犬はしそを食べられるのでしょうか?犬が生でしそを食べたとしても大丈夫ですが、食べ過ぎには注意が必要です。またしその栄養効果・効能や、しそを使った手作りご飯のレシピも気になりますよね。この記事では犬としそについて、与え方や注意点等を詳しく解説します。
この記事の目次
目次を閉じる犬はしそを食べられる?与えるメリットや注意点も徹底解説!
爽やかな香りが特徴的なしそは、さまざまな料理に使用できる便利な食材の一つですよね。
栄養豊富な食材というイメージから、「愛犬に食べさせたい」と思っている飼い主さんも少なくないでしょう。
実際のところ、しそを犬に与えても大丈夫なのでしょうか?
また、食べさせる際はどんなことに注意すればよいのでしょうか。
今回の「MOFFME」ではそのような疑問を解決するために、
- 犬はしそを食べられるのか
- しその与え方と目安量
- しそを使った犬用ご飯のレシピ
- 犬にしそを食べさせる際の注意点
について詳しく解説します。
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犬はしそを食べても大丈夫?含まれる栄養素やその効能も解説!
香りの強いしそは、香辛料やネギ類などと同様に、犬に与えてはいけない食材のように思えますよね。
本当に、しそを犬に与えても問題ないのでしょうか?
ここからは、
- 犬がしそを食べても大丈夫なのか
- しそを与えるメリット
- しそに含まれる栄養素や得られる効果
について解説します。
犬がしそ(大葉)を食べるのは大丈夫!
しそ(大葉)には緑色の「青しそ」と赤色の「赤しそ」の2種類がありますが、どちらも犬に与えて大丈夫な食材です。
熱を加えたものはもちろん、生のままでも問題なく食べることができますよ。
葉っぱの部分だけでなく、しその実も与えて大丈夫です。
中毒を引き起こす成分などは含まれていないので、安心してくださいね。
犬の健康にも一役買ってくれる食材なので、料理に使う予定があるときには分け与えてあげると良いでしょう。
スーパーなどに行けば季節を問わずに購入できるのも嬉しい点ですね。
犬にしそを与えるメリットは?含まれる栄養素やその効果を解説!
しそには、愛犬にとってメリットとなる栄養が豊富に含まれています。
栄養素ごとの効果とメリットは次の通りです。
βカロテン
しそにはこれらの栄養素も豊富に含まれており、精神を落ち着かせ、肉体的な疲労を回復するのに役立ちます。
犬にしそはどうやって与える?手作りご飯のレシピも紹介!
免疫力の向上や抗アレルギー作用など、犬の健康を保つうえで大きなメリットを得られるしそですが、どのような方法で与えるのがベストなのでしょうか?
一度に食べさせて良い量の上限や、どのくらいの頻度で与えればよいのかという点が気になる飼い主さんも多いでしょう。
そこでここからは、
- しその上手な与え方
- 一度に食べさせて良い量や頻度
- しそを使った手作り犬用ご飯のレシピ
犬にしそはどうやって与える?上手な与え方、頻度・量を解説!
犬にしそを与えるうえで悩むのが、生のまま食べさせるか・加熱すべきかという点ですよね。
先ほどもお伝えしたように、しそには中毒症状が起こるような成分は含まれていないため、火を通したものはもちろん、生のまま与えても問題はありません。
むしろ、しそ特有の香りを生かしたいなら、生のまま細かく刻んであげるのが良いでしょう。
しその香りが好きな犬であれば、ドッグフードなどにパラパラと振りかけるだけで喜んで食べてくれるはずです。
刻んだまま放置しておくと香りが飛んでしまうので、食べさせる直前に調理してあげてくださいね。
また、赤しそを使ったしそジュースなどは、糖分が多く含まれているため避けた方が無難でしょう。
一度に与えて良い量の目安は次の通りです。
犬の体重 | 枚数(目安量) |
---|---|
3kgまで | 1枚 |
5kgまで | 2~3枚 |
10kgまで | 3~4枚 |
15kgまで | 4~5枚 |
20kgまで | 6~8枚 |
上記の枚数までは食べても大丈夫とされていますが、愛犬の体質や体調によっては与えすぎになってしまう場合もあります。
初めて与える際はもちろん、二回目以降も愛犬の様子を見ながら少量ずつ食べさせるようにしましょう。
頻度についても特に上限はありませんが、人間同様にしそばかり食べていると栄養が偏ってしまいます。
過剰摂取を防ぐためにも、時々与える程度に留めるのが良いでしょう。
犬用の、しそを使った手作りご飯のレシピを紹介!
