猫に毛布を与えて大丈夫?毛布をふみふみ、噛む理由や対処法を解説!のサムネイル画像

内容をまとめると

  1. 猫は毛布をふみふみしたり噛むことで空腹を訴えていたり、甘えたいことをアピールしている!
  2. 毛布を噛んで誤飲してしまうと食欲不振や便秘、窒息や腸閉塞で命を落とすこともあるため要注意
  3. もし誤飲の疑いがあったら様子見をせずにすぐに動物病院に連れて行くこと
  4. 猫の治療費用は全額自己負担のため、万が一に備えてペット保険への加入がおすすめ!

猫に毛布を与えても大丈夫でしょうか?ブランケットの上で足踏みするのは可愛いですが、吸う・舐める・食べるのは窒息の危険もあるので怖いですよね。また猫にかける安全な毛布はどう選べば良いでしょうか。この記事では猫と毛布について、ふみふみ・噛む理由を詳しく解説します。

記事監修者「森下 浩志」

監修者森下 浩志
フィナンシャルプランナー

早稲田大学基幹理工部出身。すべてのペットのお金と健康にまつわる問題を解決したい、という強い思いからMOFFMEを立ち上げ。ファイナンシャルプランナー、損害保険(ペット保険を含む)の公的資格取得。獣医師団体などと連携をして、ペットのWEB健康診断ツールの開発も行う。

この記事の目次

目次を閉じる

猫が毛布をふみふみ・噛むのはなぜ?それぞれ詳しく解説!

お気に入りの毛布や布団をふみふみしたり、舐めたり噛んだり吸ったり。


そんな可愛らしい猫の姿を、あなたは見たことがありますか?


猫が毛布を大切そうに扱うのは可愛らしいものですが、何をしているのだろう…と疑問に思う飼い主さんも少なくはないことでしょう。


今回「MOFFME」では猫が毛布を踏んだり噛んだりするのはなぜなのかを徹底解説

  • 猫はなぜ毛布が好きなの?
  • 毛布をふみふみ・噛むのはやめさせるべきなの?
  • 注意すべき猫の「ウールサッキング」とは?
  • 与える毛布の選び方は?
ぜひ最後までご覧ください。

またMOFFMEでは、「ペット保険のランキング」についても詳しく解説しておりますので、そちらもぜひご覧ください。

猫が毛布をふみふみ・噛むのはなぜ?原因や対処法を徹底解説!


猫が毛布をふみふみ・舐めるのは、一体なぜなのでしょうか。


また、これはやめさせるべき行為なのでしょうか?


ここでは猫が毛布を好きな理由を解説します。

  • 猫が毛布を踏んだり噛んだりしたがる理由
  • ふみふみ・噛む以外にも症状はある?
猫が毛布を好きな理由を知り、なぜそのような行動をするのかを理解していきましょう。

猫が毛布をふみふみ・噛むのはなぜ?猫が毛布を好きな理由とは

猫が毛布に足踏みする行為は、「ミルクトレッド」「ニーディング」と呼ばれるもの。


毛布やクッション、飼い主さんのお腹などの柔らかいものに足踏みするこの仕草は、とても可愛らしいものです。


同時に毛布を舐めたり噛んだりするのも、お母さんのおっぱいを吸う行為をして、童心に帰りリラックスしているのだと考えられています。


柔らかいものをお母さんのお腹に見立て、ふみふみするこの行動はよく子猫に見られる行為。


しかし、大人になれば完全にこの行動をやめるわけではなく、やめるか否は猫の性格によるようですよ。


なお、猫が毛布をふみふみしている場合には、以下のようなアピールをしている可能性があります。

  • 空腹を訴えている
  • 飼い主さんに甘えたいと思っている
  • 眠くて仕方がないと思っている
もし猫がこちらを見ながら何かを訴えている場合や、いつもと行動がおかしいと感じる場合には、猫の訴えをよく聞き対応してあげましょう。

ふみふみ・噛む以外にも症状はある?

