犬はアーモンドを食べていいのでしょうか?アーモンドは犬が食べたとしても大丈夫ですが、カロリーが高く食物繊維・脂質が豊富なことから下痢等を引き起こすこともあるので注意が必要です。この記事では犬はアーモンドを食べれるのかについて詳しく解説します。
この記事の目次
目次を閉じる犬がアーモンドを食べても大丈夫?ナッツ中毒についても解説!
美容効果に優れるとして、多くの女性が取り入れているアーモンドですが、犬にも与えることは可能なのでしょうか?
今回「MOFFME」では、犬とアーモンドの関係について紹介していきます。
- 犬にアーモンドを与えるメリットや栄養効果
- 犬にアーモンドを与える際の方法や適切な量
- 犬にアーモンドを与える際の注意点やポイント
- アーモンド以外にも与えて良いナッツ/与えてはいけないナッツ
- ナッツ中毒の症状や対処法
犬にアーモンドを与えて大丈夫?与えるメリットや栄養素を解説!
- 犬がアーモンドを食べても大丈夫!
- 犬にアーモンドを与えるメリット
- アーモンドに含まれる栄養素
犬がアーモンドを食べても大丈夫!
ずばり、犬はアーモンドを食べることができます。
アーモンド自体には毒性はなく、犬が食べても問題はないとされています。
そのため犬がアーモンドを勝手に食べてしまった場合も、のどに詰まったなどのトラブルがない限り慌てる必要はないのです。
アーモンドにはビタミンEやビタミンB2、ミネラルや食物繊維などが豊富に含まれているため、犬の健康にとっても良い効果が期待できます。
ただし脂質が多く高カロリーであるため、過剰に与えることは避けましょう。
犬にアーモンドを与えるメリットは?含まれる栄養素も解説!
ビタミンE
ビタミンEには優れた抗酸化作用があり、ストレスや過剰な運動により発生する活性酸素を抑えることができます。
活性酸素は細胞を老化させ、ガンや白内障などの疾患に繋がる恐れのある物質です。
ビタミンEを摂取し、その活性酸素を除去することで細胞の老化を防ぎ、老化による疾患を予防することができるのです。
ビタミンB2
ミネラル
食物繊維
犬にアーモンドはどう与える?与え方・量について徹底解説!
犬の健康ケアにも効果的なアーモンドですが、脂質やカロリーが多いため多くを与える必要はありません。
では、犬のアーモンドの与え方や量に決まりはあるのでしょうか?
- 犬にアーモンドを与える際の与え方
- 犬に与える際のアーモンドの適切な量
犬にアーモンドを与える際の与え方とは?細かく砕いて与えよう
犬にアーモンドを与える際は、細かく砕いてから与えるようにしましょう。
アーモンドは食物繊維を多く含んでいますが、犬は食物繊維を消化することが苦手な動物です。
そのため、そのまま粒の状態で与えることは、下痢や嘔吐といった消化不良を起こす原因になってしまうのです。
さらに細かく砕くことで消化を助け、より栄養を吸収しやすくなるというメリットもあります。
また粒のまま与えてしまうとのどに詰まらせたり、食道閉塞や腸閉塞を引き起こす恐れがあり大変危険です。
主に体が小さい小型犬の場合は、誤飲に注意が必要です。
仮に愛犬が勝手にアーモンドを食べてしまった場合には、念のためかかりつけの獣医さんに相談すると安心です。
犬にアーモンドを与える際の適量はどれくらい?
犬にアーモンドを与える際は、1日の摂取カロリー量の10%以内が適量でしょう。
アーモンドが高脂質・高カロリーであることを考慮して、やや少なめに与える程度が丁度良いのです。
積極的に摂取する必要はないため、フードのトッピングほどで十分でしょう。
アーモンドは消化不良を起こしやすいため、下痢や嘔吐などの症状が見られた場合は量を減らしてあげましょう。
また肝炎などの肝臓疾患を患う犬の場合、脂質の多いアーモンドを食べることは体への負担に繋がってしまいます。
そのため肝機能に不安がある犬には、アーモンドを与えないようにしましょう。
犬にアーモンドを与える際の注意点とは?5つのポイントを解説!
