ボストンテリアの適正体重とは?月齢体重の推移や体重管理方法を解説のサムネイル画像

内容をまとめると

  1. ボストンテリアは体の模様から「タキシードを着た小さな紳士」とも呼ばれている!
  2. 適正体重は階級によってばらつきがあり、5~11kgと幅が広い
  3. 痩せすぎ・太り過ぎは病気をしたり、健康を害するため体重管理を徹底しよう
  4. ボストンテリアの治療費用は全額自己負担のため、万が一に備えてペット保険への加入がおすすめ!

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ボストンテリアの標準体重はどれくらいでしょうか?オス・メスで異なりますが、愛犬のサイズが平均より大きい・小さいのかは気になることですよね。また子犬から成犬への体重の増え方はどうなのでしょうか。この記事ではボストンテリアの体重について詳しく解説します。

記事監修者「森下 浩志」

この記事の監修者森下 浩志
フィナンシャルプランナー

早稲田大学基幹理工部出身。すべてのペットのお金と健康にまつわる問題を解決したい、という強い思いからMOFFMEを立ち上げ。ファイナンシャルプランナー、損害保険(ペット保険を含む)の公的資格取得。獣医師団体などと連携をして、ペットのWEB健康診断ツールの開発も行う。

この記事の目次

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ボストンテリアの適正体重はどれくらい?飼い方の注意点も解説

家庭犬として人気の高いボストンテリアの適正体重はどのくらいなのかご存知でしょうか?


もともと20kg以上の体重でしたが繁殖を繰り返し小型化され、今は3つのサイズに分かれています。


ボストンテリアを迎えるなら、まず体重に関する知識は身に付けておきたいものです。


今回「MOFFME」では

  • ボストンテリアの特徴と歴史や寿命
  • オスとメスの性格や大きさの違い
  • ボストンテリアの適正体重と3種類のサイズとは?
  • 月齢体重の推移と適切な体重管理法
  • ボストンテリアが注意すべき病気
  • ボストンテリアのペット保険
以上を中心に解説していきます。

この記事を読んでいただければ、子犬から成犬までボストンテリアの飼い方が理解いただけると考えます。ぜひ最後までご覧ください。

またMOFFMEでは、「ボストンテリアのペット保険のランキング」についても詳しく解説しておりますので、そちらもぜひご覧ください!

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そもそもボストンテリアはどんな犬?特徴や寿命、性格等を解説


ボストンテリアは、ブルドッグとブル・テリアを祖先にもつ数少ないアメリカ産の犬であり、愛嬌たっぷりの笑顔とスマートな体型が人気の家庭犬として有名です。


トレードマークであるタキシード風の模様から「タキシードを着た小さな紳士」や「アメリカの紳士」などと呼ばれています。


陽気で利口なので家族の楽しい一員となり、子供やほかの犬とも仲良くできるそうです。


そこでボストンテリアの魅力を知っていただけるよう歴史や性格、平均寿命など特徴について説明いたします。

ボストンテリアはどんな犬?特徴や階級、歴史、寿命等を解説!

日本でも人気のボストンテリアは、その豊かな愛らしい表情が一緒に暮らすとやみつきになると言われています。


またボストンテリアをモチーフとしたグッズやウェアなどが販売されており、ボストンテリアという名前を知らなくても一度は見たことがある犬ではないでしょうか。


ここではボストンテリアのスタンダードや歴史、平均寿命など基本情報をお伝えするとともに、ボストンテリアの階級について詳しく説明いたします。


ボストンテリアのスタンダード

スタンダードとは、犬種の標準的なスタイルのことであり、理想的な姿でもあります。


スタンダードを知ることでボストンテリアの魅力を認識できるのではないでしょうか。


【ボストンテリアのスタンダード】

  • 外貌  四角くがっちりし、コンパクトでバランスの良いボディ
  • 頭部  スカルはスクエア、頭頂は平らで皺がない、ストップは明瞭
  • 鼻   ブラックで幅広い。鼻孔の間に明瞭な線がある
  • マズル  スクエアで幅広い、厚みがありスカルとつり合いがとれている
  • コート スムースコート、滑らかで光沢がある
このようなスタンダードのポイントを、正しく理解して適切な飼育・健康の管理に活かしましょう。

