内容をまとめると
- ロシアンブルーは「ボイスレスキャット」と呼ぼれるほど静かな猫!
- 適正体重は、オスは4.3kg前後・メスは3.5kg前後で、5kgを超えたら肥満要注意!
- ロシアンブルーは病気の原因にもなる肥満になりやすいため体重管理が大切!
- ロシアンブルーの治療費用は全額自己負担になるため、万が一に備えてペット保険への加入がおすすめ!
注目記事:猫のペット保険人気ランキングを確認する。ペットの病気・ケガの治療費は全額自己負担です。
ロシアンブルーの適正体重をご存知ですか?オス・メスでも異なりますが、愛猫の大きさが平均よりも大きい・小さいかは飼い主さんなら気になることですよね。また子猫から成猫までの成長過程はどうなのでしょうか。この記事ではロシアンブルーの体重について詳しく解説します。
この記事の目次
目次を閉じるロシアンブルーの適正体重、体重管理方法とは?
アッシュブルーの美しい毛並みと、宝石のような瞳を持ち、どこか高貴さも感じられる猫、ロシアンブルー。
そんなロシアンブルーの適正体重をご存知ですか?
肥満は万病の元と言われるぐらい、愛猫にとってはよくないことですし、痩せすぎなのももちろん心配ですよね。
そこで今回の「MOFFME」では
- そもそもロシアンブルーはどんな猫?特徴や性格等を解説!
- ロシアンブルーの適正体重、月齢体重の推移とは?
- ロシアンブルーは肥満になりやすい?肥満が引き起こす病気とは
- ロシアンブルーの体重はどう管理する?食事・運動管理が大切!
そもそもロシアンブルーはどんな猫?特徴や性格等を解説!
スラッとした長い手足に、しなやかな肉体、美しいく知的な雰囲気を醸し出すロシアンブルー。
「ロシアンブルー」と聞いて、このような外見のイメージを思い浮かべる人は多いと思いますが、その特徴や性格など詳しくご存知でしょうか?
そこでこの項目では
- ロシアンブルーはどんな猫?特徴や歴史、寿命、価格等を解説!
- ロシアンブルーの性格とは?オス・メスで違うのか
ロシアンブルーはどんな猫?特徴や歴史、寿命、価格等を解説!
ロシアンブルーの歴史
ロシアンブルーの起源は諸説ありますが、ロシア原産の自然発生した種類で、1860年代に船によってアルハンゲリスク港からイギリスや北欧に連れてこられたといわれています。
ロシアンブルーは元々アークエンジェルキャットという別の名前で呼ばれていたことがあり、1875年にイギリスのクリスタルパレスでおこなわれたキャットショーでは、アークエンジェルキャットとして出陳されました。
イギリスや北欧で人気を博したロシアンブルーですが、第二次世界大戦中に数が激減。
そこで、ブリティッシュ・ブルーとシャムネコなどとの交配により、数を回復させ、現在に至ります。
ロシアンブルーの寿命
ロシアンブルーの寿命は平均で10〜13歳とされています。
近年、飼い主の知識の向上、医療やフードの進歩により、寿命は伸びてきてはいますが、他の猫の平均寿命が14~15歳なので、それに比べてやや短い傾向になります。
ロシアンブルーの寿命について「【獣医師監修】ロシアンブルーの平均・最高寿命は?かかりやすい病気についても解説」で詳しく紹介しているので気になる方はぜひあわせてご覧ください!
ロシアンブルーの価格
子猫や成猫、ペットショップやブリーダーで価格の変動はありますが、ロシアンブルーの価格は大体10〜40万円弱となります。
ペットショップの生後2ヶ月ごろの状態が一番高値に近い設定となります。
ブリーダーからだと10万円強でお迎えすることも可能ですが、10万円を大きく下回る場合は、悪質ブリーダーの可能性があるので注意してください。
ロシアンブルーの性格とは?オス・メスで違うのか
ロシアンブルーは「ボイスレスキャット」と呼ばれるぐらいあまり鳴かない、静かな猫です。
オスとメスで性格の違いもあることが知られています。
オスはとても甘えん坊で飼い主のそばにいたがることが多く、まるで犬のような性格をしています。
メスは猫らしく気まぐれで、警戒心が高いこともあり、ややツンデレな傾向がありますが、認めた人にはかなり甘えてくるため、そのギャップに心を鷲掴みにされる飼い主は多いです。
頭がよく、そのため警戒心も強めなので、静かな環境を好みますが、運動は大好きな猫なのでしっかりと遊びに付き合ってあげましょう。
また、ロシアンブルーはその可愛さや飼いやすさから多頭飼いを考える方もいます。
ロシアンブルーの多頭飼いについては以下の記事で紹介しているのであわせてご覧ください。
ロシアンブルーの適正体重、月齢体重の推移とは?
