内容をまとめると
- マルチーズはイタリアが原産の犬種!
- 適正体重はオスメスともに2.5〜3.2kgで、性別による違いはあまりない
- 痩せすぎ・太りすぎは病気をしたり、健康を害するため体重管理を徹底しよう!
- マルチーズの治療費用は全額自己負担になるため、万が一に備えてペット保険への加入がおすすめ!
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マルチーズの標準・平均体重をご存知ですか?男の子・女の子で大きさは異なりますが、うちの子が大きい・小さいのかは飼い主さんとして気になることですよね。またマルチーズはいつまで成長するのでしょうか。この記事ではマルチーズの体重について詳しく解説します。
この記事の目次
目次を閉じるマルチーズの適正体重とは?月齢別の体重の増え方も解説
全身が真っ白のふわふわした被毛で覆われているマルチーズ。
マルチーズを飼っていらっしゃる方は、愛犬の体型について正確な体のラインが分かりにくいと感じることも多いかと多います。
平均体重の数値だけを知っていても、それだけは非常に判断しにくいです。
そこで今回「MOFFME」では、マルチーズの適正体重、月齢別の体重の増え方について詳しく解説していきます。
- マルチーズの特徴、原産国や性格、大きさなど
- マルチーズの適正体重について、月齢ごとの体重推移とBCSから詳しく解説
- マルチーズの肥満や痩せすぎで引き起こしうる気をつけたい病気とは?
- マルチーズの体重管理方法について
- マルチーズのペット保険について
そもそもマルチーズとは?特徴や原産国、性格、大きさ等を解説!
モデル:ふわり
マルチーズの原産国はイタリアで、温暖な地中海の島が原産地であることから、マルチーズにはアンダーコートと呼ばれる下毛がありません。
真っ白なストレートの長い被毛に覆われ、体の両側と、鼻先から尾の付け根まで被毛は続いています。
性格は基本的に温厚ですが、活発な面もあり、陽気で明るい性格もある傍ら、神経質で気の強い面もあります。
大きさにはあまり個体差が少ない傾向にあります。そのためおおよそ2.5〜3.2kgが理想の体重とされています。
マルチーズの適正体重とは?月齢体重の推移、BCSも解説!
モデル:ふわり
あまりサイズには大きな個体差が少ない傾向にあるとされているマルチーズ。では愛犬にとってもっとも適した体重とはどのぐらいになるのでしょうか?
月齢ごとの体重変化の仕方や、愛犬の肥満度を知るために、体型チェックの方法であるBCSについても詳しく解説していきます。
- マルチーズの適正体重について
- マルチーズの成長はいつまで?月齢体重の推移を表で紹介
- マルチーズの肥満や痩せすぎによって引き起こす病気とは?
マルチーズの適正体重とは?オス・メス、子犬・成犬別に紹介
基本的にはマルチーズのサイズには大きな個体差がないといわれていますが、近年になって作られたミニチュア種のマルチーズもみられるようです。
ですので、近年では同じ月齢、同じ成犬であっても、体の大きさに差がある場合も少なくないようです。
具体的には、体重が2kg満たない場合や、大きな子では5kgを超える場合もあります。
理想体重については、成犬のオス・メス共に3.2kg以下で2.5kg以上とされています。つまり、マルチーズは個体差はあるものの、性別による違いは一般的にはあまりないとされています。
ただし、骨格の差などで適正な体重というのは、異なってきます。
ですので、理想体重についてはあくまで参考程度にとらえておくと良いでしょう。
マルチーズの月齢体重の推移を表で紹介!いつまで成長する?
マルチーズの子犬は、100gで生まれてきてから、生後6ヶ月ごろまで大きく成長します。
2ヶ月〜6ヶ月の間に、体重がおおよそ2倍にまで増加します。
その後は、9ヶ月ほどで成犬と同じぐらいの体重になり、1歳半ごろまでゆっくりと成長していきます。
成犬になると、体重の変化はほとんどなくなり、成長が止まった頃の体重というのが、その子の適正体重になります。
つまり個体差はありますが、おおよそ1歳ごろの体重というのが、そのマルチーズの生涯の大きさということになります。
オスの方がやや大きいこともあるようですが、メスとの差異はほとんどなく、同等と言えます。
月齢ごとの体重の推移を表にしましたので、参考にしてみてください。
月齢 | 体重 |
---|---|
生後2ヶ月 | 700g |
生後3ヶ月 | 800g |
生後4ヶ月 | 1000g |
生後5ヶ月 | 1300g |
生後6ヶ月 | 1400g |
生後7ヶ月 | 1500g |
生後8ヶ月 | 1600g |
生後9ヶ月 | 1650g |
生後10ヶ月 | 1800g |
マルチーズの肥満・痩せすぎはどうチェックする?BCSを解説!
