内容をまとめると
- ボストンテリアは体の模様から「タキシードを着た小さな紳士」とも呼ばれている!
- 適正体重は階級によってばらつきがあり、5~11kgと幅が広い
- 痩せすぎ・太り過ぎは病気をしたり、健康を害するため体重管理を徹底しよう
- ボストンテリアの治療費用は全額自己負担のため、万が一に備えてペット保険への加入がおすすめ!
注目記事:ボストン・テリアのペット保険人気ランキングを確認する。ペットの病気・ケガの治療費は全額自己負担です。
ボストンテリアの標準体重はどれくらいでしょうか?オス・メスで異なりますが、愛犬のサイズが平均より大きい・小さいのかは気になることですよね。また子犬から成犬への体重の増え方はどうなのでしょうか。この記事ではボストンテリアの体重について詳しく解説します。
この記事の目次
目次を閉じるボストンテリアの適正体重はどれくらい?飼い方の注意点も解説
家庭犬として人気の高いボストンテリアの適正体重はどのくらいなのかご存知でしょうか?
もともと20kg以上の体重でしたが繁殖を繰り返し小型化され、今は3つのサイズに分かれています。
ボストンテリアを迎えるなら、まず体重に関する知識は身に付けておきたいものです。
今回「MOFFME」では
- ボストンテリアの特徴と歴史や寿命
- オスとメスの性格や大きさの違い
- ボストンテリアの適正体重と3種類のサイズとは?
- 月齢体重の推移と適切な体重管理法
- ボストンテリアが注意すべき病気
- ボストンテリアのペット保険
そもそもボストンテリアはどんな犬?特徴や寿命、性格等を解説
ボストンテリアは、ブルドッグとブル・テリアを祖先にもつ数少ないアメリカ産の犬であり、愛嬌たっぷりの笑顔とスマートな体型が人気の家庭犬として有名です。
トレードマークであるタキシード風の模様から「タキシードを着た小さな紳士」や「アメリカの紳士」などと呼ばれています。
陽気で利口なので家族の楽しい一員となり、子供やほかの犬とも仲良くできるそうです。
そこでボストンテリアの魅力を知っていただけるよう歴史や性格、平均寿命など特徴について説明いたします。
ボストンテリアはどんな犬?特徴や階級、歴史、寿命等を解説!
日本でも人気のボストンテリアは、その豊かな愛らしい表情が一緒に暮らすとやみつきになると言われています。
またボストンテリアをモチーフとしたグッズやウェアなどが販売されており、ボストンテリアという名前を知らなくても一度は見たことがある犬ではないでしょうか。
ここではボストンテリアのスタンダードや歴史、平均寿命など基本情報をお伝えするとともに、ボストンテリアの階級について詳しく説明いたします。
ボストンテリアのスタンダード
スタンダードとは、犬種の標準的なスタイルのことであり、理想的な姿でもあります。スタンダードを知ることでボストンテリアの魅力を認識できるのではないでしょうか。
【ボストンテリアのスタンダード】
- 外貌 四角くがっちりし、コンパクトでバランスの良いボディ
- 頭部 スカルはスクエア、頭頂は平らで皺がない、ストップは明瞭
- 鼻 ブラックで幅広い。鼻孔の間に明瞭な線がある
- マズル スクエアで幅広い、厚みがありスカルとつり合いがとれている
- コート スムースコート、滑らかで光沢がある
- 13~15歳
- 人間に換算すると72~81歳
- ライト
- ミドル
- ヘビー
ボストンテリアの性格を解説!オス・メスで性格も違う?
ボストンテリアと一緒に楽しく暮らしたいなら、ボストンテリアの性格や性質を理解しておくと良いでしょう。
ボストンテリアの性格
陽気で利口な犬であり、人が大好きで子供やほかの犬にもやさしく接するそうです。攻撃性はなく知的なので、番犬には向いていない性格の犬になります。
ボストンテリアの性格は
- 陽気で活発
- 賢い
- 落ち着きがあり温和
- オス やんちゃ、活発、甘えん坊
- メス オスより落ち着きがある、おとなしい
ボストンテリアの適正体重とは?月齢別の体重推移等も紹介!
