ボストンテリアのしっぽが短い理由は?断尾や感情の読み取り方を解説のサムネイル画像

内容をまとめると

  1. ボストンテリアは、アメリカ原産の犬種で、活発でやんちゃな性格をしている
  2. ボストンテリアは生まれつきしっぽが短い犬種
  3. しかし特に長い場合は断尾されてしまう場合もある
  4. ボストンテリアの気持ちをしっぽの動きから読み取ることもできる
  5. ボストンテリアの治療費用は全額自己負担になるため、万が一に備えてペット保険への加入がおすすめ!

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ボストンテリアのしっぽが短い理由をご存知ですか?元々短い子も多いですが、中には子犬の頃に切ることもありです。ではなぜしっぽを切るかが気になりますよね。またしっぽの振り方から感情を読み取ることはできるのでしょうか。この記事ではボストンテリアのしっぽを解説します。

記事監修者「森下 浩志」

この記事の監修者森下 浩志
フィナンシャルプランナー

早稲田大学基幹理工部出身。すべてのペットのお金と健康にまつわる問題を解決したい、という強い思いからMOFFMEを立ち上げ。ファイナンシャルプランナー、損害保険(ペット保険を含む)の公的資格取得。獣医師団体などと連携をして、ペットのWEB健康診断ツールの開発も行う。

この記事の目次

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ボストンテリアのしっぽが短いのはなぜ?断尾される理由とは

ボストンテリアといえば短い尻尾というイメージがありますよね。犬には、さまざまな尻尾の種類がありますが、何か理由があるのでしょうか?


私たちがよく目にするのは短い尻尾である場合が多いですが、生まれつき短い尻尾である場合とそうではない場合があるようです。


今回「MOFFME」ではボストンテリアとはどんな犬種で、なぜ尻尾を短くしなければならないのか、また尻尾の動きから読み取れる感情について解説していきます。

  • ボストンテリアの特徴や大きさ、性格などについて解説
  • 尻尾が短い理由とは?断尾される理由について
  • 犬の尻尾の振り方と感情のつながりについて解説
  • かかりやすい病気とは?ボストンテリアのペット保険について

ぜひ最後までお読みください。


またMOFFMEでは、「ボストンテリアのペット保険のランキング」についても詳しく解説しておりますので、そちらもぜひご覧下さい。

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そもそもボストンテリアはどんな犬?特徴や大きさ、性格等を解説


短い尻尾が特徴的なボストンテリアとはどんな犬なのでしょうか?愛嬌のある表情で、小さい体ながら、とても筋肉質なイメージが強い犬種ですよね。


まずは、ボストンテリアの特徴や歴史、寿命価格について詳しく紹介していきます。またオスとメスでは性格に違いはあるのかについても解説します。

  • ボストンテリアの特徴や歴史、寿命、価格について
  • オスとメスの性格の違いについて

ボストンテリアはどんな犬?特徴や歴史、寿命、価格を解説!

ボストンテリアはアメリカ合衆国原産の小型犬です。


1800年頃にアメリカのマサチューセッツ州ボストン地域で、ブルドッグとブルテリア、ホワイトイングリッシュテリア等を掛け合わせて生まれました。


寿命は他の小型犬同様13〜15歳と言われており、価格の相場は大きさなどにもよりますが、ペットショップであればおおよそ30万円〜になります。


性格はとても温和で、アメリカ犬界の紳士という異名を持つほどです。大変人懐っこく、愛嬌もあり、優しい性格です。


人間との関わりを好みますが、やや頑固な一面もあり、テリア気質である興奮しやすいといった性格が現れることもあります。


また飼い主の顔色を伺う繊細さや、時に嫉妬深さを併せ持っていることもあります。

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ボストンテリアの性格を解説!オス・メスで性格は違う?

優しくて温和な性格のボストンテリアはオスとメスで性格は多少異なる場合が多いようです。


ただ、個体差が非常に大きいので、必ずしも一概にそれに当てはまるとは言えないのも事実です。


一般的によく言われているのは、オスはメスに比べると元気で活発、やんちゃであり、体格がしっかりしている分、運動能力も高いようです。


それに比べメスは大人しく、性格が落ち着くのが早く、活発さは持っていながらも、おっとりとした性格であることが多いようです。


しかし、基本的にはやはり個体差が大きいので、しつけや飼育環境といったところで影響を強く受けることが多いです。

ボストンテリアのしっぽが短い理由はなぜ?断尾についても解説!


