犬はかぶを食べれるのかご存知ですか?餌やおやつに犬がかぶを食べるのは大丈夫ですが、甲状腺に異常がある犬や腎臓病の犬は注意が必要です。またかぶを使った犬用の手作りご飯のレシピも気になりますよね。この記事では犬とかぶについて、与え方や注意点等を詳しく解説します。
この記事の目次
目次を閉じる犬はかぶが好き・嫌い?与えるメリット、与え方も徹底解説!
犬用の手作りご飯の食材について、今回はかぶについてスポットを当てました。
愛情を持って作るご飯に、旬の野菜を入れたい飼い主様は多いと思います。
また、冬になると旬のかぶが出回るので、飼い主様は美味しいかぶを犬と一緒に味わいたいのではないでしょうか?
特に煮込んだかぶはとろとろで、とても美味しいですよね。私もかぶは大好きなので、犬と一緒に美味しく頂きたいと思っています。
しかし、犬用の手作りご飯は、かぶを犬に与えたい場合は、正しい知識を持つ必要があるため、人間の食事よりも注意することがたくさんあります。
今回「MOFFME」では、かぶについて徹底解説します。
- 犬はかぶを食べることができるのか?
- かぶの栄養と効果とは?
- かぶの与え方や注意点について
犬はかぶを食べられる?含まれる栄養素や期待できる効果を解説!
冬の旬野菜であるかぶを犬に与えて問題がないのでしょうか?
人間にとって馴染みのあるかぶは、犬にとって悪影響がないか心配になるかと思います。
また、特に栄養がたくさん含まれているのであれば、自分の犬へ積極的に与えたいですよね。そのためにも、まずは飼い主様がかぶについての知識を理解する必要があります。
今からかぶについてのメリットや効果についてご紹介します。
- 犬に株を与えても大丈夫か?
- かぶを与えるメリットと効果について
犬がかぶを食べてもOK!
まず、犬はかぶを食べることが出来ます。かぶは春の七草の1つであり、栄養がたくさん含まれています。根の部分も葉っぱの部分も食べることが出来るため、積極的に与えて問題はありません。
また、かぶは一見、大根に似ていますが、アブラナ科の一種なのでチンゲン菜や白菜、キャベツなどの仲間となります。
後ほど詳しい内容を説明しますが、甲状腺の病気を患っている犬にはかぶを与えてはいけません。もし、犬に病気や持病がある場合は動物病院に相談し、十分に注意しましょう。
犬にかぶを与えるメリットは?含まれる栄養素とその効果を解説!
かぶに含まれる栄養と犬にとってのメリットを解説します。
- イソチオシアネート
- βカロテン
- ビタミンC
- 葉酸
- カリウム
- 食物繊維
補足:かぶ以外にも犬が食べられる野菜には何がある?
かぶ以外に犬が食べることができる野菜をご紹介します。
- サツマイモ
- マイタケ
- ほうれん草
- レタス
犬にかぶはどうやって与える?手作りご飯のレシピも解説!
犬はかぶを食べることが出来ることと、かぶの栄養価についてご紹介しました。とても魅力的で私も積極的に犬に与えたいと思います。
次は、かぶの与え方やレシピについて解説します。
- かぶの正しい与え方
- かぶを与える正しい量
- かぶを使ったレシピ
犬のかぶの上手な与え方とは?生・葉っぱも与えて大丈夫!
まず、かぶは白い部分の根や茎、葉っぱといった全てを与えることが出来ます。
比較的、安心して与えることができる食材です。
また、かぶは生で与えることが出来ます。
しかし、犬は人間と違って腸が短く消化の働きは得意としません。また、パピーは消化器官が発達しておらず、シニアは消化器官や歯が弱っています。
そのため、個人的には火を通すことをおすすめします。
火を通して柔らかくすることで、消化がしやすく栄養が吸収しやすくなります。
また、小さく刻むことで、パピーやシニアにとって食べやすくなります。
ただし、火を通すことでビタミンCやアミラーゼの栄養が失われます。
ビタミンCを摂取したい、胸やけや胃もたれ、食欲不振を解消したい場合は生で与えることをおすすめします。
食べやすくするために、かぶをおろし器などで擦りおろして与えるようにしましょう。
犬にかぶを与える際の頻度・量とは?犬の大きさ別に解説!
犬にかぶを与える場合、間違った量を与えると体に悪影響があります。
犬の個体差によって与える量が変わりますので、以下の内容を参考に与えるようにしてください。
小型犬
体重が4㎏未満の小型犬には1日10gを目安に与えましょう。
体重が10㎏以下の場合は1日20gを目安にしてください。
中型犬
体重が25㎏以下の場合は1日100g前後を目安にしてください。
大型犬
犬用の、かぶを使った手作りご飯のレシピを紹介!
