猫のシャンプーの適切な頻度はどれくらいでしょうか?真菌やフケ、ノミ、カビ、シラミやアレルギーを防ぐためにも適宜シャンプーは必要ですが、水の温度や人間用のものは使わない等の注意点もあります。この記事では猫のシャンプーについて、適切な頻度や仕方のコツを解説します。
この記事の目次
目次を閉じる猫のシャンプーの頻度はどれくらい?上手な方法も徹底解説!
猫が自分の体を舐めて毛づくろいをしている姿はとてもかわいいですよね。
猫はグルーミングをすることで、被毛を清潔に保っています。
そのため「そんな猫にもシャンプーは必要なの?」と疑問に思う方は多いのではないでしょうか?
また猫は水嫌いというイメージも強く、「シャンプーが大変なのでは」と考える方も少なくはないはずです。
今回「MOFFME」では、
- 猫にシャンプーは本当に必要なのか
- 短毛種・長毛種別、正しいシャンプーの頻度
- 猫をシャンプーする際のコツ
- シャンプーをする際の道具や洗い方
- シャンプーをする際の注意点
猫のシャンプーの適切な頻度は?シャンプーの必要性も解説!
猫は水が苦手ということから、犬と比べてシャンプーをされているイメージが少ないですよね。
- 猫のシャンプーの必要性
- 猫のシャンプーに適切な頻度
- 短毛種と長毛種の頻度の違い
そもそも猫にシャンプーは必要?不要?
猫は自分で体を舐めるグルーミングという動作をすることで、被毛の清潔さを保っています。
猫のシャンプーの適切な頻度は?短毛・長毛種でも異なるので注意
続いて、シャンプーの適切な頻度についてお伝えします。
シャンプーの頻度については短毛種と長毛種で違いがあるので、そちらも合わせてご覧ください。
短毛種
猫のシャンプーの上手なやり方とは?必要なものや手順を徹底解説
猫にもシャンプーが必要なこと、またその回数や頻度についてお伝えしました。
短毛種、長毛種によってそれぞれ頻度は違いますが、シャンプーの方法は変わりません。
それでは以下のとおり、実際の方法や道具について紹介していきます。
- 猫のシャンプーに必要なもの
- 猫のシャンプーの手順
- 猫を洗う際のコツ
猫のシャンプーに必要なものとは?人間用のものは使わない!
猫をシャンプーする際に必要な道具はこちらです。
- ブラシ
- 猫用のシャンプーとリンス
- ペット用バスタブ
- スポンジ
- タオル
- ドライヤー
手順①:ブラッシングや温度調節等の準備をする
それでは、猫のシャンプーの仕方や手順を紹介していきましょう。
ブラッシングをする
手順②:実際にお風呂で猫を洗う
シャワーで濡らす
シャワーでお湯をかけ、猫の体を濡らしていきます。
その際、シャワーヘッドを地肌にあてることで水圧による刺激が軽減され、同時に皮膚までしっかりと濡らすことができます。
また、猫は顔に水が掛かることを嫌うので、顔から遠いお尻から順に濡らしましょう。
シャンプーをする
シャワーで流す
手順③:ドライヤー等でしっかり乾かす
タオルドライ
すすぎが終わったらタオルで拭き、しっかりと水分を取ります。タオルドライを念入りに行うことでドライヤーをあてる時間が大幅に減り、猫へのストレスだけでなく、皮膚や被毛へのダメージを抑える効果があります。
ドライヤーで乾かす
最後にドライヤーで乾かします。猫の被毛をかき分け、表面ではなく根本から風を当てます。
その際はやけどを防ぐために低温に設定し、吹き出し口を猫から離してください。
ドライヤーの風を確認し、自分の手が熱くないくらいの距離が適切です。
また、一ヶ所を集中して風を当ててしまうとやけどの恐れがあるので注意しましょう。
ドライヤーの音や刺激が苦手な猫もいます。
その場合は、無理をせずタオルドライを念入りに行い、温かい部屋で自然に乾くのを待ちましょう。
補足:猫のシャンプーはいつから?子猫の頃に慣れさせると良い!
生まれて間もない子猫をシャンプーすることは、体調不良の要因になってしまいます。
それでは、子猫のシャンプーはいつからが最適なのでしょうか?
