猫がイチゴを食べるのは大丈夫なのでしょうか?イチゴにはキシリトールという成分が含まれているので注意が必要ですが、与えても大丈夫です。では与える効果や与える量が気になりますよね。この記事では猫がイチゴを食べても大丈夫かについて詳しく解説します。
この記事の目次
目次を閉じる猫がイチゴを食べても大丈夫?与える際の注意点等も解説!
甘酸っぱくて見た目も可愛らしいイチゴ。時期が来るとイチゴ狩りに行くという方も多いのではないでしょうか?
数え切れないほど多くの品種があるイチゴは、小さい子からお年寄りまで幅広い世代に愛されている食べ物です。では、猫は人間と同じようにイチゴを食べられるのでしょうか?
同じ食べ物を愛猫と一緒に食べられるというのは、とても嬉しいことですよね。
そこで今回「MOFFME」では、
- 猫がイチゴを食べても問題はないのか
- イチゴから得られる栄養と効果について
- イチゴの上手な与え方
- 猫にイチゴを与える時の4つの注意点
猫はイチゴを食べても大丈夫?与えるメリットや栄養も解説!
ここでは、基本的な
- イチゴは猫でも食べられるのか
- イチゴが猫に与える栄養と効果
ただ猫にイチゴを与えるのではなく、どんな栄養や効果を期待できるのか知っていた方が飼い主さんも安心して与えられるはずです。
飼い猫は飼い主さんから貰う食べ物でその日の体調が変化することがあります。愛猫が毎日元気に食べたり遊んだりできるように、確認してみましょう。
猫はイチゴを食べても大丈夫!
基本的には猫もイチゴを食べることができます。小さく可愛らしい見た目に反して栄養がギュッと詰め込まれているので、猫にもさまざまな効果を期待できます。
例えば、夏場に食べることで夏バテ予防になります。イチゴには食欲促進効果があると言われているので、食欲が低下しがちな夏に食べさせてあげると良いでしょう。
ただし、イチゴは糖質が多いので、与える場合は1粒ではなく半分だけあげるようにしてください。
猫にイチゴを与えるメリットとは?含まれる栄養素も解説!
猫にイチゴを食べさせるとどんなメリットがあるのでしょうか?栄養や効果と共に紹介していきます。
ビタミンC
イチゴと聞くとビタミンCを想像する人も多いでしょう。品種によって差がありますが、イチゴには100gあたり54mg以上ものビタミンCが含まれています。
抗酸化作用や免疫力アップ、アレルギー反応を抑えるといった効果を期待できるので、健康のために摂取しておいた方が良い栄養素です。
特に、肝臓に異常があるとビタミンCの生成が追い付かなくなることがあります。そういった場合にイチゴを少量与えてあげると、外側から上手にサポートしてあげることができます。
食物繊維
猫にイチゴはどうやって与える?上手な与え方について解説!
イチゴを食べられることや栄養素などについて分かったところで、次は上手な与え方を確認していきましょう。
愛猫に美味しくイチゴを食べてもらうために、
- ヘタや葉っぱは取り除いてから与える
- 猫にもおすすめのイチゴの加工品
特に難しいことではありませんが、大切なことですので忘れないようにしましょう。また、生のまま食べるのが苦手という猫や同じ食べ方に飽きてしまった時に試してみてください。
猫にイチゴは生で与えよう!ヘタや葉っぱは与えない方が良い!
イチゴを与える時は生のままで大丈夫です。小さくカットしたり潰したりすると、食べやすくなるので少し工夫してあげるのも良いでしょう。
1日に与えるイチゴの量は1粒の半分で十分です。大きなイチゴの場合は3分の1や4分の1など、大きさに合わせて調節してください。
イチゴには糖質が多く含まれているので、与え過ぎには注意が必要です。
また、ヘタや葉っぱは与えないようにしてください。猫によってはアレルギー反応が出てしまうこともありますし、農薬を使っている場合は農薬が残っている可能性もあります。
特に食べた方が良い部分でもありませんので、イチゴをよく洗ってからヘタや葉っぱを取り除いて与えるようにしてください。
イチゴジャムやイチゴヨーグルト等の加工品もおすすめ!
そのままだと食べてくれなかったり、酸っぱいイチゴが苦手な猫には少し手を加えるのもおすすめです。
手作りで簡単にできる物だとイチゴジャムやイチゴヨーグルトが作りやすいでしょう。ただし、イチゴジャムもイチゴヨーグルトも飼い主さんが作った甘くないものを与えてください。
ヨーグルトは必ず無糖を選び、イチゴジャムは砂糖を入れずに作ります。ただ、どちらも与え過ぎには注意してください。
ヨーグルトには脂質が多く含まれているので、たくさん食べると下痢になることがあります。猫が体調を崩さないように、まずは少量だけ与えるようにしましょう。
そのままでも加工しても食べない時は無理に与える必要はありません。猫にも好き嫌いがありますので、食べない時は与えるのを止めてください。
猫にイチゴを与える際の注意点は?4つのポイントを詳しく解説!