続いて、しそを使った犬用の手作りご飯レシピをご紹介します。
普段の食事はもちろん、愛犬の誕生日やお迎え記念日などの特別な日に、ぜひ作ってあげてくださいね。
①鰯とさつまいもの炊き込みご飯
しそと一緒に、EPA・DHAコエンザイムQ10・オメガ3脂肪酸・タウリンなどの栄養成分が豊富な鰯(イワシ)を使ったレシピです。
鰯は傷みやすい魚なので、新鮮なものを与えてくださいね。
また調理の際は、小骨の取り忘れやアニサキス(寄生虫)にも注意しましょう。
<材料(米一合分)>
- 鰯:1尾
- さつまいも:50g
- にんじん:30g
- 大根:適量
- しそ(大葉):適量
- 水:適量
- 一合分の米を洗い、水を入れて1時間程度置いておく
- にんじんはみじん切りに、さつまいもは3mm角に切る
- 鰯のうろこ・頭を落とし、内臓・骨・背びれを取り除く
- フライパンにのせ、鰯の両面を焼く
- ①の上に鰯・さつまいも・にんじんを入れて炊飯ボタンを押す
- ご飯が炊き上がったら、10分蒸らして混ぜる
- 人肌程度に冷まし、大根おろしと大葉を乗せ、ドライフードに添えて完成
②野菜たっぷりチキンバーグ
低脂肪かつ高たんぱくな鶏ひき肉に、野菜をたっぷり加えたハンバーグのレシピです。
お肉が好きなわんちゃんと暮らしている飼い主さんにおすすめですよ。
<材料(8個分)>
- 鶏ひき肉:250g
- にんじん:1/6本
- ピーマン:半分
- 卵:1個
- パン粉:適量
- しそ(大葉):10枚
- にんじんとピーマンをみじん切りに、しそは2枚分をちぎっておく
- ①と卵を混ぜ、パン粉を加えてタネを作る
- タネができたら形を整えて、大葉でくるむ
- フライパンで両面を焼き、中まで火が通ったら完成
犬にしそを与える際の注意点は?2つのポイントを徹底解説!
栄養豊富で健康上のメリットも得られるしそですが、犬に食べさせる時に注意しておきたい点があります。
「良かれと思って与えたつもりが、犬の体調を崩す原因になってしまった」となっては元も子もありませんよね。
愛犬に苦しい思いをさせないためにも、これからご紹介する点にしっかりと注意していきましょう。
ここからは、
- 初めて犬にしそを与える際は、アレルギーに注意する
- しそには「ソラレン」が含まれるので、食べ過ぎに注意
について解説します。
①:初めて与える際は、念の為アレルギー症状に注意!
しそに限った話ではありませんが、初めて与える際にはアレルギー症状に注意しましょう。
しそにはα-リノレン酸やルテオリンなどの抗アレルギー作用を持つ成分が含まれていますが、愛犬の体質によっては「絶対にアレルギーが出ない」とは言い切れません。
そのため、「抗アレルギー成分は入っているから大丈夫」と与えっぱなしにするのはNGです。
食べたあとも愛犬から目を離さずに、体をしきりに痒がる・嘔吐するなどのアレルギー症状が出ていないかチェックしましょう。
万が一症状が出てしまった際はしそを与えるのをやめて、速やかに動物病院を受診してください。
②:食べ過ぎ注意!「ソラレン」が含まれている!
しその食べ過ぎにも注意が必要です。
しそには犬の口内粘膜に悪影響を及ぼす「ソラレン」という成分が含まれており、大量に摂取すると口の中を荒らしてしまいます。
過剰摂取することで
- 嘔吐
- よだれ
- 口内炎
- 下痢
などの症状があらわれ、嘔吐や下痢がひどい場合には脱水症状を起こしてしまう危険があります。
また、しそに含まれる食物繊維が犬の消化器官に負担をかけ、嘔吐や下痢などの症状が出ることもあります。
しそを食べさせる際は目安量を守り、くれぐれも大量に与えないようにしましょう。
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まとめ:犬はしそを食べられる!
「犬はしそを食べられるのか?」という点や、しそに含まれる栄養素、与え方などについて解説しましたが、いかがでしたか?
この記事のポイントは、
- しそを食べても問題はないが、食べ過ぎると下痢・嘔吐・口内炎などの症状を引き起こす可能性があるので与える量に注意する
- しそは栄養が豊富なだけでなく、免疫力の向上や抗アレルギー作用など、与えるメリットがたくさんある
- 安全な食材である一方、アレルギーが出る可能性もゼロではないので、初めてしそを与える際は愛犬の様子をしっかり観察することが大切