私たちがよく目にするボストンテリアは尻尾が短いものが多いですよね。それには何か理由があるのでしょうか?気になりますよね。


この犬種だけではなく、他にも尻尾が短いのが特徴的な犬種もいます。ではなぜそのように尻尾が短いのでしょうか?


そこで、ボストンテリアの尻尾が短い理由や、他にも犬が断尾される理由ついて詳しく解説していきます。

  • 生まれつき短い
  • 生まれた後でカットされているから
  • 犬が断尾される理由について

理由①:生まれつき短いから

スタンダードなボストンテリアにはもともと短い尻尾があります。この場合、生まれつき尻尾が短いのです。


このスタンダードなボストンテリアの尻尾は、付け根が低く、先細となっており、真っ直ぐがスクリュー形で、背のラインより高く上げることはありません。


こういった生まれつき尻尾がない、もしくは非常に短い犬を自然なボブテールといいます。

理由②:しっぽが長いためにカットされてしまった

先に述べたように、ボストンテリアは通常は断尾を必要としない犬種になります。


しかし、中には生まれてから断尾をされてしまう子もいます。その子は血統的に選別しないで掛け合わせされて生まれてしまったため、長い尻尾を持っているからです。


ショードッグの血統を引いているブリーダーからは、まず長い尻尾では生まれません。


しかし、愛玩用や素人のブリーダーからであれば、長い尻尾の子供が生まれてもおかしくないので、そのような仔犬は価値が下がらないように断尾されるのです。

なぜ犬は断尾される?断尾の理由について解説!

他にも断尾される犬種は多く存在します。ではなぜそのようなことが必要なのでしょうか?その理由にはさまざまなことが挙げられます。


犬の断尾は古くから行われていました。昔の犬は、狩猟犬や牧畜犬としての役割があり、尻尾があると仕事上不便なことが多かったので、断尾が行われるようになったのです。


またドーベルマンなどの警備犬にとっては、長い尻尾は引っ張られてしまうと弱点になると考えられ、安全に効率よく仕事を行うためには必要なこととされてきました。


しかし、ほとんどの犬が愛玩として飼われるようになった今でも、断尾が行われています。


それは、尻尾が短い姿がその犬種のスタンダードとして定められていて、見た目の美容目的であるということがとても大きいです。

犬のしっぽで感情を読み取れる?しっぽ振り方と感情について解説


犬は言葉で物を伝えることができません。しかししっぽの動きから、その犬が今どのような気持ちでいるかが伝わってくることがありませんか?


犬と共に生活をしていると、愛犬がしっぽを動かす姿はよく目にしますよね。しっぽの動きから感情を読み取ることは実際に可能なのでしょうか?


しっぽの振り方と感情のつながりについて解説していきます。

  • 犬のしっぽの種類について
  • しっぽの位置と感情のつながりについて
  • しっぽの振り方で感情が読み取れる?

そもそも犬のしっぽにはどんな種類がある?

犬のしっぽの種類には以下のようなものがあります。

①垂れ尾

お尻の下に垂れ下がった状態のことをいいます。最もよく見るタイプです。

②スクリューテイル

コルク抜きのようにクルクルと螺旋状に巻いている状態のことです。ブルドッグパグなど。

③飾り尾

ふさふさした毛が全体を覆った状態の尻尾です。ゴールデンレトリバーなど。

④ボブテイル

しっぽは全くないか、ごく短いものしか生えていないことをいいます。オーストラリアンシェパード、ウェルシュコーギー、ペンブロークなど。

⑤立ち尾

お尻の上に真っ直ぐ立った状態のことをいいます。ビーグルなど。

⑥鎌尾

緩やかな曲線で、ちょうど鎌の刃のような形をしています。チワワシベリアンハスキーなど。

⑦リス尾

リスのようにフサフサしていて、体の上に巻き上がった状態です。パピヨンなど。

⑧巻き尾

体の上にくるんと巻き上がった状態です。柴犬など。

しっぽの位置で犬の感情を読み取ることができる?

犬のしっぽは、周りにいる他の犬や人間などへの支配したいという欲求が強くなればなるほど、その位置は高くなります。


相手に対して攻撃的な時には、しっぽはピンと伸びています。また、毛が逆立っていたり、くるんと背中の方に反り返っていることもあります。


そして反対に、服従する気持ちが強くなると、しっぽの位置は低くなります。さらに脚の間にしっぽを挟み込むようであれば、恐怖心が強まっていて不安を感じている状態です。


そのような状態で、さらに姿勢を低くして動かない時は、攻撃するか逃げるかを迷っているような状況だと考えられます。


もしも小刻みに震えている様子も見られる場合は、どこかに痛みを感じていたり、体調が悪い場合もあるので注意が必要です。


また、毛は逆立っていない状態で、しっぽを振らずに水平に突き出しているような時には、何かに集中・注目しているサインになります。

愛犬のしっぽの振り方でも感情を読み取ることができる!

