじんを与えた事はありますか?
根野菜であるにんじんは、健康にも良いとされ、私たち人間も気軽に取り入れる事のできる代表的な野菜の一つです。
犬もにんじんの甘い匂いに惹かれて興味を持つ事があるでしょう。
冷蔵庫に常備している家庭も多いにんじんですが、犬は人間と同じ様に、にんじんを食べる事は出来るのでしょうか?
今回「MOFFME」では、
- 犬はにんじんを食べても大丈夫?含まれる栄養素や効能も解説!
- 犬ににんじんをどうやって与える?上手なあげ方、頻度・量を解説
- 犬ににんじんを与える際の注意点とは?5つのポイントを徹底解説
犬はにんじんを食べても大丈夫?含まれる栄養素や効能も解説!
犬ににんじんを食べさせても大丈夫なのでしょうか?また、にんじんにはどのような栄養素があり、犬にとってメリットとなる事はあるのでしょうか?
"与えてみたいけれど、ちょっと不安"、という飼い主の方も多いと思います。なので、犬ににんじんを与える事でどのような健康効果があるのか理解する事が必要です。
この項では、
- 犬ににんじんをあげるのは大丈夫!
- 犬ににんじんを与えるメリットとは?栄養素やその健康効果を解説!
犬ににんじんをあげるのは大丈夫!
結論から言うと、犬ににんじんを与えても大丈夫です。
犬によっては、にんじんが好きで、飼い主が台所でにんじんを切っていると、喜んで駆け寄ってくる子もいるでしょう。
それくらい、にんじんは、甘みもあり犬が好む事が多い野菜の一つと言えます。
また、にんじんには犬の健康維持に役立つ栄養素が豊富に含まれています。
ですが与え過ぎてしまうと、消化不良によって下痢や嘔吐などの原因になってしまう場合があるので注意が必要です。
犬ににんじんを与えるメリットは?栄養素やその健康効果を解説!
にんじんには犬にとっても健康に良いとされている栄養素が多く含まれています。
βカロテン
にんじんにはβカロテンが豊富に含まれており、摂取する事で犬の体の中でビタミンAに変わり、目や皮膚の健康を維持させる効果があります。
また、免疫力を向上させ、老化の防止にも効果があるとされていますので、毛の艶が良くなると言われています。
食物繊維
食物繊維も豊富に含まれており、排便を良好にする効果もあります。にんじんに多く含まれる食物繊維には、腸内環境を整える効果があり、便通を良くする作用があります。
ですが与え過ぎてしまうと、消化不良により、下痢や嘔吐の原因になってしまうので注意が必要です。
にんじんには、体を温める効能もあるので、寒い季節には犬に食べさせてあげたい野菜の一つです。
なので、犬にとっては、とても魅力的な野菜の一つです。
ですが、健康効果が高いからと、にんじんの与えすぎには注意が必要です。適量を守って与える事で、犬の健康につながります。
犬ににんじんはどうやって与える?上手なあげ方、頻度・量を解説
にんじんは生でも食べる事の出来る野菜ですが、犬に与える場合には、どのように与えたら良いのでしょうか?
にんじんを誤った方法で与えてしまうと、犬の体調を悪くしてしまう可能性があるので注意しなければいけません。
この項では、
- 犬のにんじんの上手な与え方とは?皮や葉っぱも与えて良いのか
- 犬ににんじんを与える際に頻度・量とは?犬の大きさ別に解説!
- 犬用の、にんじんを使った手作りご飯のレシピを紹介!
犬のにんじんの上手な与え方とは?皮や葉っぱも与えて良いのか
にんじんを与える時は熱を通して、柔くし、細かく刻んでから与えましょう。
良く噛んで食べると言う事を犬は知らないので、にんじんを噛まずに飲み込んでしまう事があるので、予め小さくしてあげる事が大切です。
そして熱を通す事によって、消化しやすくする効果もあります。
また、にんじんの葉っぱにはβカロテンが含まれているので、一緒に与えても問題はありません。
同じくにんじんの皮にも栄養素が含まれているので、皮を剥がさずに与えても大丈夫です。ただし皮には農薬などがついている場合があるので、しっかり洗ってから与えてください。
これらも同じ様に、消化不良などを起こして、下痢をしてしまう恐れがあるので、加熱してから与える事をお勧めします。
犬ににんじんを与える際の頻度・量とは?犬の大きさ別に解説!
実際に犬ににんじんを食べさせようと思っても、一体どのくらいの量を与えて良いのか、理解している飼い主は少ないと思います。
栄養が豊富だからといって、与え過ぎてしまっては、犬の健康効果とは逆効果になってしまいます。
自分の犬の適量をしっかり把握しましょう!
犬ににんじんを、1日に食べさせても良い量は以下の通りです。
- 超小型犬体重4kg未満 輪切り1枚程度
- 小型犬体重10kg以下 にんじん3分の1
- 中型犬 体重25kg以下 にんじん半分
- 大型犬 体重25kg以上 にんじん1本
犬用の、にんじんを使った手作りご飯のレシピを紹介!
折角犬ににんじんをあげるなら、手作りの美味しいにんじんレシピで、犬を喜ばせてあげたいですよね!
犬が食べても問題が無く、美味しく食べれる簡単レシピを紹介します。
- 鶏のささみ・・・50g
- にんじん・・・犬の適量分
- 水・・・大匙3
- 犬用の牛乳・・・大匙1
- にんじんはすりおろし、鶏のささみは細かくする。
- 牛乳以外の材料を全て鍋に入れ、火を通す。
- 火を止めて牛乳を加えたら完成!
