ポメラニアンのしっぽに注目!振り方や追いかける・噛む原因を解説!のサムネイル画像

内容をまとめると

  1. しっぽの振り方からポメラニアンの感情を読み取ることが可能
  2. しっぽを追いかける・噛むなどの常同行動(同じ行動を繰り返す)が見られた場合はストレスを抱えている可能性が高い
  3. 事前にポメラニアンがかかりやすい病気を抑えておくことで入院や手術のリスクを下げられる
  4. 犬の治療費用は全額自己負担になるため、万が一に備えてペット保険への加入がおすすめ

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ポメラニアンのしっぽに注目したことはありますか?しっぽが上がる・下がる、振る・振らないから感情を読み取ることができます。ただしっぽを追いかける・噛む場合は注意が必要です。この記事ではポメラニアンのしっぽについて、形や振り方から感情を読み取る方法等を解説します。

記事監修者「森下 浩志」

監修者森下 浩志
フィナンシャルプランナー

早稲田大学基幹理工部出身。すべてのペットのお金と健康にまつわる問題を解決したい、という強い思いからMOFFMEを立ち上げ。ファイナンシャルプランナー、損害保険(ペット保険を含む)の公的資格取得。獣医師団体などと連携をして、ペットのWEB健康診断ツールの開発も行う。

この記事の目次

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ポメラニアンのしっぽに注目!追いかける・噛む場合は要注意!

ポメラニアンといえば、どんなイメージがありますか?


愛くるしい顔立ちと、まるでぬいぐるみのような抱きしめたくなる容姿が印象的ですよね。


そんな容姿の中でも、長くてふわっとした毛がより一層かわいさを引き立てるしっぽは、チャームポイントの1つと言えるでしょう。


しっぽには、感情を表現する役割や、時には病気のサインを示していることもあるのです。


特に、しっぽを追いかけることや噛むことを繰り返す常同行動には注意が必要です


今回「MOFFME」では、

  • そもそもポメラニアンはどんな犬?特徴や性格、歴史等
  • ポメラニアンのしっぽの振り方と感情
  • ポメラニアンがしっぽを追いかける・噛むのは要注意!
  • ポメラニアンはかかりやすい病気がある?ポメラニアンのペット保険もおすすめ
について詳しく解説します。

しっぽは、振ることもあれば下がったままのこともありますよね。

しっぽがもつさまざまな意味を知ることで、コミュニケーションや健康管理に役立ててください。

またMOFFMEでは、「ペット保険のランキング」についても詳しく解説しておりますので、そちらもぜひご覧ください!

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そもそもポメラニアンはどんな犬?特徴や性格、歴史等を解説!


ポメラニアンは人気が高く、飼っている人も多いかと思います


また、ペットショップ等でも見かける機会が多く、いつか飼いたいと思っている人もいるかもしれませんね。


見た目はとてもかわいくて、近年人気が高いポメラニアンですが、どんな性格をしているのでしょうか?


この項では、

  • ポメラニアンはどんな犬?特徴や歴史・原産国、寿命、価格
  • ポメラニアンの性格を解説!飼いやすい性格なの?
について詳しく解説します。

ポメラニアンはどんな犬?特徴や歴史・原産国、寿命、価格を解説

特徴

小さな顔に丸くて大きな目、思わず触りたくなるようなふわふわとしたダブルコートの毛並みが特徴的です

ふわふわのダブルコートの毛で覆われた体は、丸々としているように見えることもありますが、骨格は細いのです。

歴史・原産国

ポメラニアンの先祖は、牧羊犬として人間を支えていたジャーマン・スピッツという犬種です。

原産国はドイツで、1800年代にドイツのポメラニア地方にて最初に生み出されたことから、地名にちなんでポメラニアンと言われるようになりました。

ヴィクトリア女王がとてもかわいがっていたとされており、最初は現在よりも大型だったポメラニアンを、女王自らが交配して現在の小型サイズに品種改良したそうです。

日本では、昭和40年代頃から人気になってきました。

寿命

約12~16歳です。

小型犬の中でも長寿な犬種と言われています。

価格

平均価格は約38万円とされていますが、20万円代~50万円以上と価格にはだいぶ差があるようです。

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【獣医師監修】ポメラニアンの平均・最高寿命は?長生きするコツや保険も解説!

