犬がサツマイモを食べても大丈夫？簡単手作りおやつや注意点を解説！

甘くて美味しいサツマイモはスイーツや天ぷらなどで食される、美味しい秋の野菜です。

わたしたち人間はこの野菜を好んで食べますが、犬におやつとしてサツマイモを与えても大丈夫なのか気になりますよね。

実は犬にとって、サツマイモは健康に良い食材です。

そこで今回「MOFFME」では、犬にこの野菜を与えた際に得られるメリットや与える際の注意点について解説していきます。

• 犬にサツマイモを与えるメリット
• 与え方や適正量
• サツマイモ加工食品は犬に与えて良いのか
• 犬に与える際の注意点
• この野菜を使った美味しいおやつレシピ

ぜひ最後までご覧ください！

またMOFFMEでは、「ペット保険のランキング」についても詳しく解説しておりますので、そちらもぜひご覧ください！

結論から言うと、犬にはサツマイモを与えても健康上問題はありません。

適切な量や与え方を守ったうえでこの野菜を与えれば、体に良い働きをする成分が愛犬の健康面に様々なメリットをもたらしてくれます。

ここでは犬にサツマイモを与える際のメリットや、この野菜に含まれる体に嬉しい栄養素について解説しています。

• 犬はサツマイモが大好き
• この野菜を犬に与えるメリット
• この野菜に含まれる栄養素とその健康効果

まったりとしたなめらかな口当たりと、優しい甘さが特徴のサツマイモが大好きなのは、人間だけではないことを知っていましたでしょうか。

実はサツマイモは他の野菜と比べると、犬の嗜好性は高めです。

特に甘みのあるおやつが好きな犬は、この野菜を与えると盛んに欲しがりやすい傾向にあります。

ペットショップでもこの野菜を使った犬用おやつが販売されていたり、ドッグカフェの犬用ごはんにもトッピングされていたりします。

サツマイモを犬に与えると、様々なメリットが得られます。

この野菜に含まれる栄養素と健康効果は以下の通りです。

• 食物繊維：腸内環境を整え、お通じをよくする
• ヤラピン：腸の動きを良くする
  
• ビタミンC・ビタミンE・クロロゲン酸：細胞に抗酸化作用をもたらし、体を若々しく保つ
  
• ビタミンB6：代謝機能を高め、病気への免疫力を上げる
  
• カリウム：余分な塩分を排出し、血圧を安定させる

体に嬉しい健康効果がたくさん得られるサツマイモですが、基本的には生で食べることはできません。

よって、飼い主さんが調理したうえで犬には与えることになります。

ここでは犬にこの野菜を与える際の適正量や、与え方について解説していきます。

• この野菜を犬に与える際の調理法
• 与える際の適正給餌量
• 人間用の加工食品を犬に与えてもよいか

生のサツマイモは固く下痢や嘔吐などの消化不良を起こしやすい上に、犬がのどに詰まらせて窒息してしまうリスクも大きいため絶対に与えてはいけません。

この野菜を犬に与える際には、必ず加熱して柔らかくしてあげましょう。

ゆでたり蒸したりして柔らかくした後、一口サイズに切って与えてあげてください。

時間がないときには電子レンジを利用してサツマイモを蒸すのがおすすめです。

キッチンペーパーで包んだサツマイモを軽く湿らせ、さらにラップで包み500～600Wのレンジで4分ほど加熱すると美味しく蒸し上げることができます。

また、サツマイモについている紫色の皮は食物繊維が非常に多く、肉食動物の犬には消化しづらい部位です。

与える際には皮は綺麗に剥き、身の部分だけをあげるようにしてください。

サツマイモは犬に嬉しい健康効果をたくさんもたらしてくれますが、同時に非常にカロリーと糖質の多い食材でもあります。

人間より体の小さい犬は、少しのカロリー過剰でも肥満となってしまいかねません。

よって、与えすぎには注意が必要だといえるでしょう。

この野菜を犬に与えて良い量は、1日に15g程度であるといわれています。

毎日与えると肥満を招きやすい食材なので、頻繁に与えることは望ましくありません。

時々フードにトッピングしたり、特別な日のおやつに与えたりする程度にとどめてください。

調味料を使っていない焼き芋や干し芋などの加工品は、犬に与えても特に問題はありません。

焦げた部分は与えないようにしながら、ほんの少しだけ与えるようにしましょう。

焼き芋を与える際には、火傷に注意し冷ましてからあげてください。

一方砂糖・油・洋酒などの調味料が含まれているスイーツは、犬の健康を損なうため絶対に与えてはいけません。

しかし与えて良いとされる干し芋の中には、砂糖が添加されているものもあります。

よって、100％人間の加工品を与えて安全が確保できる保証はないのです。

最も良い犬へのサツマイモ加工品の与え方は、ペット用の安全なものを利用することです。

犬用の干し芋やサツマイモを使ったスイーツも販売されていますので、それらを与えれば確実に犬の健康を損なうことはないでしょう。

犬の健康に良く嗜好性も高いサツマイモですが、与える際には注意しなければいけない点も存在します。

ここでは犬にこの野菜を与える際に、注意すべきポイントを解説していきます。

この野菜を与える際にはカロリー面や犬の健康面など、注意しておくべきポイントが主に4つ存在します。

• カロリーが高いため主食には適さない
• アレルギーを発症する可能性がある
• 腎臓・心臓の疾患がある犬に与えるのはNG
• 結石ができやすい犬に与えることは避ける