ボストンテリアの歴史

ボストンテリアはもともと闘犬として活躍していたそうで、現在よりも大型で体重20kg以上もあったといわれています。

1870年代、アメリカのボストンで強い闘犬を作るためにブルドッグとテリアをかけ合わせ、ボストンテリアが誕生したのです。

その後、小型化が進み1893年に正式にボストンテリアとして団体に登録されています。

ボストンテリアは、3番目に古いアメリカ原産の犬として、今では世界中で人気のある犬種として有名です。

ボストンテリアの平均寿命

ボストンテリアの平均寿命
  • 13~15歳
  • 人間に換算すると72~81歳
小型犬の平均寿命が12~15歳ですので、小型犬の中では平均的な寿命と言えるでしょう。

ボストンテリアの階級とは

ボストンテリアのサイズは、最初からばらつきがあり、標準化されていないそうです。

そのため体重によって
  • ライト
  • ミドル
  • ヘビー
3つの階級に分けられています。

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【獣医師監修】ボストンテリアの平均・最高寿命は?長生きのコツや保険も解説!

ボストンテリアの性格を解説!オス・メスで性格も違う?

ボストンテリアと一緒に楽しく暮らしたいなら、ボストンテリアの性格や性質を理解しておくと良いでしょう。


ボストンテリアの性格

陽気で利口な犬であり、人が大好きで子供やほかの犬にもやさしく接するそうです。


攻撃性はなく知的なので、番犬には向いていない性格の犬になります。


ボストンテリアの性格は

  • 陽気で活発
  • 賢い
  • 落ち着きがあり温和
ちなみにボストンテリアの性質は、おとなしく改良されているため誰にでもフレンドリーです。

しかしテリアの遺伝子が受け継がれているので、物事に異常なぐらい集中してしまうことがあります。

興奮して大騒ぎするかと思えば、落ち着いて周囲を観察してから行動するという二面的な不思議の性質の犬です。

オスとメスの性格は?

オスとメスでは体のサイズが若干違うように性格も異なるそうです。

オスとメスの性格は
  • オス やんちゃ、活発、甘えん坊
  • メス オスより落ち着きがある、おとなしい
オスの方が活動的であり、メスはおとなしく優しいので、初めてボストンテリアを飼う場合は、メスが向いています。

ボストンテリアの適正体重とは?月齢別の体重推移等も紹介!


ボストンテリアがいつまでも元気に長生きするには、愛犬の健康管理を担う飼い主さんが適正体重を正しく知ることが大切です。


まずボストンテリアは、今でも生れてくる子犬の大きさに大変ばらつきがあり、同じ兄弟でもサイズが違うボストンテリアが多く見受けられます。


その理由は、最初は大きかったものを小型化してきたため、3つのサイズに分かれたと考えられています。


そのためボストンテリアの体重は3つの階級に分類されているのです。ここでは階級別の体重から月齢別の体重の推移まで、詳しく説明していきます。

ボストンテリアの適正体重とは?階級別に解説!

ボストンテリアの体のサイズを確認し、適正体重を階級別に見てみましょう。


ボストンテリアのサイズ

体高は

  • オス 31~43㎝
  • メス 30~42㎝
オスの方が若干大きいということがわかります。

体高も体重によって3つのタイプに分かれるそうです。

ボストンテリアの体重

ボストンテリアの体重は、3つの階級で分類されており、オスとメスも包含されています。

  • ライト  6.8kg未満
  • ミドル  6.8kg以上 9kg未満
  • ヘビー  9kg以上 11.35kg以下
ミドルが一番多いようですが、日本ではあまり厳密に階級別に分類されていません。

ちなみにボストンテリアの平均体重は、5~11kgですので、かなり体重の幅がある犬種になります。

ボストンテリアの適正体重

適正体重は明確に数値があるわけでなく、あくまでも個体の大きさに適した健康的な体重が適正体重となります。

いわゆる「痩せ過ぎでなく、太り過ぎでない」理想の体重と言えるでしょう。

平均体重と誤解されがちなので、注意が必要です。

ボストンテリアの月齢別の体重推移を詳しく紹介!