かぶを使ったレシピをいくつか紹介します。
材料
- しらす 50g
- かぶ 20g
- かぶの葉 10g
- すり白ごま 5g
- ご飯 80g
- ごま油 少々
- しらすは熱湯で軽く茹で、塩気を取ってザルにあげる。キッチンペーパーなどで水気をきる。
- かぶとかぶの葉を粗みじん切りする。
- フライパンを中火にかけ、1と2とすり白ごまを入れて炒める。
- ごまの香りがたってきたら、ご飯を加えて混ぜながら炒める。
- 全体がパラっとしたらごま油を加えて軽く混ぜて炒める。
- かぶ、人参、ズッキーニ、大根、パプリカ(黄)、鶏むね肉 各20g
- リンゴ酢、オリーブ油 各小さじ1
- 鶏むね肉と野菜を1㎝角に切って下茹でし、水気をきる。
- 1をボウルに移し、リンゴ酢とオリーブ油を合わせて加えよく混ぜる。
犬にかぶを与える際の注意点は?3つのポイントを徹底解説!
栄養価の高いかぶの与え方やレシピが分かったところで、さっそく犬に与えたいところですが、ちょっと待ってください。
実はかぶを与える場合、飼い主様には3点ほど注意して頂くことがあります。
「かぶは安心して食べることができる食材じゃないの?」
そのように思っている飼い主様も多いかと思います。
比較的、安心して食べることが出来るかぶですが、飼い主様は今から解説する注意点をよく理解して与えて頂く必要があります。
- アレルギー症状の注意
- 与えるときの注意
- 甲状腺の病気に注意
①:初めて与える際は、下痢や嘔吐等のアレルギー症状に注意!
初めてかぶを与える場合は、下痢や嘔吐、かゆみ等のアレルギー症状に注意してください。
体に合わない場合は下痢や嘔吐することがあります。
また、フケや皮膚をかく、口の中に炎症が起こる食物アレルギーも発症することがあります。口の中に炎症が起こった場合、食べ物を食べなかったり水を飲まないようになります。
かぶを与える場合は、必ず少量から与え、上記のようなアレルギー症状が発症していないかよく観察してください。
食べてすぐにアレルギー症状が発症するケースもあれば、数時間後に発症するケースもあります。できれば与えて半日~1日ほど観察し、変わった様子が無ければ少しずつかぶの量を増やして与えるようにしてください。
②:食べ過ぎ注意!消化に悪いので、細かく刻んでから与えよう
比較的にカロリーの低いかぶですが、与えすぎに注意しましょう。
また、生のかぶは消化に悪いです。犬は消化を得意としないため、生のかぶを多く与えると消化に間に合わず下痢や嘔吐を起こしやすくなります。
そして、利尿作用があるため、おしっこの回数も増え、家の中での粗相が多くなるおそれもあります。
そのため、下痢や嘔吐、粗相をしても飼い主様は犬を叱ってはいけません。
かぶが原因している可能性があるからです。
かぶは消化しやすよう細かく刻むか、擦りおろして犬の様子を確認しながら少なめに与えるようにしてください。
③:甲状腺に異常がある犬に与える際は特に量に注意!
かぶには、アブラナ科特有のゴイトロゲン(グルコシノレート)と呼ばれる成分が含まれています。この成分はヨウ素の吸収を阻害し、甲状腺ホルモンの分泌に影響します。
そのため、犬が甲状腺の異常や病気を患っている場合は特に注意する必要があります。
また、白菜やブロッコリーもアブラナ科の仲間なため、こちらも併せて注意してください。
もし、甲状腺の病気があってもかぶを与えたい場合は、命に関わるため、必ず動物病院に相談し適切な指導や注意点を確認するようにしてください。
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まとめ:犬がかぶを食べるのは大丈夫!
かぶについて栄養や注意点などを解説しましたが、最後に犬とかぶについてポイントをまとめます。
- 犬はかぶを食べることができる。
- かぶにはイソチオシアネートやβカロテン、カリウムや食物繊維などの栄養が豊富。
- 生で与えたい場合は細かく刻むか擦りおろしを行う。
- 初めてかぶを食べる場合は、少量から与えアレルギー症状などが発症しないか観察する。
- 甲状腺の病気を患っている場合はかぶを控える。
また、良いかぶを選ぶポイントもご紹介します。
- 根は大きすぎず小さすぎない
- 変色した箇所はなく、根は白く茎や葉は綺麗な緑色である
- ずっしりとした重みがある