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猫に暖房は必要でしょうか?寒い冬の防寒対策として暖房を使っても大丈夫かどうか気になりますよね。また気温が何度から使えば良いか、留守中つけっぱなしでも安全かも知りたいと思います。この記事では猫の暖房について、いつから使えば良いか、使用時の注意点を解説します。

記事監修者「森下 浩志」

監修者森下 浩志
フィナンシャルプランナー

早稲田大学基幹理工部出身。すべてのペットのお金と健康にまつわる問題を解決したい、という強い思いからMOFFMEを立ち上げ。ファイナンシャルプランナー、損害保険(ペット保険を含む)の公的資格取得。獣医師団体などと連携をして、ペットのWEB健康診断ツールの開発も行う。

この記事の目次

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猫に暖房はいらない?必要性や暖房以外の防寒グッズも解説!

寒い時期になると、私たち人間はストーブやヒーターなど、今ではさまざまな暖房器具を使って防寒しますよね。


猫と共に暮らしている場合、人間と同じような感覚で暖房器具を使っていいものか不安になることはありませんか?


猫は寒さに弱いというイメージがありますが、実際のところ暖房は必要なのでしょうか


今回「MOFFME」では猫に暖房が必要なのか、また暖房以外の防寒グッズについて詳しく解説していきます。


ぜひ最後までお読み下さい!

  • 猫に暖房は必要なのか?使い始める室温設定温度について
  • 暖房を使う際の注意点とは?4つのポイントについて解説!
  • 暖房以外の寒さ対策とは?猫におすすめな防寒グッズをご紹介!
またMOFFMEでは、「ペット保険のランキング」についても詳しく解説しておりますので、そちらもぜひご覧ください!

猫に暖房は必要?暖房を使い始める室温や設定温度について解説!


猫は寒さに弱いというイメージがありますが、モコモコした毛に覆われている猫に暖房器具は必要なのでしょうか?


お部屋の中で、いちばん暖かい場所を探し、丸くなってぬくぬくと眠っている猫の姿はとても可愛いですよね。


ここでは猫に暖房が必要なのかどうか、また暖房を使い始める室温や、使う際の設定温度について詳しく解説します。

  • 猫に暖房は必要?寒がりというのは本当?
  • 暖房を使い始める時期は?寒がるサインとは?
  • 猫にとって快適な設定温度とは?

猫に暖房は必要?猫は寒がりなのは本当か解説!

猫は寒がりというイメージがありますが、実際に本当なのでしょうか?先祖は北アフリカにあり、そこで砂漠地帯での生活だったため、暑さには強いけれど、寒さには弱いという性質があります。


しかし、現代の猫はそれぞれの環境に適応しており、全てが寒がりというわけではないようです。


ですので、極端に寒いという場合でなければ、暖房がなくても自分で快適な場所を見つけることができます。


ただし、寒さに強いか弱いかといったことは個体差が大きいので、寒さが苦手な猫は体調を崩してしまうこともあります。


暖房は不必要というとこではなく、適切に使って、寒さ対策をしてあげることが必要です。

暖房はいつから使う?猫が寒がっているサインを解説!

では、暖房を使い始めるのはいつ頃からがよいのでしょうか?猫が寒いと感じるのは何度ぐらいからなのでしょう?


猫によって個体差は大きいのですが、普段から様子を観察することで寒がっていることがとてもよくわかります。


体を丸めていたり、毛を逆立てて身体をふくらませていたり、毛布などに潜り込んでいたりするときは、猫が寒いと感じているサインになります。


他にも、飼い主の膝の上に乗りたがったり、寄り添ってきたりした時も同様です。また、水をあまり飲まなくなる場合もあります。


私たち人間同様、寒くなると身体が震えたり、足先が冷たくなるといったこともありますので、この時期は注意深く猫の様子を観察することも大切になってきます。


そういったサインがみられたら、暖房を使い始めるのが良いでしょう。

猫にとって快適な暖房の設定温度は何度くらい?

