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大事な猫が亡くなった場合、家族だからこそ最後にお葬式を行いたいですよね。しかし、人間と違うからお葬式の方法について分からないことが多いかと思います。ここではお葬式の方法や費用、服装、お花などの流れや必要なものについてご紹介します。

記事監修者「森下 浩志」

監修者森下 浩志
フィナンシャルプランナー

早稲田大学基幹理工部出身。すべてのペットのお金と健康にまつわる問題を解決したい、という強い思いからMOFFMEを立ち上げ。ファイナンシャルプランナー、損害保険(ペット保険を含む)の公的資格取得。獣医師団体などと連携をして、ペットのWEB健康診断ツールの開発も行う。

この記事の目次

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猫の葬式はどうやるの?葬儀の流れや値段の相場等を徹底解説!

愛猫を亡くしたら、大事な家族だからこと、葬式を執り行いたいと考える方は多いと思います。


大事な家族だからこそ、供養して安らかに眠ってほしい。それが家族の最後の願いだと思います。


しかし、人間と違って猫や犬といったペットの場合、どのようにして葬式を執り行えばよいか分からないことは多いと思います。


今回「MOFFME」では、猫の葬式について、

  • 猫が死んだら葬式を執り行いたいけど、どこにお願いすればいいの?
  • ペット葬儀の料金や平均費用はいくら?
  • 葬式を執り行うまで必要な処理はあるの?
  • 葬式に参列するときの服装と持ち物はあるの?
上記の項目に分けて徹底解説します。

またMOFFMEでは、「ペット保険のランキング」についても詳しく解説しておりますので、そちらもぜひご覧ください。

そもそも猫の葬式とはどんな内容?種類や費用の相場等を解説!


  • 「猫の葬式とは人間の葬式と同じなのか?」
  • 「猫・犬といったペット葬儀は人間の葬式と流れは違うのか?」
  • 「死亡届など何か特別な手続きが必要なのか?」
  • 「費用が全く想像がつかない」
このような考えをもつ飼い主様は多いのではないでしょうか?
昨今の日本はペット社会となり、ペットへの関心が強くなってきましたが、ペット葬儀について知らない飼い主様は多いかと思います。

そこで、まずは以下のことから解説を始めます。
  • ペット葬式の種類と葬式の内容について 
  • 葬式の費用の平均相場の紹介

猫の葬式の内容とは?ペットの葬儀にはいくつか種類がある!

最近のペットの葬式はさまざまな種類がありますが、一般的な葬儀の種類と内容をご紹介します。


  • 合同葬儀
  • 立会葬儀
  • 個別一任葬儀
  • 訪問火葬


●合同葬儀

複数の家族と一緒に行うペットの葬式です。そのため、猫以外にも犬や鳥、ハムスターなどいろんなペットと一緒に火葬を行います。ペットたちは寂しくないかもしれませんが、お骨が混ざってしまうため、お骨拾いができません。


●立会葬儀

執り行われる葬儀を家族で立会いができる葬式です。私は実家で飼っていた犬が亡くなったときは霊園で立会葬儀を執り行いました。お骨拾いもでき、手厚く供養もしてくださったので、個人的にはとても満足しています。


●個別一任葬儀

内容は立合葬儀と変わりませんが、家族が立ち合いできるのはお見送り出棺のみとなります。飼い主様は猫を引き渡し、後は葬儀場のスタッフの方で執り行われます。


●訪問火葬

火葬車と呼ばれる火葬炉を積んだ車がご自宅に伺い、自宅や指定した場所で火葬する葬式です。長距離移動が出来なかったり、思い出のある場所で葬式をされたい方には適しているかと思われます。

猫の葬式の値段の平均はどれくらい?かかる費用を紹介!

