猫を拾ったらどうすれば良いでしょうか?鳴く捨て猫を拾った後、まずやることが気になりますよね。またお風呂に入れたり警察・保健所に届け出、動物病院を受診する必要はあるのでしょうか。この記事では猫を拾ったその後について、やるべきことやかかるお金等を詳しく解説します。
この記事の目次
目次を閉じる猫を拾ったらどうする?やるべきことやかかる費用等を解説!
何処からか聞こえてくるミャーミャーという可愛らしい鳴き声に、はっとして足を止めた経験がある方も多いでしょう。
足元にすり寄ってくる猫を見過ごすことも出来なくて拾ってしまい、その後で、どうしたらいいのかと途方に暮れる方も多いはず。
今回「MOFFME」では猫を拾った時に的確な判断をして行動出来る方法をお伝えします。
- 猫を拾った時、迷い猫か捨て猫か野良の猫かの判断の仕方
- 迷い猫ならどこに届け出をしたらいいか
- 動物病院に行ってどのような検査をするのか、どのぐらいの費用がかかるか
- 保護した後、猫を飼う上で必要なことと注意点
- 自分で飼えない時の里親の探し方
猫を拾った時にやるべきことを知っておくことは、一時の感情だけで猫を拾ってしまって後悔しないためにとても大切なことです。
またMOFFMEでは、「ペット保険のランキング」についても詳しく解説しておりますので、そちらもぜひご覧ください。
猫を拾ったらまずどうする?1つ目にやるべきことを解説!
猫を拾ったらその可愛らしさに心を奪われ、その後に「わっ、どうしよう」と狼狽えてしまうかもしれません。
- 迷い猫か捨て猫か野良の猫かを確認する
- 迷い猫なら、警察か保健所、自治体の管理センターに届け出をする
- 子猫なら、親猫が側にいないかを確認する
猫を保護したら最初にやることは?本当に迷い猫か確認する!
- 人間に警戒心がなく、人懐こく甘えてくる
- リボンや鈴など首輪がついている
首輪が付いていないか、近くに母猫がいないかどうか確認
猫を拾ったら2つ目にやることは?動物病院を受診しよう!
拾った猫の健康状態、目やにや鼻水が出ていないか、怪我をしていないかを確認し、もし治療が必要なほど酷い状態であれば真っすぐに動物病院を受診しましょう。
目視では分からなくても、外で過ごしていた猫は病気に罹患している可能性が高いので、出来るだけ早いうちに病院に行って検査することをおすすめします。
ここでは、
- 猫を動物病院に連れていく時の注意点
- どのような検査をするのか
- 検査や投薬、治療費にどのくらいのお金がかかるか
を説明します。
病院では拾った猫の年齢や月齢を推測してもらえ、注意する点なども聞けますから動物病院を受診することは大切です。
猫を拾ったら、保温しながら動物病院へ連れて行こう
猫は警戒心が強いですから、病院に連れて行こうとするとさっと身をかわし、思い通りにはなってくれないかも知れません。
食べ物で引き寄せながら、タオルでくるんであげるとおとなしくなります。
体温調整がまだ育っていない子猫は、暑さにも寒さにも弱いことを心に止め、寒い時期は保温性のあるフリースや毛布地のひざ掛けなどでくるんであげ、保温しながら連れて行きましょう。
使い捨てカイロを低温ヤケドにならないよう注意しながら、タオルなどの間に入れて保温してあげてもいいですね。
動物病院での検査内容や費用とは?ノミ等の寄生虫や病気を確認!
- ノミやダニがついていないかを診る
- 猫フィラリア、回虫などの検査
- 猫エイズウィルス、猫白血病の検査
- 初診料 1,500~2,500円
- 猫のノミやダニの駆除剤 1,500~3000円
- 猫フィラリア、回虫などの駆除と予防薬 2,000~3,000円
- 猫エイズ、白血病の検査費 5,000~15,000円
猫を拾った後3つ目にやることは?飼う上での注意点をチェック!
保護した猫を自分で飼うのか里親を探すことになるのか分かりませんが、いずれにしても一定期間、拾った猫を飼うことになりますね。
- 安心で快適に過ごせる寝床を作ってあげる
- 飲み水と餌を用意する
- トイレを用意する
- 身体の汚れを落としてあげる
①:快適に過ごせる寝床を作ってあげる
②:食事に注意!捨て猫に与えて良い食べ物・餌とは?