答えは、生後3ヶ月以降です。
しかし子猫は自分のうんちを踏んでしまうことが多いので、どうしても汚れやすいですよね。
「まだ3ヶ月にはなっていないけど、どうしても洗いたい」という場合には、先ほど紹介したドライシャンプーを活用しましょう。
また、子猫のうちからお湯やシャンプーに慣れさせておくことで、成猫になった時のケアがとても楽になります。
猫のシャンプーで気をつけることとは?3つの注意点を徹底解説!
お風呂嫌いで有名な猫ですが、実は祖先が乾燥地帯に生息していたことが大きく関係しています。
1日の寒暖差が激しい地域に生息していたため、体が濡れた状態だと夜に体温が下がってしまい、命が危険にさらされます。
そのため、猫は本能的に水に濡れることを恐れていると考えられているのです。
そんな猫をシャンプーする際、気を付けてあげたいことをお伝えします。
- シャンプーの回数について
- 肛門腺絞りについて
- 猫がシャンプーを嫌がる場合について
①:ストレスにもなるのでシャンプーの回数を増やし過ぎない
水嫌いの猫にとって、シャンプーをされることは大きなストレスです。
ストレスは体調不良に繋がる恐れや、お風呂嫌いを助長してしまう可能性もあります。
そのため、シャンプーは先に紹介した決められた回数にとどめておきましょう。
短毛種は半年~1年に1回、長毛種は月に1回でしたね。
しかし皮膚炎などのトラブルがあり、獣医さんからの指示がある場合はその限りではありません。
なるべく時間を短縮したりと、猫のストレスを最小限に抑えられるよう洗い方を工夫しましょう。
②:シャンプーの際に肛門腺絞りをするのもおすすめ
嫌がらない猫であれば、肛門腺絞りのケアもおすすめです。
肛門腺とは、肛門液という分泌液が入っている袋を指します。
肛門液は強い臭いを発しますが、個体ごとに臭いが違うため相手を識別したり、縄張りをアピールするために使われています。
通常であればうんちと一緒に排出されますが、体質によって肛門液が溜まってしまう猫もいます。
溜まり続けることで、肛門腺に炎症を起こしたり破裂してしまうケースがあるので、定期的なケアが必要になるのです。
肛門腺絞りの方法は以下の通りです。
- 肛門が見えるように猫のしっぽを持ち上げる
- もう一方の手の親指と人差し指で、肛門の4時と8時の位置をつまむ
- 中にある袋を肛門の外に出すイメージで、つまんだ指を上に押し上げる
③:猫が嫌がる場合はシャンプーを無理強いしない
猫は元々水が嫌いなため、逃げ回ったり暴れたりとシャンプーを強く拒否する場合もあります。
その場合、無理は禁物です。
飼い主さんへの不信感が強まり、猫との関係に亀裂が生じることも考えられるのです。
また猫は聴力も優れているため、シャワーやドライヤーの音にも敏感です。
まずは、
- お風呂場に入れるだけ
- 足を濡らすだけ
- 遠くからドライヤーの音を聞かせるだけ
補足:シャンプーや肛門線絞りはプロにお願いすることもできる
- 短毛種:5,000円~
- 長毛種:6,000円~
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近年加入者が増えていっているペット保険ですが、それでも現在の加入率はペットを飼っている方のおよそ10%程度にしかなりません。
ペットの治療費は全額自己負担となりますので、突然の病気による手術等で数十万円といった高額な費用がいきなり請求されてしまうことも珍しくありません。
しかし大切なペットには最適な治療を余裕を持って受けさせてあげたいですよね。
もしもの時、治療費の負担を少しでも軽減し飼い主やペットが治療に専念できるように、前もってペット保険に加入しておくことをおすすめします。
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まとめ:猫のシャンプーの適切な頻度とは?洗い方のコツも解説!
猫のシャンプー方法やその頻度についてお伝えしました。
それでは、記事のおさらいをしましょう。
- 猫の場合も健康維持のために、適切な頻度のシャンプーを推奨している
- 短毛種のシャンプーは、半年~1年に1回の頻度で行う
- 長毛種のシャンプーは、月に1回の頻度で行う
- 皮膚への刺激を考慮し、必ず猫専用のシャンプーを使用する
- お湯は35~38度で、人がぬるいと感じる温度に設定する
- 生後3ヶ月以降から慣れさせることで、徐々にシャンプーを嫌がらなくなる
- ストレスや体調不良を防ぐため無理強いは禁物。また、シャンプーの頻度を減らしてあげることも可能
- シャンプーなどはプロに依頼することで猫への負担が軽減される