スラットしたボディのロシアンブルーですが、体重はどれぐらいが適正かご存知でしょうか。
愛猫の健康維持のためにも肥満には気をつけたいですが、何kgを目安に体重維持をしていけばいいかわからなければ、食事量や運動量の目安もわからないですよね。
そこでこの項目では
- ロシアンブルーの適正体重はどれくらい?
- ロシアンブルーの月齢体重の推移を詳しく紹介!
ロシアンブルーの適正体重はどれくらい?
- 成猫のロシアンブルー、オスの平均体重は4.3kg前後
- 成猫のロシアンブルー、メスの平均体重は3.5kg前後
また、年齢や去勢・避妊をしているかいないか、生まれ持った体格や筋肉量でも異なってきますので、健康診断の際、獣医さんに体重の目安を相談することもオススメします。
ロシアンブルーの月齢体重の推移を詳しく紹介!
体重ですが当然月齢によっても異なってきますので、以下にロシアンブルーの月齢による体重の目安をまとめました。
- 生後1ヶ月:0.5~1.0kg
- 生後2ヶ月:1.0~1.5
- 生後3ヶ月:1.5~2.0kg
- 生後4ヶ月:1.5~2.2kg
- 生後5ヶ月:1.7~2.7kg
- 生後6ヶ月:2.0~3.5kg
- 生後7ヶ月:2.0~3.5kg
- 生後8ヶ月:2.5~4.0kg
- 生後9ヶ月:2.5~4.0kg
- 生後10ヶ月:2.5~4.5kg
- 生後11ヶ月:2.5~4.5kg
- 生後12ヶ月:3.0~4.8kg
オスなら重い方を、メスなら軽い方を目安にしてみてください。
しかし、こちらはあくまでも参考の数値となります。
前述した通り、さまざまな条件で適正体重は個体ごとに微妙に変化していきますので、数値が大きく離れている場合は動物病院で相談してみてくださいね。
また、MOFFMEではロシアンブルーのペット保険ついても紹介しておりますので、そちらもぜひご覧ください。
ロシアンブルーは肥満になりやすい?肥満が引き起こす病気とは
猫は避妊・去勢手術をすると、体内の代謝などが変わることで太りやすくなるといわれています。
では、ロシアンブルーという種類自体は肥満になりやすい種類なのでしょうか?
食事管理にも関わってきますし、自分の愛猫が太りやすいかそうでないのか気になりますよね。
そこでこの項目では
- ロシアンブルーは肥満になりやすい?肥満の基準も解説!
- ロシアンブルーの肥満によって引き起こされる病気とは?
- 肥満による病気以外にも、かかりやすい病気はある?
ロシアンブルーは肥満になりやすい?肥満の基準も解説!
ロシアンブルーは、運動不足や食事の管理不足によって肥満になりやすい体質です。
遊ぶのが大好きな猫ですが、飼い主の膝の上でのんびりしているのも大好きな猫。
飼い主さんのそばで過ごして、のんびりする日々が続くと、知らず知らずのうちに体重が増加していることも。
また、前述した通り、手足が長く、すらっとしている体つきのため、体重の割には小柄に見えることで、太り始めたことに飼い主さんが気づかない場合もあります。
ロシアンブルーは5kgを超えると肥満要注意といわれています。
6kgを超えたらレッドカードです。
あまり運動をせず、高カロリーなフードを与えていると、すぐ5kgを超えてしまいますので、飼い主は日常的に愛猫の体重測定をして、健康管理を怠らないようにしましょう。
ロシアンブルーの肥満によって引き起こされる病気とは?
ロシアンブルーに限らず、肥満になると人間同様、猫も生活習慣病のリスクが上がってきます。
①糖尿病
人間でも生活習慣病として問題になっている糖尿病。
肥満により、血糖値を下げる作用をもつインスリンの作用や分泌量が低下し、その結果、高血糖の状態が続きます。
一度糖尿病になってしまうと、生涯治療が必要になってきてしまう病気ですので、予防がとても大切になります。
②関節疾患
太りすぎにより、足や腰の関節に負担がかかってしまい、炎症を起こしてしまいます。
歩きにくそうにしていたり、どこかを庇うような動きをしていたら、関節疾患を疑ってみてください。
③泌尿器系疾患
④皮膚病
猫はグルーミングをすることで、自分自身を清潔に保っていますが、太りすぎによりグルーミングが届かない場所が出てくることにより、その場所が不衛生になり、結果皮膚病の原因になってしまいます。補足:肥満による病気以外にも、かかりやすい病気はある?