ポメラニアンの性格を解説!飼いやすい性格なの?


そのため活動量が多いです。


警戒心の強さや勇敢な面もあり、番犬として活躍することもありました。


しかし、この警戒心の強さとともに注意深さも持ち合わせており、それゆえに吠えやすいという困った部分もあるのです。


これは社会での経験不足が原因ともされており、小さいころからさまざまな犬や人と触れ合い、社会性を身につけること・しつけをしっかりとすることが大切です。


ポメラニアンは知的で賢いため、きちんとしつけをすればよく理解できるでしょう。


また、忠誠心や人間が好きで人懐っこい性格もあるので、初めての人でも比較的飼いやすいです

ポメラニアンのしっぽを解説!振り方から感情を読み取ろう!


長くてふわふわとした毛が揺れているのがかわいいしっぽですが、改めて考えるとポメラニアンのしっぽはどんなしっぽなのでしょうか


また、犬がしっぽを振っていると嬉しい気持ちを表している等、なんとなくしっぽから犬の感情が読み取れることはわかりますよね。


では、ポメラニアンのしっぽの場合はどうでしょうか。


この項では、

  • そもそもポメラニアンはどんなしっぽをしている?特徴は?
  • ポメラニアンのしっぽの振り方を解説!感情を読み取る方法とは
  • ポメラニアンのしっぽが曲がってるのは大丈夫?
について詳しく解説します。

そもそもポメラニアンはどんなしっぽをしている?特徴を解説!

前述したように、長くてふわふわな毛をもつポメラニアンのしっぽは、チャームポイントの1つです。


この毛に加えて、小さく円を描くように巻いている形が特徴的です


ふわふわとした毛でボリュームがあるしっぽは、存在感があって自然と目が惹かれてしまう人も多いのではないでしょうか。


動きに合わせて揺れていたり、左右にフリフリと振っている姿は本当にかわいいですよね。


しっぽはしなやかな動きをするため、骨がないようにも感じますが、尾骨という小さな骨があります。


尾骨が細長くつながっているために、細かく動かせるのです。


また、神経も通っていて、痛みを感じることもできます。

ポメラニアンのしっぽの振り方を解説!感情を読み取る方法とは

嬉しいとき喜んでいるときには、しっぽを左右に大きく振ります。


また、しっぽは小さく円を描くように巻いている形が特徴的と述べましたが、この巻いている状態のときには機嫌がいいことを表しているのです。


そして、しっぽを高く上げてピンとしているときは、自信の表れや自分の存在感を示しているとされます。


一方で、不快感や恐怖心を抱いたり、体調が悪かったりする場合には、しっぽは下に下がっている状態になります


何か飼い主さんに怒られた場合にも下がっていることがあります。


なかには、元々しっぽがあまり巻いていない子や、しっぽを振らない子も存在するようです。


寝起き等でボーっとして感情がないときは振らないこともありますが、ポメラニアン自体があまりしっぽを振らないことも珍しくない犬種です。


小さいうちにしっぽを振ることを学習できていなかった場合もあり、しっぽを振っていないからといって飼い主さんに懐いていなかったり、好きじゃなかったりするということはありません。


しっぽだけではなく、口元や表情全体からも感情が読み取れるため、表情の観察も大切にしましょう


日頃からしっぽや表情に注視することで、コミュニケーションがとりやすくなりますね。

補足:ポメラニアンのしっぽが曲がってるのは大丈夫?

