猫はうどんを食べれるのでしょうか?餌に猫がうどんを食べるのは大丈夫ですが、与える量や小麦アレルギーには注意が必要です。また上手な与え方や与える頻度についても気になりますよね。この記事では猫とうどんについて、与えるメリットや栄養効果、注意点を詳しく解説します。
この記事の目次
目次を閉じる猫はうどんを食べていい?与えるメリットや注意点も徹底解説!
食べごたえがあり、子供から大人まで人気のうどん。
寒い季節も、暑い季節も適した食べ方があり、さらに消化がいいので、お腹の調子が悪い時も食べられる、美味しくて頼りになる食材です。
うどんを食べている時に愛猫が興味を持って近寄ってくると「猫はうどんを食べても大丈夫なのか?」と疑問に思う飼い主さんもいると思います。
結論から言うと、猫はうどんを食べることができます。
ですが、お出汁はもちろんNGですし、与える際に気をつけなくてはいけないことも多々あります。
そこで今回の「MOFFME」では
- 猫にうどんを与えるメリットや栄養成分
- 猫へのうどんの与え方や手作りレシピ
- 猫にうどんを与える際の3つの注意点
猫を飼っている人にも、これからお迎え予定の人にもためになる内容となっておりますので、ぜひ最後までご覧ください。
またMOFFMEでは、「ペット保険のランキング」についても詳しく解説しておりますので、そちらもぜひご覧ください!
猫はうどんを食べても大丈夫?与えるメリットや栄養成分も解説!
寒い時には鍋焼きうどんやかけうどん、暑い日は冷やしうどんやサラダうどん、また、生麺や冷凍、乾麺などタイプもさまざまで、人間にもとても身近な食材です。
猫が興味を持ってきた時に、猫にも与えたいと考える飼い主さんもいるのではないでしょうか。
うどんは猫に有害な原料は使われていない食材なので、与えても大丈夫!
そこでこの項目では
- 猫がうどんを食べるのは大丈夫
- 猫がうどんを食べるメリットや栄養分、期待できる効果
- 猫はうどんの他に蕎麦や素麺は食べられるのか
猫がうどんを食べるのは大丈夫!
うどんが何から作られているかご存知ですか?
うどんの原材料は「小麦粉」「塩」「水」の3つです。
猫に毒になるような食材が入っていないため、猫も食べることができます。
ですが、気をつけたいのは原料のひとつの「塩」。
塩の摂取のしすぎは高血圧や腎不全などの原因になりますので、ベストは市販されているペット用のうどんか、無塩のうどんを与えるのがいいでしょう。
人間用のうどんでも、茹でて水洗いをすればある程度塩分は落ちますが、与えすぎはNGです。
猫にうどんを与えるメリットは?栄養成分や期待できる効果を解説
うどんはエネルギーの源となる炭水化物が主な栄養素です。
また、体を作るタンパク質も含まれています。
人間がお腹の調子が悪い時や、健康診断の前日に食べるものとして勧められるように、うどんは非常に消化吸収のいい食材です。
ですので、猫のお腹の調子が悪い時や、食欲不振の時に補助的なフードとしても役に立ちます。
また、よく煮込めばとても柔らかくなりますので、高齢になり、硬いものが食べられなくなった猫も食べることができます。
ですが、先にもご紹介したように、栄養はほぼ炭水化物とタンパク質のみになりますので、あくまでも補助的な食べ物として与えるようにしてください。
補足:猫はうどん以外にも、蕎麦や素麺は食べられる?
うどんと共に人気の麺類である蕎麦、また夏には欠かせない素麺がありますが、この2種とも猫が食べることができます。
蕎麦は猫の体に毒になるようなものは原料として入っていませんが、人間にも蕎麦アレルギーが比較的多い割合でいるように、もちろん猫も蕎麦アレルギーを持っている可能性もあるので、注意が必要です。
素麺はうどんと同じく「小麦粉」「塩」「水」の3つからできていますので、こちらも猫の体に毒になるようなものはありませんが、やはり塩分のとりすぎは体に良くありませんので、与えすぎには注意しましょう。
猫にうどんはどうやって与える?手作りご飯のレシピも紹介!
消化吸収が良く、猫が具合が悪い時でも補助食として与えられる、心強い食材のうどん。
猫の健康に問題ない量や頻度はご存知ですか?
原材料に塩が使われているうどんは、猫に与えすぎると塩分過多になってしまう可能性も。
猫の体に問題がない、うどんを与える量や頻度を把握しておきましょう。
そこでこの項目では
- 猫にうどんを与える上手な与え方や頻度、量
- 猫用のうどんを使った手作りご飯のレシピ
猫にうどんはどうやって与える?上手な与え方や頻度・量を解説!
