犬もうなぎを食べれるのでしょうか?おやつや餌に犬がうなぎを食べるのは大丈夫ですが、生や蒲焼きを与えるのは危険です。また皮や肝、頭、骨も食べていいのか気になりますよね。この記事では犬とうなぎについて、与えるメリットや栄養成分、与え方と注意点を解説します。
この記事の目次
目次を閉じる犬はうなぎを食べられる?上手な与え方や注意点も徹底解説!
うなぎは私たち人間にとっても、大変栄養価が高く、滋養強壮に効くと言われ、体に精がつくつく食べ物として有名ですよね。
では、犬はうなぎを食べられるのでしょうか?もし食べさせてもいいとしたら、栄養たっぷりのうなぎをぜひ食べさせたいですよね。
今回「MOFFME」では、うなぎに含まれる栄養素や、犬に与える際どのようなことに注意すれば良いのかを詳しく解説していきます。
- うなぎに含まれる栄養素や、その効果について徹底的に解説!
- 犬に与える際の上手な与え方、頻度・量について解説!
- 与える際の注意点について、5つのポイントに沿って解説!
犬はうなぎを食べていい?含まれる栄養成分やその効果を徹底解説
「土用丑の日」を言えば、私たち人間はうなぎを食べ、精をつけて夏を乗りきるといったことをしますよね。それだけうなぎには、滋養強壮に効く栄養がたっぷり含まれています。
では、犬はうなぎを食べてもよいのでしょうか?うなぎに含まれる栄養成分と、その効果について詳しく解説していきます。
- 犬はうなぎを食べても大丈夫!
- 与えるメリットについて、栄養成分をその効果について解説!
犬がうなぎを食べても大丈夫!
結論から言うと、犬がうなぎを食べても大丈夫です。
うなぎには、ビタミン、ミネラル、カルシウムなどの必須栄養素が含まれており、私たち人間同様、犬にとっても大変栄養豊富な食べ物と言えます。
犬に与えても問題はないのですが、味がついていない調理法のものに限ります。
特にビタミンAやB群が豊富に含まれており、疲労回復や食欲増進に効果が期待できます。
犬にうなぎを与えるメリットは?栄養素や期待できる効果を解説!
では具体的にどのようなメリットがあるのでしょうか?
うなぎにはビタミンがたっぷり豊富に含まれています。
- ビタミンA…目の健康に役立つビタミンレチノールが含まれており、白内障や緑内障、角膜の劣化を防ぎ、目の健康を保つ効果が期待できる。また皮膚や被毛の健康を維持にも役立つ。
- ビタミンB…疲労回復や口内炎、皮膚などの粘膜の健康を保つ役割が期待できる。
- ビタミンD…カルシウムの吸収を助け、骨粗鬆症や骨折の防止に役立つ。
- ビタミンE…細胞を錆びつかせ、老化の原因となる活性酸素を除去する抗酸化作用がある。
- DHA(トコサヘキサエン酸)…脳の働きを正常に保つ働きがあると考えられている。
- EPA(エイコサペンタエン酸)…血液が固まるのを抑えて血栓ができるのを予防する働きがある。
犬にうなぎはどう与える?上手な与え方や頻度・量を徹底解説!
うなぎには、犬にとってもうれしい効果が多く期待できることが分かりました。
ではその効果を十分に発揮させ、かつ安心安全に与えるにはどのようなことに気を付ければよいのでしょうか?
ここでは、与える頻度や量について、上手な与え方を解説していきます。
- うなぎを細かくし、骨を取り除き与えるといった上手な与え方とは?
- 与える頻度や量について、犬の大きさ・年齢別に詳しく解説!
犬のうなぎの上手な与え方とは?細かくして骨を取ってから与える
うなぎには細かい骨がたくさんあります。目立つ骨は取り除いて与えるようにしましょう。
特に、老犬や小型犬の場合は、身をほぐしてから与えるなど注意が必要です。
大きなうなぎの身をそのまま与えるのではなく、小さく刻み、潰したりしてあげると、犬にとっても大変食べやすくなります。
また、うなぎのみを与えるといったやり方ではなく、手作りご飯のように、他の食材を合わせて与えた方が、栄養のバランスもよくなりますし、見た目もよく食欲にもつながります。
蒲焼き、白焼に関わらず、犬に与える際は水で洗うか、沸騰させたお湯で湯がいて、表面についた余分な塩分・糖分を取り除いてから与えるようにしましょう。
犬にうなぎを与える際の頻度・量とは?犬の大きさ・年齢別に解説
うなぎは栄養価が高いものの、カロリーも高いので、決して食べさせすぎないように注意が必要です。
適正体重を上回っているようであれば、現在の体重ではなく、適正体重に基づいた摂取可能量の目安を参考に与えるようにすることも大切です。
体重 | 与えてもよい量 |
---|---|
3kg | 3〜5g |
5kg | 5〜8g |
10kg | 10〜14kg |
15kg | 15〜19g |
20kg | 20〜25g |
上記はあくまでも目安になります。
初めて与える際や、老犬に与える際にはこの表記の半分ぐらいの量をおすすめします。
食べた後の様子や、健康状態もしっかり見ながら与えるようにしましょう。
犬にうなぎを与える際の注意点は?5つのポイントを徹底解説!