ポメラニアンには、しっぽが曲がっている子も存在します。


これは、鍵しっぽという、しっぽの途中が曲がっているもので、小型犬によくみられる症状です。


遺伝等の影響による先天性の場合と、何らかの衝撃が原因で曲がった後天性の場合があります。


割合としては、先天性の場合が多いです。


後天性では、骨折が原因であることがほとんどです。


家の中で誤ってドアにしっぽを挟んでしまったり、重いものが乗ったりする等の不慮の事故が原因となるのです


曲がっていること自体は生活に支障はなく問題ないですが、受傷直後は痛みを伴います。


普段から家の中の環境を整えて、このような事故が起きないように対策をしましょう。


もしも不慮の事故が起こり、痛そうなときには動物病院を受診してください。

ポメラニアンがしっぽを追いかける・噛むのは要注意!


犬がしっぽを追いかけたり、噛んだりしているのはそんなに珍しくない動きですよね。


しかし、これがどんな意味や目的をもっているのかは、深く考えたことがない人が多いでしょう


ポメラニアンにも見られる動きなのですが、実は注意が必要な場合があります。


この項では、

  • ポメラニアンがしっぽを追いかける・噛むのは「常同行動」!
  • ポメラニアンの常同行動の原因・対処法とは?
について詳しく解説します。

ポメラニアンがしっぽを追いかける・噛むのは「常同行動」!

しっぽを追いかける・噛む動きは、無意味に同じようなことを繰り返す「常同行動」と呼ばれるものです。


常同行動のなかでも、動きの違いでさらに細かく3種類の名前が付けられています


尾追い行動


しっぽを追いかけてその場でクルクルと何度も回っていることを指します。


もしかしたら、このような姿を見かけたことがある人は少なくないかもしれませんね。


ペーシング


目的もなく同じ場所を行ったり来たりすることを指します。


なんとなく落ち着きがないように感じる行動です。


ブランケットサッキング


犬はもともと触り心地の良い素材の毛布やベッド等が好きです。


しかし、毛布等を繰り返し噛み続けたり吸ったりすることには注意が必要なのです。


このような行動をブランケットサッキングと言います。

ポメラニアンの常同行動の原因・対処法とは?

常同行動は、ポメラニアンがとてもストレスを抱えていることを示すサインです


前述した3種類の行動も、ベースにはストレスが関係しています。


原因は、寂しさや環境の変化による戸惑い・散歩が十分にできていないこと等いろいろなことが挙げられます。


いずれもストレス発散や気持ちを落ち着かせようとしている行動ですが、過剰になると危険を伴うことや病気が隠れている可能性もあり、早めに対処することが望ましいです。


例えば尾追い行動では、エスカレートすると、強迫観念に駆られてクルクルと追いかけることをやめられなくなってしまう、常同障害を起こすことがあります。


そのまましっぽを噛み切ってしまうこともあるのです。


また、尾追い行動では、しっぽ周辺の皮膚炎やノミ・ダニ等からくる痒みが原因である場合や、てんかんが原因でしっぽに追いかけられているような幻覚からクルクルとしっぽを追いかけている場合もあります。


ブランケットサッキングも、繰り返し噛み続けたりする強迫観念に駆られる常同障害の1つです。


常同障害は精神的な病気であるため、しっかりと原因を追究して治療をしないと繰り返し発症します


いずれの常同行動も、ストレスの誘因や行動の原因を理解して対処することが重要です。


寂しいのであればスキンシップの時間を増やし、散歩が不十分なら散歩の時間を多く確保しましょう。


病気が原因の場合には早めに動物病院を受診し、治療をしてください。

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ポメラニアンにはかかりやすい病気がある?ペット保険もおすすめ


犬も病気にかかることはありますが、なかでも特にポメラニアンがかかりやすい病気があることを知っていますか?


あらかじめ知っていると予防できる病気もあるかと思います


この項では、

  • ポメラニアンのかかりやすい病気には何がある?
  • MOFFMEのペット保険一括比較サービスを利用するのもおすすめ
について詳しく解説します。

大切なペットの健康のためにも理解しておきましょう。

ポメラニアンのかかりやすい病気には何がある?

