ハムスターのケージはどう掃除する?上手な掃除方法や頻度を徹底解説のサムネイル画像

内容をまとめると

  • ハムスターのケージは定期的に掃除する必要がある!
  • 掃除の際は、匂いのついた床材を残しておくのが大切
  • ハムスターが加入できるペット保険もあるので、一度検討してみるのがおすすめ

ハムスターのケージの掃除方法をご存知ですか?臭いが気になるケージですが、初めて飼う方はやり方や頻度、注意点を知りたいですよね。また飼い始めで落ち着かないハムスターのケージを掃除すると嫌われるのでしょうか。今回はハムスターのケージの掃除方法を徹底解説します。

記事監修者「森下 浩志」

監修者森下 浩志
フィナンシャルプランナー

早稲田大学基幹理工部出身。すべてのペットのお金と健康にまつわる問題を解決したい、という強い思いからMOFFMEを立ち上げ。ファイナンシャルプランナー、損害保険(ペット保険を含む)の公的資格取得。獣医師団体などと連携をして、ペットのWEB健康診断ツールの開発も行う。

この記事の目次

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ハムスターのケージはどう掃除する?やり方や頻度を徹底解説!

ハムスターは小さく省スペースで飼育ができるため、ペットとしての人気が高い動物です。

頬袋に食べ物を詰め込む様子は可愛らしくもあり面白くもあり、その姿に癒されている方も多いはずです。

そんなハムスターのケージついて、「実は具体的な掃除方法頻度がイマイチわからない」と悩む方もいるのではないでしょうか?

今回「MOFFME」では、ハムスターのケージの掃除方法について紹介します。

  • ハムスターのケージを掃除する必要性
  • 頻度ごとの具体的な掃除方法
  • 掃除に必要なグッズ
  • 掃除する際の注意点や5つのポイント
以上の項目について、1つずつ確認していきましょう。

またMOFFMEでは、ペット保険についても詳しく解説しておりますので、そちらもぜひご覧ください。

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ハムスターのケージの掃除はいつやる?頻度や必要性を解説!


ハムスターは体臭が少ない動物ですが、掃除を怠るとケージから悪臭が漂うようになります。

しかしケージの掃除は、ハムスターにとってストレスに繋がってしまうのでは?と心配になりますよね。

そこで、

  • ハムスターのケージの掃除が必要な理由について
  • ハムスターのケージを掃除する頻度について
以上を解説しながら、ハムスターにとって負担の少ない掃除方法を紹介していきます。

そもそもなぜハムスターのケージの掃除は必要なの?

ハムスターのケージを掃除する理由は以下のとおりです。

  • 菌の繁殖を防ぐため
  • 臭いの発生を防ぐため
  • ハムスターの病気予防のため
おしっこやうんちを放置しておくことは菌が繁殖する原因になり、衛生上好ましくありません。

排泄物だけでなく、フードなどの食べカスや給水器からこぼれた水などからもカビが発生する可能性があります。

また、ハムスターのケージが臭う原因はおしっこである場合が多いため、トイレ周りを掃除することで臭いを防ぐことができます。

不衛生な環境での飼育は、ハムスターが病気になってしまうことにも繋がります。

そのためケージの清潔を保つことは、ハムスターの健康を保つことを意味するのです。

ハムスターのケージを掃除する頻度とは?3種類に分けられる!

ケージを掃除することで、臭いの防止やハムスターの健康がケアできるということをお伝えしました。


しかし毎日やるべき掃除と、そうではない掃除があるのです。


実はハムスターのケージの掃除は、掃除の内容によって適切な頻度が違います。


その頻度は、以下のように3つに分けられます。

  1. 毎日行うべき掃除
  2. 2~3日に1回の掃除
  3. 1ヶ月に1度の掃除
特にハムスターは、自分のにおいを残すことでテリトリーを主張する動物です。

そのため、掃除のしすぎはにおいを消してしまうことになり、その結果ハムスターにとって大きなストレスに繋がってしまうのです。

それを避けるためにも、適切な頻度を守りましょう。

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ハムスターのケージの掃除方法とは?頻度別にやり方を徹底解説!


ハムスターのケージ掃除の必要性と、掃除頻度に種類があるということをお伝えしました。

それでは、実際にハムスターにとって負担が少ない掃除方法について紹介していきます。

  • ハムスターのケージ掃除に必要なグッズ
  • 毎日行う掃除
  • 2~3日に1回の掃除
  • 1ヶ月に1度の掃除
以上の項目を1つずつ解説していきますので、ぜひご確認ください。

まずハムスターのケージ掃除に必要なグッズとは?

