ブリティッシュショートヘアの適正体重とは?月齢体重の推移も解説!のサムネイル画像

内容をまとめると

  1. ブリティッシュショートヘアはイギリスで最古の猫種
  2. 細かいことに動じないたくましさがある性格!
  3. オスの平均体重は4~7㎏、メスの平均体重は3.5~6㎏ほど
  4. ブリティッシュショートヘアの治療費用は全額自己負担のため、万が一に備えてペット保険への加入がおすすめ!

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ブリティッシュショートヘアの適正体重をご存知ですか?オス・メスで異なりますが、愛猫が平均と比較して大きい・小さいのかは飼い主さんなら気になりますよね。また子猫から成猫までどのように成長するでしょうか。この記事ではブリティッシュショートヘアの体重を解説します。

記事監修者「中西 涼馬」

監修者中西 涼馬
一般社団法人愛玩動物健康管理協会(CAHA)理事

子供の頃から多くの保護犬や保護猫と暮らしてきた。その他、野生動物や昆虫類含め、全ての動物に対して深い愛を持つ。現在、ドーベルマン(元保護犬)・ボルゾイ・ゴールデンレトリバー(悪徳ペットショップから保護)・ボーダーコリーや猫たちと暮らす。主に猫に関しての記事監修者として活躍している。【保有資格:猫健康管理士(一般財団法人全日本動物専門教育協会)】

この記事の目次

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ブリティッシュショートヘアの適正体重、体重管理方法とは?

ブリティッシュショートヘアは名前の通り、故郷はイギリスのグレートブリテン島です。


イギリスで最古の猫と言われており、今ではイギリスだけでなく世界中で人気のある猫ちゃんです。


日本でも毎年飼い猫種ベスト10の中に必ず入っている人気ぶりです。


キュートな表情と、比較的健康で丈夫で長寿であることも飼いやすさに繋がっているのかも知れません。


今回「MOFFME」ではブリティッシュショートヘアの健康管理をお伝えします。

  • ブリティッシュショートヘアの魅力、どんな猫なの?
  • 特徴、歴史、寿命、価格
  • 適正体重、月齢体重の推移
  • ブリティッシュショートヘアの体重管理方法
  • ブリティッシュショートヘアにはかかりやすい病気がある!

より健康で長く生きてもらうためには、適正体重を保つ健康管理が大切になります


今、猫を飼っている方にも、これからどんな猫をかおうと探している方にも見ていただきたい内容です。


またMOFFMEでは、「ブリティッシュショートヘアのペット保険のランキング」についても詳しく解説しておりますので、そちらもぜひご覧ください!

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そもそもブリティッシュショートヘアはどんな猫なの?

モデル:はと丸&つる姫


ブリティッシュショートヘアの魅力はなんといってもキュートなビジュアルです。


まんまるな顔に大きな瞳と茶目っ気のある口元、まるっとした身体つきはぬいぐるみのような可愛らしさがあり癒されますね。


抱っこしていると永遠の至福を感じられそうですが、膝からすっと抜け出してしまうクールな面もあり、誇り高い「孤高の天使」のイメージです。


その詳細を見ていきましょう。

  • 特徴や歴史、寿命、価格等を紹介
  • 性格の特徴と、オスとメスの性格の違いを紹介

ブリティッシュショートヘアの特徴、歴史、寿命、価格等を解説!

ブリティッシュショートヘアは短毛のダブルコートで、密集したに被毛の触り心地は、豪華な絨毯をなぜているような滑らかさがあります。


首と足が太くぽっちゃりとしたイメージがありますが、実は筋肉がしっかりついた重量感のある身体つきをしています。


被毛の色は、ブルー、クリーム、ブラック、キャリコ、ホワイトなどがあります。


歴史はとても古い

故郷はイギリスですが、古代ローマが発生の地といわれます。


ローマ軍がイギリス遠征の貯蔵船に繁殖したネズミを捕獲するため、乗せて来た猫が祖先でイギリスに住み着いたといわれます。


イギリスでももっぱら、家屋のネズミを捕獲する役目をこなして来た「ワーキングキャット」と呼ばれていました。


身体つきのせいか比較的丈夫で、寿命は14歳~17歳と猫ちゃんの中でも長く、20歳ぐらいまで生きることもあるようです。


価格は

昨今のペットブームと癒し系の人気で価格も上昇しているようで、ペットショップやブリーダーでは20万~40万円となっています。

ブリティッシュショートヘアの性格を解説!オス・メスで違うのか

性格は?