①変形性膝関節症

変形性膝関節症は動きにくさや痛みを生じる、関節に負担がかかることで発症しやすい病気です。

ポメラニアンは、現在のように小型に品種改良されるに伴って骨格が小さくなりました。

そのため、関節への負担は病気の原因になってしまうのです。

②膝蓋骨脱臼

膝蓋骨脱臼は同じく関節に負担がかかって後天的に発症することがある病気ですが、遺伝が原因の先天的なこともあります。

足を上げながら、かばうようにして跳ねるように歩いている場合や、足を引きずる場合等には膝蓋骨脱臼を疑います。

変形性膝関節症も膝蓋骨脱臼も、日頃から関節への負担をかけないように生活をすることが大切です

家の床で滑って転ぶことや、高いところからの転落・ジャンプによる強い衝撃等には気をつけましょう。

家の中の生活環境は常に整えておきます。

また、足の裏の毛が伸びていることも滑りやすい原因となってしまうため、滑りにくい適切な長さへカットして整えることも予防につながります。

③気管虚脱

円のようになっている気管が、何かの原因で平らに潰れてしまう病気です。

小型犬特有で、先天的な要因と後天的な要因があります。

ゴホゴホとした咳や、ガーガーとむせるような通常とは異なる呼吸状態がみられ、息苦しさを感じます。

咳止め等の内服薬で治療をすることもありますが、状態によっては手術が必要となります。

何か体調の変化を感じたときには、早めに動物病院を受診・治療をすることがペットのためにも良いでしょう。

しかし、受診や治療には高額な費用がかかる場合もあります。

もしもの場合に備えて、ペット保険への加入もおすすめします。

MOFFMEでは、ペットのお金と健康相談サービスを行っています。

ぜひ検討してみてください。

MOFFMEのペット保険一括比較サービスを利用するのもおすすめ

近年加入者が増えていっているペット保険ですが、それでも現在の加入率はペットを飼っている方のおよそ16%程度にしかなりません。


ペットの治療費は全額自己負担となりますので、突然の病気による手術等で数十万円といった高額な費用がいきなり請求されてしまうことも珍しくありません。


しかし大切なペットには最適な治療を余裕を持って受けさせてあげたいですよね


もしもの時、治療費の負担を少しでも軽減し飼い主やペットが治療に専念できるように、前もってペット保険に加入しておくことをおすすめします。


MOFFMEでは「どんな保険に加入すれば良いか分からない」・「入りたい保険がいくつかあるけど、どれが一番良いのか悩む」といった方のために、ペット保険の一括比較サービスを行っております。


ペット保険への加入を検討されている方はぜひ利用してみてください!

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まとめ:ポメラニアンのしっぽに注目

ここまで、ポメラニアンとしっぽについてさまざまなことを解説してきました。


この記事では、

  • ポメラニアンは、丸くて大きな目やふわふわのダブルコートの毛並みが特徴的
  • 原産国はドイツで、ヴィクトリア女王によって現在の小型サイズに改良された
  • 寿命は約12~16歳、平均価格は約38万円であるが、価格には差がある
  • 活動的で遊ぶことが好きな性格であるが、警戒心や注意深さから吠えやすい一面もある
  • 忠誠心があり人懐っこさから比較的飼いやすい
  • ポメラニアンのしっぽは小さく円を描くように巻いている形が特徴的
  • 特徴的な形を示しているときは機嫌がいいことを表しており、嬉しいとき・喜んでいるときは左右に大きく振る
  • しっぽを高く上げてピンとしているときは自信や自分の存在感を表している
  • 不快感や恐怖心・体調不良のときには下に下がっている
  • 鍵しっぽという、しっぽの途中が曲がっている犬もいるが、問題はない
  • しっぽを追いかける・噛む動きを繰り返している場合は「常同行動」をしている
  • 常同行動はストレスや病気を表しているため、原因を理解して対処する
  • ポメラニアンは、変形性膝関節症・膝蓋骨脱臼・気管虚脱になりやすい
  • もしもの場合に備えて、ペット保険への加入もおすすめ
以上についてわかったと思います。

家族の一員であるペットとのコミュニケーションや健康状態を知る1つとして、しっぽにも注目してみてください

MOFFMEでは、他にも様々なペットや保険に関する記事を多数公開しておりますので、そちらもぜひご覧ください!