まずはじめに、ハムスターのケージ掃除に必要なグッズを紹介します。


掃除の種類によって必要なグッズに違いがあるので、そちらも合わせてご確認ください。


毎日使うグッズ

  • トイレの砂
  • 床材
  • 除菌スプレー
2~3日に1回使うグッズ
  • 目立つ汚れを拭き取るためのタオル
  • 砂遊び用の砂
月に1度使うグッズ
  • ハムスターを入れる別のケージ
  • ケージや飼育用品を洗うための中性洗剤とスポンジ
  • 細かい場所を洗うための歯ブラシ
  • 洗ったあと水分を拭き取るためのタオル
以上が、ハムスターのケージ掃除に必要なグッズです。

別のケージについては、高さのあるバケツ虫かごなどでも代用可能です。

①:毎日やる掃除のやり方

それでは、頻度別の掃除方法について説明します。


まずはじめに、毎日やる掃除のやり方からお伝えしましょう。


毎日の掃除が必要な場所やアイテムはこちらです。

  • トイレ
  • 湿った床材
  • 食器
  • 給水器

①トイレ

おしっこをした箇所の砂を取り除きます。

特にトイレは一番汚れやすく臭いが発生しやすい場所なので、日々の掃除が大切です。

砂は少なくなり次第追加してください。

②湿った床材

おしっこや水などにより湿った床材を取り除き、減った分を追加します。

湿ったまま放置することはカビや菌が繁殖する原因になってしまうため、こちらも毎日欠かさずに行いましょう。

③食器

エサが入った食器は、古いエサを捨て水洗いします。

水分をしっかり拭き取ったのち新しいエサを入れ、元の場所に戻しましょう。

キャベツやリンゴなどの生野菜果物には注意が必要です。

腐ったまま放置してしまわないよう、ケージ内に落ちていないか確認してください。

④給水器

給水器は毎日水洗いし、新鮮な水に入れ替えておきます。

洗った際は菌の発生を防ぐため、安全なペット用除菌スプレーの利用がおすすめです。

②:2~3日に1回する掃除のやり方

続いて、2~3日に1回の掃除方法について説明します。


このタイミングで行う掃除の場所は以下のとおりです。

  • 床材
  • 巣箱
  • 砂遊び場

①床材

おしっこはトイレですると言われるハムスターですが、うんちについてはケージ内の至るところに落ちてします。

そのうんちを取り除くために、床材を交換する必要があるのです。

古い床材やうんち、こぼれたエサなどを捨て、キレイな床材を入れます。

この時古い床材を一部混ぜておくことで、ハムスターのにおいが消えてしまうのを防ぐことが可能です。

比較的汚れが少ない古い方の床材を全体の1/5ほど確保しておき、新しい床材に混ぜてからケージ内へ戻してあげてください。

②巣箱

巣箱の中にもうんちや食べこぼしがあるため、このタイミングで掃除をしましょう。

陶器などの水拭きが可能な素材である場合、目立つ汚れは水を絞ったタオルで拭いておきます。

床材と同じように巣箱に入っていたものは一部残しておき、掃除後に戻してあげてください。

③砂遊び場

砂遊び場を設置しているのであれば、砂を交換します。

砂遊び場でおしっこをされてしまう場合は、その汚れを毎日取り除きましょう。

③:1ヶ月に1度の大掃除のやり方

最後に、1ヶ月に1度の大掃除について説明します。


この大掃除ではケージや飼育用具を全て洗い、さらに消毒を行います。

手順は以下のとおりです。
  1. ハムスターを別の場所に移す
  2. トイレの砂や床材などを捨て、ケージや飼育用具を洗う
  3. ケージや飼育用具を熱湯やアルコール、除菌スプレーなどで消毒する
  4. それぞれを拭き上げ、天日干しする
  5. 完全に乾いたら床材やトイレの砂を入れ、飼育用具とハムスターを戻す
掃除の間は、脱走を防止するためにハムスターを別のケージなどに入れておきましょう。

自分のにおいがついているものを一緒に入れてあげると、別のケージに入れても落ち着いて過ごすことができます。

水だけでなく、中性洗剤を含ませたスポンジや歯ブラシで汚れを落とし、その後熱湯やアルコール、除菌スプレーなどで消毒をしましょう。

ハムスターは湿気を嫌うので、ケージや飼育用具をしっかりと乾かすことが大切です。

また新しい床材を入れる際は2~3日に1回の掃除同様、古い床材を混ぜておくことを忘れないでくださいね。

ハムスターのケージ掃除の注意点とは?5つのポイントを徹底解説


モデル:てむきち&ぷぷきち


手順については先述したとおりですが、ハムスターの掃除には注意しなくてはならないことがいくつか存在します


ハムスターの安全や健康を守るために、気を付けるべきポイントは以下のとおりです。

  1. 飼い始めは掃除を避ける
  2. 掃除をする時間帯に注意する
  3. ハムスターを移動させる際は脱走に注意する
  4. ストレスに繋がるので、寝床は掃除しすぎない
  5. 掃除後はハムスターの様子を確認しておく
それでは、それぞれを詳しく解説していきましょう。

①:ケージの掃除はいつから?飼い始めは掃除しない!