前述のとおりサツマイモは、カロリーや糖分が非常に高い食材です。

この野菜の100gあたりのエネルギー量は134キロカロリーであり、これはご飯80gに相当します。

糖分の多い安納芋などの品種の場合、これよりもさらにカロリーが高くなります。

よって、この野菜は主食として与えるのに適さないのはもちろんのこと、ドッグフードと一緒に与える時にも注意が必要だといえるでしょう。

なお主食の20％を超えるカロリーのおやつを与えると、犬は肥満になりやすいとされています。

甘くて美味しいサツマイモですが、喜ぶからといってたくさん与えるのは肥満の原因になりかねません。

時々出される特別なおやつとして、与える程度にとどめておきましょう。

愛犬にサツマイモを与える際には、ごくまれに発症するアレルギーにも注意が必要です。

この野菜を犬に与えた後には、アレルギー症状が出ていないかをしっかり観察するようにしましょう。

与えてしばらくしたあとに内股や耳の下などの柔らかいところを犬が掻いて痒がっていたら、それはアレルギー症状のサインです。

このような症状が出た際にはすぐに与えるのを中止するようにしてください。

なお、ドッグフードの中にはつなぎ材としてサツマイモが含まれているものも存在します。

この野菜へのアレルギー反応が出た際には、フードの成分を確認したり獣医師に相談することをおすすめします。

サツマイモには、腎臓や心臓の病気を抱える犬には良くない成分であるカリウムが含まれています。

カリウムには利尿作用や血圧を安定させる作用があります。

健康な犬に与える場合この効果は良い方に働きますが、基礎疾患がある場合腎臓に負担をかけたり、血圧に変化をもたらして心臓に負担をかけてしまうことになります。

よって、これらの病気を抱えカリウム制限を行っている犬には、絶対にこの野菜を与えないようにすべきです。

なお健康な犬にこの野菜を与える際に、サプリを与えているなどの理由でカリウムの摂取量を減らしたいと考える方は、サツマイモを皮付きのまま蒸すことをおすすめします。

この調理法を行うと、この野菜の美味しさを損なわずカリウムのみを減らすことが可能です。

サツマイモにはシュウ酸と呼ばれる成分が多く含まれています。

シュウ酸はいわゆる野菜のアクの部分であり、体に蓄積することによってシュウ酸カルシウム結石となります。

この結石が尿管に詰まってしまうと尿路結石や膀胱結石症となり、最悪の場合手術を行うことになってしまうのです。

犬の中には結石症を発症しやすい子もいるので、その場合サツマイモを与えることは避けてください。

なお、シュウ酸はサツマイモの皮にほとんどが含まれています。

健康な犬にこの野菜を与える際にシュウ酸が気になるという方は、皮をむいた状態で加熱調理を行ってみましょう。

犬の体に有害なシュウ酸を除去することにより、将来の結石疾患発症リスクを軽減することが可能になります。

ご飯やおやつを美味しく食べたいと思う気持ちは、きっと人間も犬も同じであることでしょう。

ここではあなたの愛犬が喜ぶ、サツマイモを使ったレシピを紹介しています。

紹介しているレシピのラインナップは、以下の通りです。

• いつものドッグフードにサツマイモをトッピング
• おやつとして最適な美味しいサツマイモのクッキー
• 愛犬が喜ぶ甘くて美味しいサツマイモのケーキ

甘くて美味しい蒸したサツマイモをいつものドッグフードにトッピングしてあげれば、愛犬はきっと喜ぶこと間違いなしでしょう。

食材を切って蒸し、乗せるだけの簡単レシピなので誰でも簡単に作ることができる点も魅力です。