アーモンドには豊富な栄養素が含まれており、犬にとっても嬉しい効果が期待できます。
しかし与える際には、いくつか注意しなくてはならないことがあるのです。
- 脂質が多く高カロリーなので与えすぎない
- 食物繊維も多いため、消化不良や下痢になる可能性がある
- 脂質の多さから胃腸炎や膵炎を引き起こす可能性がある
- 初めて与える際はアレルギー症状にも注意する
- アーモンドミルクやチョコ等、人間用の加工品は与えない
①:脂質が多く高カロリーなので与え過ぎない
何度かお伝えしているように、アーモンドは脂質が高く高カロリーな食べ物です。
そのためアーモンドを食べ過ぎることは、肥満に繋がってしまうのです。
犬が肥満になると、
- 寿命が縮む
- 糖尿病、また糖尿病による合併症
- 免疫力の低下
- 関節炎
- 尿路結石
②:食物繊維も多く、消化不良や下痢になる可能性がある
アーモンドには食物繊維が多く含まれており、人間であれば嬉しい整腸効果が期待できます。
しかし、犬は食物繊維を消化することを苦手とする動物であるため、食物繊維をとりすぎることは消化不良を起こす原因になってしまうのです。
消化不良の場合、下痢や嘔吐といった症状が見られます。
そのような症状が出た時は、量を減らして与えるか、一旦アーモンドを与えるのをやめて様子を見てあげてください。
犬の大きさや体調などによって、適切な量に違いがあります。
犬の体調やうんちの状態をよく観察しながら与えるようにしましょう。
適切な量を正しい方法を与えることで、腸内環境の向上に役立てることができます。
③:脂質の多さから胃腸炎や膵炎を引き起こす可能性もある
犬にとって脂質は大切なエネルギー源です。
適度な量の脂質を摂取することは、犬の健康を維持する上でとても重要なことなのです。
しかし脂質の過剰摂取は胃や膵臓に負担が掛かり、炎症を引き起こす場合があり大変危険です。
特にアーモンドは1粒あたりに含まれる脂質が多いため、犬にとっては負担が大きいのです。
アーモンドを食べたあとに何度も吐いたり、元気や食欲がないといった場合は胃腸炎や膵炎の疑いがあります。
様子を見ているうちに体調が急激に悪化したりと、命に関わる可能性もあるためすぐに動物病院に連れて行きましょう。
また、腸閉塞が原因で胃腸炎の症状が出ていることも考えられます。
「テーブルの上にあったはずのアーモンドがない」など、誤飲が疑われる場合にも愛犬の体調の変化に注目してください。
④:初めて与える際はアレルギー症状にも注意!
⑤:アーモンドミルクやチョコ等、人間用の加工品は与えない
アーモンドミルクやチョコ、アーモンド小魚など、アーモンドを使った食べ物はたくさんあります。
しかし犬にアーモンドを与える際は、人間用に加工がされていないものを食べさせるようにしてください。
特にチョコレートは、犬にとってタブーとされている食材です。
チョコレートにはテオブロミンという成分が含まれており、人間にはリラックス効果をもたらします。
しかし犬はそれの分解や排出ができず、毒として蓄積されてしまうのです。
命に関わるケースもあり、大変危険なので注意しましょう。
そのほかにも、アーモンドの加工品には糖分や塩分が多く含まれています。
糖分や塩分の過剰摂取は犬の健康を害してしまう恐れがあるため、避ける必要があるのです。
アーモンド以外に与えて良いナッツ類は?ナッツ中毒も解説!
アーモンド以外にも、ナッツには様々な種類がありますよね。
実は、中には犬に与えてはいけない危険なナッツもあるのです。
またナッツ中毒を引き起こす場合もあるため、アーモンド以外のナッツを与える際は注意が必要です。
それでは、
- アーモンド以外に与えても良い・ダメなナッツ類
- 「ナッツ中毒」とその症状について
アーモンド以外に与えても良い・ダメなナッツ類とは?
- クルミ
- カシューナッツ
- ピスタチオ
- マカダミアナッツ
- ビターアーモンド
「ナッツ中毒」とは何?症状やその対処法についても解説!
マカダミアナッツやビターナッツを食べることで発症する「ナッツ中毒」について、症状や対処法をお伝えします。
症状
- 下痢
- 嘔吐
- 発熱
- 元気消失
- 脱力や震え
- 後ろ足の麻痺
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まとめ:犬がアーモンドを食べても大丈夫!
犬へのアーモンドの与え方や、その効果などについて紹介しました。
改めてこの記事のポイントをまとめます。
- 適切な量であれば、犬にアーモンドを与えても問題はない
- アーモンドにはビタミンE・ビタミンB2・ミネラル・食物繊維などが豊富に含まれているため、犬の健康維持に効果的である
- アーモンドは細かく砕いて与えることで腸閉塞などのリスクを減らし、消化や吸収を助けることができる
- アーモンドは高脂質・高カロリーのため胃腸炎や膵炎、肥満などに繋がる恐れがあるので、与えすぎには注意する
- 食物繊維が多いため、消化不良や下痢に気を付ける
- アーモンド以外にクルミ・カシューナッツ・ピスタチオは与えても良い
- マカダミアナッツやビターナッツはナッツ中毒を引き起こしてしまうため、絶対に与えないようにする