これまでは犬にうなぎを与える際の上手な与え方、量などについて解説してきました。
実際に、初めて与えるとなると、栄養成分が多いとはいえ、色々と不安なことも多いですよね。
ここではさらに、特に注意する点を5つのポイントに分けて解説していきます。
- 初めて食べさせる時には、アレルギー症状に注意する
- 生のままで与えるのは厳禁!必ず加熱してから!
- カロリーが高いので食べさせすぎによる肥満に注意!
- うなぎの蒲焼きではなく白焼きを与えるようにしよう
- うなぎパイなどの人間用加工食品も与えないようにしよう
①:初めて与える際はアレルギー症状に注意!
これは全ての食べ物に言えることですが、犬にもそれぞれアレルギーがある場合があります。
初めて与える際には、必ず少量を与えて異常がないのを確認してから、少しずつ量を増やしていくようにしましょう。
特に分かりやすいアレルギーの症状には、体を痒がる、嘔吐、下痢、目の充血などがあります。
もしこれらの症状が現れた時は、与えるのを中止し、症状がひどい場合は動物病院へ連れて行きましょう。
②:生で与えてはダメ!必ず加熱してから与えよう
うなぎというのは私たち人間でもなかなか生で食べることはないと思います。有名な産地の浜名湖あたりでは食べられることもあるそうですが、一般的ではないです。それはもちろん犬も同じことで、より注意が必要です。
うなぎの血液にはイクシオトキシンというタンパク質の毒が含まれており、摂取量によっては下痢や嘔吐、呼吸困難、皮膚の発疹、チアノーゼといった症状を引き起こす場合があります。
ちなみにイクシオトキシンはフグのような危険度の高い毒ではなく、60度で5分ほど加熱するように、熱を加えることで、しっかりと分解されてしまいます。
ですので、生で食べさせることは絶対に避け、必ず火を通したものを与えるようにしましょう。
③:食べ過ぎ注意!カロリーも高いので肥満に気をつけよう
うなぎは栄養分が非常に多いですが、脂肪分もとても多く、カロリーは決して低いとは言えません。ですので、食べ過ぎると肥満の原因になります。
それに加え、食べすぎると、お腹を壊し下痢をするということも考えられます。
ですので、与える際には、おおよその目安の量を守って、ごはんのトッピングに少し加えたり、おやつ感覚で少し与えるくらいにしておきましょう。
特に肥満気味の場合、継続して与えることは避けるようにしてください。それ以外の場合でも、日頃から継続して与えることはおすすめできません。
④:うなぎの蒲焼きは与えてはダメ!白焼きを与えるようにする
一般的に私たち人間が食べるのは、すでに焼いた状態の蒲焼きがほどんどですよね。蒲焼の場合、どうしてもタレの塩分が強くて濃い味のものが多く、犬にとっては塩分が多すぎるような状態です。
ですので、犬にはなるべく調味料やタレ、油などをつけない白焼きの状態で与えることが望ましいです。
もし、白焼きの状態のうなぎが手に入りづらい場合は、含まれている栄養素が似ている焼きあなごなどで代用してみるのもよいですね。
⑤:うなぎパイ等、人間用のうなぎの加工食品も与えてはダメ!
人間用には、うなぎエキスやうなぎ粉などを加工したさまざまな加工品があります。それらの加工食品を犬に与えるのは避けておいた方がいいでしょう。
例えば、浜松名物のうなぎパイには、うなぎの中骨で取っただし汁を粉末にしたものが練り込まれているようです。
このうなぎパイのように、うなぎエキスなどを利用した加工品も多数販売されていますが、こういった食品は、うなぎ成分以外に塩分や糖分なども多く含まれているため、犬に与える食材には不向きであるといえます。
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まとめ:犬もうなぎを食べられる!
今回以下の内容について解説してきました。
- うなぎにはビタミン類が多く含まれており、その他にもDHA、EPAなどのオメガ3系不飽和脂肪酸などの栄養素も含まれ、愛犬の健康維持に役立つものといえる。
- 犬の体重や年齢などにより、与えてよいとされる量は違うので、与えすぎに注意し、味付けの濃いものは避け、できるだけ骨を取り除いて、少しずつ与える。
- 与える際は、アレルギーに気をつけ、生のまま与えない、食べさせすぎない、できるだけ白焼きを与える、加工食品は与えないといったことに注意する。
ぜひ、上手に食べさせて、暑い夏を共に乗り越えて行きたいですね。
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