猫が毛布に対し行う行為は、踏んだり噛んだりするだけではありません。


ふみふみと一緒に毛布の上で行われやすい動作には、「くねくね動く」「よだれを出す」「前足をグーパーする」などがあります。


これらの動作はすべて、リラックスしようとして起こるもの。


毛布の上で体を動かしたり、手足を開閉してストレッチをしたりするのは人間も同じですよね。


リラックスしているとよだれが出てくるのは、緊張がゆるむと唾液が出やすくなるからなのだそうです。


お気に入りの毛布の上でゆったりとくつろぐ猫を見たら、遠くから目を細めて見守るようにしましょう。


なお、あなたの猫ちゃんが生後6~10ヶ月のオスである場合、毛布をふみふみしながら腰をくねらせる光景が見られることもあります。


これは性成熟の一環で見られる行動であり、あなたの猫ちゃんが一人前のオスになろうとしている証。


あなたが猫ちゃんに去勢手術を考えている場合には、この行動が見られたら獣医さんに相談し、手術の日取りを決めてもらうことをおすすめします。

猫が毛布をふみふみ・噛むのはやめさせるべき?対処法を解説!


猫が毛布をふみふみ・噛み噛みするのはリラックス行為であり、彼らにとって至高の時間。


やめさせるのはもってのほか!と思う飼い主さんも、きっといることでしょう。


しかし、猫が毛布を噛んだり舐めたりする行為の中には、危険なものもあるのです。


それが、毛布を噛み噛みしながら食べてしまう「ウールサッキング」です。


ここでは猫の「ウールサッキング」について徹底解説。

  • 要注意!猫のウールサッキングとは?
  • ウールサッキングをやめさせるには?

以下では、それぞれ詳しく解説します。

毛布をふみふみするのは大丈夫だが、ウールサッキングは要注意!

毛布をふみふみしながらリラックスする猫…でもよく見ると…毛布を食べてしまっていた!

そんな肝を冷やす光景に出くわしたことがある飼い主さんはいませんか?


これは「ウールサッキング」と呼ばれる行為。


猫の中には毛布やウールなどの布製品を好んで噛んだり、しゃぶったりする子がいます。


中には口に入れたものを噛みちぎり、ひどい場合食べる子も…。


異物を飲み込むと、食欲不振や便秘を起こしたり、最悪の場合窒息や腸閉塞を起こして死んでしまうこともあり得ます。


あなたの猫ちゃんに重度のウールサッキングの症状が見られる場合には、窒息や腸閉塞を起こさないよう、安全のため毛布を与えることは避けましょう。

猫のペット保険ランキングを確認する!

猫のウールサッキングをやめさせるには?スキンシップが大事!

「うちの子、ウールサッキングがひどくて心配…」


記事を読んで、不安に感じた飼い主さんもいることでしょう。


ウールサッキングを起こすのは、猫が不安や欲求不満を感じているから。


ウールサッキングを良く起こす猫の特徴は、以下の3つだと言われています。

  • 早い時期に母猫と離れ、おっぱいをしっかり飲んでいない子
  • シャムやバーマン、もしくはその血を引いているミックス種
  • 性格がさみしがりであり、飼い主にべったりな子
この行動を起こす猫に対しての最も効果的な対処法は、スキンシップをよりたくさん取ってあげることです。

異物を噛んだり舐めたりしている時に、怒ってしつけるのは逆効果。

お母さん猫のような優しい愛情を与え、「不安がらなくても大丈夫だよ」と伝えてあげましょう。

なお、ウールサッキングの症状が重度である場合には、治療に抗不安薬などのサプリを使う場合もあります。

どうしても猫のウールサッキングが治らない場合には、動物病院に相談することも考えましょう。

補足:猫に与える毛布はどう選ぶ?3つのポイントを解説!

