犬がバターを食べたとしても大丈夫でしょうか?犬が食事・おやつにバターをそのまま食べるのは大丈夫ですが、カロリーが高いので与える量には注意が必要です。またバターだけでなくマーガリンやチーズも与えて良いでしょうか。この記事では犬とバターについて解説します。
この記事の目次
目次を閉じる犬はバターが好き?与えても良い量や栄養効果も徹底解説!
おやつやパンに使われていて、とても身近な食材であるバター。
いい香りで、食欲をそそられますよね。
では、皆さん犬がバターを食べられるかどうかはご存じでしょうか。
なかなか犬に与える機会のないバター。
クッキーはあげても大丈夫?もし舐めてしまったら?
そんな疑問をお持ちの方もいるかもしれません。
今回「MOFFME」では
- 犬はバターを食べられる?栄養素や健康効果など
- 犬にバターをあげる時に注意することとは?ポイント解説
- マーガリンは与えても良い?バターとマーガリンの違いを解説
について詳しく解説します。
バターを使わないクッキーなどもご紹介しますのでぜひご覧ください。
またMOFFMEでは、「ペット保険のランキング」についても詳しく解説しておりますので、そちらもぜひご覧ください!
犬はバターを食べても大丈夫?含まれる栄養素やその効果とは
バターはそのまま食卓に並ぶことも少なく、犬にも与える機会はほとんどありません。
その分、ふいに舐めてしまったときなどは心配になりますよね。
ここでは
- 犬も少量であればバターを食べても大丈夫!
- バターを与えるとメリットはある?栄養素と効果もご紹介
についてご紹介します。
無理にあげる必要はないですが、日常で与えるかどうかを迷う機会はあるかもしれません。
いざという時のために基本的な知識は押さえておきましょう。
犬は少量ならバターを食べても大丈夫!
犬がバターを口にしたら危険?
ご安心ください。
もし犬が誤ってバターを口にしてしまったり、バター入りの食べ物を食べてしまっても大丈夫です。
ただし、積極的に与えることはおすすめできません。
脂肪分が多く、カロリーも高いバターを食べることで肥満や病気の原因になります。
有害な成分が入っているわけではないので、口にすること自体に問題はありません。
しかし、人間でも多くは摂取しない食材です。
小さな体の犬たちには与えないことを基本にしましょう。
犬にバターを与えるメリットとは?含まれる栄養素と効果を解説!
犬にバターを与える際の注意点は?5つのポイントを徹底解説!
犬がバターを食べることになった時、どんなことに注意すればよいのでしょうか。
ここでは
- 初めてバターを与える時はアレルギーに注意!
- バターはカロリーが高い!与える量はごく少量で
- 与えるなら無塩バター!有塩はNG
- 「乳糖不耐症」に注意!バターでも発症する可能性は
- クッキーや手作りお菓子にバターを使わない方法とは
についてご紹介していきます。
アレルギーや発症しやすい病気、バターの種類や手作りおやつまで、細かく解説します。
①:初めて与える際は、下痢や嘔吐等のアレルギー症状に注意!
バターを初めて与える時に、まず注意するべきなのはアレルギー。
バターに含まれる生乳は乳製品で、アレルゲンをもった代表的な成分です。
与えてからしばらくは、様子に変化がないかどうかをしっかり観察しましょう。
また、何かあればすぐに動物病院に行ける体制を整えておくと良いですね。
多くは、下痢や嘔吐などの消化器の症状です。
また、しばらくしてから皮膚のかゆみや炎症を起こす可能性もあります。
そのため最初は必ず少量から始め、症状が出た際にはすぐに与えるのを中止しましょう。
乳製品でアレルギーを起こす犬は比較的多いといわれています。
特に、思いがけず多量を摂取してしまった場合などはその後の体調に十分注意しましょう。
②:カロリーが非常に高いので肥満に注意!ごく少量を与えよう
バターは、非常にカロリーの高い食品。
脂質を摂りすぎると、肥満の原因になります。
少し口にする程度でしたら肥満の心配はありません。
しかし継続的に与え続けることは絶対に避けてください。
もし与える場合でも、風味付け程度におさめておくようにしましょう。
過剰な脂質の摂取は、体への負担を大きくします。
犬がバターを好む場合もあるかもしれません。
そのような場合は積極的に与えることはせず、ほかの物で気を紛らわせてあげましょう。
③:与えるのは無塩バター!有塩バターは与えてはダメ!