見かけどおりどっしりとした落ち着きがあり、細かいことに動じない逞しさがあります。

人間の伴侶としてネズミ捕獲の役目を長い間して来たせいか、人間とのコミュニケーション力も高く賢いので躾も入りやすいです。

一般的には穏やかな性格な猫が多い品種なので、他の猫と競うことがほとんどないので多頭飼いにも向いています。しかし、性格には遺伝子的な要因での差と個体差があることを理解しておきましょう。

自立心があるのでお留守番も出来て、飼い主の手をわずらわせることも少ないです。

でも人間が大好きで甘えん坊な一面も持っています。時々見せる不器用そうな愛情表現にぐっと心をつかまれるでしょう。

オスの性格
オスの方がメスよりやんちゃで甘えん坊な面もありますが、基本は撫ぜられたりかまわれることがあまり好きではないです。

身体能力が高く遊び好きなので、猫ちゃんの気を惹き遊んであげるとコミュニケーションが取れ信頼関係も増すでしょう。

メスの性格
年齢を重ねると、より「孤高の天使」ぶりを発揮します。膝の上よりソファーや布団の上で寝ている方がリラックス出来るようです。

静かな環境を好み、ほとんどストレスなくお留守番もしてくれるので、一人暮らしの方にも飼いやすいでしょう。
ただし、甘えん坊な一面もあるので、長時間の留守には不向きなケースもあります。 

ブリティッシュショートヘアの適正体重、月齢体重の推移とは?

モデル:はと丸&つる姫


ブリティッシュショートヘアは胸板が厚くころんとした身体つきをしていますから、ぽっちゃりとして太目に見えますね。


他の猫と比べると太っているのかな?と、ちょっと気になってしまうこともあるでしょう。


まず、頻繁な体重測定から始めて、猫ちゃんの体重の推移や変化を把握することが大切ですね。

  • 適正体重はどれくらい?オスとメスの違いは?
  • 月齢体重の推移を表で見てみよう
  • 肥満になりやすいって本当?

体重の測り方は、猫ちゃんを抱いて体重を測りそこから自分の体重を引くと、猫の体重が出ます。

ブリティッシュショートヘアの適正体重はどれくらい?

ブリティッシュショートヘアの平均的な大きさは
  • 胸からお尻の長さが40~50㎝
  • オスの体重4~7㎏
  • メスの体重3.5~6㎏
の範囲で、猫ちゃんの中では中型になります。

男の子の方が女の子よりちょっと筋肉質で大きめになります。

猫は1歳を過ぎる頃には成長が終わり体格が完成されますが、ブリティッシュショートヘアは、1歳を過ぎても骨格や筋肉の成長がじわじわと続きます。

もちろん個体差もありますから、その子の親猫の大きさを知れるのであれば成猫になった時の目安になりますね。

ブリティッシュショートヘアの月齢体重の推移を表で紹介!

ブリティッシュショートヘアの赤ちゃんは生まれてすぐは約100gで、1週間ごとに約100g増えて、1ヶ月経つと400g~500gになります。


半年までの成長は著しく6ヶ月後には2㎏~3㎏にまでなります。


次の表は、一般的な猫の月齢体重の推移です。

月齢
体重
生後0週100g
生後1ヶ月400~500g
2ヶ月950~1.0㎏
3ヶ月1.0~1.5㎏
4ヶ月1.5~2.0㎏
5ヶ月2.0~2.5㎏
6ヶ月2.0~3.0㎏
7ヶ月2.0~3.5㎏
8ヶ月2.5~3.5㎏
9ヶ月2.5~3.7㎏
10ヶ月3.0~4.0㎏
11ヶ月3.0~4.5㎏
12ヶ月3.0~5.0㎏

普通の猫は、1歳頃に成長が止まりおおよその骨格や体系が決まるので、その体系を維持しながら体重や健康管理をしていきます。


しかし、ブリティッシュショートヘアは、1歳を過ぎても3歳ぐらいまで成長し続け、体重も1歳の体重より0.7~1㎏増えるようです。


骨格や筋肉をつけて、逞しく充実した身体つきになるのは3歳~5歳ぐらいです


なので5歳以降は特に体重・健康管理を意識することが大切です。

また、MOFFMEではブリティッシュショートヘア向けのペット保険を紹介しています。

愛猫のもしもの病気や怪我に備えるためにもぜひご確認ください。

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ブリティッシュショートヘアは肥満になりやすい?