成犬のボストンテリアの体重は、おおよそ5~10kgの範囲にあり、小型犬なので生れてから約10ヶ月かけ成長していくといわれています。


成長に伴い体重は増えていきますが、どのくらいペースで増えていくのか、平均的な月齢別の体重推移を知っておくとボストンテリアの飼育管理に役立ちますので、ご紹介いたします。


ライフステージ別の体重

成長期(生後3~4ヶ月)の子犬、成犬期、老犬期の体重は以下の通りです。

  • 成長期 3~4kg
  • 成犬期 4.5~11kg
  • 老犬期 5~11kg

年齢が進むにつれて体重は変化していきますので、理解しておきましょう。


月齢別の体重推移

あるボストンテリアのオスが、1歳になるまでの月齢別の体重推移の記録がありますので、ご紹介します。


【月齢別の体重推移】

月齢体重
2ヶ月2.3kg
3ヶ月3.1kg
4ヶ月4.0kg
5ヶ月5.3kg
6ヶ月5.8kg
7ヶ月6.1kg
10ヶ月7.0kg
12ヶ月7.5kg

生後6ヶ月までは、約1kg前後のペースで体重が増えています。


生後3~4ヶ月の体重は、ほかの犬種の小型犬では2kg前後なので、小型犬としては体重が重い類の犬です。

ボストンテリアの肥満・痩せすぎはどう判断する?BCSを解説!

ボストンテリアを含め犬は食べることが大好きなので、食事やおやつの与え過ぎ、食べ過ぎによる肥満には、十分注意が必要です。


逆にあまり食べない場合は、瘦せすぎという悩みもあります。


ボストンテリアの健康を守る飼い主さんとして、犬が肥満なのか、痩せすぎなのかを正しく判断し理想の体重にむけて飼育することが犬の長生きに繋がるのではないでしょうか。


肥満?痩せすぎ?判断する方法

肥満は、さまざまな病気を引き起こす原因となりますので要注意です。


大切なボストンテリアの体重が適正なのかを判断するには、ボディコンディションスコア(BCS)の基準を参考に、犬の体をチェックすると良いでしょう。


ボディコンディションスコア(BCS)とは

犬や猫のなど動物の体に脂肪がどのくらい蓄積しているのかを数値化し、基本的に5段階の基準範囲で示したものです。


痩せすぎから理想の体重、肥満まで分類されており、スコアで示されている見た目を基準に判断できます。


【BSCの基準】

スコア判定見た目の特徴
BSC1削瘦理想体重85%以下
肋骨は脂肪がついていないため容易にわかる
BSC2体重不足理想体重86~94%
肋骨はごく薄い脂肪に覆われているが骨格構造は浮き出ている
BSC3理想体重理想体重96~106%
腰部はほどよい皮下脂肪の下にありくびれている
BSC4体重過剰理想体重107~122%
肋骨は中程度の脂肪がつき、腰部の骨格は何とか触知できる
BSC5肥満理想体重123%以上
すべて厚い脂肪に覆われており骨格が触知できない状態
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ボストンテリアのしつけ方を徹底解説!噛み癖等の問題行動の対策とは

ボストンテリアの体重管理方法とは?食事・運動量管理が大切!


一般的に犬は、おやつ類が大好きという特徴があります。


そのため飼い主さんが与え過ぎるとあっという間に太りすぎに、そして肥満になり、健康リスクは著しく低下します。


もちろんボストンテリアも同様であり、特に小型犬の中でもボストンテリアは肥満傾向にあるそうです。


血統的に太りやすいため、日常的な体重管理が重要になる犬種ではないでしょうか。


体重管理するには、食事と運動の両面からアプローチすることが必要です。


ボストンテリアの性質を踏まえ食事の与え方、体に適した運動法をご説明いたします。


【肥満にさせない適正な食事量】

ボストンテリアが成犬になったら、食事の回数と量は

  • 1日1回もしくは2回
  • 1日の食事量は適正体重の約2.5%
太りすぎや肥満でダイエット中の犬は、当然、1日の給与量は減ります。

【運動による肥満の防止】
ボストンテリアは活発に動きまわる犬なので、基本的に運動は毎日必要となります。

ただしハードな運動は膝や腰に負担がかかるため注意し、1回の運動時間は短くても良いそうです。

おすすめの運動は
  • 散歩
  • ドックランで走り回る
  • 飼い主さんとボール遊び

ボストンテリアがかかりやすい病気はある?ペット保険がおすすめ


ボストンテリアが体調を崩した際、飼い主さんの適切な判断と早期治療が必要不可欠になります。


そのためボストンテリアがかかりやすい病気を把握しておくと、いつもの様子との違いや病気の初期症状を見逃すことなく対応できますので、気をつけるべき主な病気についてご説明していきます。


またいざという時の備えとなる、ペット保険の特徴などについてご紹介しますので、ボストンテリアが元気で長生きできるようペット保険の加入をご検討してみてはいかがでしょうか。

ボストンテリアがかかりやすい病気とは?

