猫は大根を食べれるかご存知ですか?猫が餌に大根を食べても大丈夫ですが、水分量も多く、食べ過ぎは下痢の原因になるので注意が必要です。また初めて与える際はアレルギー症状にも注意しましょう。この記事では猫と大根について利尿作用等の与えるメリットや与え方を解説します。
この記事の目次
目次を閉じる猫は大根が好き?上手な与え方や注意点も徹底解説!
猫が大根を食べる?
あまり聞きなれない話ですが、そもそも猫は大根が好きなのでしょうか。
猫にも好みがあるので、一概に皆が大根好きというわけにはいきません。
しかし大根を食べることが、猫にとって良い影響を与えることもあります。
今回「MOFFME」では、
- 猫は大根を食べられる?与えるメリットや栄養成分をご紹介
- 猫に大根はどうやって与える?上手な与え方や頻度・量について
- 猫に大根を与える際の注意点とは?4つのポイント
猫は大根を食べられる?与えるメリットや栄養成分も徹底解説!
そもそも、猫は大根を食べられるのでしょうか。
答えは、適量であればYESです。
では、大根を与えると猫にどんな影響があるのでしょうか。
ここでは
- 猫は生の大根でも大丈夫!ツマや大根おろしなど
- 猫に大根を与えるメリット!大根の栄養効果は?
- 猫にほかの野菜は与えても大丈夫?
についてご紹介していきます。
意外と大根好きの猫ちゃんも多いです。
しっかりとした知識を身につけて、初めての大根にチャレンジしてみてもいいですね。
猫が大根を食べるのは大丈夫!ツマや大根おろし等、生でもOK!
猫に大根を与えることは問題ありません。
猫が好んで食べてくれる場合は生のままあげても大丈夫です。
初めてで挑戦しやすいのは、ツマや大根おろしなどの簡単なもの。
大根おろしは、おろしたものを絞った汁でもOKです。
刺身用のツマは、手に入りやすく形状も細いのでおすすめですが注意点があります。
刺身の汁がついているツマは傷みやすいので、古いものは避けましょう。
また、刺身と接触していない部分を与えるようにしましょう。
猫に大根を与えるメリットは?利尿作用等の栄養効果も解説!
実は90%が水分と言われている大根。
上手に使えば、猫の健康にもよい効果をもたらしてくれるかもしれません。
大根には、色々な栄養素が含まれています。
アミラーゼやジアスターゼといった、消化を助け整腸作用を促してくれる成分。
辛味成分であるイソチオシアネートにも、同じく消化を促す作用があります。
イソチオシアネートには、血液の循環を良くする効果もあります。
その効能から、がん予防にも効果が期待されている成分です。
カリウムには利尿作用があるので、同じく消化系に良い影響を与えることができます。
また、大根自体に水分を多く含んでいるのでここでも利尿作用が期待できます。
ビタミンBやビタミンCは、猫にとってとても大切な栄養分です。
免疫力を高めたり、代謝を促してくれるので肥満予防にもつながります。
これらの栄養は、普段のペットフードからも摂取することは可能です。
もし猫が大根を気に入ってくれれば、新しい食材として栄養素を少し補うつもりであげるとよいでしょう。
補足:猫に大根以外の野菜を与えても大丈夫?
猫が、大根を食べることができるということはわかりました。
では、ほかの野菜はどうでしょうか。
トマトや、キュウリ、レタスなどは水分も多く生で食べても大丈夫と言われる野菜です。
しかし、大根同様適量を与えることが重要であげすぎはNGです。
加熱が必要なものとして、キャベツや白菜、ニンジンなどがあります。
これらのものは、しっかり軟らかく煮る必要があります。
また、絶対に猫に与えてはいけない野菜もあります。
一番注意しなければならないのは、ネギ類です。
猫はネギ中毒になるので、玉ねぎ、長ネギ、ニンニク、ニラなどはすべて与えてはいけません。
その他、アボカドやアスパラも体調不良の原因になるので食べられません。
猫に大根はどうやって与える?上手な与え方や頻度・量を解説!
あまり野菜を食べるイメージのない猫。
いざ大根をあげるときにはどんな方法であげればいいのでしょうか。
ここでは
- 大根の上手な与え方は?レシピも
- 大根を与える時の適切な量や頻度は?
についてご紹介していきます。
栄養もあって、生でも食べられる大根。
普段のごはんに飽きてしまったり、少し多めに水分を取ってほしい時などに重宝しそうですね。
気分屋の猫にもピッタリ。
色々なアレンジ方法があるのでぜひ活用してみてください。
猫の大根の上手な与え方とは?大根のレシピについても解説!