ボストンテリアがいつまでも元気に長生きするには、愛犬の健康管理を担う飼い主さんが適正体重を正しく知ることが大切です。
まずボストンテリアは、今でも生れてくる子犬の大きさに大変ばらつきがあり、同じ兄弟でもサイズが違うボストンテリアが多く見受けられます。
その理由は、最初は大きかったものを小型化してきたため、3つのサイズに分かれたと考えられています。
そのためボストンテリアの体重は3つの階級に分類されているのです。ここでは階級別の体重から月齢別の体重の推移まで、詳しく説明していきます。
ボストンテリアの適正体重とは?階級別に解説!
ボストンテリアの体のサイズを確認し、適正体重を階級別に見てみましょう。
ボストンテリアのサイズ
体高は- オス 31~43㎝
- メス 30~42㎝
- ライト 6.8kg未満
- ミドル 6.8kg以上 9kg未満
- ヘビー 9kg以上 11.35kg以下
ボストンテリアの月齢別の体重推移を詳しく紹介!
成犬のボストンテリアの体重は、おおよそ5~10kgの範囲にあり、小型犬なので生れてから約10ヶ月かけ成長していくといわれています。
成長に伴い体重は増えていきますが、どのくらいペースで増えていくのか、平均的な月齢別の体重推移を知っておくとボストンテリアの飼育管理に役立ちますので、ご紹介いたします。
ライフステージ別の体重
成長期(生後3~4ヶ月)の子犬、成犬期、老犬期の体重は以下の通りです。- 成長期 3~4kg
- 成犬期 4.5~11kg
- 老犬期 5~11kg
年齢が進むにつれて体重は変化していきますので、理解しておきましょう。
月齢別の体重推移
あるボストンテリアのオスが、1歳になるまでの月齢別の体重推移の記録がありますので、ご紹介します。【月齢別の体重推移】
月齢 | 体重 |
---|---|
2ヶ月 | 2.3kg |
3ヶ月 | 3.1kg |
4ヶ月 | 4.0kg |
5ヶ月 | 5.3kg |
6ヶ月 | 5.8kg |
7ヶ月 | 6.1kg |
10ヶ月 | 7.0kg |
12ヶ月 | 7.5kg |
生後6ヶ月までは、約1kg前後のペースで体重が増えています。
生後3~4ヶ月の体重は、ほかの犬種の小型犬では2kg前後なので、小型犬としては体重が重い類の犬です。
ボストンテリアの肥満・痩せすぎはどう判断する?BCSを解説!
ボストンテリアを含め犬は食べることが大好きなので、食事やおやつの与え過ぎ、食べ過ぎによる肥満には、十分注意が必要です。
逆にあまり食べない場合は、瘦せすぎという悩みもあります。
ボストンテリアの健康を守る飼い主さんとして、犬が肥満なのか、痩せすぎなのかを正しく判断し理想の体重にむけて飼育することが犬の長生きに繋がるのではないでしょうか。
肥満?痩せすぎ?判断する方法
肥満は、さまざまな病気を引き起こす原因となりますので要注意です。大切なボストンテリアの体重が適正なのかを判断するには、ボディコンディションスコア(BCS)の基準を参考に、犬の体をチェックすると良いでしょう。
ボディコンディションスコア(BCS)とは
犬や猫のなど動物の体に脂肪がどのくらい蓄積しているのかを数値化し、基本的に5段階の基準範囲で示したものです。痩せすぎから理想の体重、肥満まで分類されており、スコアで示されている見た目を基準に判断できます。
【BSCの基準】
スコア | 判定 | 見た目の特徴 |
---|---|---|
BSC1 | 削瘦 | 理想体重85%以下 肋骨は脂肪がついていないため容易にわかる |
BSC2 | 体重不足 | 理想体重86~94% 肋骨はごく薄い脂肪に覆われているが骨格構造は浮き出ている |
BSC3 | 理想体重 | 理想体重96~106% 腰部はほどよい皮下脂肪の下にありくびれている |
BSC4 | 体重過剰 | 理想体重107~122% 肋骨は中程度の脂肪がつき、腰部の骨格は何とか触知できる |
BSC5 | 肥満 | 理想体重123%以上 すべて厚い脂肪に覆われており骨格が触知できない状態 |
ボストンテリアの体重管理方法とは?食事・運動量管理が大切!