バターには、有塩バターと無塩バターの二種類があります。
しかし、犬に有塩バターを与えるのはおすすめできません。
塩分を過剰に摂取すると、腎臓病や高血圧のリスクを高めることになるからです。
同じ理由で、人間用のチーズなどを与えることも避けましょう。
犬に必要なある程度の塩分は、普段の食事などから十分に摂取することができます。
バターを食べることで過剰な塩分接種にならないよう注意が必要です。
④:「乳糖不耐症」の犬もいるので、バターを与える際も注意!
「乳糖不耐症」は、体の中にあるラクターゼという酵素が少ないためにおこる症状です。
乳製品を食べると、体内に乳糖という成分が入ってきます。
そこで、本来であればラクターゼが乳糖を分解し、消化してくれます。
この機能がうまく果たされないことで、下痢や嘔吐といった消化器症状があらわれてきます。
必ず発症するわけではないですが、犬でもこの「乳糖不耐症」になる子がいます。
バターは比較的乳糖の含有量が少ないといわれています。
しかし少量でも症状が出る場合はありますので、しっかりと様子を見ましょう。
症状がアレルギーと似ていてわかりづらいこともあります。
何か変化を感じた場合はかかりつけの動物病院などで相談するようにしましょう。
⑤:クッキー等、手作りおやつに必ずしもバターを使う必要はない
犬に手作りのおやつを作ってあげたい!
という方はたくさんいらっしゃると思います。
特にクッキーは簡単で犬も好きなおやつですが、バターを使って作るのか迷うところです。
実は、バターを混ぜなくてもクッキーをおいしく作れる方法はあります。
小麦粉や全粒粉に、豆乳やバナナ・野菜などを混ぜる方法。
バターの代わりに少量の植物油で作る方法など。
様々な工夫ができますのでぜひ調べてみてください。
使う材料にアレルギーがないかどうかも、事前に確認しましょう。
補足:バターとマーガリンの違いは?マーガリンを与えても良いか
バターと似たような食材に、マーガリンがありますよね。
バターとマーガリンでは、体に与える影響や素材は違ってくるのでしょうか?
そもそもこの二つの食材は原材料が全く違います。
バターの原材料は動物性の生乳が主で、その他食塩などシンプルなものが基本です。
それに比べてマーガリンは、油脂が80%以上使われているのが特徴でそのほとんどは植物性です。
その他には食塩、乳化剤やビタミンなどの添加物が含まれています。
また、マーガリンにはトランス脂肪酸という成分も含まれています。
トランス脂肪酸は、心疾患やアレルギーの原因となるともいわれています。
そのため、マーガリンはバターよりもさらに与えることに注意が必要といえるでしょう。
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まとめ:ごく少量なら犬にバターを与えても大丈夫!
今回のテーマはいかがでしたでしょうか。
犬がもしバターを食べたとしても少量であれば問題はないということがわかりました。
しかし、できれば与えないほうが良いという事実も見えてました。
短期間で体に影響が出る可能性は低いですが、継続的な摂取は健康を損ねることになりかねませんので気を付けましょう。
この記事では
- 犬はバターを食べられる?栄養素やメリットは?
- バターをあげる際注意することは?注意点5つ
- バターとマーガリンは違う?マーガリンは与えても良い?
をご紹介してきました。
肥満や高血圧は、体全体の調子にも関わってくる疾患です。
犬がバターを食べたがる場合は代用品を活用するなど工夫して、決して与えすぎないように注意ましょう。
MOFFMEでは、他にも様々なペットや保険に関する記事を多数公開しておりますので、そちらもぜひご覧ください!