猫に大根を与える時、一番いいのは生の大根おろしの状態です。
加熱して柔らかくする方法もありますが、加熱で失われてしまう栄養素もありますので生が好ましいです。
一番一般的なレシピは、餌のウエットフードに大根おろしを混ぜ込む方法。
食べにくそうな場合は、おろしから取ったしぼり汁のみをいれてもOK。
間食や補助食として与えるには、大根おろしに細かくしたささみを混ぜて与える方法でがおすすめです。
ツマや煮た大根を与える際も同様のレシピです。
猫が食べやすく消化に良くするため、極力細かくしてあげるようにしましょう。
また、大根の葉っぱもビタミンを多く含む食材で猫も食べることができます。
細かくしてトッピングに使ってみましょう。
猫に大根を与える際の頻度・量とは?猫の年齢別に解説!
大根は、猫に健康効果を与えてくれることがわかってきました。
しかし、多くあげればよいわけではありません。
基本的には、体の大きさが違えば与える量も変わってきます。
生後12か月未満の、いわゆる子猫はおなかの中も成長中です。
さほど食べる必要はないですが、もし与える場合は一つまみ程度の極少量にしましょう。
1歳から7歳ころまでの成猫には、ある程度食べても問題はないです。
最初はスプーン一杯程度の量から始めて、あげすぎに注意しながら与えましょう。
7歳以上の老猫は、様子を見ながら食べるようにしましょう。
成猫と同じ量では多すぎる可能性があるので、食べた後の消化の様子なども見守りながら与えましょう。
猫に大根を与える際の注意点とは?4つのポイントを徹底解説!
比較的、猫が食べても安全な大根。
しかし、初めて与える際や持病持ちの猫などは注意すべき点があります。
ここでは
- 大根を初めて与える時はアレルギーに注意!
- 食べすぎは禁物!下痢の原因に
- 甲状腺に持病がある猫は注意!
- 大根の加工品には注意が必要、素材の味で与えましょう
①:初めて与える際はアレルギー症状が出る危険がある!
初めての食材を与える際に一番に注意してほしいのが、アレルギーです。
比較的アレルギーが出にくいといわれている大根ですが、初めての場合は注意が必要です。
大根に限らず、初めて口にする食材の場合は必ず少量から始めましょう。
猫が食べた後は、しばらくそばで観察するようにしましょう。
口腔内に異常が出たり、明らかに様子がおかしくなったりした場合はアレルギーの可能性があります。
すぐに病院に行ける体制を整えておきましょう。
②:食べ過ぎ注意!下痢の原因になることも
大根はもともと水分量の多い野菜で、水分を補うのに最適です。
さらに、消化を促す成分や利尿作用のある成分も含まれているので健康維持のために与えることができます。
しかし、与え方や量によってはおなかを壊す原因にもなります。
また、大根の辛み成分が胃腸に刺激を与えてしまうこともあるのでやはりあげすぎは要注意です。
また大根に含まれるカリウムやカルシウムの過剰摂取も、尿路結石や腎不全の原因になることがあるのでそれも踏まえて量を調節しましょう。
③:甲状腺に異常がある猫は特に注意
大根には、ゴイトロゲンというアブラナ科特有の成分が含まれています。
この成分には、甲状腺の要素の吸収を阻害してしまうという可能性があります。
甲状腺に疾患のある猫が、この成分の過剰摂取することによって本来必要な甲状腺ホルモンの分泌に影響を及ぼしてしまうことがあります。
もともと健康な猫の甲状腺には害がないとされています。
しかし、甲状腺に持病がある猫には大根は与えないほうがよいでしょう。
④:煮物等、人間用の大根の加工食品は与えない
生の大根がおすすめとご紹介しましたが、ゆでて細かくして与える方法もあります。
しかし人間用に味付けをした煮物や、市販の加工した大根を与えることは避けましょう。
本来大根には塩分などは含まれていません。
調理したものを与えてしまうと、塩分や糖分の過剰摂取につながってしまいます。
猫には素材そのものの味わいで食べてもらうことが重要です。
猫が食べやすいようにアレンジする場合は、素材を大事にした方法を考えましょう。
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まとめ:猫は大根を食べられる!生の大根や葉っぱも大丈夫!
ここまでで、猫が大根を食べられることがわかりました。
普段の餌にプラスとなると手間も増え、なかなか手が出しづらくなります。
しかし大根は、生で使えたり大根の葉っぱも食べられるということなので手作りフード初心者でも活用できそうでした。
この記事では
- ・猫は大根が食べられる?与える状態や、利尿作用などについて
- ・上手な大根の与え方は?レシピや年齢別の適量などについて
- ・大根を与える際の注意点を細かく解説!アレルギーや持病などについて