ボストンテリアの健康を守るのは、飼い主さんの大切な役目ではないでしょうか。


病気の早期発見は飼い主さんしか対応できないため、ボストンテリアがかかりやすい病気を把握しておく必要があります。


そこで「ボストンテリアに比較的多く見られる病気」を、ご説明いたします。


熱中症

ボストンテリアは暑さにとても弱い犬種です。


特に梅雨時期から夏にかけては要注意であり、散歩や外に遊びに行く場合は時間を考え、また室内の過ごし方もエアコンなどを上手く使い対処しなければなりません。


ほかの犬が大丈夫でもボストンテリアだけ熱中症ということがよくあるそうなので、以下の症状が表れたなら、速やかに獣医師による治療を受けてください。


【熱中症の症状】

  • いつも以上にあえいでいる
  • 歯茎の色が赤くなっている

骨の病気「膝蓋骨脱臼」

後股にある膝のお皿が、正常な位置からズレてしまっている状態が膝蓋骨脱臼です。

原因は先天的と後天的なものがあり、先天的な場合は骨の形成異常によって年齢とともに脱臼します。

症状は無症状なものから歩行困難な状態まで、さまざまあるそうです。

皮膚の病気「膿皮症」など

皮膚が部分的に赤くなって激しい痒みをともない、犬が引掻いて一気に患部が拡大し、脱毛てしまう場合があります。

そのほか「脂漏症」や「アレルギー性皮膚炎」も注意が必要です。

もっとも注意したい「軟口蓋過長症」

ボストンテリアなど短毛種の犬種に多い病気です。

喉の近くにある軟口蓋が先天的に長くブラブラし呼吸の妨げになり、突然、気道を塞いでしまうことがあります。

治療は、外科手術でブラブラした軟口蓋を切除することになりますので、早めに獣医師による診療が必要です。

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暑くなるこれからに要注意!!犬の熱中症対策を解説!

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【獣医師監修】犬の膝蓋骨脱臼(パテラ)とは?原因や症状、治療費を解説

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【獣医師監修】犬が膿皮症になる原因はシャンプー?薬で治る?病気や対処方法を解説

念のためにペット保険に加入しておくのがおすすめ!

近年加入者が増えていっているペット保険ですが、それでも現在の加入率はペットを飼っている方のおよそ16%程度にしかなりません。


ペットの治療費は全額自己負担となりますので、突然の病気による手術等で数十万円といった高額な費用がいきなり請求されてしまうことも珍しくありません。


しかし大切なペットには最適な治療を余裕を持って受けさせてあげたいですよね


もしもの時、治療費の負担を少しでも軽減し飼い主やペットが治療に専念できるように、前もってペット保険に加入しておくことをおすすめします。


MOFFMEでは「どんな保険に加入すれば良いか分からない」・「入りたい保険がいくつかあるけど、どれが一番良いのか悩む」といった方のために、ペット保険の一括比較サービスを行っております。


ボストンテリアのペット保険への加入を検討されている方はぜひ利用してみてください!

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まとめ:ボストンテリアの適正体重・大きさはどれくらい?

ボストンテリアの適正体重や子犬から成犬になるまでの大きさや月齢体重の推移、また体重管理の方法などについてご説明してきましたが、いかがでしたでしょうか。


この記事のポイントは

  • ボストンテリアの魅力を把握し飼育に活かす
  • ボストンテリアの適正体重を知るための方法
  • 月齢別の体重の推移と増え方
  • 肥満を防ぐ適切な食事量と運動法
  • ボストンテリアが気をつけるべき病気
ボストンテリアを飼うにあたっては適正体重や体重の管理法などいくつか理解しておくことがあります。

飼育に必要な知識を身につけて楽しいペットライフを満喫してみてはいかがでしょうか。

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