近年マルチーズは、同じ犬種にも関わらず、大きさには差が生じることもみられるようです。
そのため、体重だけを見て、肥満か痩せすぎかどうかということを判断するのは、難しいと言えます。
その体型チェックをする手段として、BCSという方法があります。
基本的には、愛犬の肥満度は、目視や手触りでチェックするのが良いのですが、具体的には、上から見た腰回りのくびれや、横から見た腹部の吊り上がり方、助骨周辺の手触りで判断します。
それをBCSといい、5段階で肥満か、痩せずぎなのかを判断する方法になります。
- BCS1は痩せで、助骨、腰椎、骨盤が外から容易に見えている。脂肪に触れられず、腰のくびれと腹部の吊り上げ利が顕著。
- BCS2はやや痩せで、助骨が容易に触れる。腰のくびれは顕著で、腹部の吊り上がりも明瞭。
- BCS3は理想的で、過剰な脂肪の沈着なしに、助骨が触れる。助骨の後ろに腰のくびれが見られ、腹部の吊り上がりが見られる。
- BCS4はやや肥満で、脂肪の沈着がやや多く、助骨が触れる。腰のくびれは顕著ではなく、腹部の釣り上がりはやや見られる。
- BCS5は肥満で、厚い脂肪におおわれて助骨が容易に触れない、腰椎や尾根部にも脂肪が沈着している。腰のくびれはほとんど見られず、腹部の吊り上がりは見られず、垂れ下がっている。
マルチーズの肥満・痩せすぎで気をつけたい病気とは?
モデル:ふわり
適正体重がわかったところで、適正体重から15%を超えると肥満の領域になってしまいます。
反対に適正体重から減少し、BCS1またはBCS2といった体型で瘦せすぎの場合も注意が必要です。
体重管理をしていく上で、それぞれ気をつけたい病気について解説していきます。
- 肥満により引き起こしうる病気とは?
- 痩せすぎた場合どんな病気に気をつけたらいい?
マルチーズの肥満で気をつけたい病気
マルチーズは小型犬で、骨や関節はそれほど強くありません。ですので、太りすぎて体重が増加してしまうと、その弱い部分に大きな負担になってしまいます。
体が大きくなることによって、心臓にも負担がかかってしまい、『僧帽弁閉鎖不全』や『気管虚脱』といった病気にかかるリスクが高くなります。
マルチーズが肥満になる原因としては、病気が原因ということはあまりなく、遺伝的に大きくなる可能性があったもの、食べ過ぎによるものがほとんどです。
そうなってしまった場合、どうしても怪我をするリスクが高まります。
無理な体勢や、体をぶつけたり、高い所から落下した場合など、膝蓋骨の脱臼や、足の骨折といった怪我をしてしまうこともあります。
マルチーズの痩せすぎで気をつけたい病気
適正体重から痩せてきたといった場合は、何か病気を患っている可能性があります。
その例として、以下の病気などが挙げられます。
- 皮膚疾患
- 膝蓋骨脱臼
- 低血糖症
- 二重睫毛
- 眼瞼内反症
- 聴覚障害
- (ホワイト)シェイカードッグ症
- 僧帽弁閉鎖不全
- てんかん
こうした病気を患ってしまうと、食欲不振から栄養不足になり痩せてしまうことになります。
また下痢が原因で栄養不足になることもあります。
そして、特に気をつけたい場合は、マルチーズが出産を計画している場合です。
小さすぎるメスのマルチーズは、難産になる可能性が非常に高いです。ですので、出産自体が難しくなるといったことも珍しくありません。
マルチーズの体重はどう管理する?食事・運動管理が大切!