しっぽを振っている犬の気持ちは、うれしいや楽しいなどポジティブな感情を抱いていると思いますよね。


ところが、不安を感じていたり、警戒心を抱いている時にもしっぽを振ることもあるのです。


しっぽを高く上げた状態で、小刻みに振っている状態が、うれしい、楽しいといった時の振り方です。


一方、同じようにしっぽを高く上げた状態であっても、ゆらゆらとゆっくり振っているような場合は、不安や警戒心から様子をうかがっている時もあります。


また、低い位置でしっぽをゆっくり振っている場合、うれしいけど少し不安を感じているといった意味があります。


さらに低い位置の場合には、より強い警戒心から反撃するかもしれないといった感情を抱いている時もあります。


ただしっぽを振っているということだけに注目するのではなく、小刻みに振っていれば喜びを表し、ゆっくりと振っていれば不安や警戒を感じているということを覚えておくと良いでしょう。

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ボストンテリアにはかかりやすい病気がある?ペット保険とは


人懐こくて愛嬌のあるボストンテリア。筋肉質の体系で、元気いっぱいに走り回るイメージが強いですよね。


ボストンテリアはどんな病気にかかりやすいのでしょうか?気になりますよね。万が一のためのペット保険についても紹介していきます。

  • ボストンテリアのかかりやすい病気とは?
  • 念のためにペット保険に加入しておくのがおすすめ!

ボストンテリアのかかりやすい病気には何がある?

かかりやすい病気には以下のようなものが挙げられます。


①白内障

多くの場合、高齢に伴い発症します。遺伝などで若年性で発症する場合もあります。

症状としては、黒目の部分が徐々に白くなっていき、視力が低下していきます。

徐々に見えなくなってくるため、物にぶつかったり、何かにつまづいてしまうこともあります。

②膝蓋骨脱臼

膝蓋骨といわれる膝のお皿の部分が脱臼してしまう関節の異常です。遺伝により発症する可能性が高いです

症状としては、後ろ足を挙げていたり、歩き方に異変を感じることがあります。

一旦外れてしまっても、歩いている途中に自分ではめられてしまうケースが多いので、軽度の場合は気付きにくいです。

③皮膚炎

アトピー性皮膚炎やアレルギーによる皮膚炎、マラセチアというカビが原因で引き起こす皮膚炎など、皮膚のトラブルを起こしやすい犬種になります。

顔のしわの部分や、耳などに汚れや脂がたまりやすく、痒みが出てしまう原因になります。

定期的に汚れやアレルゲンとなる物質を落とし、清潔に保つことで予防できます。

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近年加入者が増えていっているペット保険ですが、それでも現在の加入率はペットを飼っている方のおよそ10%程度にしかなりません。


ペットの治療費は全額自己負担となりますので、突然の病気による手術等で数十万円といった高額な費用がいきなり請求されてしまうことも珍しくありません。


しかし大切なペットには最適な治療を余裕を持って受けさせてあげたいですよね


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MOFFMEでは「どんな保険に加入すれば良いか分からない」・「入りたい保険がいくつかあるけど、どれが一番良いのか悩む」といった方のために、ペット保険の一括比較サービスを行っております。


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まとめ:ボストンテリアのしっぽが短い理由とは?

今回は以下の内容について解説してきました。

  • ボストンテリアは小型犬で、温和で人懐っこい性格
  • スタンダードは尻尾が短く、長い場合現在では美容目的で断尾されることが多い
  • 犬が尻尾を小刻みに振っている時は喜びを表し、ゆっくりと振っている時は不安や警戒を表していることが多い
  • ボストンテリアのかかりやすい病気には、白内障、膝蓋骨脱臼、皮膚炎などが挙げられる
いかがでしたでしょうか?


ボストンテリアはとても愛嬌のある表情で、性格的にも飼いやすく、非常に人馴れしやすい犬種であることが分かりました。


言葉で気持ちを伝えることができない犬に対して、しっぽの動きから感情を読み取ることができれば、私たちはその気持ちに応えてあげることができますね。


愛犬との生活の中でもぜひ参考にしてみてください。最後までお読みいただきありがとうございました。


MOFFMEでは、他にも様々なペットや保険に関する記事を多数公開しておりますので、そちらもぜひご覧ください!