紹介した4つの葬式の平均費用をご紹介します。


  • 合同葬儀:18,000円前後 
  • 立合葬儀:24,000円前後 
  • 個別一任葬儀:20,000円前後 
  • 訪問火葬:20,000円前後

(霊園、寺院、民間企業によって費用は異なります。また、オプションで肉球スタンプや遺毛ケースなどを付けることでお値段が上がる場合もあります。)


自治体でもペット火葬が可能なため、費用を抑えたい方は自治体に頼まれる方もいます。その場合、約1,000~10,000円くらいとなりますが、自治体で行うペット火葬は【一般廃棄物】として取り扱われます。そのため、花も添えられず供養なども行われないケースが多いです。


費用はもちろん大事ですが、霊園や寺院、民間企業で執り行われるお葬式であれば手厚く、供養も行ってもらえるため飼い主様も満足できるお別れができるのではないでしょ

補足:ペットの葬式は犬猫以外も可能?

ペットの葬式は犬猫以外ももちろん可能です。

犬猫以外で飼われているペットの種類を紹介します。

【例】

  • うさぎ
  • ハムスター
  • 爬虫類
  • フェレット


もし、上記に記載していないペットである場合は、霊園、寺院、民間企業にお問い合わせください。ただし、ペットとして飼っていない(肉や皮などを目的としている)動物では、葬式は受け付けてもらえません。主な理由として、多数飼育していることにより、伝染病や感染症が拡散される危険性が多いことから未然に防ぐためとなります。


【例】

  • ヤギ

猫の葬式の流れとは?亡くなった後の処置や流れを徹底解説!


愛猫を看取った後、悲しいですが飼い主様は葬式の準備を行う必要があります。悲しみや混乱状態となっているかと思いますが、落ち着いて行動しましょう。


ここからは猫が亡くなった時に行う行動を解説します。

  • 猫が亡くなったときに必要な対応
  • 葬式までに必要な処理
  • 葬式の手順と流れ

大事な家族を失った飼い主様は頭が真っ白な状態となってしまいます。そのためにも事前にメモしたり、家族を頼って準備を進めることをオススメします。

猫が亡くなったらどうする?葬式までに必要な処理を解説!

まず猫が亡くなったことを看取ったら、腐敗が進まないよう体をドライアイス保冷剤などで冷やしてあげましょう。また、死後硬直が始まるため、棺に入りやすよう体を寝ているといのように丸くしてあげてください。


猫の体を整えたら葬式が行える霊園・寺院・民間企業を探しましょう。

速やかに電話やネットから申し込みを行ってください。愛猫が亡くなった時間にもよりますが、火葬を行いたい日がいっぱいで予約できないケースもあるからです。事前に問い合わせを行い確認することがベストです。


次に遺品整理を行いましょう。基本的に以下の3つに分けることが望ましいです。

  • 猫と一緒に火葬するもの
  • 思い出に残すもの
  • 破棄するもの

愛猫と一緒に火葬するものとして多いのは大好きなごはんやおやつ、家族写真が多いです。また、まだ使えるため破棄が勿体ないものがある場合は、猫のボランティア団体に寄付することをオススメします。


遺品整理は無理に行うことではないので、落ち着いてから行っても問題ありません。

猫の葬式はどう行う?手順や葬式の流れについて解説!

基本的な葬式の流れをご説明します。


葬式を執り行うことが決まったら、棺に入った猫を霊園・寺院又は民間企業まで連れて行きます。車が無かったり場所が遠い場合は迎えを手配してくださるところもあります。


そして葬式が執り行われ、最後のお別れが出来たら火葬されます。火葬時間は大きさにもよりますが、約1時間くらいです。


火葬が終わるとお骨拾いとなります。立会い葬儀訪問葬儀ではお骨拾いが可能なところは多いかと思いますが、合同葬儀や個別一任葬儀の場合はお骨拾いができないケースが多いです。理由として、合同葬儀は複数のペットと骨が混ざるため。個別一任葬儀は葬式を執り行うのはスタッフであるため、スタッフがお骨拾いを行うからです。


葬式が終わった後はお家に連れて帰ったりすることが多いです。49日までお家で保管し、永代供養や納骨されるケースが多いです。ペットを供養してくださるところであれば、愛猫はお空に行っても寂しくないかと思います。


また、愛猫が亡くなって30日以内には役所に死亡届を提出する必要があります。

猫の葬式の注意点とは?服装や持ち物等、2つの注意点を解説!