猫に毛布を選んであげる際には、以下の3つのポイントをおさえておきましょう。

  1. 猫のサイズに合ったもの
  2. 洗い方や洗う頻度等、洗濯がこまめにできるもの
  3. 保温性が高く、色落ちや毛羽が抜けづらい丈夫なもの
あなたの猫にぴったりの毛布を選び、よりリラックスできる環境を整えてあげましょう。

①:猫のサイズに合ったもの

猫に毛布を選んであげる際には、まず毛布がその子の体格に合ったサイズかを確認しましょう。


ペットショップで販売されている猫用の毛布やブランケットは、犬猫兼用になっているものがほとんどです。


中型犬用や大型犬用は猫には大きいので、小型犬~中型犬用のブランケットを選ぶのがおすすめです。


なお、猫用ベッドに毛布を敷く場合には、ベッドに収まるサイズのやや小さな毛布を選ぶとよいでしょう。


寒さ対策のためその上からさらに毛布をかける場合には、やや大きいサイズのものを使うと猫が潜り込みやすくなりますよ。

②:洗い方や洗う頻度等、洗濯がこまめにできるもの

猫が毎日使う毛布やブランケットは温かいため、ノミやダニが発生しやすい場所でもあります。


よって、毛布は毎日こまめに洗濯する必要があるといえます。


猫ちゃんが気に入った素材の毛布を複数枚持っておき、1日1回は洗濯をしましょう。


毛布の洗い替えは多ければ多いほど、猫ちゃんのための清潔な環境を保ちやすくなります。  


猫ちゃんが気に入った素材の毛布を覚えておき、似た素材の毛布を洗い替えとしてストックしておくとよいでしょう。


なお、毛布を選ぶ際には、その毛布が洗濯しやすい素材でできているかも重要。


数枚セットで売られているブランケットは、早く乾きやすく交換もしやすいためおすすめです。

③:保温性が高く、色落ちや毛羽が抜けづらい丈夫なもの

猫は寒がりな動物で、適温は20~23℃だと言われています。


冬の寒さに弱いのはもちろんのこと、夏の冷房がきいた部屋に対しても寒さを感じてしまうことも。


ブランケットや毛布は極力寒さをしのげる、温かい素材でできたものを選んであげましょう。


また、毛布の素材によっては猫が噛んだり舐めたりした際に毛羽がちぎれたり、色が落ちてしまったりするものもあります。


異物誤飲や色素誤飲の原因となってしまいますので、毛羽のついたものや色落ちしやすいものを猫に与えるのは避けましょう。

MOFFMEのペット保険一括比較サービスを利用するのもおすすめ

近年加入者が増えていっているペット保険ですが、それでも現在の加入率はペットを飼っている方のおよそ10%程度にしかなりません。


ペットの治療費は全額自己負担となりますので、突然の病気による手術等で数十万円といった高額な費用がいきなり請求されてしまうことも珍しくありません。


しかし大切なペットには最適な治療を余裕を持って受けさせてあげたいですよね


もしもの時、治療費の負担を少しでも軽減し飼い主やペットが治療に専念できるように、前もってペット保険に加入しておくことをおすすめします。


MOFFMEでは「どんな保険に加入すれば良いか分からない」・「入りたい保険がいくつかあるけど、どれが一番良いのか悩む」といった方のために、ペット保険の一括比較サービスを行っております。


ペット保険への加入を検討されている方はぜひ利用してみてください!

ペット保険の一括比較はこちら

まとめ:猫が毛布をふみふみ、ウールサッキングするのはなぜ?

いかがだったでしょうか。


この記事のまとめは、以下の通りです。

  • 猫が毛布をふみふみ・噛む理由は「ミルクトレッド」や「ニーディング」と呼ばれる行為
  • 布団を踏んだり嚙んだりする行為を行う理由は「お腹がすいた」「甘えたい」「眠い」などの理由がある
  • 布団を嚙んだり踏んだりする行為には、猫をリラックスさせる効果も
  • 嚙んだり舐めたりした布団を食べてしまう場合には、愛情不足や欲求不満による「ウールサッキング」を疑うべき
  • ウールサッキングをやめさせるには、飼い主とのスキンシップや病院での投薬治療が効果的
  • 猫に与える毛布は「猫のサイズに合ったもの」「洗い方や洗う頻度等、洗濯がこまめにできるもの」「保温性が高く、色落ちや毛羽が抜けづらい丈夫なもの」を基準に選ぶとよい

猫が毛布を踏んだり噛んだりする行為は、リラックスするために必要なこと。


あなたも猫ちゃんに合った毛布を選び、リラックスできる環境を整えてあげてはいかがでしょうか。


MOFFMEでは、他にも様々なペットや保険に関する記事を多数公開しておりますので、そちらもぜひご覧ください。