ブリティッシュショートヘアは成猫になると、飼い主の後ろをついて歩くような甘えん坊な猫とは違い、おとなしくじっとしていることが多いので肥満になる傾向があります。


好奇心が強い子猫の頃は身体を動かしてよく遊んで逞しく成長しても、成猫になって落ち着くと身体を動かすことが大幅に減って来ます。


元々持っている運動能力や胸板などの厚さは筋肉をつけて、より「狩猟家」の能力を生かすための素質です。


狩猟のように目的がないと自分から動こうとしないので、筋肉が減って脂肪だけがついてしまうと「おでぶな猫ちゃん」まっしぐらになってしまいます。


自分の欲求を鳴いて訴えることが少なく我慢強くストレスを溜めやすいので、ストレスから食べ過ぎて太ってしまうこともあるようです。ストレスのサインを見逃さないよう気をつけましょう。

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ブリティッシュショートヘアの体重管理方法とは?

モデル:はと丸&つる姫


おっとりした性格で、食べて寝ていることが大好きなブリティッシュショートヘア。


自分から動こうとしないならば、飼い主が食事や身辺のお世話、遊びを通して身体を動かすように仕向けていく必要がありますね。


一度太ってしまうとダイエットは大変で、辛いのは人間も猫ちゃんも同じです。


次のことをお伝えしますので、日頃の健康管理を心がけましょう。

  • 食事量の管理が大切、一日に必要なエネルギー量
  • 運動量の管理も大切、必要な運動量

食事量の管理が大切!ブリティッシュショートヘアの食事量は?

猫ちゃんに1日に必要なエネルギー量は、避妊、去勢された健康な成猫で

  • 体重1㎏ 84kcal
  • 体重2㎏ 141kcal
  • 体重3㎏ 191kcal
  • 体重4㎏ 238kcal
  • 体重5㎏ 281kcal

となっています。


猫ちゃんの年齢、環境、運動量などで変って来ますし、肥満傾向や減量が必要な猫はもっとカロリーを少なくすることが必要ですね。


下のリンクを参考にしてみて下さいね。

獣医師広報版


運動量の少ないブリティッシュショートヘアは、量を少なめにして体重管理をしながら様子をみていき、太るようであれば5~10%減らしていきます。


3歳~5歳まで骨格や筋肉が成長しますので、良質なたんぱく質とビタミンやミネラル、カルシウムを豊富に含んだキャットフードを厳選しましょう。


カップに大盛に入れたフードをだらだらと食べさせるのは肥満の原因になります。


空腹を感じないよう数回に分けてちょっとずつ与えた方がいいのですが、飼い主さんの生活スタイルに合わせると2回~3回に分けてということになりそうですね。

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運動量の管理も大切!ブリティッシュショートヘアの運動量は?

室内飼いのブリティッシュショートヘアは、多頭飼いで他の猫と遊びたわむれることでもなければ、成猫になるとほとんど身体を動かさなくなります。


筋肉を減らしてしまうと基礎代謝が下がり太りやすくなるので、やはり運動不足は肥満の元になります。


身体を動かすような環境を作ってやることがとても大切で、時間が取れれば朝と晩、30分~1時間しっかり遊んでやることが理想です。


捕獲能力を呼び起こすような「猫じゃらし」を発展させた玩具で、遊びに誘ってやりましょう。


食欲で誘うことも有効で、高いところにフードを置いたり、振り回せばおやつが出てくるような玩具を工夫して与えます。


寝床とトイレを離れたところに置いてちょっとした移動を多くする方法もありですね。


クローゼットばかりで家具が全くない部屋には、上下運動が出来るキャットタワーを設置してあげたいです。

ブリティッシュショートヘアにはかかりやすい病気がある!