猫の平熱は、私たち人間より少し高く、38〜39度ぐらいです。なので、快適と感じる温度は私たちが快適と感じる温度よりもやや低いようです。


ですので、冬の寒い時期の室温は、18度〜23度くらいがちょうどいいと考えられます。


一般的に寒さに弱い動物ですが、ある程度は自分自身で防寒することができます。なので、部屋を暖めすぎることは、ストレスになりうることもあります。


また、老猫になると、もう少し暖かくしてあげる必要があります。それぞれの猫の種類、年齢などによって個体差も大きいので、その子にあった快適な温度を探していくことも重要です。


温度と同じく気をつけてあげたいのが湿度です。私たち人間同様、空気が乾燥していると、ウイルスに感染しやすくなってしまいます。


ですので、室内に洗濯物を干すなどして、湿度は50〜60%を保てるように心がけましょう。

猫のいる部屋で暖房を使う際の注意点は?4つのポイントを解説!


では暖房を使う時期、使用する際の適切な設定温度に加え、どんなことに注意する必要があるのでしょうか?


人間のように言葉で言い表せない分、飼い主がしっかりと気をつけておきたい注意点について解説します。

  1. 室内の湿度と飲水量をこまめにチェックし、乾燥・脱水症状に注意する
  2. 急な温度変化によるヒートショックに注意する
  3. 涼める場所を確保し、低温やけどに注意する
  4. 暖房器具による火事・感電などに注意する

①:室内の乾燥・脱水症状に注意!湿度・飲水量をチェックしよう

空気の乾燥はウイルス感染にもつながります。部屋の湿度は50〜60%に保つように心がけましょう。室内に洗濯物を干すなどして湿度を保つこともおすすめです。


また、部屋に暖房をつけていると、脱水にもなりやすいです。猫用のお水はいつもより多めに用意してあげるようにしましょう。


ここでは脱水しているかどうかの見極めが、非常に大切になってきます。脱水症状を見極めるポイントとしては、

  • 皮膚をつまんでなかなか戻らない
  • 体温が高い
  • たくさん水を飲む
  • 歯茎が乾いている
といった症状が現れることがあります。


脱水は夏だけのことと思われがちですが、暖房を使用している時には気付きにくいので、特に注意深く観察しておく必要があります。

②:室内の温度変化に注意!ヒートショックとは

猫は基本的に、自分で快適な場所を見つけてくつろげる動物です。大切なのは、1日の温度変化が激しくならないようにすることと、快適だと思う場所を猫自身が選べるようにすることです。

冬は私たち人間も同様、ヒートショックに気をつけなければならない季節です。

ヒートショックとは、急激な温度変化によって、血圧が急変し、心臓に大きな負担をかけてしまうというものです。

例えば、いつも過ごしている部屋と、水飲み場、トイレが違う場合に、温度差が激しいことや、飼い主が外出中、就寝中に暖房を切っているという場合は要注意です。

できる限り外出中にもエアコンをつけておくことや、就寝中には猫用の防寒グッズを活用するなど、温度変化が少なくなるようにしましょう。

③:低温やけどに注意!猫が涼める場所を確保しよう

人間と同じように、暖房器具に長い間触れていると、低温やけどを起こしてしまいます。低温やけどとは、40度〜50度ほどの低い温度に長時間接触することで起きてしまい、気付きづらいことから、重症化してしまうこともあります。


猫は電気毛布や、コタツなどで眠ってしまうことがよくありますが、こうした場合やはり長時間になってしまうため注意が必要です。


対策としては、直接熱源に接触しないように、電気毛布の上にタオルケットなどを置いておいたり、設定温度を下げる、人がいない時には電源を切っておくなど、十分に注意をしながら工夫して使用しましょう。


そしてできるだけ空気の通り道を作ってあげることも大切です。暖かい場所と涼しい場所を自分で選び、行き来することのできるような環境を作ってあげると良いですね。

④:火事・感電にも注意!安全管理をしっかりと!