飼い始めはケージの掃除を避けましょう。


この頃のハムスターはまだ新しい環境に慣れておらず、ストレスや警戒心が強い時期です。


ケージ内に自分のにおいがつきはじめた段階なので、掃除をしてしまうことでまたにおいが消え、それによって更なるストレスを与えてしまうのです。


そのため、まずはこの環境に対して安心感を持たせることを優先しましょう。


しかし、ハムスターの健康ケアのためにも最低限の掃除は必要です。

  • トイレ
  • 湿った床材
  • 食器
  • 給水
については『毎日やる掃除のやり方』でお伝えしたとおり、こまめに掃除を行ってください。

およそ1ヶ月ほどで環境に慣れるので、本格的なケージ掃除はその時期を目処に行うと良いでしょう。

②:掃除をする時間帯は?朝・夜のどちらが良いのか

日中寝ている時間に掃除をすることは、ハムスターにストレスを与えかねません。


そのため、掃除はハムスターが起きている時間に行いましょう。


ハムスターは夜行性なので、朝ではなく夕方以降の掃除がベターでしょう。


しかし月に1度の大掃除では、消毒や乾燥に日の光を利用します。


その時だけは、日中の起きているタイミングを見計らって掃除を行う必要があります。


日頃から観察することで、飼っているハムスターのタイムスケジュールを把握することができますよ。

③:掃除でハムスターを移動させる際は脱走に注意!

ケージ掃除で、最も注意しなくてはならないのが脱走です。


身体が小さい上にすばしっこいので、見失ってしまったり家具の裏に入り込んだまま出てこないというトラブルも多いのです。


手に乗ることに慣れていないハムスターや、警戒心が強いハムスターについては特に気を配りましょう。


その場合は巣箱に入っている時を狙い、巣箱ごと別のケージに移動させるという手段が有効です。


無事に別のケージに移動できたら、タイミングを見て巣箱の掃除も行いましょう。

④:ストレスになるので、寝床は綺麗にしすぎない

巣箱もうんちや食べこぼしなどで汚れていることが多いですよね。


しかし寝床である巣箱を綺麗にしすぎることは、ハムスターにとってストレスに繋がってしまうのです。


自分のにおいがなくなることで巣箱だと認識できず警戒して中に入ることができなくなる可能性もあります。


それを避けるためにも、掃除前に巣箱に入っていた床材を一部残し、新しい床材に混ぜてから中に戻してあげてください。


そうすることで、掃除後も安心して巣箱で眠ることができます。

⑤:ハムスターが暴れる・落ち着かない!掃除後の様子を確認!

掃除後は、ハムスターの様子を確認しましょう。


掃除されたケージに戻った際、突然走り回ったり暴れるという動きをする場合があります。


それは自分のにおいがなくなっていることに気付いたハムスターが、ケージ内ににおいを付けて回っている時の行動なのです。


また自分のテリトリーを荒らされたと感じ、怒っていることも考えられます。


その際は飼い主さんの指を噛むこともあるので、ハムスターが落ち着くまでそっとしてあげましょう。


掃除後にハムスターが暴れたり落ち着きがないのは、綺麗にしすぎたことが原因です。


ハムスターの健康ケアのためにも掃除は不可欠ですが、ハムスターの反応を見ながら良い塩梅を掴んでいってください。

MOFFMEのペット保険一括比較サービスを利用するのもおすすめ

近年加入者が増えていっているペット保険ですが、それでも現在の加入率はペットを飼っている方のおよそ10%程度にしかなりません。


ペットの治療費は全額自己負担となりますので、突然の病気による手術等で数十万円といった高額な費用がいきなり請求されてしまうことも珍しくありません。


しかし大切なペットには最適な治療を余裕を持って受けさせてあげたいですよね


もしもの時、治療費の負担を少しでも軽減し飼い主やペットが治療に専念できるように、前もってペット保険に加入しておくことをおすすめします。

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まとめ:ハムスターのケージ掃除のやり方・頻度とは?

ハムスターのケージの掃除方法や、その頻度について紹介しました。


改めてこの記事のポイントをまとめます。

  • 菌の繁殖や臭いの発生、ハムスターの健康ケアのためにケージ掃除は必要
  • 掃除は「毎日/2~3日に1回/1ヶ月に1度」の3種類に分けられ、適切な頻度を守ることが大切
  • 生野菜や果物は腐りやすいため、前日に与えたものは必ず処分する
  • 床材を交換する際は、古い床材を1/5程度混ぜたものを利用する
  • 飼い始めの約1ヶ月はケージの掃除を避け、新しい環境に慣れさせることを優先する
  • 掃除はハムスターが起きている時間に行い、脱走に注意する
  • ハムスターのにおいが消えてしまうため、掃除のしすぎには気を付ける
いかがでしたでしょうか。

ハムスターが快適な生活を送れるように、負担の少ないケージ掃除を心がけてあげてくださいね。

MOFFMEでは、他にも様々なペットや保険に関する記事を多数公開しておりますので、そちらもぜひご覧ください。