モデル:はと丸&つる姫


ブリティッシュショートヘアは身体が丈夫で、比較的に長寿の猫ちゃんが多いと聞くと安心しますよね。


でも、安心し切って運動管理や食事管理を怠っていると、肥満から病気を誘発して、元々持っている丈夫さを無駄にしてしまうこともあります。


さらに健康でいてもらうために、ブリティッシュショートヘアに罹りやすい疾患を知って予防法があれば普段から心がけていきたいです。

  • ブリティッシュショートヘアがかかりやすい病気は?
  • 肥大型心筋症とはどんな病気
  • 糖尿病は肥満が原因
  • 関節炎などの関節症も肥満が原因
以下の記事ではブリティッシュショートヘアの平均寿命や長生きのために気をつけることを解説しているので、気になる方はぜひご覧ください。
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【獣医師監修】ブリティッシュショートヘアの平均寿命は?長生きのコツも徹底解説!

ブリティッシュショートヘアのかかりやすい病気とは?

肥大型心筋症

心筋が肥大する疾患です。心筋の肥大により心臓の拡張障害を起こしたり、身体に送られる血液量が少なくなります。


初期は症状があまり出ないので気づきずらく、予防接種時の診察で心雑音として指摘されることがあります。


進行すると元気がなくなり、頻脈や呼吸困難や動脈血栓症の発生に繋がります。


原因ははっきりしませんがオス猫の方が発症しやすいとのことです。静かな環境を好むのでストレスにも注意してあげましょう。


糖尿病

ブリティッシュショートヘアは肥満が多いので糖尿病も罹患しゃすい病気になります。

初期の症状は多飲多尿、元気がなくなる、食欲が増進するか減退して体重が減るなどです。

食事療法やインスリン治療になると、治療費やお世話も大変です。肥満が主な原因になりますから日頃からの管理をしっかりすれば避けられる病気です。

関節疾患

ブリティッシュショートヘアは大柄なので足の関節に負担を掛けることになります。

運動能力は高いのですが、日常的に過度に負担を掛けると関節が痛むなどの症状が出ますから、飛び降りた時のフローリングの硬さなども気に掛けてあげましょう。

この病気も肥満が原因のひとつで、体重が重くなるとそれだけ関節に掛かる負担も大きくなってしまいます。

他には、猫に罹りやすい尿路結石にも注意してあげてください。

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近年加入者が増えていっているペット保険ですが、それでも現在の加入率はペットを飼っている方のおよそ16%程度にしかなりません。


ペットの治療費は全額自己負担となりますので、突然の病気による手術等で数十万円といった高額な費用がいきなり請求されてしまうことも珍しくありません。


しかし大切なペットには最適な治療を余裕を持って受けさせてあげたいですよね


もしもの時、治療費の負担を少しでも軽減し飼い主やペットが治療に専念できるように、前もってペット保険に加入しておくことをおすすめします。


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まとめ:ブリティッシュショートヘアの適正体重とは?

ブリティッシュショートヘアの健康管理についてお伝えしました。

まんまるな顔と瞳、人懐こそうな口元に思わず抱きしめたくなるビジュアル。

その反面、誇り高き狩猟猫の血をひく逞しさと威厳を持っている性格、知れば知るほど魅力的な猫ちゃんです。

体重管理のまとめです。
  • 骨格や筋肉がしっかりして逞しい体系をしている
  • 遺伝的疾患が少なく長寿の猫が多い
  • 胸板や骨格が厚いので筋肉が減ると脂肪がつきやすい
  • 成猫になると温和で動くことが少ないので、肥満になりやすい
  • 食事管理や運動管理をして一定の体重をキープすることが大切
  • 身体を動かす環境、遊びに誘って運動させることが必要
猫ちゃんとの楽しい生活が長く続くように、体重維持を心がけていきましょう

また、これから猫と生活したい方にも参考にしていただければ嬉しいです。

MOFFMEでは、ブリティッシュショートヘアのペットや保険に関する記事、その他ペットにまつわる記事を多数公開しておりますので、そちらもぜひご覧ください!