イチゴは猫でも食べることができる食べ物です。しかし、好きなだけ与えて良いわけではありません。
- アレルギー症状が見られるか
- イチゴに含まれるキシリトールについて
- 食べ過ぎないように気を付ける
- 肥満、糖尿病の疑いがある場合は要注意
①:下痢・吐く等のアレルギー症状に注意!
イチゴを食べた後でアレルギーと思われる症状が出ている場合は、すぐに与えるのを中止してください。
アレルギーの可能性がある症状は以下の通りです。
- 下痢
- 嘔吐
- 耳、顔、首などの痒み
- 脱毛
- 発疹
初めてイチゴを与えるという場合は、飼い主さんが長時間外出をしない時に与えてください。そうすることで変化に気付きやすくなったり、何かあった時にすぐ対応することができるようになります。
また、与える量はごく少量のみを与えて様子を見ましょう。問題なければ徐々に量を増やして適切な量だけ与えるようにします。
下痢や嘔吐が見られたら絶対にアレルギー症状だというわけではありません。ですが、体調を崩していることに変わりはないので、おかしいと思ったら食べさせないようにしましょう。
②:少量ではあるがキシリトールが含まれている
猫がキシリトールを体内に取り入れると、インスリンが過剰に放出され低血糖状態になってしまいます。他にも、中毒症状や肝機能の低下、嘔吐、痙攣などの症状が現れることがあります。
3kgの猫がキシリトールをたったの0.3g摂取しただけで危険な状態になると言われているため、十分注意しなければなりません。しかし、イチゴに含まれているキシリトールは100g中350mg程度とされています。
イチゴの大きさは、
- 小粒:7g
- 中粒:15g
- 大粒:45g
- ジャンボ:50g
1粒の半分程度であれば心配する量にはならないので、必要以上に怖がる必要はないです。しかし、それでも心配だという場合は、与えないようにするか1週間に1度など、たまに上げる程度にしておきましょう。
③:食べ過ぎ注意!少量を与えるようにしよう
イチゴには糖質と少量のキシリトールが含まれています。与え過ぎなければどちらも気にする程ではありません。
しかし、与え過ぎてしまうと過剰摂取となり、体調を崩したり危険な状態に陥る恐れがあります。飼い主さんも愛猫も安心できるように、与える量はしっかり守るようにしましょう。
イチゴは毎日上げるのではなく、たまにあげる程度で十分です。例え大量に与えていなかったとしても、糖質などは体の中で蓄積されていきます。
人間にも言えることですが、糖質の摂りすぎは肥満や糖尿病の原因になりますので、ほんの少しをたまにあげることを意識するようにしてください。
④:肥満傾向の猫や糖尿病の猫は、特に与える量に注意!
上記でも少し書きましたが、イチゴには糖質が含まれています。そのため、肥満気味だったりすでに肥満の猫に与える際は量を適正量よりも少なくするようにしましょう。
また、糖尿病にも注意してください。まだ糖尿病になっていなくても、与え過ぎで糖尿病を引き起こす可能性があります。すでに糖尿病になっている猫の場合は、症状を悪化させる恐れもあり、非常に危険です。
肥満、糖尿病に悩まされている猫、もしくはその傾向にある場合はごく少量のみにするか、イチゴを与えないようにしましょう。
補足:イチゴ以外に猫に与えても大丈夫なフルーツとは?
猫が食べられるフルーツはイチゴ以外にもいろいろとあります。
例えば、
- スイカ
- メロン
- りんご
- 梨
- 桃
- ブルーベリー
- 柿
水分補給にもピッタリですし、抗酸化作用なども期待できるフルーツがあるので必要に応じて与えてみてください。
ただ、どんな猫でも問題なく食べられるというわけではありません。特定の病気にかかっている場合は与えられないので注意してください。
また、イチゴと同じように与える量にも気を付けないといけません。しかし、しっかり量を守るようにすれば、飼い主さんと一緒に美味しいフルーツを食べることができますよ。
旬の食べ物を猫と一緒に食べて美味しさを共有したいという方は、ぜひ参考にしてみてください。
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まとめ:猫がイチゴを食べても大丈夫?
甘くて美味しいイチゴは猫も食べることができるのか、について解説しましたがいかがでしたか?
今回の記事では、
- 猫もイチゴを食べられる
- イチゴには猫のメリットになる栄養が多く含まれている
- 食べ過ぎや毎日与えないように気を付ける
- 肥満、糖尿病の猫は注意が必要
イチゴは注意することがいくつかありますが、きちんと守れば安心して与えられるフルーツの1つです。しつけの際のご褒美やたまにあげるおやつとして与えると良いでしょう。
キャットフードや市販のおやつだけではなく、生の新鮮な食べ物も味わってほしいという飼い主さんは、この機会に少しずつ与えてみてください。
猫にとっても心と体の良い刺激になるのではないでしょうか?
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