暖房器具を使用する場合には、電化製品であるため火事や感電にも十分注意が必要です。

実際に、家にいる猫や犬が原因となって火災が起きてしまうこともあります。


過去に起きた事例では、留守中に猫がガスコンロのスイッチに触れて点火させてしまい火災が起きてしまったり、電化製品におしっこをしてしまいショートさせてしまったなどが挙げられています。


そうした危険を避けるためには、しっかりと安全管理をする必要があります。具体的には、留守中にはガスの元栓は閉めておき、電気製品のプラグは抜いておいたり、電源コードは見えない場所に隠しておくなど、万が一の事故を避けるための対策を徹底するようにしましょう。

暖房以外の寒さ対策はどうする?猫におすすめな防寒グッズを紹介


猫は快適な場所を自分で探し、ある程度は調整することができます。ですので、必ずしも暖房が必要であるとは限りません。


特に短時間のお留守番であれば、暖房器具を使用しなくても寒さ対策ができます。

横に倒した段ボール箱に毛布をかけてあげるだけでも大丈夫です。


冷え込みが心配な時は、さまざまな猫用防寒グッズを併用して使用するのもおすすめです。

ここでは暖房以外の防寒グッズについていくつかご紹介していきます。


  1. こたつ
  2. 猫用ヒーターやカーペット
  3. エアコン
  4. 湯たんぽ

①:こたつ

猫はこたつで丸くなるといったフレーズが有名なほど、猫とこたつはセットといったイメージが強いです。


しかし、人間が使っているこたつでは、猫にとっては温度が高すぎて、いつの間にか低温やけどになってしまったり、酸欠や脱水症状を引き起こしてしまう場合があります。


こたつの種類によっては、猫にとってはコタツ布団が重たくて、入りっぱなしの状態が長く続いてしまうことがあります。


そういった状況にならないように、猫の抜け道を作ってあげたり、こたつの設定温度を低めに設定するなど対策が必要です。


また、猫用のこたつもあるので、それを利用するのもより安全です。ヒーターの位置が直接当たらないようになっていたり、コードをかじらないように工夫されているものも多いです。

②:ペット用のヒーター・カーペット

私たち人間が使用しているようなヒーターを使うことは、猫にとって低温やけどを起こしてしまったり、やや危険なものが多いです。


今はペット用ヒーターやカーペットというものがあり、より安全に安心して使うことができます。


その子の好みに合わせて、さまざまな形状のものがあり、一般的に大好きな丸まりやすいものだったり、猫鍋型などもあり、選択肢はとても多くお気に入りのものがきっと見つかります。


ただ、猫によっては、においや形状など、気に入らない場合もありますので、様子を見ながらうまく取り入れてみるといいですね。

③:冷暖房のエアコン

冷暖房のエアコンも便利な機能を利用して、より快適に過ごすことができます。特に、お留守番をさせることが多い場合は、タイマーなどを利用してうまく使うことができます。


留守番中に、エアコンのスイッチに触ることができないように、リモコンは必ずしまっておきましょう。コード類をかじってしまわないように、十分に注意が必要です。


冬の時期、日が落ちて、グッと気温が下がり始める時間帯に合わせて、タイマーでセットしておくと、暖まりすぎるのを防ぐこともでき、快適に過ごせます。

④:湯たんぽ

最近では私たち人間の防寒対策でもよく目にする湯たんぽ。暖房器具とは違い、電気を使わないので、猫にとっても安全で活用しやすいアイテムになります。


今人気の湯たんぽはさまざまなデザインのものが販売されており、形状も色々です。


猫に対して湯たんぽを使用する時は、その製品の注意事項をしっかり読み、実際にその湯たんぽを使ってみて、本体がぬるい程度かどうかを確認することが大切です。


低温やけどをしないように、やや熱いと感じる場合には、バズタオルなどをまわりに包んでおくと、湯たんぽ自体の保温にもなりより効果的に快適な状態を作ってあげることができます。

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まとめ:猫に暖房は必要?おすすめの防寒対策も解説!

これまで以下の内容について解説してきました。

  • 猫に必ずしも暖房は必要ではないが、猫の寒がるサインが見られた時には、設定温度を18〜23度ぐらいにし、暖めすぎないように注意しながら使用する。
  • 暖房を使う際は、湿度、乾燥、脱水症状に注意しながら、猫が空気の通り道を行き来できるようにする。暖めすぎによる低温やけどや、留守中の火災などには十分に注意する。
  • 暖房以外の寒さ対策として、こたつ、ペット用のヒーター、エアコン、湯たんぽなどもあり、うまく利用することで安全に防寒対策が可能。
一般的に寒がりといわれている猫ですが、それぞれの猫によって快適な温度は異なります。


日々の変化を見守りながら、猫にとって快適なその子好みを環境を作ってあげたいですね。


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