モデル:ふわり
では、マルチーズが肥満・痩せすぎにならないために、どのような管理が必要となってくるのでしょうか?
適正体重を維持するということがとても大事なマルチーズ。
日々の食事、散歩など基本的なことですが、適切な方法というものがあります。
人間と同様に、食事と運動のバランスが大切なのですが、ただ単に食事量を減らしたり、運動量を増やすだけでも、健康的に適正体重を維持することはできません。
日頃から、気をつけておきたいポイントについて解説していきます。
- 肥満・痩せすぎを防ぐための適切な食事管理法とは?
- ダイエットに欠かせない適切な運動管理法とは?
食事管理が肥満・痩せすぎを防ぐのに大切!適切な食事量とは?
マルチーズは小型犬で、少量の食事量の違いでも大きな体重の変化につながってしまいます。
愛犬が欲しがっているからといって、欲しがる量をそのまま与えてしまうと、当然肥満につながってしまうことはゆうまでもありません。
愛犬の満足度を上げるためにも、同じ量の食事でも早食い防止用の食器を使ったり、1日の食事回数を増やして、少量ずつ与えてみるなど工夫をしてみるのもいい方法です。
ただ、あまりにも食事回数が多すぎると、消化器官が休まる暇がないため、内臓に負担をかけてしまうこともあるので注意が必要です。
マルチーズは食欲にムラがある犬種なので、安定して食べてくれないようであれば、市販されている専用のフードを与えてみるのも良いです。
運動管理がダイエットには大切!マルチーズの適切な運動量とは?
マルチーズの体重管理には、運動も大変重要です。摂取する食事量と運動量のバランスが悪くなってしまうと、肥満や痩せすぎにつながってしまいます。
マルチーズの場合は小型犬なので、それほど多くの運動量は必要ではありません。
室内フリーで飼育していて自由に動き回れる環境であれば、おおよそ1日20分程度の散歩ができていれば、十分な運動量は確保できるでしょう。
ただし、個体差によって必要な運動量が変わるので、破壊行為を中心とした問題行動がないか等を指標にして運動量が足りているか確認することをおすすめします。
雨の日には、家の中でおもちゃなどを使いながら遊んであげるだけでも、運動量の確保には問題がないので、外には出られなくても、室内で動くことが重要です。
愛犬や飼い主さんの無理のない範囲で、毎日適切な量を運動させてあげてください。
念のためにペット保険に加入しておくのがおすすめ!
近年加入者が増えていっているペット保険ですが、それでも現在の加入率はペットを飼っている方のおよそ10%程度にしかなりません。
ペットの治療費は全額自己負担となりますので、突然の病気による手術等で数十万円といった高額な費用がいきなり請求されてしまうことも珍しくありません。
しかし大切なペットには最適な治療を余裕を持って受けさせてあげたいですよね。
もしもの時、治療費の負担を少しでも軽減し飼い主やペットが治療に専念できるように、前もってペット保険に加入しておくことをおすすめします。
MOFFMEでは「どんな保険に加入すれば良いか分からない」・「入りたい保険がいくつかあるけど、どれが一番良いのか悩む」といった方のために、ペット保険の一括比較サービスを行っております。
ペット保険への加入を検討されている方はぜひ利用してみてください!
まとめ:マルチーズの適正体重はどれくらい?
今回は以下の内容について解説してきました。
- マルチーズはイタリアが原産国で、小型犬の中でも小さく、温厚で活発、気の強い部分も持ち合わせる性格
- マルチーズの体重は生後6ヶ月ごろまで大きく成長し、1歳前後には落ち着き、それが成犬の適正体重となる
- 肥満や痩せすぎをはかる手段として、5段階指標のBCSというものがある
- マルチーズの肥満は心臓などにも負担がかかり、それにより怪我や病気につながることがあり、痩せすぎの場合はすでに病気を患っている可能性もあるので特に注意が必要
- マルチーズの体重管理には、適切な食事の量や与え方の工夫、日々適度な運動を継続させることが大切
- もしもの時に備えてペット保険に加入しておくのがおすすめ
いつまでも元気に過ごしていくためにも、ぜひ参考にしてみてください。