ドライフードだけではなく、ウェットフードに混ぜてあげることもできるので愛犬が喜ぶ与え方を模索してみましょう。

サツマイモのクッキーは、簡単に作れる犬用のおやつとして人気があります。

作り方は以下の通りです。

1. サツマイモの皮を剥きゆでてすりつぶします
2. 小麦粉と水、オリーブオイルを加えて煉り合せます。この際に混ぜ合わせる水やオリーブオイルの量を、生地の柔らかさに応じて調整するとクッキーを上手く作ることができます。
3. 出来上がった生地を2㎝程度に伸ばし、型抜きをして180℃に温めたオーブンで焼けば完成です。

このクッキーは小さめに作ればご褒美用として使え、大きめに作れば特別な日をお祝いするご馳走として使うことができるので、気になった方はぜひ作ってみてください。

愛犬の誕生日やお祝い事の際には、サツマイモを使った手作りケーキを作ってお祝いをしてみてはいかがでしょうか。

作り方は以下の通りです。

1. サツマイモを細かく切り、柔らかくなるまでレンジ加熱する
2. 具材が柔らかくなったらフォークで潰す
3. 無調整豆乳を少し加えて適度な柔らかさにする
4. 形を整えて完成

愛犬にサツマイモのおやつを与えたいけれど、忙しくて作る時間が取れない…という方には市販の犬用おやつがおすすめです。

歯の健康に良いサツマイモとささみのガムや甘くて美味しいクッキーなど、レパートリーも豊富なため愛犬の好きなものを選んであげてください。

ペットショップの中には特別な日に活用できる、サツマイモを使ったケーキなどを販売しているところもあります。

大型店舗では比較的取り扱いが多いので、気になった方はぜひ購入してみてはいかがでしょうか。

近年加入者が増えていっているペット保険ですが、それでも現在の加入率はペットを飼っている方のおよそ10%程度にしかなりません。

ペットの治療費は全額自己負担となりますので、突然の病気による手術等で数十万円といった高額な費用がいきなり請求されてしまうことも珍しくありません。

しかし大切なペットには最適な治療を余裕を持って受けさせてあげたいですよね。

もしもの時、治療費の負担を少しでも軽減し飼い主やペットが治療に専念できるように、前もってペット保険に加入しておくことをおすすめします。

MOFFMEでは「どんな保険に加入すれば良いか分からない」・「入りたい保険がいくつかあるけど、どれが一番良いのか悩む」といった方のために、ペット保険の一括比較サービスを行っております。

ペット保険への加入を検討されている方はぜひ利用してみてください！

この記事では

• 犬がサツマイモを食べても大丈夫かどうか
• 適正量や与え方
• 与える際の注意点や与えてはいけないケース
• この野菜を使った犬ごはんのレシピ

について解説しましたが、いかがだったでしょうか。

「犬にサツマイモを与えても大丈夫か」については、与えることそのものには問題はないが給餌量には注意が必要であったり、特定の基礎疾患がある犬には与えてはいけないという結論となりました。

サツマイモは犬の嗜好性が高く、食物繊維やビタミンなどの栄養も豊富であり犬の身体にとって嬉しい効果もたくさんある野菜です。

与える量や調理法に注意して、愛犬の食事やおやつの時間をより楽しいものにしていきましょう。

栄養や与えるおやつに気を付けていても、愛犬が病気にかかってしまうケースもあり得ます。

この記事を機にMOFFMEであなたの愛犬の食生活や体型を見直し、万が一の病気や怪我に備えてペット保険に加入させてあげてみてはいかがでしょうか。