一般的に犬は、おやつ類が大好きという特徴があります。
そのため飼い主さんが与え過ぎるとあっという間に太りすぎに、そして肥満になり、健康リスクは著しく低下します。
もちろんボストンテリアも同様であり、特に小型犬の中でもボストンテリアは肥満傾向にあるそうです。
血統的に太りやすいため、日常的な体重管理が重要になる犬種ではないでしょうか。
体重管理するには、食事と運動の両面からアプローチすることが必要です。
ボストンテリアの性質を踏まえ食事の与え方、体に適した運動法をご説明いたします。
【肥満にさせない適正な食事量】
ボストンテリアが成犬になったら、食事の回数と量は
- 1日1回もしくは2回
- 1日の食事量は適正体重の約2.5%
- 散歩
- ドックランで走り回る
- 飼い主さんとボール遊び
ボストンテリアがかかりやすい病気はある?ペット保険がおすすめ
ボストンテリアが体調を崩した際、飼い主さんの適切な判断と早期治療が必要不可欠になります。
そのためボストンテリアがかかりやすい病気を把握しておくと、いつもの様子との違いや病気の初期症状を見逃すことなく対応できますので、気をつけるべき主な病気についてご説明していきます。
またいざという時の備えとなる、ペット保険の特徴などについてご紹介しますので、ボストンテリアが元気で長生きできるようペット保険の加入をご検討してみてはいかがでしょうか。
ボストンテリアがかかりやすい病気とは?
ボストンテリアの健康を守るのは、飼い主さんの大切な役目ではないでしょうか。
病気の早期発見は飼い主さんしか対応できないため、ボストンテリアがかかりやすい病気を把握しておく必要があります。
そこで「ボストンテリアに比較的多く見られる病気」を、ご説明いたします。
熱中症
ボストンテリアは暑さにとても弱い犬種です。特に梅雨時期から夏にかけては要注意であり、散歩や外に遊びに行く場合は時間を考え、また室内の過ごし方もエアコンなどを上手く使い対処しなければなりません。
ほかの犬が大丈夫でもボストンテリアだけ熱中症ということがよくあるそうなので、以下の症状が表れたなら、速やかに獣医師による治療を受けてください。
【熱中症の症状】
- いつも以上にあえいでいる
- 歯茎の色が赤くなっている
念のためにペット保険に加入しておくのがおすすめ!
近年加入者が増えていっているペット保険ですが、それでも現在の加入率はペットを飼っている方のおよそ16%程度にしかなりません。
ペットの治療費は全額自己負担となりますので、突然の病気による手術等で数十万円といった高額な費用がいきなり請求されてしまうことも珍しくありません。
しかし大切なペットには最適な治療を余裕を持って受けさせてあげたいですよね。
もしもの時、治療費の負担を少しでも軽減し飼い主やペットが治療に専念できるように、前もってペット保険に加入しておくことをおすすめします。
MOFFMEでは「どんな保険に加入すれば良いか分からない」・「入りたい保険がいくつかあるけど、どれが一番良いのか悩む」といった方のために、ペット保険の一括比較サービスを行っております。
ボストンテリアのペット保険への加入を検討されている方はぜひ利用してみてください!
まとめ:ボストンテリアの適正体重・大きさはどれくらい?
ボストンテリアの適正体重や子犬から成犬になるまでの大きさや月齢体重の推移、また体重管理の方法などについてご説明してきましたが、いかがでしたでしょうか。
この記事のポイントは
- ボストンテリアの魅力を把握し飼育に活かす
- ボストンテリアの適正体重を知るための方法
- 月齢別の体重の推移と増え方
- 肥満を防ぐ適切な食事量と運動法
- ボストンテリアが気をつけるべき病気