- にんじん・・・1本
- 水または100%りんごジュース・・・200cc
- 粉寒天・・・2g
- 鍋に水またはりんごジュースと粉寒天を入れて沸騰させます。
- 火を止めて、すりおろしたにんじんを混ぜて容器に入れて冷蔵庫で固めて完成!
犬ににんじんを与える際の注意点とは?5つのポイントを徹底解説
犬ににんじんを与えても良い量は分かりましたが、では、注意しなければいけない事はなんでしょうか?
普段何気なく犬ににんじんを与えている方もぜひ確認してみて下さい。
この項では、
- 初めて与える際は、念の為下痢等のアレルギー症状に注意!
- 生よりも、加熱して細かく刻む・ペースト状にする等で与える
- 食べ過ぎ注意!下痢の原因にもなるので少量に止める
- にんじんクッキー・ケーキなどを作る場合も味付けはNG!
- 人間用の加工食品も与えてはダメ!
①:初めて与える際は、念の為下痢等のアレルギー症状に注意!
犬に初めてにんじんを与える場合には、アレルギー症状が見られる場合があるので注意が必要です。
アレルギー症状には、下痢や皮膚の異常、呼吸が荒くなったりと、犬によって症状は様々なので、様子がおかしいと思ったら、すぐに動物病院に行く事が必要です。
にんじん以外の食べ物で、アレルギー症状が出た事がある犬は食物アレルギーの可能性があるので、にんじんを与えるのは避けたほうが良いでしょう。
どうしてもにんじんを与えたい場合には、事前に動物病院に相談してからにしたほうが良いです。
②:生よりも、加熱して細かく刻む・ペースト状にする等で与える
犬ににんじんを与える際には、生のまま与えるよりも、茹でで柔らかくしてから与えた方が、食べやすくなるので、お勧めです。
また、加熱する事で、にんじんが消化されやすくなるので生で与えるよりも、犬の体には負担がかかりません。
犬は、人間とは違い、良く噛んで食べるという習性がありませんので、ぺろっと一飲みしてしまう事があります。
なので細かく刻んだり、ペースト状にすることで、丸呑みしてしまう危険もないのでお勧めです。
⑤:食べ過ぎ注意!下痢の原因にもなるので少量にとどめる
何を与えるにも、食べすぎるのはよくありません。
にんじんの場合は、にんじんに含まれるβカロテンを多くとり過ぎてしまうと、肝臓に負担がかかってしまう場合があります。
また、にんじんの消化不良により、下痢や嘔吐を起こしてしまう事があるので注意が必要です。
排便時ににんじんが消化せずに、そのまま出てきてしまう事が良くあるので、量や与え方を変えてみると良いでしょう。
にんじんを犬に与える際には、犬の大きさにあった適量のみを与える様にしましょう。
④:にんじんクッキー・ケーキ等を作る場合も味付けはNG!
犬の誕生日や特別な日などには、ケーキやクッキーを作ってあげたくなりますよね。中でもにんじんで作るお菓子は犬もとても喜んで食べてくれます。
ですが、いくら手作りのおやつでも、調味料などを使った味付けはNGです!
犬は人間よりも嗅覚が優れているので、味付けをしなくても、食材そのものの旨味でとても満足できるので、人間のような味付けは必要ありません。
また、糖分や塩分を含めると、犬の健康を脅かしてしまうので、調味料は避けて調理して下さい。
⑤:人間用のにんじんの加工食品も与えてはダメ!
犬に人間用のにんじんの加工食品は与えるのはダメです。人間用に味付けされているので、糖分や塩分を多く含み、味が濃いので、犬には体には不向きです。
ですが、にんじん100%の無添加のジュースであれば、少量であれば与えても良いでしょう。
ただし、表記を見て砂糖などの調味料が含まれていないか、確認が必要です。
人間用に加工されたものは基本、犬の体には害のある物と思ったほうが良いでしょう。購入する場合、犬には犬用のおやつや餌を与える事です。
MOFFMEのペット保険一括比較サービスを利用するのもおすすめ
近年加入者が増えていっているペット保険ですが、それでも現在の加入率はペットを飼っている方のおよそ10%程度にしかなりません。
ペットの治療費は全額自己負担となりますので、突然の病気による手術等で数十万円といった高額な費用がいきなり請求されてしまうことも珍しくありません。
しかし大切なペットには最適な治療を余裕を持って受けさせてあげたいですよね。
もしもの時、治療費の負担を少しでも軽減し飼い主やペットが治療に専念できるように、前もってペット保険に加入しておくことをおすすめします。
MOFFMEでは「どんな保険に加入すれば良いか分からない」・「入りたい保険がいくつかあるけど、どれが一番良いのか悩む」といった方のために、ペット保険の一括比較サービスを行っております。
ペット保険への加入を検討されている方はぜひ利用してみてください!
まとめ:犬はにんじんを食べられる!
ここまで、犬がにんじんを食べるメリットや、与え方の注意点などを解説してきましたが、いかがでしたでしょうか?
この記事では、
- 犬はにんじんを食べても大丈夫?含まれる栄養素や効能も解説!
- 犬ににんじんをどうやって与える?上手なあげ方、頻度・量を解説
- 犬ににんじんを与える際の注意点とは?5つのポイントを徹底解説