猫の食べ物で最適なのは、猫に必要な栄養素が入り、猫の好みに合わせた味付けになっている市販のキャットフードです。
猫を拾ったのが、深夜の時間帯だったりすると、冷蔵庫の残り物をあげたくなるかも知れませんが、猫には中毒を起こす食品や食べ過ぎると命を落とすような危険な食べ物もあるので注意が必要です。
拾った猫がまだ餌を自分で食べられない子猫なら、キャットフードを湯でふやかしすりつぶして口に少しずつ入れてあげましょう。
さらに生後間もなくから4週目ぐらいまでは、授乳のサポートが必要になります。
牛乳や人間の赤ちゃん用のミルクは厳禁、ペットショップに子猫用の粉ミルクと子猫用の哺乳瓶が売っているので用意します。
ミルクの作り方と与え方の注意点をお伝えします。
- 哺乳瓶に粉ミルクを計量スプーンで測り入れる
- 沸騰してから70~80度に覚ました湯で融かす
- 38度~40度に冷ます(人間の体温よりやや高め)
- 子猫をうつ伏せに抱き、斜め45度に哺乳瓶を傾け口に当て与える
- 生後2週目ぐらいまでは頻繁な授乳が必要(8~12回)
哺乳瓶の乳首に吸い付いてくれなければ、スポイトでミルクを吸い上げて子猫の口にほんの数滴ずつ入れてあげましょう。
③:トイレに注意!子猫の場合は排泄を助けてあげよう
猫の身体よりも大きく深さと広さがある容器か箱に、猫砂を入れてトイレにします。
新聞紙をちぎって敷き詰めて簡易的なトイレにしてあげても良いです。
人間がどかどかと頻繁に出入りする場所は避け、落ち着いて排泄出来る場所に置きそわそわと床の匂いを嗅ぐ、お尻をもぞもぞさせ落ち着きのない素振りを見せるなどをしたら連れて行って排泄を促しましょう。
生後数週間の子猫は排泄機能がまだ育っていないので、頻繁に手を掛け排泄のサポートをする必要があります。
親猫が舌で子猫の肛門をなめて排泄を促すように、お湯で濡らしたティッシュでそっと撫でたりぽんぽんと優しく触れたりして刺激してあげましょう。
柔らかくデリケートな部分ですから刺激し過ぎないように、細菌がついて炎症を起こさないよう換えのタオルや濡れティッシュを常に用意して清潔を保つことが必要です。
④:お風呂に注意!ストレスになるのですぐには入れないように!
補足:どうしても飼えない場合は里親を探してあげよう
- 猫を飼っている身近な人に、猫を欲しがっている人がいないか相談する
- 動物病院などに里親募集のポスターを貼ってもらう
- 地域の新聞やタウン誌の広告欄に掲載してもらう
- 地域の猫の里親会に協力をお願いする
- インターネットの支援サイトやマッチングサイトを利用する
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近年加入者が増えていっているペット保険ですが、それでも現在の加入率はペットを飼っている方のおよそ10%程度にしかなりません。
ペットの治療費は全額自己負担となりますので、突然の病気による手術等で数十万円といった高額な費用がいきなり請求されてしまうことも珍しくありません。
しかし大切なペットには最適な治療を余裕を持って受けさせてあげたいですよね。
もしもの時、治療費の負担を少しでも軽減し飼い主やペットが治療に専念できるように、前もってペット保険に加入しておくことをおすすめします。
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まとめ:猫を拾ったらどうする?保護しても後悔しないように!
- 猫を拾ったら、首輪がついているか人馴れしているかを見て、迷い猫か野良の猫か確認する
- 迷い猫なら、警察か保健所、自治体の動物管理センターに届け出をする
- 病気や怪我をしていたら真っ直ぐ動物病院へ、健康そうに見える猫も早いうちに病院で検査を受けさせる
- 保護したら快適な寝床、食べ物と飲み水、トイレの用意する
- 汚れているからといきなりお風呂には入れず、濡れタオルで拭いて汚れを取る
- 自分で飼えない時には、多方面に相談しながら里親を探す