葬式の手配や流れについて解説しましたが、ここでまた疑問が生まれると思います。

  • 猫の葬式に参列する場合の服装は喪服と私服、どちらを選択するか
  • 猫の葬式に必要な持ち物はハンカチと数珠だけでよいか

そこで服装持ち物等について解説します。ペット葬儀での服装については、私たち人間のような葬儀とは異なり、服装に関する決まりはありません。しかし、葬式を執り行う場所によって選択肢があります。また、持ち物にについても少し異なりますので確認しましょう。

①:猫の葬式での服装や持ち物

服装についてですが、上記でもお伝えしましたが、執り行わる場所によって服装は異なります。


ペット専用の葬儀場の場合

喪服・落ち着いた服装であれば問題ありません。 もし、友人等のペットの葬式に参列する場合は、黒っぽい地味目で落ち着いた服装で参列がよいかと思われます。


人間も執り行わる葬儀場の場合

人間も執り行われる葬儀場や火葬場である場合は、出来るだけ喪服が望ましいです。私服で参列した場合、同時に人間の葬式も執り行われていることもあるため、他の方々に不快を与えてしまう可能性があることから、周りの方への気配りが大切になります。



持ち物については以下のものを用意しましょう。

  • ハンカチ
  • 数珠
  • 好きだったオモチャ、おやつ
  • 納骨用の骨壺
慌てないためにも事前に持ち物リストを作成し、葬儀を執り行うスタッフの方に確認することがベストです。

②:ペットロス

ペットロスは誰もが必ず経験します。また、ペットロスは重症化してしまうことがあり、心の病や身体的な病気を患ってしまいます。ペットロスの重症化にならないために生前と死後にできる対策と予防をご紹介します。


生前にできること

  • 健康やケガに注意する
  • 溺愛しすぎない

日頃から猫の体調管理や食事、ケガに注意する必要があります。そのため、定期的な検診、適切な飼育環境を整える必要があります。


死後にできること

  • 悲しいときは思い切り泣く
  • 信頼できる人や同じ経験を持つ人と話をする

一人で抱えず、悲しいときは感情のままに素直に泣くことが一番です。それと同時に同じ経験を持つ人と話すことで、少し心が軽くなったりアドバイスをもらえることができたり、孤独感を抑えることに繋がります。

MOFFMEのペット保険一括比較サービスを利用するのもおすすめ

近年加入者が増えていっているペット保険ですが、それでも現在の加入率はペットを飼っている方のおよそ16%程度にしかなりません。


ペットの治療費は全額自己負担となりますので、突然の病気による手術等で数十万円といった高額な費用がいきなり請求されてしまうことも珍しくありません。


しかし大切なペットには最適な治療を余裕を持って受けさせてあげたいですよね


もしもの時、治療費の負担を少しでも軽減し飼い主やペットが治療に専念できるように、前もってペット保険に加入しておくことをおすすめします。


MOFFMEでは「どんな保険に加入すれば良いか分からない」・「入りたい保険がいくつかあるけど、どれが一番良いのか悩む」といった方のために、ペット保険の一括比較サービスを行っております。 


ペット保険への加入を検討されている方はぜひ利用してみてください!

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まとめ:猫の葬式はどうやるの?

最後に猫の葬式についてのまとめをお伝えします。

  • 亡くなったら速やかに体を冷やして、葬式場に電話・ネットで予約する
  • お葬式の種類は合同葬儀・立会い葬儀・個別一任葬儀・訪問火葬がある
  • 費用は2万円前後
  • 服装は喪服又は落ち着いた服。(人間も葬式する場であれば喪服が◎)
  • 事前に持ち物リストを作成し準備する

亡くなってすぐに葬式の手配や準備はすごく辛いため、心と身体がついていかないと思いますが、愛猫のために最後にできることが葬式です。安らかに眠ることができるよう、飼い主様も満足できる葬式を執り行いましょう。


最後に愛猫にかける声は「ごめんね」ではなく、ありがとう」を必ずたくさん伝えてください。それが愛猫にとって一番の供養となり、家族になれて本当に良かったと飼い主様と愛猫が思えるからです。


MOFFMEでは、他にも様々なペットや保険に関する記事を多数公開しておりますので、そちらもぜひご覧ください。