うどんに含まれる栄養素はほぼ炭水化物とタンパク質のみになります。
全ての食事をうどんに置き換えてしまうと、塩分過多はもちろん、猫にとっては栄養不足。
いつも食べているフードにトッピングする、おやつに少しだけ、として与えるようにしましょう。
具体的な量ですが、猫のおやつの分量は、1日に必要なカロリーの10〜20%が目安です。
4kgの猫の場合200kcalほどが目安ですので、おやつの量は20〜40kcal。
うどんのカロリーは100gにつき105kcalなので、1日につきうどん20〜40gを目安にしてください。
猫の年齢や、去勢・避妊の有無、室内飼いなのか、外飼いなのか、運動量が多いか少ないか…などでかなり摂取カロリーが変わってきますので、上記の数字はあくまでひとつの目安となります。
また、繰り返しになりますが、うどんには塩分が含まれていますので、与えすぎは厳禁。
毎日与えるのではなく、数日おきに与えるようにしましょう。
猫用の、うどんを使った手作りご飯のレシピを紹介!
うどんを使った猫用のレシピを紹介します。
人間用のうどんには塩分が含まれているので、基本的に茹でる&水洗いで塩分を取り除くようにしましょう。
①簡単!トッピング用うどん
まずは普段食べているフードのトッピングとして、うどんを知ってもらいましょう!
材料
- うどん
作り方
- うどんを猫が食べやすいように細かく刻みます
- うどんが柔らかくなるまで茹でます
- 茹でたうどんを水洗いして塩分を取り、あら熱もとります
- 水気をよく切り、普段食べているフードにトッピングして完成です
②お肉と野菜のゆでうどん
材料を茹でるだけのお手軽簡単レシピです!
材料
- うどん
- 鶏ムネ肉のミンチ
- 小松菜やにんじんなどの猫が食べてもいい野菜
- 鰹節(ペット用)
- うどん、野菜を猫が食べやすい大きさに切る
- ささみと野菜は一緒によく火が通るまで茹でる
- うどんは別の鍋で柔らかくなるまで茹でる
- 茹でたうどんを水洗いし、塩分を取り除く
- 材料が人肌までに冷めたら、水気を切った材料を器にトッピングし、最後に鰹節をかける
猫にうどんを与える際の注意点とは?3つのポイントを徹底解説!
ここまで、猫にとってうどんはどのようなメリットがあるか、栄養面や効果、またうどんの与え方ををご紹介してきました。
猫にうどんを与える際は、食物アレルギーの有無に注意したり、塩分が強い人間用の味付けのものをあげてはいけないなどの注意点もあります。
そこでこの項目では
- 猫にうどんを与える際は、小麦アレルギーに注意する
- 食べ過ぎや与え方に注意する
- 人間用に味付けしたものは与えない
①:初めて与える際は、小麦アレルギーの症状に注意!
人間でも見られる食物アレルギーは、猫も例外ではありません。
もちろん、小麦粉にアレルギーをもつ猫も存在します。
猫に初めてうどんを与える際は、一度にいっぱい与えずに、少しずつ与えるようにして体調の変化を注意深く見守りましょう。
- 下痢
- 嘔吐
- 体を痒がる
- 痙攣
- 発熱
- 倦怠感
アレルギーの原因がうどん以外の可能性もありますので、その時に食べたものを全部メモを取って獣医に伝えるようにしてください。
②:食べ過ぎ危険!カロリーも高いので細かくして少量を与えよう
うどんは100gあたり105kcalと、猫にとっては少々カロリーが高い食べ物。
食べすぎると肥満の原因になってしまいます。
さらに栄養も偏っているため、カロリーは摂取できているのに、栄養は足りていない…なんていうことも。
きちんと自分の愛猫の摂取カロリーと、おやつに与えていいカロリーを把握して与えるようにしてください。
※「猫にうどんはどうやって与える?上手な与え方や頻度・量を解説!」参照
また、うどんを与える際は、必ず細かく切って与えるようにしましょう。
長い麺状のまま与えると、喉に詰まらせて窒息の原因にもなってしまいます。
③:味付け禁止!人間用の味付けはせずにそのまま与えよう
うどんにかぎってのことではありませんが、猫に人間用に味付けしたものは与えないようにしましょう。
うどん用のお出汁は塩分が高いので、高血圧や腎不全の原因に。
また、薬味のネギは猫にとって毒になります。中毒症状が出て、最悪の事態になってしまうことも。
(参考記事:猫にネギはNG!あげてはいけない理由と症状、対処法について解説!)
「少量だから大丈夫」など軽い考えはNG。
手間を惜しまず、猫に与えるうどんは、人間用とは別に調理をして与えてください。
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まとめ:猫はうどんを食べられる!
今回は猫にうどんを与えるメリットや注意点についてご紹介してきましたが、いかがだったでしょうか?
ポイントは
- 猫はうどんを食べられる
- 消化吸収がいいので、うどんは食欲がない時の補助食にもなる
- うどんを与える際は、おやつとして少量にとどめる
- うどんには塩分が含まれているので、必ず茹でたり水洗いをして塩分を取り除く
- 小麦アレルギーに注意して、最初は少量を与える
- 喉に詰まらせないように、うどんは細かく切って与える
- 人間用の味付けのものは与えない
愛猫がおいしそうにご飯を食べる姿は、毎日見ていても飽きませんし、見ているこちらも幸せな気分になれますよね。
与える量や頻度に注意しながら、ひと工夫して日々のご飯にアクセントを加え、楽しい食事の時間を愛猫に提供してあげましょう。
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