ロシアンブルーは遺伝的な問題でかかる病気は特にない、健康的な猫といわれていますが、気をつけたい疾患があります。
その病気が慢性腎臓病です。
数年の長期間をかけて腎臓の機能が低下していく病気で、ロシアンブルーでリスクが高いという統計が出ています。
猫は病気を隠す動物と言われ、ぱっと見は気づかないかもしれませんが、毎日愛情を持ってスキンシップしていれば、ちょっとした体調の変化も見逃さずに見つけることができます。
日々のスキンシップを欠かさずに、愛猫の健康管理をしていってください。
ロシアンブルーの体重はどう管理する?食事・運動管理が大切!
ここまで、ロシアンブルーの適正体重や、肥満によるリスクをご紹介してきました。
では、ロシアンブルーの体重管理はどのようにおこなっていけばいいのでしょうか。
ロシアンブルーの体重管理で大切なのは「食事」「運動」の2点になります。
そこでこの項目では
- 食事管理が大切!ロシアンブルーに必要な1日の食事量とは?
- 運動管理も大切!ロシアンブルーに必要な1日の運動量とは?
食事管理が大切!ロシアンブルーに必要な1日の食事量とは?
ロシアンブルーに必要以上の食事を与えてしまうと、運動や基礎代謝て使いきれなかったものが、脂肪として体に蓄えられていきます。
体重や避妊・去勢の有無、授乳中、活発に動くかそうでないかで変わってきますが、ロシアンブルーが1日に必要なカロリーは、3~5kgの成猫で240~400kcalほどになります。
また、いわゆるドカ食いは肥満になりやすいので、この量を1日2〜3回にわけて与えるようにしてください。
自分の愛猫がどれぐらいのエネルギーが必要かをしっかりと把握し、スケールを使用してフードの量をきちんと測って管理するようにしましょう。
運動管理も大切!ロシアンブルーに必要な1日の運動量とは?
さらに、運動の管理を食事の管理とセットで行っていくと効果的です。
もともと筋肉質で運動神経抜群のロシアンブルー。
1日のうちに十分な運動量を確保してあげましょう。
高さのあるキャットタワーやキャットウォークを設置してあげると、上下運動が増え、効果的な運動量を得られることができます。
また、お気に入りのおもちゃを使って、飼い主さんも一緒にたくさん遊んであげるようにしましょう。
運動によって猫自身のストレス解消もできるので、ぜひ運動を取り入れて、健康管理をしていってください。
MOFFMEのペット保険一括比較サービスを利用するのもおすすめ
近年加入者が増えていっているペット保険ですが、それでも現在の加入率はペットを飼っている方のおよそ10%程度にしかなりません。
ペットの治療費は全額自己負担となりますので、突然の病気による手術等で数十万円といった高額な費用がいきなり請求されてしまうことも珍しくありません。
しかし大切なペットには最適な治療を余裕を持って受けさせてあげたいですよね。
もしもの時、治療費の負担を少しでも軽減し飼い主やペットが治療に専念できるように、前もってペット保険に加入しておくことをおすすめします。
MOFFMEでは「どんな保険に加入すれば良いか分からない」・「入りたい保険がいくつかあるけど、どれが一番良いのか悩む」といった方のために、ペット保険の一括比較サービスを行っております。
ロシアンブルーのペット保険への加入を検討されている方はぜひ利用してみてください!
まとめ:ロシアンブルーの適正体重はどれくらい?
今回はロシアンブルーの適正体重、体重管理方法をご紹介してきましたが、いかがだったでしょうか?
ポイントは
- ロシアンブルーはオスとメスで性格が異なり、「ボイスレスキャット」と呼ばれるぐらい静かなのが特徴
- ロシアンブルーの成猫の適正体重は3.5〜4.3kg前後、5kgを超えたら太りすぎに注意
- ロシアンブルーは肥満になりやすい
- ロシアンブルーが肥満になると、生活習慣病のリスクが上がるので注意
- ロシアンブルーの肥満予防のために、食事・運動管理を取り入れる